著者 ウィリアム・ウォーカー・アトキンソン 訳者 関岡 孝平 定価 本体1,200円+税 2013年5月発売 四六判 240ページ ISBN 978-4-7759-4114-0
この考え方は20世紀前半に欧米の思想界の流れを大きく変え、ジョセフ・マーフィー、ナポレオン・ヒル、デール・カーネギー、スティーブン・R・コヴィー、中村天風など、多くの思想家や成功者を生み出したともいわれます。
現在ではさまざまな成功者が実践し、その方法論を発表していますが、「引き寄せの法則」概念を世界に初めて紹介したのが、本書の著者ウィリアム・ウォーカー・アトキンソンでした。
彼は1862年にボルチモアで生まれ、1894年に資格を得て弁護士として働き始めましたが、過労と過度のストレスから心身両面で健康を壊してしまいます。そんな彼が救いを求めて出会ったのが、ニューソートでした。ニューソートとは気持ちを明るく保つことによって運命が開けるという考え方で、現在の成功哲学や自己啓発の源流となったとも言われています。
本書の元となったのは、アトキンソンが1906年に発表した『Thought Vibration or the Law of Attraction in the Thought World』です。中にはアトキンソン本人の手になる2つの記事があわせて掲載されており、それらを含めてすべて省略することなく紹介するのは、本書が初めてになります。
アトキンソンが最も大切にしている信念の1つは「自立せよ」です。人に頼って生きようとする態度を何よりも嫌い、自分で自分の思考、感情をコントロールすることの重要性をストレートな言葉で示してくれます。
それは決して、ただ何もせずに祈っていれば状況がよくなるとか大金持ちになれるといった夢をかなえるようなものではありません。しかし、正しく理解し、実践できた者には成功を約束してくれるでしょう。 アトキンソンが苦悩の末に手にした真理、「引き寄せる力」をあなたのものにしてください。
訳者まえがき 巻頭言
第1章 引き寄せの法則とは 第2章 思考の波と連鎖のプロセス 第3章 心について話そう 第4章 心を改造する アファーメーション 訓練
第5章 意志力とは何か 自己暗示 訓練
第6章 有害な思考の引き寄せに負けない方法――恐怖に負けない心を作る 第7章 ネガティブ思考を変える 第8章 メンタル・コントロールの法則 第9章 生命力を注ぎ込む アファーメーションと訓練
第10章 正しい心の折り目(習慣)を作る 第11章 感情をコントロールする 第12章 脳細胞を作り変える――好ましい思考習慣を育てる 第13章 引き寄せる力――願望力 第14章 強くダイナミックな力――行動力と決意 第15章 自分のものは自分のものだと言う 第16章 偶然ではない、法則だ
私の信条 付録 幸せと成功を引き寄せる17のキーワード
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原書:Thought Vibration