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桂文我上方落語全集 第一巻
著者 四代目 桂文我
定価 本体2,500円+税
2020年01月発売
四六判 上製 288ページ
ISBN 9784-7759-4222-2
オーディオブック版 | 目次 | 著者紹介
上演ネタ・七百席以上!
桂文我が満を持して世に放つ
上方落語の集大成、いよいよ刊行開始!
第一巻では――
『子ほめ』『寝床』『船弁慶』など、上方落語の逸品、
珍品を織り交ぜた珠玉の高座、十五席を再現 〈解説付き〉。
「芸能博士」と呼ばれた桂米朝師(人間国宝)の系譜を継がんとする著者は、大師匠と同様に落語に関係する史料・文献を収集しまくる稀代のコレクターでもあります。現代では忘れられた噺を古文献から掘りおこし復元することにも取り組んでおり、噺家生活四十年で上演した噺は七百以上を数えます。
この全集では、そうした噺のなかから厳選したネタをテキストに起こし、本人解説付きで紹介しています。著者が収集した貴重な演芸資料も、できるかぎり写真で紹介しています。また、大師匠方との思い出話などを綴るコラムも読み応えたっぷりです。
第一巻に収録されているのは、
- 網船
- 小倉船
- 小間物屋小四郎
- 田舎芝居
- 猫芝居
- 子ほめ
- 素麺喰い
- 魔風
- 寝床
- 外科本道
- 米揚げ笊
- 不動坊
- 尿瓶の花括け
- 辻八卦
- 船弁慶
の十五席。なかでも、三代目桂春團治師の十八番で、上方落語の定番『子ほめ』。著者の師・桂枝雀の強烈な高座が今でも鮮明に記憶に甦ってくるような『寝床』。上方落語の夏の傑作と言われる『船弁慶』といったあたりが、本巻のクライマックスといえるでしょう。もちろん、著者が文献から掘り起こした『猫芝居』など小品にも、何ともいえない味わい深さがあります。
民俗学者の神崎宣武氏は、本全集の刊行によって、噺家による「落語学」が成立するという「空前絶後のうれしい成果」に、大きな期待を寄せています。その「空前絶後」を一緒に楽しんでみませんか?
著者紹介
四代目 桂 文我(かつら ぶんが)
昭和35年8月15日生まれ、三重県松阪市出身。昭和54年3月、二代目桂枝雀に入門し、桂雀司を名乗る。平成7年2月、四代目桂文我を襲名。全国各地で、桂文我独演会・桂文我の会や、親子で落語を楽しむ「おやこ寄席」も開催。平成25年4月より、相愛大学客員教授に就任し、「上方落語論」を講義。国立演芸場花形演芸大賞、大阪市咲くやこの花賞、NHK新人演芸大賞優秀賞、芸術選奨文部科学大臣賞など、多数の受賞歴あり。
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