2018年10月発売/四六判 248頁 ISBN978-4-7759-4201-7 C0036 定 価 本体1,600円+税
著 者 ロバート・I・サットン 訳 者 片桐恵理子
サットン教授の主張は、害をなす人間をふるいにかけ、変革し、場合によっては排除することにある。どんな企業・団体にも協力と競争はつきものだが、卑劣な行為を禁止し、ペナルティーを課すなど、独自のルールを作って実行している組織は、よい環境を生むうえにパフォーマンスも向上する。本書では、理論だけでなく、実際にいじめや嫌がらせを撃退したり、みんなが気持ちよく活動できる文化的な組織の構築に成功した例を多数紹介している。
組織の例:
発売以来、英語版12万5000部、世界各国で翻訳版35万部を売り上げたベストセラー。本書を出版したことで、その後のサットン教授に何が起こったか? さらなるエピソードを交えた、呆れる・笑える「エピローグ」が加わった改訂版。あなたの身近なクソ野郎に効くテクニックが見つかるはずだ。
「抜群の満足度! サットン氏が提唱する、待ったなしの嫌なやつ取り締まりルール」 ――ニューズウィーク誌
「サットン氏の『クソ野郎撲滅法』は、直球でいじめに歯止めをかける。嫌な目にあっても、本書を読めば強さと安心感がみなぎってくる。あなたはひとりじゃない」 ――ブックリスト誌
「職場でのいじめに対する良識的で率直な試み……ピリッとしたユーモアが全編に散りばめられている」 ――マイアミ・ヘラルド紙
「すばらしい。本書は単に嫌なやつへの対処法を紹介しているだけではない。問題を分析し、組織が受ける深刻な被害を挙げ、多くの興味深い解決法を提示している」 ――ミッドウェスト・ブック・レビュー
「おもしろくてためになる。マネジメントだけにとどまらず、人間性にもガツンと効く。人生は短い」――読者(イギリス)
第1章 「クソ野郎」の定義――なぜ嫌なやつがこんなに多いのか お上品なだけのクローン人間や腰抜けとクソ野郎を取り違えるな 証拠と経験の一致――職場にはクソ野郎が山ほどいる 人となりを知る最善の方法
第2章 クソ野郎による被害――なぜ組織にルールが必要なのか 被害者へのダメージ ボロボロになった周囲の人々 クソ野郎も苦しむ 機能不全に陥った組織のパフォーマンス まとめ――あなたの組織の「クソ野郎被害総額」はいくら?
第3章 いかにルールを施行し、順守させ、維持しつづけるか 発言や行動を公にしよう 雇用と解雇の基準にクソ野郎撲滅法を織り込む クソ野郎撲滅法を顧客やクライアントに適用する 地位と権力――諸悪の根源 会話と対話に焦点を当てる 戦い方を教える 「クソ野郎」は必要か 警告――すぐに決めつけないこと まとめ――大きな方針と小さな思いやりでルールを実践する
第4章 「内なるクソ野郎」を押しとどめる方法 「クソ野郎病」を回避するには ・バカどもの仲間になることなかれ――レオナルド・ダ・ヴィンチの法則 ・立ち去れ――それが無理ならなるべく遠くへ ・警告――同僚をライバルや敵とみなすのは危険である ・自分の行動を客観視する ・過去と向き合う まとめ――クソ野郎よ、汝自身を知れ ◆自己診断テスト――あなたのクソレベルは?
第6章 クソ野郎の利点 卑劣さの使いどころ ・権力と名声を手に入れる ・ライバルを威嚇し、制圧する ・恐怖によってパフォーマンスと完全主義を引き出す ・不公平で、無知で、怠惰な者の目を覚ます まとめ――利点はある。ただし多くは危険な思い込み
第7章 生き方としてのクソ野郎撲滅法 七つの教訓 まとめ――平和な毎日のために
エピローグ――それからの私に起こったこと(2010年) 「クソ野郎の人」になるということ 書名は強力で、効果的で、危険である 他人にクソ野郎のレッテルを貼るときには慎重に――ただし自分自身には迅速に 巧妙なクソ野郎ほど陰湿である 多くのリーダーや組織がクソ野郎撲滅法を実践し、成功している 本書は悪い上司の急所を突く まずネガティブな思考を打ち消す
原書 The No Asshole Rule
原著『The No Asshole Rule: Building a Civilized Workplace and Surviving One That Isn't』
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