『バイアウト』
――経営陣による企業買収ガイドブック
A5判 392ページ/定価 本体 5,800円+税
ISBN 4-7759-7004-6 C2033 2002年9月28日発売
著者●リック・リッカートセン、ロバート・ガンサー
監修者●サイエント ジャパン株式会社
訳者●伊能早苗
(※下のリンクをクリックすると立ち読みできます)
目次
監修者まえがき
序文
はじめに――運命を握れ
株式の力
バイアウトと本書の構造
あなたにも会社が買える
→お申し込みはトレーダーズショップからどうぞ!!
原書名:『BUYOUT : The Insider's Guide to Buying Your Own Company』
著者紹介
・リック・リッカートセン(Rick Rickertsen)
セイヤー・キャピタルのCOO(最高業務責任者)で、合計12億ドルを超す規模の同社の2つの企業買収ファンドの創立パートナー。MBO業界における15年間に、リッツカールトン・ホテル・カンパニー、SAGAソフトウエア、eプラス、イコニックス、イミーディエント、IESIなど50を超えるバイアウトをまとめた。自らが携わったMBO後に公開を果たしたハイテク企業数社の会長や取締役として、経営者と協力して戦略策定や株式収益率の最大化に取り組んでいる。ワシントン・ビジネス・ジャーナル紙やテクウエイ誌の寄稿者。ハーバード・ビジネス・スクールからMBAを、スタンフォード大学から理学士号を修得。バージニア州マクリーン在住。ウエブサイトは http://www.buyoutbook.com。
・ロバート・E・ガンサー(Robert E. Gunther)
ビジネスにおける新しいアイデアのコミュニケーションを専門とするガンサー・コミュニケーションの創立者。ジャーナリスト兼ペンシルベニア大学ウォートンスクールの広報部長の経験もあるガンサーは、共著者および協力者として『ハイパーコンペティション(Hypercompetition)』『ウェルシー100(The Wealthy 100)』『ウォートンスクールの次世代テクノロジー・マネジメント』(東洋経済新報社刊)を含む8冊の著作がある。
もし会社を買収したいと考えたことがあるなら、本書からMBOを成功させるための必要なノウハウを得られるはずだ!
本書は数多くのディールの経験に基づいて、ディールをまとめるという波乱に満ちた冒険に読者をいざない、「ディール地獄」に追い込まれかねない間違いについても教訓にあふれた話を用意している。また、有望な買収相手を見つけだし、状況を分析し、財務的な条件を交渉して組み立て、デューデリジェンスを実行し、契約を履行して、投資を回収するのに必要な実用的な手段についても詳述している。もし運をつかんで自分の(またはほかの)会社を買収することを考えたことがあるなら、本書はあなたの夢を実現する一助となるに違いない!
現代は経営者の10年だ。かつてにはなかったほど潤沢な資本があなたとあなたの構想に資金を提供しようと、至るところで待ち構えている。この巨額の資本が、よく練られ、信用できる買収計画を持っている強力なリーダーを見つけだそうと懸命になっている。あなたはそのリーダーになれるだろうか?
もちろん、なれる!
そして、本書『バイアウト』がその方法を教えてくれる! 有力バイアウト会社のパートナーであるリック・リッカートセンは本書で、マネジメント・バイアウト(MBO)の全体像を、そのスタートから完成まで包括的に書いてみせてくれた。50を超えるバイアウトに直接かかわった実績に基づいて、リッカートセンは経営者が何年もの年月と何百万ドルもの大金を費やしてやっと得ることのできる詳細な知識を隠すことなく描いている。
本書には、リッカートセンの15年を超えるこの業界におけるあらゆる経験と、多くの経営者がバイアウトを成功させるまでの苦難に充ちたストーリーが実話に基づいて書かれているとともに、成功のための戦略が具体的な形で披露されている。
『バイアウト』は、夢にすぎない最初の段階から最後のエグジットまで、MBOの全段階について詳細に論じている。特に、本書は以下の点で役立つ手段と戦略を提供している。
もし一度でもあなた自身の会社を買うことを考えたことがあるならば、本書はあなたの夢を実行に移すきっかけになるだろう。
そして、その夢を現実のものとする詳細な地図を与えてくれる!
■本書への賛辞
「リックはアメリカで最も才能あるバイアウト専門家の1人だ。バイアウトで大成功したい経営者、経営者でなくともバイアウト業界の内情に興味のある人はみんな、本書から多くのことを学べるだろう」 ジャック・ケンプ(元上院議員、保守系シンクタンク「エンパワー・アメリカ」の共同ディレクター)
「リッツ・カールトンを買収したときにリックと一緒に働いた。彼は優秀なディールメーカーだが、今度は自分自身の企業を買って経営しようという夢を持つ、すべての経営者にとっての必読書を書いた。本書は素晴らしい財産だ」 ビル・マリオット(マリオット・インターナショナル会長)
「LBOについてリッカートセンが当事者の立場から書いた本書を読んだあとでは、アメリカ人はだれ一人、もう給料のために働きたいとは思わないだろう」 デビッド・ボンダーマン(世界的に有名な投資家兼投資会社テキサス・パシフィック・グループ会長)
「内部の者だけがこの手のことがどう進められるのかを知っている。リックは内部の人間として、複雑で高度な金融取引を明快に説明している。リックは、内部でどのように事が進められていくのか、ジャーナリストにも理解できるように分かりやすく説明している」 マイケル・ルイス(『ライアーズ・ポーカー』『ニュー・ニュー・シング』の著者)
「MBOに不可欠のマニュアルとなるだろう。大変なインパクトを持つ本書は、起業を志すMBA、経営者、会社の売却を考えている者やバイアウトとM&A業務に携わる専門家のすべてにとって、必読書となるだろう」 テレンス・ラピエ博士(ペンシルベニア大学ウォートン校、ベンチャー起業論)
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【週間東洋経済 2002年12月21日号】
「経営者・エコノミスト・アナリスト50人が選んだベスト経済書100」の本誌109頁で、『バイアウト』が第26位に選ばれました。
○専門家でなくても気軽に読める。ディールノ創造からクローズまでをわかりやすく解説。
(JR北海道社長 坂本眞一)
※上記は本誌109頁より引用