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私も絶対サラリーマン投資家になる!
〜給料と株式投資で「年収アップ」を実現しましょう〜
著者 Bart&よっしー
四六版 ソフトカバー 172頁
定価 本体 1,400円+税
2005年12月16日発売
ISBN4-7759-9024-1 C0033
→お求めはトレーダーズショップからどうぞ!!
■目次
給料+株式投資で年収アップ。
これが、これからのサラリーマンの生き方!
2005年12月現在、日経平均は一部で“壁”と言われていた1万5000円を突破し、1万5700円まで伸びている。この好況感を受けてか、テレビにも“株”に関する企画が増えてきた。女性誌にさえ株の話題が取り上げられているようになっている。
いわゆる、株ブームの到来である。
この雰囲気の中で、「サラリーマン(OL)をやりながら株式投資を始めたい」と
いう人も増えてきた。実際、密かに株式投資を始めている人もいる。給料以外の“お
財布”を持とうという現状になっている。
ただ、「サラリーマン(OL)をやりながら株式投資」にはひとつ問題がある。就
業中は株価を常にチェックできないのである。デイトレードなどもってのほか。結
局、「株を始めたはいいが、思うように資産が増えない」という人も多い。
本書『私も絶対サラリーマン投資家になる!』の著者であるBart氏とよっしー
氏は、2人とも現役のサラリーマンである。そして、2人とも確実に資産を増やして
いる。サラリーマンをしっかりやりながら株式投資を実践して、である。
この2人の方法の特長は「常に株価を気にしなくても良い」ところにある。先に挙
げた問題点をクリアできる投資法なのである。
例えば、Bart氏の基本はバリュー投資である。それもやみくもに安い株を買う
のではなく、「まずは景気を判断し→好景気だと判断したなら好景気に応じた投資を、
不景気だと判断したなら不景気に応じた投資を」という考え方を軸に置いている。景
気をどう判断するかについては、公に発表されている数字を利用したり、「在庫循環
グラフ」等を作るなどして判断しようと推奨している。もちろん、本書ではそのやり
方もあますことなく紹介している。
よっしー氏の基本はスイングトレードである。上昇気流のポートフォリオを作るこ
とから始まり、移動短期平均線やRSI、ストキャスティクスなどを利用して買い時
&売り時を探るという、サラリーマンをやりながらできそうな方法を本書で紹介して
いる。
ちなみに、Bart氏の方法&よっしー氏の方法、いずれも実際に使ってみて役に
立つと判断した投資法として紹介されているものである。
サラリーマンをやりながら、株式投資で資産を増やす方法は確実にある。Bart
氏とよっしー氏がその見本である。会社からいただく「給料」以外に、株式投資での
利益という「副収入」を得て、自分の年収をアップさせる。これが、これからのサラ
リーマン(OL)の生き方かもしれない。
■目次
まえがき
序章
第1章 来年の株式相場を占う
第1節 経済指標を読む
第2節 ジンクスから占う
第3節 例2006年はどんな年になるか
第2章 (来年の)株式市場が好調と予測される場合
第1節 景気敏感株を買おう
第2節 国内企業物価指数で買うべきセクターを選別する
第3節 セクターから銘柄を抽出する
第3章 (来年の)株式相場が下落すると予想されるとき
第1節 株を買わず現金のままにしよう
第2節 勇気をもって非景気敏感株を買おう
第3節 景気敏感株を空売りする
第4節 素材関連企業の在庫循環に投資して不況下の株高を狙う
第5節 勇気をもって赤字の景気敏感株を買おう
第4章 いつ頃買うべきか
第1節 騰落レシオを利用しよう
第2節 季節要因を利用しよう
第3節 32ケ月サイクル
第5章 コツコツ儲けるための運用方法 その1【よっしーのスイングトレード編】
第1節 株式投資のポイント 〜スイングトレードのすすめ〜
第2節 これから株式投資を始める人のために
第3節 ポートフォリオの作り方
第4節 銘柄選び
第5節 何故、トレードで利益が出ないか
第6節 それでは早速スイングトレード!
第7節 スイングトレードの注意点
第8節 損切りについて
第9節 利食いについて
第10節 おわりに
第6章 コツコツ儲けるための運用方法 その2【分散投資&グランビルの法則】
第1節 分散投資の勧めとその手順
第2節 細かな売買のタイミングを図る 〜グランビルの法則〜
第3節 持ち株の時価総額は常に一定に
第7章 勉強会・オフ会に出よう
第1節 無料セミナーに参加しよう
第2節 有料セミナーに参加しよう
あとがき
参考文献
コラム
在庫循環グラフの作り方
シリコンサイクルグラフの作り方
信用取引について
毎冬に上がる銘柄
IPOの裏技
PBRとPERのはなし
キャッシュフローゲームとは?
成功哲学について
まえがき
この本を手に取ってくださりありがとうございます。第5章を除く全章を担当する
Bartは2005年11月現在34歳のサラリーマンです。しかも証券会社や金融とはまったく無縁の製造業に勤めています。
生まれつき体が弱く、定年まで健康に働く自信がないため、早く引退をすべく29歳のころから株式投資を始め、紆余曲折を経ながらも株式資産を信用取引を使わずに年間平均10%コンスタントに増やせるようになりました(2005年はもっと増やせそう)。10%と聞くと少ないと感じられるかも知れませんが、毎年コンスタントに年間10%増やすのはプロの運用者の成績としても良いほうだと思います。
あまりにも低い預貯金の利子、しかも終身雇用が崩れ、お給料のベアも当てにならなくなってきた現在、皆さんは資産を維持、あるいは増やすためにどのような行動をされているでしょうか。
私は株式投資を強くお勧めします! 商品先物や宝くじなど、ほかにも資産を増やす方法がありますが、以下の理由で賛成できません。簡単に紹介しましょう。
- 商品先物
- 値動きを探るため1日中画面(チャート)を見ていなければいけません。
- 大きくレバレッジを効かさないと(要するに多額の借金をすることです)儲けにつ
ながりません。
- 市場が開いている間、ずっとチャート(商品の値動き)を見ていないといけません。
- 何といっても、利益を直接得るために先物市場は存在していません。
- そもそも先物取引は江戸時代の大阪の米商人がお米を安く買い叩かれない、高値掴
みをしないために考案された制度。利益を直接得ようとするならば、大きくレバレッ
ジを効かせる「ハイリスク・ハイリターン」の方法を採らざるを得ないのが実情です。
- 宝くじ
- 当選率が低すぎます。外れれば掛け金はすべてなくなります。
- 当選額と宝くじの単価と販売枚数を考えたとき、儲かるのは宝くじを売っている銀
行だけで参加者に不利にできています。これでは資産形成の道は開けません。
- 公営ギャンブルとパチンコ・スロット
- 宝くじ同様、当選確率が低いのです。賭けに外れれば掛け金はすべてなくなります。
- 儲かるのはやはり胴元(お店)だけ。参加者に不利にできています。
- 日系証券会社が販売している投資信託
ファンドマネジャーと呼ばれる運用者は所詮サラリーマン。運用成績が悪くてもク
ビにならないでいるヌルイ環境にいます。このことを考えると、やはり資産運用の手
段には疑問符がつきます。
- 個人向け国債
個人向け国債は「財政難の政府がもうこれ以上銀行や郵貯に国債を売れない限界に
きているので個人に買わせよう(お金を借りよう)」ということから作られたもの。
常識で考えて、借金でクビの回らない人にお金を貸すでしょうか。それと同じで、今
の国家財政は火の車。貸すどころか近寄るのも避けるべきでは?
- 不動産投資
最近不動産投資の本が目につきます。不動産投資は悪くはありませんが、その前に
株式投資である程度資産形成を果たしてからでも遅くないと思います。不動産投資の
リスク要因として以下が考えられます。
- 持っているだけで税金がかかる(固定資産税)
- 流動性がない(失敗したと思っても売りたいときにすぐに売れない、結果安く買い叩かれる)
- 売買するときは相対で取引をするので交渉が面倒
- 日本の人口が減少するにつれて、全体的に不動産価格下落のリスクがある(都心等を除く)
これらのことを考えると、資産形成にはやはり株式投資が良いと思うのです。次に、
「何故、株式投資がいい」と思うのかについても簡単にご紹介しましょう。
以上が、私の思う「株式投資の魅力」です。
ただ、このように株式投資の魅力を聞いても「いつどんな銘柄を買えばいいのかわ
からない」という思いが真っ先に出てくるのが正直なところではないでしょうか。だ
から、株式投資には手を出しにくいと……。そして何より、「サラリーマン」という
本業に従事しながら、株式投資できるのかと。
大丈夫です。本書はそんなあなたのための参考書です。今、株を買うべきか否かと
いう判断に始まって、セクター(業種)選択→銘柄選び→そしてまさに株式を買う瞬
間の捕らえ方までの過程を順を追って網羅しています。
普通、株式投資の本というのは、例えば財務内容や経済動向に基づいたファンダメ
ンタル分析や、株価の値動きのみに焦点を当てたテクニカル分析、果ては星占いなど、
ある特定の分野に的を絞ったものになりがちです。しかし、本書では投資方法にこだ
わらず実際に使ってみて役に立つと判断した投資方法を余すところなく紹介すること
にしました。そういった意味では手前味噌ですが、実践的ですぐに役立つ本だと思い
ます。
繰り返すようですがこの本を書いたのはちまたでよく見かけるような普通の一般人
です。その一般人がいろいろ株式投資で学んだこと、経験したことを本書に凝縮しま
した。この本はまさに「一般人の、一般人による、一般人のための株式投資の本」で
す。きっと皆さんのお役に立てると思います。いや、ぜひ皆さんの資産作りのお役に
立ててください。それではハッピーリーディング!
→お申し込みはトレーダーズショップからどうぞ!!
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