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DVDブック
一目均衡表の基本から実践まで

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DVDブック
一目均衡表の基本から実践まで

講師:川口一晃
ISBN:4-7759-6104-7 C2033
A5判 64ページ
価格:3990円(税込)

※DVDブック(DVD+Book)
DVDに原稿を加えた新形態!!

相場の状況を「一目」で判断できる
〜ブルベア大賞2003 特別賞受賞製品〜

■内容

1 一目均衡表の基本
1-1 作成法と線の名称
1-2 各線の意味(転換線、基準線、先行スパン、遅行スパン)
1-3 簡単な利用法

2 一目均衡表の応用

2-1 波動(I波動、V波動、N波動、Y波動とP波動)
2-2 基本数値
2-3 値段(V計算値、E計算値、N計算値、背反値)

3 ケーススタディ(具体例)

参考文献:『一目均衡表の研究


■まえがき

一目均衡表の魅力

 一目均衡表というと、多くの投資家は転換線、基準線、先行スパンの1、先行スパンの2、そして遅行スパンという五本からなるチャート図を思い浮かべるに違いない。そして、先行スパン1と先行スパン2の間で形成される「雲」の上に株価があるのか、下にあるのかなど、一目(ひとめ)で相場の力関係(均衡)が分かると言われている。確かに、ビジュアル的に相場の強弱が分かることはありがたい。テクニカル分析のなかには複雑な式とともに、多くの記号が出てくるものも数多くある。それらの解説書やテキストを読んでいると、不思議と睡魔が襲ってくる。よって、そのようなテクニカル分析の研究は熟睡したいときの就寝前にすることをお勧めしておく。
 しかし、一目均衡表は違う! 一目均衡表は、初心者には初心者なりに、上級者には上級者なりに寝る時間を忘れてしまうほどの魅力を持っている。読むたびに、眺めるたびに新しい発見があるのだ。読者の皆さんもぜひその魅力を感じ取っていただければと思う。

一目均衡表でもっとも重要な「時間論」

 また、ぜひ、ここで紹介しておきたい話がある。前述した三人が共通して強調するモノがある。それは「時間論」である。一目均衡表のエッセンスに時間論、波動論、水準論がある。なかでも強調されるのが時間論なのだ。この時間論には大きく分けて二つある。
 一つは「基本数値」と呼ばれるもので「9」「17」「26」が基本となっている。たとえば、底を打った銘柄が9日間かけて高値をとり、17日目に調整が完了し、そして26日目に再び高値を取りにいくという具合に、基本数値に従って時間が経過したりする。
 もう一つは「対等数値」という考え方である。これは基本数値以外の数値で相場に影響していると見てとれる時間をいう。例えば、底値のA点から高値のB点までが30日、その高値のB点から次の安値C点までが29日、その安値C点から次の高値D点までが31日という日数で推移したとしよう。すると、次のポイントはD点から30日前後経過したあたりではないか、と考えることができる。これが対等数値の考え方である。これは過去の時間の経過がその後の事象にも影響するという考え方に基づいている。このような考え方を「変擬(へんぎ)」という。この対等数値の考え方こそが、一目均衡表の時間論のエッセンスでもあるのだ。
 個人的にはこの対等数値をよく利用する。つまり、日柄の分析をするわけだ。よく「次の変化日は」という言葉を聞いたことがあるであろう。この変化日などはこの対等数値の考え方を使ったりしながら求めているのだ。この対等数値の考え方はぜひ学んでいただき、自分の投資スタイルの中に加えていただきたい。

「勘」を減らす投資法への脱皮

 投資というものは不思議なもので、投資をする前に、いくら慎重に分析したあとで購入しても、購入した途端に不安になってしまう。自分の購入した銘柄が上昇してきたがいくらになるのであろうか、持っている銘柄が下がってきているがいくらまで下がるのかなど、株価などの値段を見ながら不安と闘うことになる。私は常々「なるべく勘の部分を減らそう」と言っている。つまり、「もうそろそろ」とか「これぐらいになれば」といった根拠のない感覚だけで考えるのはやめよう、ということである。 もちろん、投資の世界であるから、最後は上がるか下がるかの勘の部分は残っている。しかし、データを積み重ねたうえで導き出される勘と、何も無いところから出てくる勘とでは結果は違ってくるだろう。よって、この「そろそろ」という勘を少しでも減らそう、と言っている。そこで役に立つのが一目均衡表の「水準論」や「価格観測論」なのである。
 例えば、A点(五〇〇円)で底値を打つ、その後反発してB点(七〇〇円)で高値をとり、高値のあとの調整、つまり調整後の安値C点(六〇〇円)をとり、再び上昇し始めたとしよう。いったいいくらが目標株価となるのであろうか。ここでは「そろそろ」という勘は使わないことにする。「株価は株価に聞け」という言葉もあるが、改めて聞かれると困ってしまうはずだ。
 ここで一目均衡表を使ってみよう。この場合、A点からB点まで上昇した値幅分の二〇〇円をこのB点に上乗せした値段、すなわち九〇〇円まで上昇する可能性がある。この計算方法を「E計算値」という。ただ、この九〇〇円に行く手前にもう一つポイントが存在する。A点からB点まで上昇した値幅二〇〇円分を調整完了の安値六〇〇円、つまりC点に加えるというものである。この計算で行くと八〇〇円という目標株価が算出される。これを「N計算値」という。A点、B点、C点を結んで値を伸ばすとアルファベットの「N」の形になるからだ。もちろんぴったりこの計算どおりには動かないが、幾度となくこれらの計算によって導き出された値段の周辺に株価が収斂されていったケースを見てきている。今までの「そろそろ」という曖昧な表現から、ぜひ脱皮していただきたいと思う。

投資法を堅固にする一目均衡表の時間論と水準論

 さて、一目均衡表について私なりの体験を交えながら簡単に見てきたが、私は一目均衡表を知ると投資スタンスの軸がしっかりしてくる、と思っている。これは基本数値、対等数値といった時間論を通じて時間軸を堅固にし、E計算値やN計算値といった水準論を使うことによって値段軸を堅固にするからこそ、スタンスが堅固になると考えているからである。 チャートが描かれているグラフ用紙をよく見ていただきたい。縦軸は値段、横軸は時間を表している。この二つの軸を研究する一目均衡表だからこそ、私たち投資家の強い味方になってくれるのであろう。ぜひ、これを機会に勉強していただきたいと思っている。   


■講師

川口一晃(かわぐち・かずあき)
銀行系証券会社、投資顧問会社、国内投信会社にて11年間ファンドマネージャーを務める。その後、ブルームバーグL.P入社。アプリケーションスペシャリストとして株式、投信を中心に分析ツールの開発に従事。現在、NPO法人「金融知力普及協会」にて金融知力、投資教育の普及に従事。

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トレンドとは、相場の方向性のことであり、「上昇トレンド」「下降トレンド」あるいは一定の幅で上下間を繰り返す「持ち合い状態」を確認するためのもの。トレンドを確認するということは、相場の大きな波を確認するという意味であり、波に逆らって泳ぐことが非常に困難のように、トレンドに逆らって相場をすることは危険な行為だ。トレンドを確認することで、自らの戦略の方向性が定まるということになろう。

本編では、移動平均線、MACDといったテクニカル分析を中心に解説する

移動平均線とは?
考え方から短期、長期移動平均の意味、
株価と移動平均の位置する意味
売り買いのシグナルからIPゾーンの使い方まで

MACDとは?
トレンドを掴むためにも非常に優れている。
上昇トレンドの見方(MACDはプラス)
下降トレンドの見方(MACDはマイナス)
シグナル=MACDを平均


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