著 者 ダラ・オカニー/バリー・カーター
訳 者 松山宗彦
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インディペンデント・チップ・モデル(ICM)はマルチテーブルトーナメントにおける最重要概念であるにも関わらず、それを理解しているプレイヤーはほとんどいない。分かっているのはせいぜい、バブルではタイトにプレイしろということぐらいである。
ICMは稼げるか稼げないかの決断に最も大きなインパクトを与えるだけでなく、それ以外のトーナメントの要素――ゲーム選択、ステーキング、いつ登録すべきか、序盤でのプレイ、バブル、ファイナルテーブルなど――の、あらゆる側面に影響を及ぼしている。
本書は「トーナメントのプレイを基礎から学ぶための本」ではない。あなたの今のプレイを、トーナメントでICMが影響を及ぼしてくるようなステージに入ったときに、どう修正を加えるかを解説するものだ。トーナメントはキャッシュゲームとは異なり、チップ対キャッシュの価値が1:1の比率にならない。そのため、あるハンドで勝ち取れる分が、そこでリスクにかけなくてはならない分を上回ることはない。それを踏まえてプレイを決断していく。
本書はICMの概念、およびICMがトーナメントプレイにどのようなインパクトをもたらすかに深く分け入って分析する最初の書物である。本書にはまだプロフェッショナルポーカープレイヤーさえも知らないような草分け的知見が満載である。
バリー・カーター (Barry Carter)
イギリスのポーカー著述家で、ポーカー界では最高の凡庸なプレイヤーとして長く知られている。彼は世界最大のポーカーコミュニティである PokerStrategy.com のエディターで、ダラ・オカニーとの共著『ポーカーサテライト戦略』のほかに、『ザ メンタル ゲーム(1・2)』(パンローリング)がある。
訳者 松山宗彦 (まつやま・むねひこ)ダラ・オカニー氏が出演しているYoutube(外部サイト))
ニューヨーク州立大学バッファロー校経営大学院卒。在米生活14年の間にアメリカの爆発的ポーカーブームと出合い、ポーカーにのめり込む。帰国後はポーカーに関する書籍翻訳を中心として、ポーカーニュースやソフトウェア、映像などの翻訳を通じて、日本でのポーカー普及活動に携わっている。
訳書は『ポーカーとゲーム理論』シリーズのほか『フィル・ゴードンのポーカー攻略法』シリーズ、『ポーカーエリートの「公然の秘密」頻度ベース戦略』、『エド・ミラーのハンドリーディング入門』、『エド・ミラーのエクスプロイトポーカー』、『エド・ミラーのポーカースクール ライブゲームで勝つ』(いずれもパンローリング)など多数。
2012年JPT日本オンラインポーカー選手権優勝。
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