株式投資をおこなう際にはさまざまな指標が存在します。それらは各々理論的な 背景をもつが、中にはその時代のマーケットの様相を説明するためにムリにこじ つけられたものもあり、実際の投資をおこなう際には合理的で有効性が強健な指 標を選ぶ必要があります。
さて、その意味ではPER、PBRは信頼できる代表的な指標とされてきたものの、そ れは昨今のマーケット環境でも当てはまるのでしょうか? あるいは、どうすればこれらを有効に利用できるのでしょうか?
こういった疑問に答えるために、今回のセミナーでは、PER、PBRを優れたテクニ カル指標であるSP波動法と組み合わせ、より効率的な銘柄選択をおこなう考え方 を紹介します。
第一部 講師/中城七海(なかぐすく・ななみ)
東京大学工学部卒
日米の金融機関で運用業務に携わった後、現在パンローリング株式会社で主任研
究員を務める。マーケットの定量分析に基づく売買手法のR&D(Reserch and Development)を専門とする。
単に相場の将来を予想する観測法ではなく売り買いの急所を明確に決定する分析法が 一目均衡表の人気の秘密です。
本セミナーでは、値動きの傾向から売買タイミングを測る「一目均衡表」を基本から 応用、そしてケーススタディ(具体例)までを解説します。
1 一目均衡表の基本
1-1 作成法と線の名称
1-2 各線の意味(転換線、基準線、先行スパン、遅行スパン)
1-3 簡単な利用法
2 一目均衡表の応用
2-1 波動(I波動、V波動、N波動、Y波動とP波動)
2-2 基本数値
2-3 値段(V計算値、E計算値、N計算値、背反値)
3 ケーススタディ(具体例)
第二部 講師/川口一晃(かわぐちかずあき)
銀行系証券会社、投資顧問会社、国内投信会社にて11年間ファンドマネージャーを務
める。その後、ブルームバーグL.P入社。アプリケーションスペシャリストとして株式、投信を中心に分析ツールの開発に従事。現在、NPO法人「金融知力普及協会」にて金融
知力、投資教育の普及に従事。