『マーケットプロファイル』
〜市場心理を読んで相場に勝つ方法 2002年8月31日発売!!
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定価 本体 2,800円+税 /A5判 246ページ/ISBN 4-7759-9000-4 C0033
著者●柏木淳二
1965年生まれ。1989年甲南大学理学部経営理学科卒業後、野村総合研究所入社。金融関連システム開発に従事。
1992年12月から1996年7月まで商社勤務。貴金属ディーリングを担当する。1996年8月に株式会社フィスコに入社。現在はフィクスト・インカム・アナリストとして、国内金利関係マーケットの市場分析を行っている。
これまでの著書に『マーケットプロファイル分析』 『デイトレーダーのためのマーケットプロファイル分析』(ともにシグマベイスキャピタル)がある。
デイトレードにローソク足は役に立たない!
市場心理がわかるこの分析で勝てるようになる!
最近、ホームトレードのおかげで手数料が安くなり、個人投資家にもデイトレードが現実的なものになった。
デイトレードに“ローソク足は有用ではない”と著者は述べている。なぜなら値動きを正確に表していないからだ。ローソク足では、1ティックでもプライスが付けば、それは高値であり、安値でもあり、始値でもあり、終値でもある。こうしたデータでもローソク足は、何も考慮せずにチャートとして表示し、そのデータに基づいて各種テクニカル分析に使用される。しかし、それでよいのだろうか?マーケットプロファイルなら、形状的に、例えば1ティックだけ付いた終値であった場合は一目瞭然で、全体の形状と比較しその1ティックの終値の有効性を判断することができる。またローソク足チャートではわからない問題――どのようなプロセスを経て、高値や安値、そして始値や終値を付けたか――がマーケットプロファイル分析ならわかるのである!
この分析は日中の動きを端的に表しており、相場が開いている分析に加え、相場が終ってからの検証にも使えるツールだ。特に、相場が開いているときにおいては、どの価格帯が意識されているのか、どの価格帯を抜けると上抜く(もしくは下抜く)のか、こうした動きをつぶさに把握することが可能なのだ。この値動きの積み重ねがひとつの相場を形成し、その相場形成の動きは中期的なトレンドを形成していくのである。
「出来高をいかに相場に反映させるか」という観点に立ったテクニカル分析はあまり多くない。
相場に出来高は重要である。しかし、残念ながらチャート分析をするうえで、有機的に出来高を盛り込んだものは数少ない。その点、マーケットプロファイルは、時間軸を持たずに日々の出来高を「積み上げていく」ことで、この問題を解決したものとなっている。
出来高の積み重ね、これが相場形成のキーワードなのだ。本書はこうした観点に立ち、為替や日経225連動ETFを対象に、マーケットプロファイル分析を駆使して、相場の見方や分析ノウハウを述べている。
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