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ウィザードブックシリーズ Vol.104

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オプションボラティリティ売買入門
プロトレーダーの実践的教科書

2006年6月15日発売
ISBN4-7759-7070-4 C2033
定価本体5,800円+税
A5判 上製本 684頁

著 者   シェルダン・ネイテンバーグ
監修者   増田丞美
訳 者   世良敬明, 山中和彦

トレーダーズショップから送料無料でお届け 目次 | 読者のご意見
「シェルダン・ネイテンバーグは
ボラティリティに焦点を当て、確率を解説し、
リスクを指摘する素晴らしい仕事をやってのけた。
本書は実にうまくまとめられている」

  ――アレキサンダー・エルダー博士、
    世界各国ロングセラー『投資苑』(パンローリング)著者


 本書の初版が発行されたのは1980年代後半。当時はまだオプション関連書といえば学術的で難解なものが多かった。だからこそ、同書の登場は画期的であった。オプション売買成功のカギとして欠かせない概念を丁寧かつ分かりやすい言葉で、そして実践的にまとめられていたからだ。
 現役のプロが「オプションのプロを目指すトレーダーのために」書いた初版は、価格評価理論についての明快な説明と、トレード戦略についての詳細な解説が秀逸であった。そのため、瞬く間に世界中のトレーダーたちに「必読の書」として受け入れられたのである。

 この新版は、さらに内容が充実し、さまざまな市場の性格と売買戦略の特性、価格評価モデルとボラティリティの考察、リスク管理の技術など、オプション市場の近年の発展と傾向も反映されている。
 新版では次の題材が加えられた。

 プロとしての自身の経験を土台に、シェルダン・ネイテンバーグはオプション売買の理論と実践を結びつけている。つまり、オプション理論の基礎を説明するだけではない。この理論がトレード機会の発見と判断にどのように利用できるか論証しているわけだ。しかも客観性を維持することで、読者が個人の相場観やリスク許容度に応じて最適な売買戦略を選ぶことができる道筋を紹介している。

 ネイテンバーグは平易な言葉で、確率の基礎的な法則を教示する。そして、オプション評価モデルから理論価値を算出するため、これらの法則をどのように使うか実証している。そこから読者は、このモデルがいかにさまざまな市場環境に適した戦略を構築するのに役立つか学ぶだろう。

 また、市場環境の変化に応じて既存のポジションを調整する方法についても十分に論じられている。  本書は理論に偏らず、常に現実世界の視点からオプション市場を検証する。そのため、特に強調されているのがリスク管理の重要性だ。各戦略のリスクについては、収益性と同じくらい、十分に分析されている。

 著者はリスク指標であるデルタ、ガンマ、セータ、ベガについて詳しく解説し、それらのリスク指標が市場環境の変化とともにどのように変わるか非常にうまく説明している。そこから読者は、オプションのトレードが「静的な」というよりは、むしろ「動的な」試みであることが分かるだろう。

 改訂版の本書には新しい題材が盛り込まれた。これによって本書が世界中の多種多様なオプション専門家の間で愛読されること、そしてオプション業界にまたひとつ金字塔が打ち建てられたことは間違いない。

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本書への賛辞

■著者紹介

シェルダン・ネイテンバーグ(Sheldon Natenberg)
1982年にシカゴ・オプション取引所(CBOE)で株式オプション市場のマーケットメーカーとなり、トレーダーとしてのキャリアを始める。85年からはシカゴ・ボード・オブ・トレード(CBOT)の独立トレーダーとして、商品先物オプションの売買も手がけるようになる。トレーダー業と平行して教育者としても活動。CBOT、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)、CBOE、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)、ロンドン国際金融先物取引所(現ユーロネクストliffe)、ドイツ先物オプション取引所(現ユーレックス)、シドニー先物取引所、シンガポール国際金融取引所(現シンガポール取引所)など、世界中の主要取引所から招聘され、セミナーを何度も開催した。また米国内外の投資会社の社内研修でも数多く講師を務めている。

セミナーを収録した『ネイテンバーグのオプションボラティリティ戦略』(パンローリング) などがある。

■目次

監修者まえがき
初版序文
第2版序文

第1章 オプションの基礎知識
市場の仕組み
権利行使と割り当て
市場の信頼性
委託証拠金
決済手続き

第2章 初級戦略
単純な売買戦略
リスク・リワード
売買戦略の組み合わせ
満期時の損益図の作成方法

第3章 理論価格決定モデル入門
期待利益
理論価格
モデルについてひとこと
単純なアプローチ
権利行使価格
残存期間
原資産価格
金利
配当
ボラティリティ

第4章 ボラティリティ
ランダムウォークと正規分布
平均値と標準偏差
分布の中央値としての原資産価格
標準偏差としてのボラティリティ
対数正規分布
1日と1週間の標準偏差
ボラティリティと実際の価格変化
金利商品について
ボラティリティの種類

第5章 オプション理論価格の活用

第6章 オプション価格と市況の変化
デルタ
ガンマ
セータ
ベガ(カッパ)
ロー
まとめ

第7章 スプレッド売買入門
スプレッド売買とは?
なぜ、スプレッドか?
リスク管理ツールとしてのスプレッド

第8章 ボラティリティスプレッド
バックスプレッド(レシオバックスプレッドまたはロングレシオスプレッド)
レシオバーティカルスプレッド(レシオスプレッド、ショートレシオスプレッド、バーティカルスプレッド、フロントスプレッド)
ストラドル
ストラングル
バタフライ
タイムスプレッド(カレンダースプレッドあるいはホリゾンタルスプレッド)
変動する金利と配当の影響
ダイアゴナルスプレッド
さまざまなスプレッド売買
スプレッドの感応度
適切な戦略の選択
調整
スプレッド売買の注文

第9章 リスク要因
最適なスプレッド売買戦略の選択
実践上の要因
価格変動の許容範囲の程度
配当と金利
優れたスプレッド売買とは?
調整
売買スタイルの問題
流動性

第10章 ブル・ベア・スプレッド
ネイキッドポジション
ブル・ベア・レシオスプレッド
ブル・ベア・バタフライとタイムスプレッド
バーティカルスプレッド

第11章 オプション裁定取引
合成ポジション
コンバージョンとリバーサル
裁定取引のリスク
ボックス
ジェリーロール
ボラティリティスプレッドにおける合成の利用
理論価格を利用しない売買

第12章 アメリカンタイプの期日前権利行使
先物オプション
株式オプション
期日前権利行使が売買戦略に与える影響

第13章 オプションによるヘッジ
プロテクティブコールとプロテクティブプット
カバードライト
フェンス
複雑なヘッジ戦略
ポートフォリオインシュアランス

第14章 ボラティリティの再検討
ボラティリティの性質
ボラティリティ予測
実践上の手法
インプライドボラティリティについて

第15章 株価指数の先物とオプション
指数とは何か?
指数価値の計算
指数を反映した株式ポートフォリオ
株価指数先物
指数裁定取引
指数オプション
指数市場の偏向

第16章 市場間スプレッド売買
市場間ヘッジ
ボラティリティの関係
市場間ボラティリティスプレッド売買
権利行使価格の差を利用したスプレッド売買

第17章 ポジション分析
簡単な事例
ポジションのグラフ
複雑なポジション
先物オプションのポジション

第18章 モデルと現実の世界
マーケットに摩擦はない
金利はオプションの期間中一定である
ボラティリティはオプション期間を通じて一定である
売買は継続的である
ボラティリティは原資産価格の影響を受けないか?
正規分布に従う短期の価格変化率と対数正規分布に従う満期
時の価格
歪度と尖度
ボラティリティスキュー(歪度)
最後に

付録A オプション関連用語集
付録B ボラティリティスプレッドの特性
付録C 正しい戦略とは?
付録D 合成関係と裁定関係


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第1章 オプションの基礎知識 The Language of Options

 オプション市場にも、さまざまな思惑と目的を持ったトレーダーや投資家が参入する。価格の動向を予想する人、オプションを用いて不利な価格変動から既存のポジションを守りたい人、類似あるいは関連した商品間の価格差を利用したい人、市場参加者からの注文に向かうことで買い気配値(ビッド)と売り気配値(オファー)の差額から儲けようとする人……。

このようにそれぞれに異なる思惑や目的があるとはいえ、トレーダーにまず求められるのは、オプション売買の用語、ルール、規制についての知識である。こうした基礎知識に不案内なトレーダーは、市場で思いどおりに行動できないだろう。オプション売買の用語やトレードにかかる権利・義務を明確に理解しておかなければ、オプションの最大限の活用は望めないし、売買にかかわる大きなリスクに備えることもできない。

市場の仕組み

オプションには2つの種類がある。「コール」と「プット」だ。 コールは、ある所定の資産(株式、指数、商品先物など)を特定の価格で一定の期日までに買う(もしくは買いポジションを取る)権利である。プットは、ある所定の資産を特定の価格で一定の期日までに売る(もしくは売りポジションを取る)権利だ。 先物とオプションの違いに注目しよう。先物では、特定の価格での受け渡しが求められ、売り方と買い方の双方に「義務」がある。つまり、売り方は資産を渡し、買い方はそれを受けなければならない。

一方、オプションの買い方には「選択の余地」がある。買い方は実際に受ける(コールする)のか、あるいは実際に渡す(プットする)のか決める「権利」を持っているのだ。 そして、オプションの買い方がこの権利を「行使」した場合、売り方はそのトレードに応じる義務がある。つまり、オプション売買では「権利はすべて買い方にあり、義務はすべて売り方にある」というわけだ。

オプションの対象となる資産(市場)を「原資産(原市場)」と呼ぶ。 そしてオプション購入者がその権利を行使するときの原資産の特定の価格を「権利行使価格=ストライクプライス」と言う。また、オプションの権利が行使できなくなる一定の期日を「満期日」と呼んでいる。オプションを銀行あるいはほかのディーラーから直接買う場合、受け渡す原資産の数量、権利行使価格、満期日は、買い方の個別の要求に応じて調整される。一方、取引所で買う場合、受け渡す原資産の数量、権利行使価格、満期日は取引所であらかじめ決定されている(いくつかの取引所は「フレックスオプション」を導入し、買い方と売り方が権利行使価格と満期日を交渉できるようにした。フレックスオプションも取引所で売買が保証されているので、上場オプションとみなされている)。 →全文を読む (PDF)

■初版序文

ここ10年でオプション市場は飛躍的な成長を遂げた。従来の市場参加者、投機家、ヘッジャー、裁定業者(アービトラージャー)が意欲的にかかわるようになり、米国の取引所フロアでは、積極的に自己資金を運用するトレーダーも増加の一途である。 しかし、オプション売買が初めてのトレーダーは、どんなに努力しても、なかなかうまくいかないことに気づくかもしれない。事実、オプションのトレーダーとして、いかなる不測の事態が起きても、生き抜き、成功するという確信が持てるようになるまでには何カ月、ときには何年もの経験を必要とするのだ。 残念ながら大多数のトレーダーは、この「習熟期間」を生き抜くことができずに落伍してしまう。オプションの特性、分かりにくい市場、見えないリスクなどが一体となって未熟なトレーダーたちの行く手を阻み、退場へと追い込むからだ。→全文を読む (PDF)


■第2版序文

私がプロ向けのオプション解説書の出版についてプロブス・パブリッシング社と話し合っていた1986年当時、果たしてそんな本を出すほど世間がオプションについて関心を持っているのか、相当疑わしい状況だった。そもそも、オプション専門のトレーダー自体、それほどいなかったように思う。 ところが、うれしいことに本書が発売されると大勢のプロが買い求めてくれた。しかも、多くの一般の人たちまでが、大いに興味を持ってくれているらしいと分かったのだ。

今回の改訂版も、その狙い自体は変わらない。新たに加えた題材に最も大きな関心を示すのは「懸命なトレーダー」たちだろう。だれもが関心を示すだろうが、最も精力的に時間を割き、その題材を習得しようと励むのは、オプションの完全理解に生活がかかっている懸命なトレーダーたちである。新版では、初版を読んだトレーダーたちから寄せられた助言や提案を反映している。そして、次の重要項目を追加した。

株式オプションの解説の拡充 初版の執筆に取りかかったとき重点に置いたのは、商品先物オプションであった。これは主にマーケティングの結果である。当時、株式オプションの書籍は多少あったが、商品先物オプションの本は、ほぼ皆無に等しかったからだ。しかし、初版が成功し、シカゴ・オプション取引所(CBOE)で働く多くの友人たちの提案もあり、株式オプションも同等に取り上げることにした。



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