『アグレッシブポーカー』
強敵を倒せ
2017年4月発売
ISBN 978-4-7759-4915-3 C0076
定価 本体2,000円+税
A5判 並製 392頁
著 者:ブレア・ロッドマン、リー・ネルソン、スティーブ・ヘストン
訳 者:松山宗彦
しかしその当時の大会は、一握りのプロ達が支配する世界だった。本書で紹介した戦略により、完全な初心者が世界最高のプロを相手に対等に渡り合えるようになった。そして、プロ達を相手に形勢逆転を可能にしたのである。
本書で解説する「強敵殺し戦略」はトッププレイヤーにも通用する戦略である。しかしながら、ポーカートーナメントのプレイというものは常に進化を続けている。それに対応するため本書は増補改訂し、トーナメントポーカーのトレンドを反映させた。また、核となる戦略の1つである、オールインプレイの方法をより精緻化すると同時に、ハイパーアグレッシブプレイの新たなスタイルも考慮に入れたものにしている。
本書の中核にあるものはスタートした時より変わっていない。エキサイティングにして稼ぐ可能性をも秘めたトーナメントポーカーの世界に足を踏み入れるためのベストの方法である。
本書は読者に以下のようなことを可能にしてくれる。
◆ 「強敵殺しルーキー」と名付けられた、簡略版システムの学習。これは1時間もあれば学ぶことの出来るほどシンプルだが、 初めて参加するトーナメントでも十分戦える強力なシステムである。
◆ 実際のプレイ経験を積む中で、よりパワフルな戦略を学び、「強敵ハンター」への階段を駆け上る。
◆ オンラインやシットアンドゴー、シングルテーブルサテライトに合わせたプレイの修正。
スペシャルボーナスとして「強敵を倒せ」の戦略をカードに要約した「強敵殺し戦略カード」を収録。
献辞 謝辞 序文 増補改訂版へのイントロダクション及び戦略面での重要アップデート 「強敵を倒せ」に用いられている数学/強敵をやっつけよう/「強敵殺し」のエッセンス/あらゆるプレイヤーに向けて/最後に一言 パート1 始めに知っておくべきこと第1章 ポーカートーナメントの歴史第2章 ノーリミットホールデムを理解する 強豪をいじめる/オールドスクール/ニュースクール 第3章 ビッグポットポーカーのご利益 スモールボール/ロングボール 第4章 勝ち越しているノーリミットトーナメントプレイヤーの特徴 パート2 強敵殺し初心者戦略第5章 強敵殺し戦略の基盤第6章 強敵殺しルーキー 第7章 強敵殺しベーシック CPRとCSI/ハンドグルーピング/スーテッドコネクターの価値/エーシズやキングスを序盤でスモールブラインドからラージスタックでプレイする/ポジション/強敵殺しベーシック戦略/ベーシックポストフロッププレイ/ファイナルテーブル/シットアンドゴートーナメントとシングルテーブルサテライト/オンラインプレイ/オンライン基本戦略/テルを出すのを避ける/ベーシックプラスへの移行/ベーシック戦略のバリエーション |
パート3 強敵殺し中級戦略第8章 強敵殺しベーシックプラスCSIによる修正/スタックサイズに応じてプレイを変える/プレイヤーをプレイする/リレイズのパワー/テーブル構成/テーブルイメージとギアの入れ替え/オールインステージ 第9章 強敵殺しベーシックプラスの微調整 ポストフロップ上級戦略/戦略/アウツを数える/トラップを仕掛ける、トラップを避ける/エーシズのプレイ/キングスを降りる/入賞間近のプレイ/マニアック相手のプレイ/ラッシュ/ドライポット パート4 上級強敵殺し戦略第10章 強敵殺しエキスパートスタックサイズを維持する/トーナメント後半における強敵殺し/リバース(逆)テル/強い手がある時に弱さを装う/自分の手が弱い時に強いと思わせる/言葉による策略/ディール 第11章 強敵殺し実践編 第12章 その他知っておくべきこと、考えておくべきこと287 洞察と観察/運/トーナメントの準備/トーナメントへの「燃え尽き症候群」/旅行/態度/ルール/倫理的規範 第13章 強敵は死んだ、強敵万歳 付録I ポーカーハンド (弱いものから順番に) 付録II ノーリミットテキサスホールデムの基礎 付録III ノーリミットホールデムトーナメントの進行方法 付録IV 用語集 付録V プリフロップにおけるぶつかり合いでの勝率 付録VI フロップ後のぶつかり合いでの勝率 付録VII A(ダイヤ)K(ハート)対(スートが両方黒の)ペアのショウダウンにおける勝率 付録VIII アウツ 付録IX 相手がペアを持っている確率 付録X ディール時の参考データ表 付録XI 推奨図書とウェブサイト 付録XII 強敵殺し戦略カード 著者紹介 |
ブレア・ロッドマン (Blair Rodman)
2004年のWSOPにおいて6度の入賞を果たし、3度ファイナルテーブルに進出しました。メインイベントでは2,576人中54位(ポーカー界のレジェンド、ドイル・ブランソンに1つ下)に入っています。ブレアは2005年もその勢いでプレイし続け、WSOPサーキットではファイナルテーブルに2回進出し、リノ・ヒルトンで開催されたワールドポーカーツアーでは、2位に入り、$327,000を獲得、さらにはユニオンプラザで行われたアルティメットポーカーチャレンジでも2位に入賞しています。
リー・ネルソン (Lee Nelson)
オーストラリア/ニュージーランドで2000年以降トップとしてランクインしているポーカートーナメントプレイヤーです。2006年の1月には彼はオージーミリオンズメインイベントで優勝し、約US$1,000,000を獲得しました。リーはまた、2005年パーティポーカーワールドオープンでも優勝し、$400,000を手にしています。また2009年にはオージーミリオンズにおいてポットリミットオマハイベントで優勝、オーストラリアポーカー名誉の殿堂入りの初代メンバーに選ばれました。他の著書には“Let’s Play Poker”(未訳)および“Kill Everyone”(「アグレッシブポーカーートーナメントを制覇しろ」)があります。
スティーブ・ヘストン (Steven Heston)
イーストコースト大学のファイナンス担当教授で、ウォール街でも広く用いられているオプションと計量投資モデルを開発しました。彼はまたゲーム理論の研究家でもあります。
アグレッシブポーカー |
フィル・ゴードンのポーカー攻略法 入門編 |
フィル・ゴードンのポーカー攻略法 実践編 |
オンラインポーカーで稼ぐ技術 (上) |
賭けの考え方 |
トーナメントポーカー入門 |