オプション・ポジション分析シート
by きした
Data 1997/11/23
Excel97 .xls形式(376kb)
注意:
このファイルを開くと、「ウィルスに汚染されている可能性があります」と表示されますが、
その心配はありません(きしたさん談)
。そのまま、
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。
1.概要
本ワークシートは Excel 97 用の修正Black-Scholesモデルに基づくOption分析シートです。
2.特記事項
本ワークシートの使用により生じたいかなる事態に対しても本ワークシートの作成者および配布者は責任を負わないものとします。この条件に従えない者の本ワークシートの御使用は堅くお断りいたします。
本ワークシートの二次配布および商業利用はこれを禁止します。
改変は自由に行ってもらって結構です。よりよいものになったなら、パンローリングのWebページで是非公開して下さい。
本ワークシートに対する質問を本ワークシート作成者に直接メールしても一切お答えいたしません。pan-MLもしくはパン・ローリングWebページの伝言板で質問してみて下さい。ただし、質問者が自分で調べればすぐに分かるような質問には回答いたしませんので、悪しからずご了承願います。
3.本ワークシートで可能なこと
株式オプション、指数オプション、先物オプションの理論価格、リスク指標、合成ポジションの時間変化、インプライド・ボラティリティの計算。
東穀および関穀の商品先物オプションはアメリカンオプションなので、修正Black-Scholesモデルではプットオプションの理論価格を過小評価します。しかし、アメリカンオプションモデルの理論価格との差は数パーセントなので、それを考慮して売買注文を出せば、商品先物オプションにも本ワークシートを利用することは可能でしょう。
4.入力パラメーター
基本的にセルに計算式が入ってないところは入力可能ですので、いろいろな値を入力して変化を楽しんで下さい。
現在価格
行使価格
残存期間 (日)
金利 (%/年)
配当 (%/年)
先物オプションでは 金利=配当 としましょう。
株価指数オプションでは 配当=0 で良いでしょう。本当は指数を構成している株式に配当があるので配当をゼロにするのはまずいですが、日本株の配当率ではゼロとしておいてかまわないでしょう。
株式オプションの配当率の計算は書くのが面倒なので、自分で調べて下さい(^_^)。
ボラティリティ (%/年)
残存日数分析幅
原資産分析幅
購入価格
枚数
買いはプラスで入力
売りはマイナスで入力
プットあるいはコールのみの損益図は片方の枚数をゼロで入力
5.その他
タイムスプレッドの最終損益図は正しくありません。
インプライド・ボラティリティはゴールシーク機能を使って求めると簡単ですが、IVシートを用いても計算できます。
タイムスプレッドの最終損益図は正しくありません。
田中勝博 著「実践のためのオプション」で紹介されている計算結果とはコール価格およびカッパ値を除いて計算値が一致していません。
カッパ値以外のリスク指標が一致しないのは、本ワークシートでは一貫して修正Black-Scholesモデルで計算を行っているのに対して、田中氏の本ではカッパ以外はBlack-Scholesモデルで計算されているからです。
プット価格が一致しないのは、田中氏の本のプットの理論価格の計算式中に修正した方が良いと思われる箇所があるからです。行使価格の割引方が通常とは異なっているようです。理論式自体は正しいのですが、EXCELの式がおかしいようです(この他にも校正ミスがいくつか見受けられます)。
(C) Copyright by きした 1997
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