東京小豆の最近10年間の加重平均は12,309円です。 つまり、よく相場は、「安きを買い、高きを売れば儲かる」といわれますが、 その安い高いの基準がこれです。 おおまかにはこの数字だけでもよいのですが、先物には限月というものが存在します。 同じ小豆でも12,000円など価格の意味する度合いがかわってきます。 例えば、旧穀と新穀の格差が1,000円+サヤという具合に各要因が交錯するからです。 もう少し詳しく、限月毎に加重平均とボラティリティを調べてみましょう。
1986-1995年の10年間にて
限月 加重平均 ボラティリティ 01月限 12,942円 2,631円 02月限 12,594円 2,551円 03月限 12,468円 2,206円 04月限 12,422円 1,888円 05月限 12,504円 1,730円 06月限 12,371円 1,501円 07月限 12,537円 1,520円 08月限 12,237円 1,415円 09月限 11,908円 1,636円 10月限 11,602円 1,926円 11月限 12,281円 2,061円 12月限 11,937円 2,368円
分かりやすくグラフにしてみましょう。
※ボラティリティとは、統計学でいう「標準偏差」のことで、
データの散らばりぐらいを知るための指標です。全データの
平均値と個々のデータの差を二乗したものの合計をデータ数
で割ったもの(分散)の平方根です。
要するに
ボラティリティがある = 人気がある = 動きが期待できる ボラティリティがない = 人気がない = 動きが期待できない ということです。
東京小豆の加重平均は01月限が一番高く、10月限が一番低い 天候相場の時期に存在する限月はボラティリティが高く 需給相場の時期に存在する限月はボラティリティが低い※加重平均について