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真・チャート分析大全

真・チャート分析大全〜王道のテクニカル&中間波動編〜 真・トレーダーズバイブル

真・チャート分析大全
小次郎講師流テクニカル指標を計算式から学び、その本質に迫る

著者 小次郎講師
定価 2,800円+税
A5判 528頁
2019年3月発売
ISBN 978-4-7759-9158-9

トレーダーズショップから送料無料でお届け

目次著者紹介正誤表

安定的に儲けるためにはチャート分析が不可欠である

◆チャート分析でエッジを見つける

日本では、投資で儲けることはあぶく銭を手にするようなイメージがあります。でも、実際は違います。投資はビジネスの一分野です。このことを忘れてはいけません。

ビジネスである以上、「ある時期だけ大きく儲かった」というような一過性の投資では幸せにはなれません。やはり、安定的に利益を手にすることが求められます。

この「安定的に」ということを考えたとき、チャート分析(テクニカル指標の研究)が必要になります。ファンダメンタルズをどんなに極めても「どこで買うか、どこで売るか」の判断はできないからです。

残念ながら、勝率100%のチャート分析はありません。でも、チャート分析を正しく学ぶと、エッジのある状態を見抜くことができるようになります。エッジとは、確率の用語です。確率が有利になることをエッジが発生すると言います。

仮に、相場が上がるか下がるかを当てるだけなら50%かもしれません。その50%を60%に、60%を65%にできる局面を読み取るのがトレードエッジの根本的な考え方です。エッジがある瞬間を狙って仕掛けていけば、当たり外れを繰り返す中で、最終的に勝利を収められるのです。

◆何を、どう見ているのか。それを学ぶ

チャート分析について勉強すると、すぐに「どこが買いポイント、どこが売りポイント」というところにばかり興味がいきます。しかし、それだけの研究はお勧めしません。

すべてのチャート分析手法、テクニカル指標は、過去の相場の達人たちの経験と知恵の結晶です。相場の先人たちが何をポイントに相場を見ていたのか。それを学んでください。

チャート分析で真に重要なのは、売買サイン発生の仕組みをきちんと理解することです。そのためには、サインを導く計算式の意味を把握しなければなりません。このことを考慮して、本書では、さまざまなテクニカ指標の計算式を載せています。「このテクニカル指標は何を見ているものなのか」について、正しく理解してください。

煎じ詰めれば、「すべてのテクニカル指標は価格変動の中で買い、あるいは売りにエッジが生ずる瞬間を見つけ出すためのもの」と言っていいでしょう。その見つけ方がそれぞれのテクニカル指標で違うのです。

かつての相場の達人たちが価格変動の中で何に注目し、どこを見ることによってエッジの発生を導きだしたのか。その思いを汲み取ってください。 そして、正しい知識を取り入れ、正しく実践し、正しく練習(勉強)してください。そこに、チャート分析上達のカギがあります。

◆本書で紹介しているテクニカル指標

1)ローソク足
ローソク足とはどういうものなのか。どういう形状(パターン)に注目すべきかなどを解説。

2)平均足
平均足の特徴は何か、何を浮き彫りにする指標なのか、どういうところに注目すべきか(例:コマ足)を解説。

3)新値足
新値足とはどういうものなのか、何を浮き彫りにする指標なのか、どういう使い方をすればいいのか(例:新値3本足)、売買サインの考え方などを解説。

4)移動平均線
移動平均線とは何を見ているものなのか、どういう役割があるのか、ゴールデンクロスとデッドクロスが売買サインになるのはなぜなのかなどを解説。

5)移動平均線大循環分析
全部で6つのステージがある中で、今がどのステージなのか、大きく利益を獲ろうとするならば、どのステージに注目すべきなのか、本仕掛けとは何か、早仕掛けとは何か、試し玉とは何かなどを解説。

6)RSI
RSIとは何を見ている指標なのか、どういう特徴があるのか、RSIを使った効果的な仕掛け方はどういうものなのかなどを解説。

7)ストキャスティクス
ストキャスティクスは何を浮き彫りにした指標なのか、何に注目すべきなのか、ダマシを回避して上手に使うにはどういうパラメーターにすればよいのかなどを解説。

8)ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは何を見ている指標なのか、逆張りで使うものなのか、それとも、順張りで使うものなのか、ボリンジャーバンドの正しい使い方は何なのか、%bチャートやバンドワイズチャートなどについて解説。

9)一目均衡表
一目均衡表とは何を見ている指標なのか、一目均衡表の正しい使い方は何なのか、もち合いの見方や買い方・売り方の均衡が崩れていく様子(エッジが出ていく様子)を含めた判断の仕方について解説。 ?

10)MACD
MACDとはどういうものなのか、マックディ線やシグナル、ヒストグラムとはどういうものなのか、最も適した仕掛けのタイミングとはどういうものなのかなどを解説。

11)大循環MACD
パラメーターの違う3つのMACDを使う大循環MACDとはどういう指標なのか、移動平均線大循環分析とどう絡めていくのか、正しい使い方は何なのか、本仕掛けとは何か、早仕掛けとは何か、試し玉とは何かなどを解説。


目次

まえがき

第1章 「ローソク足および日本を代表するチャートたち」

第1節 Vトレーダーを目指せ
第2節 トレンドとは何か
1)トレンドは友だち
2)トレンドラインを引くために知っておくこと
第3節 ローソク足入門
1)ローソク足の理解がチャート読解の基本
2)ポイント1 〜大陽線・大陰線を探せ〜
3)ポイント2 〜天井圏の上ヒゲ、底値圏の下ヒゲを探せ〜
4)ポイント3 〜連続陽線、連続陰線〜
5)ローソク足の組み合わせ
第4節 平均足(コマ足)入門
1)概要
2)コマ足でトレンド転換を読む
3)トレーディングビュー(TradingView)で描画
第5節 新値足入門

第2章 移動平均線徹底研究&移動平均線大循環分析入門

第1節 投資の正しい考え方
1)予想はよそう
2)大数の法則は唯一のよりどころ
3) 絶対のない世界で最終的に勝つために
4)トレードエッジが発生しやすい場所がある
第2節 トレードエッジの見つけ方
1)最も簡単なトレードエッジ=移動平均線大循環分析
2)3本の移動平均線を使う理由
3)株式個別銘柄でパーフェクトオーダーを確認
4)相場には3つの顔がある
第3節 移動平均線徹底研究
1)シグナルだけを覚えるのは間違い
2)移動平均線とは何か
3) 移動平均線は価格の動きをなめらかにするために
4)ゴールデンクロスとデッドクロス
5)もみ合い相場でダマシが多くなる理由
6)移動平均線の本質
第4節 移動平均線大循環分析入門
1)移動平均線3本を使う「移動平均線大循環分析」
2)実際のチャートで法則を確認
3)試し玉、早仕掛け、本仕掛け
4)ステージは循環する
5)並び順のパターン
6)順行と逆行の仕組み
7)やがては順行に戻るのが相場
8)移動平均線大循環分析における現状認識

第3章 移動平均線大循環分析 上級編

第1節 移動平均線大循環分析の「三次元分析」
1)“しっかり獲る”ことの意味
2)ステージごとの戦略を考える
3)移動平均線、傾きの意味
4)ステージ移行の成功と失敗
5)線の間隔からわかるステージの継続性
第2節 移動平均線大循環分析の「帯」
1)帯とは
2)1・2・1の押し目買い
3)実際の相場で確認
4)大局トレンドが変わる瞬間
第3節 三次元分析から読み解く仕掛けと手仕舞い
1)手仕舞いする場合、しない場合
2)急騰相場には注意を

第4章 RSI入門&ストキャスティクス徹底研究

第1節 RSI(相対力指数)徹底研究
1)オシレーター系指標とは
2)オシレーター系の代表RSI
3)サイコロジカルラインのダマシ
4)上昇トレンドの3パターン
5)買われ過ぎを売る誤り
6)RSIが価格に先行する理由
7)パラメーターを揃える
8)仕掛けのタイミングがわかる“失敗したスイング”
9)転換を先取りするためのシグナルとして
第2節 ストキャスティクス徹底研究
1)2つのストキャスティクス
2)ファストストキャスティクスを検証する
3)シグナルが早過ぎる災い
4)計算式をマスターしてストキャスの本質を知る!
5)ストキャスティクスの主役“%K”
6)%Dの計算方法
7)Slow%Dについて
8)小次郎講師流ストキャスティクスの使い方

第5章 ボリンジャーバンド徹底研究

第1節 ボリンジャーバンドの概要
1)5本の曲線は均等の間隔に
2)間違いだらけのボリンジャーバンド
3)ボリンジャーバンドの間違い探し
4)ボリンジャーバンドが機能する条件
第2節 正しいボリンジャーバンド解説
1)ボリンジャー氏がたどり着いた計算式
2) 映画「ビリギャル」が教えてくれること
第3節 ボリンジャーバンドは3つの視点で読む
1)日本では使われていない指標がある
2)値動きの大きさを反映するバンドワイズチャート
3)%bチャートとは
4)3つの視点に注目したボリンジャーバンドの分析方法
5)「3つの視点」のまとめ
6)ボリンジャーバンド極意書
7)変人を侮ることなかれ

第6章 一目均衡表 5つの線編 〜一目均衡表の基本〜

第1節 一目均衡表とは
1)一目山人と一目均衡表の歴史
2)世界で注目を集める一目均衡表
3)一目均衡表研究のポイント
第2節 5つの線の名前を覚える
1)5本の線の見分け方
2)安定上昇期と安定下降期の5本線の並び順
第3節 5つの線の計算式を覚える
1)パラメーターは固定が原則
2)各線のグループ分け、半値線に注目
第4節 半値線を極める
1)半値線の代表=基準線
2)最安値が先に出現したケース
3)最高値が先に出現したケース
4)ひと目で均衡がわかる
5)三役好転の位置づけ
第5節 転換線を極める
1)転換線の計算式を覚える
2)押し目と戻しの限界ポイント
3)上昇トレンドの押し目の限界ポイント
4)下降トレンドの戻しの限界ポイント
5)転換線のポイント
第6節 基準線を極める
1)基準線の計算式を覚える
2)押し目・戻しの限界ポイントを示す
3)もみ合い相場の中心を示す
4)半値線と移動平均線の違い
5)半値線が上昇する条件
6)半値線が下降する条件
7)移動平均線が上昇・下降する条件
8)もみ合い放れを表す半値線の上昇・下降
第7節 先行スパン2を極める
1)計算式を覚える
2)計算式から何がわかるか?
3)先行スパン2は何を表す線か?
4)予測とは何かを考える
5)上昇相場時の予測
6)下降相場時の予測
7)もみ合い相場時について
第8節 雲を極める 〜先行スパン1と先行スパン2の関係性〜
1)価格はなぜ雲に近づくと跳ね返されやすいのか?
2)なぜ雲の中でもみ合うのか? 雲を抜けると一気に動くのか?
3)雲の分厚さと抵抗の関係
4)雲のねじれとは?
第9節 遅行スパンを極める その1
1)遅行スパンの計算式
2)26という数字の秘密
3)遅行スパンの本質
4)遅行スパンの好転・逆転
5)遅行スパンの好転・逆転から見る買い時代・売り時代
第10節 遅行スパンを極める その2
1)遅行スパンはモメンタム
2)遅行スパンと移動平均線の関係
3)遅行スパンが価格線の代用品ということは?
4)遅行スパンを使った予測の仕方
5)一目均衡表上級者は縦軸の時間軸を見ている
6)1日のデータから100日の値動きがわかる

第7章 一目均衡表 5つの線編
〜一目均衡表最大のシグナル「均衡表の好転・逆転」〜

第1節 均衡表の好転・逆転
1)均衡表の好転・逆転とは?
2)一目均衡表基本図から均衡表の好転・逆転を読み取る
3)均衡表の好転・逆転のダマシ
4)ダマシとなる状況を見抜くには?
5)均衡表の正しい仕掛け方
第2節 もみ合い相場と均衡表の好転・逆転
1)もみ合い相場の各線の動きを研究
2)もみ合いの周期と各線の動きの関係
3)もみ合い相場での仕掛け方
4)もみ合い放れ
第3節 世間でよく言われている一目均衡表の買いシグナルと売りシグナルを正す
1)売買シグナルに関する誤解
2)三役逆転の意味
3)もみ合い期は別の見方が必要
4)一目均衡表の各線の基本的な動き その1
5)一目均衡表の各線の基本的な動き その2
第4節 均衡表の好転・逆転、その本質
1) 26日の測り方
2)均衡表の好転・逆転の真髄
3)上昇トレンド・下降トレンド時の転換線と基準線の関係の本質
4)転換線と転基準線が同値になるのはどのような場合か?
5)その他の基準線と転換線が重なるケース
6)仕掛けてよいケース、仕掛けてはいけないケース

第8章 一目均衡表 5つの線編 〜総合分析〜

第1節 総合分析、10のフェイズ
1)トレンドの変化と一目均衡表の動き
2)売り時代から買い時代への10のフェイズ
3)準備構成について
第2節 総合分析、5つの線
1)基準線でトレンドありなしを判定
2)遅行スパンでトレーダーの損益状況を見る
3)次に相場の段階を見る
4)先行スパン2で予測する
5)もみ合い相場での一目均衡表の使い方

第9章 MACD徹底研究

第1節 MACDとは
1) はじめに〜MACDと移動平均線大循環分析の関係
2)移動平均線がくっついたり離れたり
3)SMAには問題がある
4)直近の価格を重視するEMA
5)平均建値をより正確に知る方法
6)EMAのトレンド転換
第2節 マックディ線の本質
1) MACDの中のマックディ
2)ゼロラインの上か下か、線上か
3)マックディ線は価格変動に先行する
4)マックディ線とトレンドの関係
第3節 シグナルの本質
1)シグナルは移動平均線
2)シグナルのパラメーターは9
第4節 ヒストグラムの本質
1)ヒストグラムはマックディ線とシグナルの差
2)オリジナルではないMACD=ヒストグラム
3)ヒストグラムは“参考程度”として使う
第5節 MACDの総合分析
1)5本の線の関係性を理解することが大切
2)ヒストグラムから動き出す
3)仕掛けに最も適したタイミング
4)試し玉、本仕掛け、追加玉そして仕切り
5)ロスカットの設定について
6)ダマシを回避するテクニック

第10章 大循環MACD徹底研究

第1節 大循環MACDとは
1)大循環MACDとは
2)3本の移動平均線とMACDの3つの要素
3)大循環MACDはEMAで
4)人気化した移動平均線大循環分析
第2節 大循環MACDインジケーターを使った分析方法
1)それぞれのMACDからわかること
2)大循環MACDインジケーターを使った仕掛け時
3)トレンドがあるときの仕掛け、トレンドが変わるときの仕掛け
第3節 一般的な大循環MACD
1)3本のEMAと3つのMACDを描画できること
2)3つのMACDの役割
3)MACDのゼロライン接触とEMAのクロスの関係
4)それぞれのMACDが教えてくれること
第4節 一般的な大循環MACDの実例紹介
1)ステージ移行の視認と予兆
2)MACDの位置とステージの関係
3)大循環MACD、早仕掛けのポイント
4)基本の3段上げ、3段下げ
5)急上昇と我慢、手仕舞い
6)トレードの方針を立てるために
第5節 大転換の7法則
1)大転換が発生するまでには7つのステップがある
2)3つのMACDが教えてくれること
第6節 プレミアエリアとスーパープレミアエリア
1)手仕舞いはしないプレミアエリア
2)プレミアエリアが終わるとき
第7節 仕掛けの3パターンと手仕舞いの3パターン
1)仕掛けのポイント
2)仕掛けの3パターン
3)手仕舞いのポイント
4)手仕舞いの3パターン

正誤表

◆440ページ 2行目&5行目

(現状)
シグナルはマックディ線の9日移動平均線(SMA)
(修正)
シグナルはマックディ線の9日移動平均線(EMA)

◆441ページ 上の表のタイトル

(現状)
シグナルはマックディ線の9日移動平均線(SMA)
(修正)
シグナルはマックディ線の9日移動平均線(EMA)

●P485 図「一般の大循環MACD」の上側のチャートの横軸の点線にずれがありました。
正しくはこちらをご覧ください。

著者紹介

小次郎講師(こじろうこうし)

チャート研究家、トレード手法研究家、トレードコーチ。
タートルズのトレード手法を現代流に改良したトレードルール作成のノウハウを公開して勝てる投資家を輩出する。チャート分析の講座では、各種テクニカル分析を一般投資家がその指標を使って利益を上げられるところまで詳しく使い方を解説してくれるということで人気を博す。集大成として「移動平均線大循環分析」「大循環MACD」を独自開発。「日本に正しい投資教育を根付かせる」ことをライフワークとし、現在門下生2千人を超える大人気講師。現在私塾「実践トレードラボ」を運営中。
みんなの株式コラムアワード2013年、2014年連続大賞受賞!
著書「真・トレーダーズバイブル」は現代の名著と呼ばれ、読者投票で選ばれるブルベア大賞では、2015年準大賞、2016年大賞、2017年特別賞を受賞するという快挙を達成。新著「相場の教科書 移動平均線 究極の読み方・使い方」はアマゾンで現在1位という人気ぶり。
ホームページ http://kojirokousi.com/

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