ビジネスである以上、「ある時期だけ大きく儲かった」というような一過性の投資では幸せにはなれません。やはり、安定的に利益を手にすることが求められます。
この「安定的に」ということを考えたとき、チャート分析(テクニカル指標の研究)が必要になります。ファンダメンタルズをどんなに極めても「どこで買うか、どこで売るか」の判断はできないからです。
残念ながら、勝率100%のチャート分析はありません。でも、チャート分析を正しく学ぶと、エッジのある状態を見抜くことができるようになります。エッジとは、確率の用語です。確率が有利になることをエッジが発生すると言います。
仮に、相場が上がるか下がるかを当てるだけなら50%かもしれません。その50%を60%に、60%を65%にできる局面を読み取るのがトレードエッジの根本的な考え方です。エッジがある瞬間を狙って仕掛けていけば、当たり外れを繰り返す中で、最終的に勝利を収められるのです。
すべてのチャート分析手法、テクニカル指標は、過去の相場の達人たちの経験と知恵の結晶です。相場の先人たちが何をポイントに相場を見ていたのか。それを学んでください。
チャート分析で真に重要なのは、売買サイン発生の仕組みをきちんと理解することです。そのためには、サインを導く計算式の意味を把握しなければなりません。このことを考慮して、本書では、さまざまなテクニカ指標の計算式を載せています。「このテクニカル指標は何を見ているものなのか」について、正しく理解してください。
煎じ詰めれば、「すべてのテクニカル指標は価格変動の中で買い、あるいは売りにエッジが生ずる瞬間を見つけ出すためのもの」と言っていいでしょう。その見つけ方がそれぞれのテクニカル指標で違うのです。
かつての相場の達人たちが価格変動の中で何に注目し、どこを見ることによってエッジの発生を導きだしたのか。その思いを汲み取ってください。 そして、正しい知識を取り入れ、正しく実践し、正しく練習(勉強)してください。そこに、チャート分析上達のカギがあります。
2)平均足 平均足の特徴は何か、何を浮き彫りにする指標なのか、どういうところに注目すべきか(例:コマ足)を解説。
3)新値足 新値足とはどういうものなのか、何を浮き彫りにする指標なのか、どういう使い方をすればいいのか(例:新値3本足)、売買サインの考え方などを解説。
4)移動平均線 移動平均線とは何を見ているものなのか、どういう役割があるのか、ゴールデンクロスとデッドクロスが売買サインになるのはなぜなのかなどを解説。
5)移動平均線大循環分析 全部で6つのステージがある中で、今がどのステージなのか、大きく利益を獲ろうとするならば、どのステージに注目すべきなのか、本仕掛けとは何か、早仕掛けとは何か、試し玉とは何かなどを解説。
6)RSI RSIとは何を見ている指標なのか、どういう特徴があるのか、RSIを使った効果的な仕掛け方はどういうものなのかなどを解説。
7)ストキャスティクス ストキャスティクスは何を浮き彫りにした指標なのか、何に注目すべきなのか、ダマシを回避して上手に使うにはどういうパラメーターにすればよいのかなどを解説。
8)ボリンジャーバンド ボリンジャーバンドは何を見ている指標なのか、逆張りで使うものなのか、それとも、順張りで使うものなのか、ボリンジャーバンドの正しい使い方は何なのか、%bチャートやバンドワイズチャートなどについて解説。
9)一目均衡表 一目均衡表とは何を見ている指標なのか、一目均衡表の正しい使い方は何なのか、もち合いの見方や買い方・売り方の均衡が崩れていく様子(エッジが出ていく様子)を含めた判断の仕方について解説。 ?
10)MACD MACDとはどういうものなのか、マックディ線やシグナル、ヒストグラムとはどういうものなのか、最も適した仕掛けのタイミングとはどういうものなのかなどを解説。
11)大循環MACD パラメーターの違う3つのMACDを使う大循環MACDとはどういう指標なのか、移動平均線大循環分析とどう絡めていくのか、正しい使い方は何なのか、本仕掛けとは何か、早仕掛けとは何か、試し玉とは何かなどを解説。
(現状) シグナルはマックディ線の9日移動平均線(SMA) (修正) シグナルはマックディ線の9日移動平均線(EMA)
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