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『矢口新の短期トレード教室 転換点を見極め、利益を残す方法を学ぶ』
著者 矢口新 定価 1,800円+税 A5判 並製 288頁 2017年12月発売 ISBN 978-4-7759-9154-1
逆に、短期トレードはノウハウと経験、技術だけでほぼ完結します。また、結果がすぐに分かる短期トレードは、想定外のことが起きても迅速に対処できるために、傷口が広がりません。損失が出ても少なく、取り返すのも容易なのです。そもそも、想定外のことが起きる可能性も、中長期投資に比べて格段に低いのです。
相場が恐いという人は、あまり相場を知らない人です。知っている人は、難しいと言います。難しいものは、努力することで対処できます。リスクを目の前で起きていることだけに限定すると、リスク管理が容易になります。
ここで問題なのが、転換点を“どうやって見極めるか”です。その方法として、まず代表的なテクニカル指標を学んでいただき、そのあとで、転換点の見極めに役立つ6つのテクニカル指標を紹介します。
ゴールデンクロスやデッドクロスは、あまりにも有名で、それこそネットで検索すればすぐに出てくるような手法です。
ですから、「そんな誰もが知っているような簡単な手法を教えてもらっても……」と考える人が出てきてもおかしくはありません。
でも、早計は禁物です。「簡単」「単純」は、「初歩的」「稚拙」を意味するものではありません。合理的なものは単純なのです。ほぼすべての分野で本物の勝負師ほど、単純な手法を用いています。単純な手法は、想定外の事態への対処が容易だからです。
事実、ゴールデンクロスやデッドクロスも、パラメーターの設定等により、長期の波動に幅を持たせれば、ゴールデンクロス&デッドクロスの弱点でもある保合い相場でのエントリー回数を減らせます。
自動車の教習所と同じで、知っただけでは運転はできません。車を実際に動かすという経験が絶対に必要になります。
もちろん、最初は小額で構いません。トライ&エラーを繰り返しながら実戦経験を積んでいけば、そのうち「投資は怖い」「投資は難しい」という気持ちも薄らいできます。「怖い」と思ったり、「難しい」と思ったりするのは、実戦経験が圧倒的に足りていないからです。そこを忘れないでください。
本書を読んだ皆さんに、素敵な投資ライフが訪れることを祈ります。
コラム:片サイドトレードと両サイドトレード(ドテン売買)の優位性は? コラム:保合い相場への対応は?
コラム:移動平均線の使い方 コラム:ローソク足は終値を待つべき? コラム:順張りと逆張りのどちらがいい?
コラム:なんぴん買いをしてもいい? コラム:ピラミッディング(買い乗せ、売り乗せ)はどうする?
コラム:利益確定ラインもエントリー前に決めるべきか? コラム:両建ては使っていい手法?
コラム:エントリーに遅れたときは?
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