ゴミ投資家のための世界の金融商品がわかる本

 本書は、(1)銀行(2)ファンド(3)株式の各カテゴリーごとに、個人投資家にとってもっとも有利な金融商品(金融機関)をランキングする試みである。

「銀行編」では、ドル建ての金利商品全般を扱った。米国債などの債券も、ここに含まれている。

「ファンド編」と「株式編」では、主にコストの面から、金融商品と証券会社をランキングしている。

 いずれも、日本国内の金融機関だけでなく、日本から利用可能な海外の金融機関も含めて評価を行なった。ただし、取り上げた金融機関は私たち「海外投資を楽しむ会」のメンバーが実際に口座を開設し、利用しているもののみ。その意味では、世界にはもっと有利な金融機関・金融商品が存在する可能性は充分ある。

 また本書では、Q&A形式を使って、それぞれの金融商品のポイントを簡潔に説明するよう心がけた。そこだけを拾い読みしても概略はわかるはずだ。より詳しい説明は「豆知識」としてまとめ、私たちがこれまで“発見”した合理的かつ効率的な投資のアイディアの数々は「裏ワザを探せ!」で紹介した。

 本書で取り上げた海外の金融機関に関しては、原則として、既刊の「ゴミ投資家」シリーズで口座開設方法や利用法等を解説している。詳細を知りたい方は、バックナンバーをお読みいただきたい。ただし、口座開設方法や取引条件などが変更されている場合もある。最新の情報は「海外投資を楽しむ会」のホームページでフォローするようにしているが、カバーできないものも多い。利用にあたっては、各自で確認してほしい。

 なお、本書で紹介した金融商品に投資したり、金融機関を利用した結果、万が一損失が生じることがあっても、著作権者・出版社はいっさい責任を負わない。投資はあくまでも自己責任で行なうべきものであることを、あらかじめお断りしておく。


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