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商品先物取引入門
株よりやさしい!小資金からはじめる安全・確実な投資法
実践家が教える、実践のためのノウハウを公開

A5判 ソフトカバー CD-ROM付き/定価 本体 2,000円+税 /ISBN4-7759-4004-X C2033/2003年10月末発売
宮沢広行(著) /アスカビジネスカレッジ(編)

→お申し込みはトレーダーズショップからどうぞ!!

●お詫びと訂正 (本書175頁)



株よりやさしい! 小資金からはじめる安全・確実な投資法
実践家が教える、実践のためのノウハウを公開

はじめに

 私は、商品先物を売買している実践者として、 「なぜ、商品先物に参加している委託者が増えないのか」 「もっと多くの個人投資家が、商品先物に参加してきてほしい」 といつも思っています。
「日本の商品先物が、健全でもっともっと大きなマーケットになってほしい」 と願う個人投資家です。なぜなら商品先物取引は、その仕組み、考え方、やり方を理解してしまえばやりやすいと、本当に実感しているからです。しかし、一般的に商品先物取引というと、値動きが荒く怖いモノ、危ないモノ、特殊な人たちがやるものと悪いイメージが強いのではないでしょうか。他の相場と変わらず、商品先物も同じ相場なのだから難しさもまた同じです。  それがなぜ、こうも受け止められ方が違うのでしょうか。
それは、今までの業者側の営業姿勢が正しくなかったのも一つの理由ですが、商品先物取引があまり理解されていないことが、このようなイメージになっているのだと思います。その仕組み、考え方、やり方を理解する前に大多数の投資家たちは、一度の取引きで大きな損失を出して商品先物から撤退してしまう。それが、委託者が増えない理由の一つでもあるのでしょう。
 本書は、そのような観点から商品先物取引の仕組み、考え方、やり方を理解して実際に売買するまでを、実践者の立場からわかりやすく、しかもすぐ役立つように書いています。 実践者ではない評論家の一般論や、業者側の立場に立って書かれている本ではありません。

 商品先物相場を、これから勉強してみようと思っている初心者から、多少の実践経験はあるが、なかなか実績が上がらない人まで、この本を読めば商品先物取引の基本的な売買の考え方、技術が身につき、商品先物相場に精通することができるようになるでしょう。

 日本の商品先物市場もインターネットの普及や、本が出版されることで少しずつ一般的に開かれた大きな市場になってゆくと私は思います。商品先物は、理論的でやりやすく、そのことが理解されれば、その可能性は大いにあります。
 近年ホームトレード取引が開始されてからの商品先物取引は、いろいろな面で開かれた市場、一般的な取引に変わりつつあるような気がします。気がするのではなくて事実でしょう。私も、2000年3月(この頃より本格的にホームトレード取引が始まっている)より一般取引からホームトレード取引にかえて売買していますが、商品先物取引が個人投資家にとって、今日のように便利でやりやすくなるとは思ってもいませんでした。
 そこで、ホームトレード取引の現状から売買の仕方までを第4章で詳しく、わかり易く説明しています。取引きを始めるのであれば、ホームトレード取引きを検討してみてはいかがでしょうか。
 また、第2章で説明している、損切りや利益を伸ばす方法。第5章で説明している、売買の計画を立てるには必要不可欠な逆指値注文の使い方やチャート分析の方法は、『逆指値売買入門』(アスカビジネスカレッジ発行)にも詳しく載っていますので、合わせて参考にしていただきたいと思います。

私のモットーは、「欲で相場を張るな」です。
商品先物の勉強を始めてから、ずっとこの気持ちでやってきました。 それでも初めは、失策が多かったことを思い出します。今でもそうです。 振り返ってみれば、このことを強く意識し始めた頃から、自分が変われたと思います。 欲の気持ちを抑えて、売買技術に目を向け、正しい売買で実践していけば、利益は後からついてくるものです。このようなことを考えながら本書を読んでいただけたらと思います。 私も、まだまだ修行中。(たぶん、一生修行中でしょう)しかも、書くことが苦手な自分です。本文の中で、重複しているところや、言葉足らずのところも多々あるとは思いますが、経験上、こうしてほしい、こうやってほしい、と感じた基本的なことはすべて載せたつもりです。早く基本を身につけ、工夫して、自分流のスタイルを作り上げてください。みなさんが、正しい知識と・投資スタンスをもって商品先物相場に参加してくることを、期待しています。読者諸氏の健闘を祈ります。

宮沢 広行

目次

第1章 基礎知識 1 商品先物取引とは  商品先物取引の歴史  差金決済取引  変わりつつある日本の商品先物取引  商品先物市場の役割  現物商品の価格変動に対するヘッジ機能の場  公正な価格の形成と、需要と供給(生産と消費)の調節  資産(資金)運用の場 2 商品先物取引きのしくみ  値段を調べる  取引所と商品名(銘柄)、場節、前日比  値幅制限、呼値と呼値単位  限月(げんげつ)、発会日と納会日 3 値動きの誤解  変動率  誤解の理由 4 証拠金制度  委託本証拠金(本証)  トウモロコシの証拠金率と損益計算  東京ガソリンの損益計算  委託手数料  手数料抜け幅  値洗い  委託追証拠金(追証)  追証の計算   その他の証拠金 5 サヤの理解  サヤを抜きに商品先物は語れない  順ザヤ、逆ザヤ、サヤの動き  サヤの動きで反転がわかることがある 6 限月と建て玉   安きを買い、高きを売る  需給から見たサヤの動き  サヤすべり現象  7 相場の変動要因  需給は、すべてに優先する変動要因  小豆の変動要因  国際商品の値動きの要因  新聞の記事を鵜呑みにするな 第2章 敗者にならないために 1 負けお決まりのパターン  お客M氏と、営業マンSのやりとり  他人任せでは儲からない  自分も同じようなキッカケ  これだけは、身につけてほしい 2 資金配分  一か八かのギャンブル  総資金と実働資金   資金をあまらせておく 3 分割売買  順張り 逆張り  等分割、不等分割  計画の枚数をすべて建てられなかったら 4 こんなに資金をあまらせて、ほんとに儲かるの  利益計算 5 損切り(ストップ・ロス)  損勘定に見切りをつける  損切りの方法 6 手仕舞いも難しい  損小利大   利益の伸ばし方  取らぬタヌキの皮算用 7 計画を立てる  リスク管理  計画の立て方 8 決めた通りに実行する実践力  損失と利益の関係  変動感覚と実践力 9 資金を減らさない努力を  勝つことばかり考えるな  正しい建て玉か、欲の建て玉か 第3章 実践までの準備 1 運用資金を貯めよう  練習用の運用資金 2 道具を揃える  相場も道具が必要  場帖  東京ガソリン、東京トウモロコシの場帖  折れ線グラフ  値板帖  玉帖 3 商品会社(商品取引員)に口座を開く  商品会社を選ぶ  商品会社を調べる   商品会社とトラブルが発生したら  4 証拠金を預ける   預けた金額が総資金 第4章 ホームトレード取引 1 パソコンと投資  パソコンは便利な道具  これからの担い手  ホームトレード取引のメリット 2 ホームトレード取引の実際  最適な取引方法  ホームトレード取引口座の開設  注文のしかた  日足チャートのデメリット 第5章 いよいよ実践 1 必ず儲かる必勝法はない  すぐには上達しない  初めは1銘柄に絞る  実践であって、実戦ではない 2 注文の出し方  注文の原則  新規の注文  手仕舞いの注文  損切りの指値注文 3 出動のタイミング  トレンド  4単発売買  下げた日の翌日に買う  出動その1  出動その2  出動その3  損切りラインは、近過ぎてもだめ  売買の間には、休みを入れろ  一つの売買法  基準にした値段を抜けた方向に建てる売買方法 5 逆指値を多用した売買法  執行条件の内容  注文の具体例 6 2分割売買  心理的に有利   平均値を有利に持っていく  やり方の幅が広がる  日数での分割   値幅での分割 7 売りの練習   両建て  利益を伸ばす要素  実際の数字で実証  サヤ取りの基本 付録: パンローリング相場アプリケーション 試用版CD-ROM

お詫びと訂正

本書『商品先物取引入門』(宮沢広行著 アスカビジネスカレッジ編) のなかで、誤りがありました。お詫び致しますとともに下記の通り訂正させていただきます。

175ページ
9行目(誤) 買い注文を出します。→(正)売り注文を出します。
19行目(誤) 翌日27日に買い注文を出します。→(正)翌日27日に売り注文を出 します。

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