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『百人百色の投資法投資家100人が教えてくれたトレードアイデア集 Vol.2』
著者 JACK
定価 1,200円+税 A5判 ソフトカバー 2015年8月発売 ISBN 978-4-7759-9141-1
ここで、大事なのは、数あるノウハウの中で、自分にとって、どれが一番やりやすいかを把握しておくことです。例えば、サッカーで言えば、リオネル・メッシのようなドリブルで状況を切り裂くスタイル(やり方)が合っている人もいれば、往年のジーコのように絶妙のパスを出して、味方を活かすスタイル(やり方)が合っている人もいます。
どのやり方も、それ自体は優れたものです。だからといって、メッシタイプの人がジーコタイプのスタイル(やり方)をやろうとしても、結果がついてくるかどうかは微妙です。その逆もまたしかりです。要は、ノウハウを生かすも殺すも使い手自身なのです。自分に合っていないものをやってみても、その効果を享受しにくいのです。
このことは、投資(トレード)でも一緒です。一番に考えないといけないことは、自分の選んだやり方で結果が出るかどうかです。仮に、ほかの人がやっていて結果が出ていても、そのやり方で自分自身が結果を出せないのであれば、そのやり方は合っていないという結論にしかなりません。逆に、ほかの人にはこなせないけれども、自分にとっては結果が出しやすいというものであれば、それは「続ける価値のあるやり方だ」と結論できます。
他人がどうこうではなく、自分自身にとって結果が出るやり方であるかどうかが、本来、最優先されるべきことなのです。
本書(シリーズ)では、さまざまなタイプの投資家(トレーダー)さんたちから、さまざまなやり方や考え方などを聞いています。ノウハウ本ではありませんので、ひとつの手法を深く掘り下げた構成にはなっておりませんが、その代わり、いろいろなやり方や考え方にふれることはできると思います。 本シリーズで紹介しているものの中から、「あっ、これは自分に合っているかも」とか、「今使っている手法にこの考えをプラスしたら相乗効果が生まれるかも」と感じるものがあったら、積極的に試していただきたいのです。現在の手法をサポートするものとしてでも構いませんので、結果につながる何かを探してほしいと思います。
そして、もしも、「自分に合っているかも」と試してみたところ、うまくいかなったときには、パラメータを変えたり、時間軸を変えたり、ほかの要素(例えばテクニカル等)を加えてみたりなど、皆さんなりのアレンジを足してみてください。自分の頭を使って、いろいろチャレンジしてみていただきたいと思います。
それでもダメなら、やり方自体がダメなのではなく、単純に相性が悪かっただけだと思われますので、また違うやり方に目を向けていただければと思います。
現在の手法をサポートする触媒として、本書をぜひお役立てください。
【第2弾に登場する投資家】 ◆株式投資 avexfreak 〜何かのきっかけで株価が動き出すタイミングを狙う〜 ワタナベくん 〜セクシーボリンジャーで挑む株式投資〜 naz 〜キャッシュリッチな企業を安くなったら買う〜 横山利香 〜とにかく勝つこと。ファンダメンタルで流れを見て、テクニカルでタイミングを計る〜 平山修司 〜調べに調べ上げて成長する企業を見つける〜 ロックオン 〜会計の知識を駆使しながら、安く仕込んで動くまで待つ〜 キクチ 〜上場廃止銘柄と低PBR銘柄に注目し、噴き上がるまでひたすら待つ〜 大内崇 〜Aという状況が得意なシステムとBという状況が得意なシステムを採用し、システムの強みを活かす〜 くぼっち 〜高く買ってさらに高く売る。溜まったエネルギーが吹き出すときに仕掛ける「ジャンピングキャッチ」〜 ◆FX バカラ村 〜他人の損切りを自分の利益にする〜 だいぱぱ 〜建玉操作で損切りをしない〜 アンディ 〜17時以降の「半値」に注目する〜 ナッキー 〜増やした資産を減らさないように「待てる」仕組みを作る〜 Aika 〜日足&4時間足&1時間足を見てシナリオを作ってから参戦〜 虹色FX 〜移動平均線の「虹色」出現でトレード〜 ぱなぱな 〜うまい人のマネをして利益を積み重ねていく〜 ◆不動産 林志英 〜地方に絞った一棟もの投資〜 石原博光 〜地方の高利回り物件がターゲット〜 星野陽子 〜アドバイザーの力を借りながらハイレバレッジ投資で資産形成〜 内藤忍 〜海外(アメリカやアジアの新興国など)の不動産に注目〜 【インタビュー項目】 最初にマーケットに関わったのはいつ頃ですか? きっかけも? 銘柄(通貨)を選ぶときには何を重視していますか? いつもどんな情報を見ていますか(テクニカル&ファンダメンタル) “何”が“どうなった”ときにポジションを作りますか? トレードで大事にしていることを3つ教えていただけますか? ポジション保有中、思惑に反して逆行しているとき、何を考えていますか? また利食いするときはどういう状態になったときですか? 印象に残っている最高の思い出と最悪の思い出は? ご自身のトレードを一言でまとめると、何を狙ったトレードと言えるでしょうか? 自分がほかのトレーダーとは違うと思う点は何ですか? 投資の世界から引退と考えたことはあるか(理由含む) 【本書(シリーズ)の特長 〜本書(シリーズ)を読んでわかること〜】 シリーズ全体で100人の投資家(トレーダー)が登場! 株式投資、FX、不動産投資で活躍している投資家(トレーダー)など、よく名前を見かける人はもちろん、普段、表に出ない人も登場している 普段、結果を出している人たちがどういう情報を参考にしているのかがわかる! どういう考えのもとで銘柄や通貨や物件を選んでいるのかがわかる! エントリーするときは何を根拠にしているのか。決済するときには何を根拠にしているのか。凄腕投資家(トレーダー)たちの頭の中がわかる! 投資(不動産投資含む)をするにあたって、普段、どういうことを大事にしているのかがわかる! 相場観を養うポイントがわかる! さまざまな手法がわかる! 「これは!」と思った手法を試すことができる! 今、どういうやり方がいいのか模索している人にとっては、手法構築のヒントになる! すでに手法を確立している人にとっては、新しいものを知ることで、投資の幅を広げるチャンスになる! 複数の手法を学ぶことで、急な相場変動にも左右されなくなる! 今まで知らなかったやり方や考え方を取り入れることで、パフォーマンス向上の可能性が高まる! 投資の世界で生き続けるためのヒントが得られる! ページのトップへ 関連書籍
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