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みんなが勝てる株式投資世界経済が成長する限り、資産が着実に増えるゲームはある 著者 朋川雅紀 定価 本体1,500円+税 四六判 2009年9月12日発売 ISBN 978-4-7759-9089-6 C2033
実績を残してきたファンドマネジャーが教える“最低でも年率5%以上”を実現するための考え方とアクションプラン。短期投資のようなサバイバルゲームではなく、参加者全員が利益を手にできるゲームで堅実に資産を増やすための指南書である。
【100万円からスタートしたときの資産の増え方】 ※単位:万円 税金等は考慮せず
【例1】100万円を元手に年率10%で30年間運用すると1745万円になる。 【例2】毎年100万円(月8万円)を追加投資しながら、100万円を元手に年率10%で30年間運用すると1億8248万円になる。
しかし、もし利益を出せていないのであれば、何らかの対策を練らねばなりません。事実、儲からない局面に陥ったときには、「損切りで終わるような真似は繰り返したくない」と考える人が大半だと思います。
そういう方々に真剣に考えていただきたいのが「参加者全員が勝てるゲームに参加しませんか」という提案なのです。
「なぜ5%サムゲームなのか」については、「今後も世界経済は(おそらく、年5%程度は)成長する」という考えが基本になっています。
実質ベースの経済成長率が2〜3%、インフレが2〜3%という前提に立てば、名目の経済成長率は5%程度になります。この5%は企業の売上の伸びと見なすことができます。上場している企業であれば、5%以上の売上増はおそらく可能でしょうから、上場している企業の収益については保守的に見積もっても、平均で年率5%以上の成長ができると言っても過言ではないと考えられます。要するに、「株価の上昇率が収益の伸びに連動する」と仮定すると、株式投資のリターンは少なくとも5%になる、というわけです。
第2部では、実践編として、ポートフォリオを組むための方法を解説しています。ひとつのフォーマットを用意していますので、あなたが今保有している銘柄、もしくは保有しようとしている銘柄をそのフォーマットに当てはめて、バランスよくポートフォリオが構築できているかどうかを確認してください。
長期国際分散投資を中心に推し進めるのもよし、一部に取り入れて「短期売買+長期国際分散投資」でいくのもよし。“5%サムゲーム”の使い方は、あなた次第です。
三和総合研究所、三和銀行にてアナリスト、UFJ総合研究所にてエコノミストとして活動後、2004年にGCIアセットマネジメント入社。05年9月にGCIキャピタル・チーフエコノミスト。09年4月より専修大学客員教授。09年6月より現職。東京工業大学生命理工学研究科修士課程修了、Columbia University Master of International Affairs修了、政策研究大学院大学博士課程単位取得退学。著書に「景気予測から始める株式投資入門」、「絶対リターンを目指すオルタナティブ投資」、「一冊まるごと投資商品超入門」、「実質ハイパーインフレが日本を襲う」など。 株式会社FXCMジャパン チーフエコノミストとして、為替、株式、債券など金融市場と実体経済の関係を経済学の視点から分析。分析結果に基づくコメントやレポートは、個人投資家だけでなく市場関係者からも注目を集めている。
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