序章 〜なかのアセットといえば、クオリティ・グロース投資〜
長期投資の意味 〜自分のための長期投資。家族のための長期投資〜
第1章 成長企業への長期投資は、株式投資の王道スタイル
第1節 株式投資のリターンとは
〜「売買益(キャピタルゲイン)」と「配当(インカムゲイン)」〜
1)資産形成は長期で考える
2)株式とは何か 〜インカムゲインとキャピタルゲイン〜
3)キャピタルゲインは「何」の影響を受けるのか
4)インカムゲインは「何」の影響を受けるのか
5)長期投資の醍醐味は、インカムゲインが積み上がること
第2節 インデックスの配当について考えてみる
1)インデックス(日経225)の配当について
2)受取配当を再投資し、余裕資金を定期的に追加投資する
3)インデックスにおける配当の3つの特長
4)インデックス投資がなぜ有効だったか
第3節 個別企業(上場企業)の配当について考えてみる
1)上場企業の永続性について
2)変化に対応できる 〜永続性と成長性に注目〜
3)なぜ企業の業績は長期的に維持されるのか 〜複利効果〜
4)個別企業の事業の成長の軌跡の一例
第4節
投資すべきは、永続性と成長性を兼ね備えた企業=拡大再生産を実現できる企業
1)長期の成長は足元の短期利益の再投資の積み上げ
2)企業の永続的成長には、良い経営者と良い社員が欠かせない
3)収益性(利益)を確保するために必要なこと
4)配当の成長率 ?ROEと配当性向との関係?
5)拡大再生産のパターンについて
第5節
永続的に成長する企業には「スケールメリット」がある
〜ピケティが示した資本の成長率の高さ〜
第6節 クオリティ・グロース投資とは
第7節 なぜ、長期での成長株投資なのか
第8節 まとめ
コラム 資本の成長のほうが所得の伸びよりも高い
【章末コラム】日本企業の株価のアップサイドの大きさ
第2章 クオリティ・グロースとは
第1節
クオリティ・グロースの要件 〜商品に対する需要と供給について〜
1)既存事業の深化と新規事業の創出
2)クオリティ・グロース銘柄のグロース(成長)要件 〜需要について〜
3)クオリティ・グロース銘柄のクオリティ要件 〜供給について〜
4)大きな需要があるのに供給がわずかなとき、業績を想定しやすい
5)代替リスクについて
第2節
クオリティ・グロース銘柄が存在するブルーオーシャン市場について
1)ブルーオーシャン市場とは
2)ブルーオーシャン市場に属するクオリティ・グロース銘柄の特性
3)クオリティ・グロース銘柄の再定義
4)クオリティ・グロース銘柄の業績想定における2つの時代のギフト
5)優れた人材と良い経営の見分け方
第3節
理想社会と潜在需要と、基準高き経営の組み合わせ
1)企業理念が素晴らしく、事業の社会的意義が高い
2)理想を追い求め、ブルーオーシャンを絶えず創出する経営
3)良い経営は理想を掲げ、少数の優秀な人材を長期で育成・維持
4)良い経営の元には、当事者意識の高い社員がいる
第4節
良い経営を行っているかどうかのチェックポイント
1)チェックポイント1:不況時に社員数増加&設備投資
2)チェックポイント2:売上高利益率の高い企業
第5節
クオリティ・グロース銘柄選定のための条件
1)市場の拡大
2)シェアの拡大
3)商品の価格の上昇・限界利益率の向上
第6節
クオリティ・グロース銘柄の選定条件を満たすためには
1)勝利の方程式を満たす銘柄群は存在する
2)単位当たりの売上
3)費用対効果の改善 〜表面積と体積〜
4)サプライチェーンの中でもっともシェアが高い部分に注目
5)「良いトレンド」が微増収でも大幅増益をもたらす場合もある
第7節
「良い経営」を行っている企業かどうか、自分で調べてみる
1)チェック項目
2)具体例紹介 〜村田製作所〜
3)次章に向けて
コラム 長期の業績の想定の基本パターン
コラム:筆者の日本株ポートフォリオの成績について
第3章 クオリティ・グロース判別式(バリュエーション)について
第1節 バリュエーションの話を始める前に
1)変化率を求めるために時系列データを集める
2)どの時系列データを使うべきか
3)時系列データの平均と標準偏差を調べる
第2節
統計学を使ってクオリティ・グロース銘柄のグロースリターンを推定する
1)平均について(連続複利ベース)
2)標準偏差について
3)ここまでのまとめ
4)時系列のデータの変化率の特徴付けについて
5)神の目を知る(将来のリターンとリスクの推定について)
第3節
将来の売上を想定するときの手順のおさらい
1)手順 その1
2)手順 その2
3)手順 その3
4)手順 その4
第4節
資本コストの話
1)資本コストについて
2)なぜ、割り引くのか?
3)リスクプレミアムを割り引く(第1段階)
4)リスクフリーレートを割り引く(第2段階)
第5節
これまでのまとめ
1)グロースリターンファクターの推定
2)クオリティリスクファクターの推定
3)結論
第6節
本章の結論 〜投資初心者のクオリティ・グロース判別法〜
1)判別式 その1:グロースリターン判別式
2)判別式 その2:クオリティ・グロース判別式
第7節
アナリストの実際
第8節
事例紹介 〜エクセルを使って自分で調べてみる〜
1)マイクロソフトの例
2)エクソンモービルの例
3)時系列データの注意点
コラム:母平均や母標準偏差を将来の想定に使う理由
コラム:どの期待値を使うべきか
コラム:標本数と母平均と母標準偏差との関係
コラム:CAPMとの決別
コラム:資本コストは、株価からも配当からも計算できる
【章末コラム その1】時系列モデルについて
【章末コラム その2】特典の使い方について(おさらい)
巻末コラム 〜その1〜 投資プロセスについて
巻末コラム 〜その2〜 分散投資について
巻末コラム 〜その3〜 大企業の増収率の分布およびインデックス株価の分布の特徴
巻末コラム 〜その4〜 PERとROE
巻末コラム 〜その5〜
成長のパラドックスと2段階の割引配当モデル(あるいは配当割引モデル)
巻末コラム 〜その6〜 なぜ標準偏差は時間比例しないのか?
巻末コラム 〜その7〜 事例 村田製作所のコンデンサ事業
巻末コラム 〜その8〜 企業は有望事業をどう見出しているのか?
巻末コラム 〜その9〜
“超”初心者がクオリティ・グロース投資をするには
あとがき
本書の特典について