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A5判 ソフトカバー 264頁/定価 本体 1,800円+税 /2004年9月28日発売
ISBN 4-7759-3013-3 C2033
監修 鍋島高明/作画 岩田廉太郎
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作画: 岩田廉太郎(いわた・れんたろう)
1951年生。高校卒業後上京、手塚一門となる。小学館新人漫画賞、講談社ベスト新人賞に入賞。秋田書店の冒険王より『少年探偵団』(原作:江戸川乱歩)でデビュー。
『ザンボット3』(原作鈴木良武/富野善幸)『ジェッターマルス』(原作:手塚治虫)
など多数。著者サイト: まんが工房
同35年、相場業を再開する一方、土地投機にも乗り出し、大阪府泉北ニュータウンで3億円を手中に収める。同51年日本セメント株買い占め、同54年同和鉱業株買い占め、同56〜57年住友金属鉱山株の大量買いに成功、同58年の高額所得者番付トップとなる。平成4(1992)年没。享年95歳。
第2章●田中平八(たなか・へいはち): 生糸・為替相場で大儲け!――天下の糸平
天保5(1834)年、現在の長野県駒ケ根市赤穂に生まれる。安政5(1858)年頃から信州と横浜の間を往復、生糸や藍玉の商売を始める。文久3(1863)年、四日市で茶を積んで横浜に向かう途中、難破して全財産を失った。慶応元(1865)年、横浜で「糸屋」を開業。生糸・為替相場で巨利を博し、「糸屋の平八」略して「糸平」と呼ばれるようになり、自らも「天下の糸平」と豪語した。
明治5(1872)年、横浜金穀相場会所の設立とともに頭取となり、同9年に東京に出て田中組(後の田中銀行)を創立、同11年東京株式取引所の設立と同時に大株主となる。同16年、東京米商会所(後の東京米穀取引所、現在の東京穀物商品取引所)の初代頭取に就任。肺を患い熱海に療養中、私財を投じて水道・電話線を架設する。同17年、50歳、横浜で没する。同24年、隅田川畔に伊藤博文の手になる「天下之糸平」の巨碑が完成。
第3章●佐藤和三郎(さとう・わさぶろう): 『大番』のモデルになった人気者――買いのブーちゃん
明治35(1902)年、2月23日、新潟県赤谷村(現・新発田市)に生まれる。小学校卒業後、大正7(1908)年に上京。兜町の株式現物店桐生屋の小僧となり、夜は赤坂の大倉商業に通った。19年の時、才取屋神田慶次郎商店に勤める。29歳で独立して「佐藤商店」を創立、日中戦争勃発(1937年7月)の頃、鐘紡株で巨利をつかむ。昭和18(1943)年、戦時統制経済が強まると兜町を去り、鉱山業に転じる。
第二次大戦後は兜町に復帰、丸佐証券社長の後、合同証券社長となる。旭硝子や三越新株の買い占め戦では旧知の仲だった山一証券社長・大神一に加担、1500万円(現在の7億5千万円程度?)の儲けを出した。昭和33年、四大証券の市場支配が強まり、相場師としての限界を悟って不動産業・ゴルフ場経営に転じる。獅子文六の小説『大番』の主人公・赤羽丑之助(通称ギューちゃん)のモデルとして有名。昭和55年、78歳で没する。
第4章●雨宮敬次郎(あめみや・けいじろう): 相場で稼いだ鉄道王――怪傑・雨敬
弘化3(1846)年、山梨県東山梨郡牛奥村(現・塩山市)の農家に生まれた。幼少の頃から商業で身を立てようと夢を描いていた。14歳の時、父から一両もらい、近隣から卵や生糸を買い付け、宿駅などに売りさばいた。17歳の頃には600円(現在の4千万円?)ほどの貯蓄ができた。その金で蚕種を買い横浜で売るが、相場変動を読み誤り、失敗。明治19年、甲武鉄道株を買い占める一方、為替相場を張って大儲けする。その金で土地を買込み、儲けはさらに膨らんだ。市内の土地だけでなく、浅間山の麓に広大な土地を買い、落葉松を植林。軽井沢の開発に取り組んだ。
明治25年には東京鋳鉄会社を設立し、東京市に水道用鉄管を納入するが、不正鉄管を納入したという嫌疑で獄につながれる。同36年には東京商品取引所(現・東京工業品取引所)の理事長になる。同時に東京市街鉄道の会長に就任、さらに京浜電気鉄道(現京浜急行)社長も兼ねる。世間では「怪傑雨敬」「商界の魔王」などと呼ばれた。明治43(1910)年、没。享年64歳。
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