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格言で学ぶ相場の哲学
四六版 ソフトカバー 240頁/定価 本体 1,200円+税 /2005年4月27日発売
ISBN4-7759-9015-2 C0033
著者 鏑木繁
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哲学とはルールである。
相場が上がったら買う、下がったら売る。自分の内に確固たる信念がないと、相場の動きにただついていくだけになる。
ここでいう信念とは何か。ひとことでいえば、ルールである。 画期的なルールを自分ひとりで生み出すのは一筋縄ではいかない。では、どうしたらいいのか。先人たちの知恵(言い伝え)=格言を借りるのである。例えば、「しまったら仕舞え」や「見切り千両」。これらの言葉は損切りの大切さを教えてくれる。例えば、「商い急ぐべからず」や「売りは迅速、買いは悠然たれ」。これらの言葉は仕掛け時の心構えを説いている。
ただ、頭ではわかっていても、ルールというものは実際の現場に入ると実行できないものだ。「もう少し粘ろう、もう少し粘ろう」と思った結果、損が予想以上に大きくなってしまった。「まだ上がるはずだ、まだ上がるはずだ」と思っていた株が翌日に下落してしまい、少しの利益しか残せなかったなどを経験したことのある人、おそらく一人や二人ではないはずだ。格言をおさらいすることの意味は、ここにある。
長年の風雪に耐えてきた言葉たちには“重み”という言葉だけでは片付けられない真理がある。先人の残した格言は、これからを生きる投資家たちの羅針盤になるはずだ。興味のある言葉を自分の心のポケットに入れ、時折、読み返すだけでも十分あなたの“投資人生”に役立つだろう。
■目次
まえがき…3
第一章 相場と人間心理のゆらぎ…17
相場は人間心理の流れによって動く…18
第二章 相場陣中訓…71
1 相場とは…72
2 出動の心準備…93
3 仕掛けの決断…106
4 戦術と技術…120
5 勝利への道…136
6 不利運と反省…152
第三章 風雪に耐えてきた歴史的古金言宗…171
その1 本間宗久伝より未来にも通用する項目…172
その2 牛田権三郎の三猿金泉録の思想…182
その3 山片蛙桃の堂島帳合米機能絶賛…190
シ力ゴ相場語録…195
◎ 投機の世界に絶対はない…196
◎ 売買プラン…198
◎ 大衆は必ず間違っている…200
◎ 市場での成功…202
◎ 逆境からの離脱…204
◎ 相場は場勘戦争…206
◎ 商品セールスマン…208
◎ ラソール街…210
「いろはかるた」と「川柳」と「相場格言」…21
「いろはかるた」には人生の真理がある…216
あとがき…223
「相場の哲学」索引…225
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