『フィル・ゴードンのデジタルポーカー』
HUD(統計ツール)でここまで勝てる
2013年6月発売
ISBN 978-4-7759-4913-9 C0076
定価 本体2,300円+税
A5判 並製 398ページ
著 者:フィル・ゴードン
監 修:松山宗彦、百方恵二
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本書は、まず「ポーカー2.0」の基礎について述べるところから始める。そこでは新しいポーカー理論を支えている数学や概念、すなわち、レンジ、組み合わせ論、期待値について討議していく。
その次に、私は現代ポーカーのプレイヤーのための工具箱とも言えるものを紹介していくことにする。ヘッズアップ・ディスプレイはその中でも最も革新的なものだ。これを上手く使えば、あなたは自分のプレイをすぐにでも全く違ったレベルへと引き上げることだって出来るのだ。またレンジ・シミュレーションのための道具をどう効果的に使いこなすかについても述べていく。これらのコンピュータモデルは、今日のポーカー界においては、なくてはならないほど肝心なものだ。我々は、ノーリミット・ホールデムというものを、キャッシュゲーム、トーナメントの両方で、詳細に隅々まで再検討していく。
その次のセクションでは、ハイステークスでのキャッシュゲームの主役となりつつある、ポットリミット・オマハ(PLO)を取り上げる。PLOはハイペースにして激しいゲームで、バンクロールの激しい上下と、ゲーム特有の戦略が存在する。私自身PLOについてはまだ学習の途上にあって、トップレベルのプレイヤーというわけではない。だがこのセクションで述べられる基本に加えて、どのゲームに参加するかをうまく選べば、一番の強敵どもが集まるPLOゲーム以外なら、利益を上げられると確信している。
「メタゲーム」のセクションでは、ゲームに内在するもうひとつのゲームや、戦略以外での身につけておくべき大事な概念について述べていく。またそこで、クリス・ファーガソンの挑戦、すなわち、すぐれたバンクロール・マネジメントのルールに従うことで、0ドルから始めて100万ドルへと増やす挑戦を達成した時の話にも触れることにする。
最後のセクションでは、ポーカー界の「神童」たちの話を聞き、彼らからコーチを受けることで、なぜ彼らが注目されるのか、そして彼らを成功に導いた戦略はどんなものかについて学ぶことにする。本書の前半で述べられる内容の多くは、私の師匠である彼らのアドバイスを基に展開させたものだ。我々はフィル・ギャルフォンド、アネット・オブレスタッド、そしてダニエル・ケイツから話を聞く。フィルは世界でも最高のPLOプレイヤーのひとりだ。アネットはマルチテーブル・トーナメントの天才である。そしてダニエルは、弱冠22歳にして、世界最高のヘッズアップ・ノーリミットホールデムのスペシャリストだと見なされている。彼らが喜んで見識を分かち合ってくれたこと、そしてそこから来る本書への貢献は、私にとって途方もなく価値のあることだった。このセクションの内容は読者にとっても大いに学ぶところがあるはずだ。
フィル・ゴードンはポーカーの傑出したプレイヤーであると同時に、教師としても比肩するものが無い。――エリック・サイデル
もしインターネットの神童たちがどうプレイしているのかを学びたかったら、フィルの『ポーカー攻略法 Ver.2.0』を読むところから始める以上の方法はない。――アニー・デューク
この本はゲームに真面目に取り組んで、ハイローラーの横に座ってプレイしたいものにとって、素晴らしい教則本だ。――パブリッシャーズ・ウィークリー誌
フィルゴードンと『ポーカー攻略法 入門編』は負け越しと勝ち越しの差を作りだした。私はこれで勝ち組に入れたのだ。――ハンク・アザリア
イントロダクション 用語解説
ポーカー2.0 の基礎
ポーカー2.0 の道具箱
ノーリミットホールデム2.0 |
ポットリミットオマハ1.0 PLO の基本 組み合わせ数の爆発的増加 プリフロップでのハンドランク プリフロップでのプレイ フロップでのプレイ ターンでのプレイ リバーでのプレイ 必要なバンクロール
メタゲーム的考察
神童たち
ハンド例題集
終わりに |
フィル・ゴードンのポーカー攻略法 入門編 |
フィル・ゴードンのポーカー攻略法 実践編 |
オンラインポーカーで稼ぐ技術 (上) |
賭けの考え方 |