『テルを見抜け!』
ライブポーカーの勘所
2018年3月発売
ISBN 978-4-7759-4918-4 C0076
定価 本体1,800円+税
著 者:ザカリ―・エルウッド
訳 者:Motoki Nakamura
本書はアマチュアプロに関わらず、多くのプレイヤーから、ポーカーにおけるテル(癖)の最もすぐれた解説書であると称されている。もしライブポーカーとしてかなりの経験を積んでいても、本書のいくつかの考え方は目新しいものになるはずであるし、勝ち組プレイヤーでなくとも、どれほどの情報を相手から引き出せるのかを理解する助けになる。また、テルのパターンをつかみ、自分自身がテルを出さない方法を知ることができるだろう。心理学を研究する者にとっても癖を読み解くうえでの参考書となるはずである。
本書には以下のような内容が記されている。
テルを読むことをどうやってポーカーの戦略に組み込むのか。そして、実践にどうやって活かすか。ポーカープレーヤーとして得た経験を基に説明した。本書が読者の役に立つことを願っている。
謝辞 はじめに 近況/本書に書いてあること/この本はどんな人に向いているか?/この本の使い方/本書で扱うゲームについて/本書に掲載している写真について 2005年2月 ニューメキシコ州アルバカーキ
第1章 テルの理論ポーカーにおけるテルの重要性全てのことには意味がある/身体に関するテルの科学/どのようにスキルを向上させていくか/相互関係の重要性
テルを見抜くシステム
第2章 テルの例一般的なポーカーの心理学ベット後(post-bet)の恐怖/アクションを持っている間(waiting-for-action)に感じる恐怖 リラックスと不安を示す一般的な兆候 動と静/沈黙と発言/本物の笑顔と偽りの笑顔/目/アイコンタクト リラックスしているかどうかをまず観察しよう
Wating-for-action tells: ハンドが弱い場合
Wating-for-action tells: ハンドが強い場合
During-action tells
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Post-bet tells: ハンドが弱い場合 微動だにしない 微動だにしないというテルを誘発させる方法/良いプレイヤーについて アイコンタクトを避ける 沈黙 良いプレイヤーについて ベットした後に目線を下げる 作り笑い 薄ら笑いを浮かべる 相手を宥めるような動作 相手を宥めるような笑顔/怒りやアグレッシブな立ち振る舞いに対する反応/懐柔してテルを引き出す ボードのカードを見つめる ハンドをショウする仕草で相手を威圧する 一見同じだが全く逆の意味を持つテル コールしないことを勧める言葉をかける チップを手に取る 生き生きとしだす 口元に手をやる
Post-bet tells:ハンドが強い場合 テルとなる、よくある発言 第3章 ごまかしと小細工マルチウェイポットで相手のプレイに影響を与える方法 ベットしようとする素振りを見せる ベットされるのを防ぐため、コールする 素振りを見せる コールする素振りでテルを誘発する ベット額を伝える前に間を置くことで情報を得る 自分のハンドを見せる 「フォールドしたらハンドを見せてくれますか?」といった発言からわかること ユーモア/怒ったフリ/勘違いしているフリ/喋りすぎない ハンドについて嘘をつく 「ナイスブラフ」 イメージビルディング 偽物のテル ブラフと「コーリング・リフレックス」/「ファンシー・プレイ・シンドローム」と偽物のテル 読まれにくくするために ベットタイミングのテル/眼のテル/ベットモーションのテル 付録 |
賭けの考え方 |
ザ メンタル ゲーム |
ステップアップポーカー |
フィル・ゴードンのポーカー攻略法 入門編 |
確率の考え方 |