定価本体5,800円+税/2008年1月発売
ISBN 978-4-7759-7097-3 C2033/A5判 上製本 608ページ
著 者 アスワス・ダモダラン
訳 者 山下恵美子
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あらゆる資産価値を測定するためのツールとテクニック
投資評価の第一人者、ニューヨーク大学スターン経営大学院教授アスワス・ダモラダンによる資産価値評価解説の決定版がついに完成。株式から債券、オプション、先物、実物資産まで、ありとあらゆる資産の価値を測定するための、最新かつ旧来のさまざまなツールとテクニックが満載。投資評価のすべてを網羅した実用的な指南書といえる。
本書では現在の最新事例と評価ツールをフルに活用して、評価が難しいとされるドットコム企業や非公開企業、金融サービス会社をはじめとするニューセクターの評価にも果敢にチャレンジする。さまざまな評価モデルの理論と応用を通じて、キャッシュフロー評価から相対評価、企業買収のための評価にいたるまで、評価の全プロセスを明確に理解するのに格好の内容だ。
本書は信頼のおける情報、分析・洞察のための貴重なアドバイスを提供し、以下をはじめとする、資産評価のカギとなる重要な題材のすべてを解説する。
ケーススタディと実績のある評価モデルをフルに活用した本書は、投資評価とその手法をさらに深く理解したい人にとって必携である。評価プロセスの第一人者が贈るアドバイスを、今すぐ実用に役立ててもらいたい。
はじめに
第1章 序論 |
第7章 リスクフリーレートとリスクプレミアム リスクフリーレート 株式リスクプレミアム 債券のデフォルトスプレッド まとめ 練習問題 第8章 リスクパラメータの推定と資金調達コスト 株主資本コストと資本コスト 株主資本コスト 株主資本コストから資本コストを算出する 企業にとっての最善策 まとめ 練習問題 第9章 利益の測定 会計上の貸借対照表と財務上の貸借対照表 利益の調整 まとめ 練習問題 第10章 利益からキャッシュフローへ 税効果 再投資需要 まとめ 練習問題 第11章 成長率の推定 成長率の重要性 ヒストリカル成長率 アナリストの成長予測 成長の基本的な決定要素 成長の質的側面 まとめ 練習問題 第12章 清算の評価――終価の推定 清算評価 存続問題 終価について まとめ 練習問題 |
著者ウエブサイト:
http://pages.stern.nyu.edu/~adamodar/
補足ページ
http://pages.stern.nyu.edu/~adamodar/New_Home_Page/Inv2ed.htm
a.その投資から発生するキャッシュフローの現在価値である。
b.投資家の価値観で決まる。
c.需給関係で決まる。
d.アナリストの偏見に満ちた主観的な推定値であることが多い。
e.上記のすべて。
2.価値は投資家の価値観に基づくもの、さらに言えば、価値観のみに基づくものであり、キャッシュフローや収益など重要ではないと考えている人が多い。しかし、この考えは間違いである。その理由は?
a.価値は収益とキャッシュフローで決まるものであり、投資家の価値観など重要ではない。
b.投資家の価値観も重要だが、それは可能性がある。したがって、価値はもっと安定した要素をもとに決めなければならない。
c.投資家は理性的ではない。したがって、価値は彼らの価値観で決めてはならない。
d.価値は投資家の価値観で決まるが、その本源となる収益やキャッシュフローも価値決定要因のひとつである。また、価値観は現実に根差したものでなければならない。
3.評価モデルを使ってある株の価値を算出したところ、15ドルという結果が得られた。その株の市場価格は25ドルである。この違いはどこから生じるのか。
a.市場の非効率性。つまり、市場はその株を過大評価している。
b.使った評価モデルが適切なものではなかった。
c.入力誤差。
d.上記のすべて。
※ 本書は原書に忠実に翻訳しており、模範解答は掲載されておりませんが、著者のサイトに参考例がございます。
⇒ホームページ
P198 下から3行目の数式について
誤 ワラントの価値=0.3582(0.5189)−2.25exp{−(0.049)(4)(0.0349)
正 ワラントの価値=0.3582(0.5189)−2.25exp{−(0.049)(4)}(0.0349)
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