目次

まえがき

第一章 経済的独立を目指すために

一.経済的独立とは
経済的に独立できれば、安心して暮らせる/経済的に独立できれば、自分の時間
を自由に使える/経済的独立ができれば、人生にゆとりが生まれる

二.経済的独立をするための準備として
今、日本がおかしくなっている/今は、サラリーマンにとっても厳しい時代/サ
ラリーマンの経済的独立を支援するコミュニティー/年間収入を自分が可能と思
えるできるだけ高い金額にセットする/潜在意識を活用する成功法則

三.経済的独立を目指すにはまず意識から改革しよう
心して資産形成に取り組むべき時代がやってきた/心からお金を好きになろう/
貧乏というのは脳の病気である『運とツキ』を呼び込む方法を学ぼう/プラス
思考を身につけよう/「口ぐせ」のマジックを実践しよう/ツキの悪さは伝染す
るので要注意/誰でもこすれば簡単に望みの叶う『魔法のランプ』/自分自身を
プロデュースする/外国の大学でも紙に望みを書くと効果が高いことが実証され
ている


第二章 株式投資を考える

一.株式投資を考える
経済的独立のための株式投資の位置づけ/現代の錬金術師を目指す/株式投資を
始めるに当たって知っておくべきこと(株式投資には面白すぎるという欠点があ
る・単純に考える・株式投資は玉乗りに似ている・株式投資で生き残るために守
るべき鉄則・リスクはチャンスの同意語である・相場を張ることの恐怖につい
て・相場では個人の神経が耐えられる損失の限界がある・最初は少しずつ始め
る・多くのリスク要因を整理することの重要性・わからないものには手を出さな
い・資産運用と流動性リスク・市場のパターンを知る・現実を受け止める・シナ
リオを立てる・相場で自説に固執する危険について・大事なことは恐怖と欲望の
コントロール)

二.自分に合った株式投資の手法を確立しよう
個人投資家は株式投資で堅実に資産を増やそう/株式投資をするときの基本方針
/私の投資戦略/具体例紹介(日本電設工業)/二〇〇三年からはバイ&トレー
ドに再挑戦/コラム(もうひとつの集中投資「アルプス物流」)

三.私が稼げる投資家に大変身した理由
失敗の記憶が成功の記憶に大転換したこと/目標を決めて、すべての投資行動を
目標額達成のために行うこと/心理的な負担を取り除くテクニックを利用する
(株式投資の成果は常に時価評価で行う・シャープな税金の払い方をする・みん
なのために過去の失敗を公表し、失敗のために払ったコストを取り返す)


第三章 不動産投資の運用手法を考える

一.経済的独立には不動産投資も有効である
不動産投資は「運用」と考える/不動産投資なら安定収入が期待できる/会社勤
めをしながら安定的にキャッシュが入ってくるシステムを作るために/限りある
時間を無駄にしない/長期スパンで物事を考えよう

二.不動産投資にあたっての心得
不動産の換金性と保有コストについて理解しておく/不動産に対する税制の変更
に注意を怠らないこと/不動産は立地を買う/収益還元法で不動産の価格が決め
られていくと心得る/地方への投資には注意する/インフレの恩恵は大都市と地
方中核都市の中心地までしか及ばない/不動産投資は当面自己資金を中心にして
考える/マンション投資は一棟まるごとより一室ずつが有利/不動産投資に伴う
リスクについて考える

三.不動産投資なら「中古ワンルームマンション投資」が一番
中古ワンルームマンション市場は買い手有利/中古ワンルームマンション投資が
「一番」と思った理由は利回りの良さ/中古ワンルームマンション投資なら、投
資リスクが少ない/中古ならではの利点がある

四.中古ワンルームマンション投資の収益性
不動産投資によって得られるリターンの種類/事業の収益性と安全に回収できる
こととは別問題/主な投資分析手法/私の分析手法

五.中古ワンルームマンション投資にあたっての心得
中古ワンルームマンションは今後も家賃収入を稼ぎつづけることができるか/ワ
ンルームマンション投資をしていい地区は限られている/中古ワンルームマンシ
ョンを投資対象として選ぶときのコツ/ワンルームマンション投資に関する代表
的な不安について考える

六.実例紹介
二〇〇一年五月から一〇月頃にかけて考えていたこと/実際に私が二〇〇一年に
購入した福岡のワンルームマンションの投資利回り


付録(ワンルームマンション投資ガイド)
あとがき
参考文献
著者紹介&PR

まえがき

 資産を築ける投資家に変身する最高の秘訣を学びましょう

 あなたは稼いでいる投資家ですか、それとも少ししか稼げない投資家ですか。 私は二〇〇二年までは年間数百万円くらいしか稼げない、経済的独立宣言をする にはちょっと自信のない、少ししか稼げない投資家でした。しかし二〇〇三年は 稼げる投資家に変身できました。株式投資では三〇〇〇万円の資金で一八八二万 円の利益、不動産家賃収入まで加えた運用収入全体では二四〇〇万円を稼ぐこと ができました。

 私が稼げる投資家に変身できた秘訣。それはニューソート(第一章でご説明し ます)の考え方、すなわち潜在意識を活用する方法を株式投資に意識して取り入 れたことにあります。  この本は潜在意識を活用しながら主に株式投資を行って運用収益をあげ、その 一部を不動産に投資して安定収入の道を築いていくことに狙いを定めています。 「株と不動産投資を両輪として財産を築いていきましょう、経済的独立を達成し ましょう」ということを述べています。簡単にいうと次のような流れになりま す。

『運とツキ』は自分で呼び込むことができます(第一章)
               ↓
その幸運をつかって株式投資で儲けましょう(第二章)
               ↓
そして株の儲けで中古ワンルームマンションを無借金で買いましょう(第三章)

 潜在意識を活用する成功法則は株式投資で稼ぐことにのみ役立つような小さな ものではありません。自動車王ヘンリー・フォードがフォード自動車を築けたの も、鉄鋼王アンドリュー・カーネギーが巨大鉄鋼企業を築けたのも、潜在意識を 活用できたからです。  この潜在意識の効果を早く体験できるのが勝負の世界です。具体的にいうとス ポーツと投資の世界です。以上のような理由から、身近な株式投資を題材に「潜 在意識の偉大さ」をご紹介するのが一番有効だと考えました。一度投資の世界で 潜在意識の力を味わったら、あとはもう大丈夫。人生のすべてに「この力」を活 用できるようになります。

 多くの読者のみなさんと同じように私もサラリーマンです。ですから私の年間 の収入は会社から受け取る給料収入への依存度が非常に高いものでした。生活を 勤務先の会社に依存していたわけです。  ただ私が多くのサラリーマン仲間と違ったのは、若い頃から株式投資や不動産 投資を実践して、コツコツ資産を築いていたことです。そのおかげでサラリーに 九〇%以上依存している多くの仲間とは違いサラリーへの依存度が七〇%くらい のサラリーマンでした。

 私の資産形成方法、ひとことで言うなら「株で儲けて、その儲けの一部で不動 産を購入し資産を築いてきた」と説明できます。この本の主張をそのまま実践し ていたわけです。定年になるまでに資産を二〜三億円くらい作り、あとは悠悠自 適の生活ができればいいか、程度の考えしかなかったわけです。

 今、多くの雑誌に定年までに一億円作るにはどうしたらいいかなどと書かれて いますが、私は四八歳のとき、すでに資産一億円を達成していました。サラリー マンとしての給料が収入の主力ではありました。しかし資産運用による不労所得 も相応に得ていました。株式投資の成果は毎年変動していますが、株式投資の売 却益や配当金、賃貸不動産の家賃収入などを合計すると四〇〇万円〜八〇〇万円 程度になりますから、かなり余裕がある経済環境にはありました。二九歳で結婚 したとき、結婚式と新婚旅行に貯蓄のすべてを使い果たし、お祝い金の残り四〇 万円しか持っていなかった私が一八年ほどで自宅やワンルームマンション、株な ど純資産で一億円を残していたのですから、まずまずの成果といえるでしょう か。

 しかし一昨年、自分の考えを根本的に変えなければならない非常に辛い経験を し、会社を辞めようかどうか悩みました。そのあと、ある決心をしました。それ は「経済的独立を果たし、生活のために自分の貴重な時間を切り売りするのはや めよう。そのためにもまず、給与収入(=サラリー)への依存度と投資収益に対 する依存度を逆転させよう」という決意でした。その思いを私の主催するホーム ページや経済関連のメールマガジンで一八〇〇〇人の購読者をもつ「億の近道」 の公式ホームページに投稿させていただき世間に公表しました。「サラリーマン 稼業の副業化宣言」というものです。以下はその主な概要です。

      ※     ※     ※     ※     ※     ※

『経済的独立をめざすために資産運用に力を入れると決めて実行をはじめ、 着々と成果が上がり始めています。資産運用だけで生活資金を稼ぐという目標は クリアでき始めています。しかし株式投資などリスク資産に対する投資で稼いで いる部分がかなりあります。

 サラリー収入があるからこそ、その収入をバファーとしてリスクをとってリス ク資産に投資ができるという面を忘れてはならないと自戒しています。

 しかしいつまでもサラリー収入に頼っているわけにはいかないことも事実とし てあります。企業はリストラを強力に推し進めています。サラリーマンの立場と しては、いままで身を粉にして働いてきたのに、この仕打ちはどういうことか、 許せない、ということになります。

 しかし自分が株式に投資し、株主の立場に立ってみるとまた違った風景が見え てきます。従業員が企業の稼ぎの九九%も取って、株主には一%しか配分しない というのはどういうことか? 企業統治の問題としては、おかしいのではない か? 企業収益が伸びないのはろくな稼ぎもしない従業員が給料を取りすぎてい るのではないか? 不要な人員を抱えすぎているのではないか? 無駄な仕事を しすぎているのではないか? こんな数々の疑問が湧いてきます。

 当然、経営者側もそれに気づいて対応策をとってきています。それがリストラ や退職金制度の見直しという形で従業員の目にも見え始めているのです。

 株主の立場としては、ウェルカムですね。しかし従業員の立場としては対応を 実行していかなければなりません。究極の目標は完全なる経済的独立の達成で す。

 しかし一気にそのレベルにはいけないので、中間目標を設定すべきであると考 えています。過激に聞こえるかもしれませんが「サラリーマン稼業の副業化」。 従来は資産運用が副業でした。しかしこれからの自分の本業は投資部門。会社勤 めはあくまでも副業です。

 しかし勘違いしないでください。会社の仕事の手を抜くということではないん ですよ。会社の仕事は給料以上にきちんと働く。しかし付き合い残業や、くだら ない上司の言い訳のための仕事はうまく回避する。必要な残業は当然するが、無 駄な残業はしない。きちんと会社と対等な立場で正当な労働に対して正当な対価 を払ってもらう。卑屈な下請け一〇〇%業者のへりくだった態度はとらない。あ くまでもギブ&テイクです。心の中で会社への甘えは断ち切りましょう。そして 大人の態度でお客さま(企業=勤務する会社)のご機嫌は損ねないようにしなが ら、まず心の独立を果たし、下請け依存度の低下を図りましょう。会社にとって も、素晴らしいことではないでしょうか。無駄な仕事をなくし、効率的な労働を 提供するのですから。

 以上のような考えから、今年から自分自身をワンマンカンパニーに見立て、次 のような目標を紙に書き、年度当初から運用に取り組んできました。

 「かつて一〇〇%に近かったサラリーマン事業部にたよる収入構造を改善しサ ラリーマン事業部の収入を全体収入の三〇%にする。つまり投資運用部門(株式 投資部、不動産賃貸部)による収入を七〇%に引き上げる」と。』

      ※     ※     ※     ※     ※     ※

 具体的には、年間二四〇〇万円の投資収入を得ようという目標を立てました。 投資収入が年間二四〇〇万円あると、サラリーとあわせて年収三〇〇〇万円を軽 く超えることになるのでワクワク楽しめるなという計画でもあったのです。実際 にその思いは達成されました。

 私はその方法をメルマガ「億の近道」や多くの市販の本から学びました。その 結果、私は稼げる投資家に大変身しました。

 みなさんにも私の学んだ方法を知っていただき、経済的独立を達成していただ きたいと思っております。申し遅れましたが、私はサラリーマン仲間の「経済的 独立ワクワク!サポーター」の石川臨太郎と申します。

潜在意識を活用する成功法則

 みなさんはアメリカで一九世紀からはじまったニューソートという思想につい てご存知でしょうか。アメリカの自動車王ヘンリー・フォードが、そして鉄鋼王 アンドリュー・カーネギーがニューソートの影響を受け巨大な資産を築いたこと はよく知られています。

 特にカーネギーはナポレオン・ヒルという無名の青年に「巨万の富を築いた成 功者にインタビューして、いかにしたらお金持ちになれるのかを聞き出して一冊 の本にまとめる」ように勧めました。カーネギーがナポレオン・ヒルに与えたの は成功者に会うための紹介状のみ。金銭的な報酬はゼロでした。しかしナポレオ ン・ヒルは多くの成功者に会い、成功の秘訣を聞き出すことによって成功法則の 第一人者として自分も巨額の富を築きました。

 ここで、ニューソートについて簡単に説明します。ニューソートとは、「プラ ス思考で潜在意識に働きかけると、無限の力を持つ潜在意識が夢を実現してくれ る」「いかに条件が悪くても、人間は心の持ち方次第でいくらでも運命を変える ことができる」という考え方です。

 本屋さんにいくと成功法則について書かれた書籍がたくさん書棚に並んでいま す。そして、そこには「プラス思考が大切」と説かれています。でもみなさんお 気づきになりましたでしょうか。多くの本にはプラス思考の重要性については説 かれていますが、どうしたらプラス思考を実現できるかについて書いた本はほん の少ししかないのです。

 私も長年、成功法則の本を読み漁って、やっと去年の初めに簡単にプラス思考 を実現する方法を見つけることができました。例に漏れず、その本にも「これが プラス思考を簡単に実現する方法ですよ」とは書いてありませんでしたが、その 本に書かれていた小学生でもできる方法を続けていたら、プラス思考が本当に簡 単にできるようになりました。それが二〇〇三年、前年に株式投資で年間二二〇 万円、月ベースに試算すると二〇万円程度しか稼げなかった私が毎月二〇〇万円 稼げる投資家に大変身した秘密でもあります。本当にツイていました。後ほど、 その方法をみなさんにご紹介しようと思います。

 私が実際に行った資産形成手段は、多くある資産形成法のほんの一部です。し かし私が資産形成の過程で積み上げたニューソートの具体的な方法論はすべての 人々に必ずや富と成功をもたらす最高の投資術だと確信しています。

億への近道:資産形成においての「潜在意識の活用」は、何にも勝る最高の投資 術

貧乏というのは脳の病気である

 私もサンリ東海センター能力開発研究所代表 西田文郎氏の著作『面白いほど 成功する ツキの大原則』(現代書林刊)で知ったことです。私は本でいろいろ な知識を得ることが多いのですが、この本も全体がノウハウの塊の素晴らしい本 でした。たった一二〇〇円です。ぜひみなさんも買って読んでください。最高に 役に立ちます。そのさわりをご紹介したいと思います。  貧乏になる人は、お金持ちになりたいと望んでいるにもかかわらず、脳の条件 づけに間違いがあるために自分の意思に反して貧乏なほうに進んでしまうのだそ うです。

 脳に「貧乏」が条件づけられている人は、「(この人は)貧乏が好きで、貧乏 になるのを喜んでいるのではないかと思うほど、ひたすら貧乏になるほうへ進ん でいく」というのです。さぁ、貧乏になる人の条件をご紹介しましょう。

「貧乏な人はなぜ自分が貧乏か気づいていない。ただ、困ったことに貧乏という 病気の患者は、脳の病の多くがそうであるように、病識というものがまるでな い。自分が病気であると気づかないから、それを治そうとしない。知らないうち にどんどん進行し、やがて手遅れになってしまう」 (『面白いほど成功する ツキの大原則』より)

 これはとても恐ろしいことです。でも安心してください。名医である西田先生 は治療法もきちんと教えてくださっています。

 詳しくは、ぜひ西田文郎氏の本を買って読んでください。くどいようですが本 当に役に立ちます。 ここまでで「脳の病気」は恐ろしいと理解していただけたと思いますが、ここで ひとつの疑問が浮かび上がってくるのではないかとも思います。「自分が脳の病 気にかかっていないかどうか」を調べる方法はないのかと。

 「自分が脳の病気にかかっていないかどうか」を調べる方法、実際にありま す。別の本で見つけてしまいました。その診断法は左記に記した「検証手法」の 通りです。開発者は垣添始氏です。発表文献は『「知」の便利フォーム術』(す ばる舎刊)です。 

 おそらく、垣添始氏は貧乏が脳の病気であるという西田学説はご存知ないと思 います。でも経営者として利益を出せない受注を受けたりしているときに、自分 が病に冒されていることに気づいたのです。

 「豊かになりたい、裕福になりたい」と思いながら、心の底からそのとおり願 っていない。「表面では発展や繁栄を願い、実際に口にしていても、潜在意識の 部分において裕福になることを毛嫌いしている人が実際にいる。そうした人は身 を削ってでも仕事を一生懸命行うが、無意識のうちに利益の出ない見積もりを提 出したり、値引きに安易に妥協したりし、肝心のところで損をしたりする。要す るに根っこが貧乏性であり、はっきり言って心の中では豊かになることを恐れて いるのである。まさに私がそのパターンだった」(「知」の便利フォーム術よ り)

 垣添始さんはすごい。無自覚で恐ろしい貧乏という脳の病気に自分で気づいた のです。しかも、ご自分で「脳の病気に掛かっているか否か」を検査する方法を 考えたのですから。

 垣添氏のおっしゃっているとおりだと思います。だから私は臆面もなく人様の 前で「お金持ちになりたい」と主張しています。お金が好きです。でもそんなこ とを人様の前で口にするなど、とんでもないという人がいます。うちの奥さんも そんな一人です(妻がお金を愛せない分、私がお金を愛しまくろうと思いま す)。

 さぁ、皆さんも試してください。「そんな恥ずかしいことできるか」と、試す ことが嫌な人はかなり重症だと思います。緊急治療が必要です。  もしご自分がこの病気にかかっていると自覚しているのであれば、この私の本 や西田先生の本から大いに学んで、「運やツキ」を呼び込み、ツイてる人間に変 身してください。

億への近道:脳が「貧乏」漬けになっていると、いつまでたっても「お金持ち」 にはなれない

『運とツキ』を呼び込む方法を学ぼう

 みなさんも「今日はツイている」とか「今日はツイていない」とか感じた経験 をお持ちだと思います。私がツキを一番意識したのは、学生の頃にマージャンを やっていたときでした。本当にツキがあるときと、ツキがないときの差は大きい し、ツイていたのに、自分の愚かな行動によってツキが去っていくこともよく実 感していました。試験のとき、直前に勉強していた問題が出たときなども本当に ツイている、運がいいと感じたものです。

 もし運やツキが生まれついてのもので自分ではどうにもできないものだとする と世の中こんな不公平なことはないということになります。しかし私は多くの成 功法則の本を読んで、「運とツキ」は自分で呼び込むことができることを知りま した。そして、それらの本で学んだことを実践することにより、本当に「運とツ キ」は呼び込めるものだと実感しました。それを、ぜひみなさんにも味わってい ただきたいと思います。

 みなさんは具体的な投資方法やノウハウを早く知りたいと思っていますか。も ちろん、第二章以降で具体的な投資方法や考え方を述べてみたいと思っています。具体的な方法を先に読みたい方は第二章から読み始めていただいても結構で す。ただ私は、一刻も早く第一章を読んで、第一章に書いてあることを具体的に 実践するほうが確実に早く儲けることができるようになると思っています。

 私も私の勉強仲間もみな『運とツキ』呼び込む方法を実践して二〇〇三年は稼 ぐことができました。私のように日本株で儲けた人もいるし、中国株で投資額を 二倍以上にした仲間もいます。外債投資で稼いだ方もいます。投資対象は何でも いいのです。『運とツキ』を呼び込むことさえできれば何に投資しても成功は約 束されています。でも、投資対象によって向き不向きもあるので、私は自分の得 意としている分野でもある「日本株投資(第二章)」と「不動産投資(第三章)」について後ほどお話しようと思っています。

 何事にもコツがあります。日本株に投資するやり方ひとつをとっても、デイ・ トレードやスイング・トレード、うねり取りから長期投資まで、やり方は千差万 別です。ただ、どの手法にも共通することがあると思います。それは「『運とツ キ』がなければ勝ちつづけることはできない」ことです。

 財務内容がよくて業績のよい企業の株価にも上下の変動があるように、人生に も好調不調の波があります。不調なときに損を最小限にしてしのぎきるには技術 が必要になるのです。このことは、マージャンなどのゲームをやると本当によく わかります。ツイているときは好きなようにやっていいのです。ツイていないと きにこそ技術が必要になります。本当に実力のある人はツイていないときに技術 でしのぎきり、ひたすらツキを待ちつづけます。

 不動産投資をする場合でも楽に家賃収入を確保できるやり方と、時間と労力を つぎ込まなければならない方法があります。第3章では、そんなことをご紹介し ようと思います。

 くどいようですが一番大事なのは「何に投資するか」ではありません。自分は 必ず儲けることができる、儲かるに決まっていると思い込むことです。そう思い 込める方法をこれからお教えします。これさえ身につければ稼げる投資家になれ ます。

億への近道:運やツキは自分の力で引き寄せることができる


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