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日本国債先物入門 [改訂版]
 JGBトレードのコツと長期金利の全体像

日本国債先物入門 [改訂版]
JGBトレードのコツと長期金利の全体像

著者 久保田博幸
定価 本体2,800円+税
A5判 ソフトカバー 304頁
2012年6月15日発売
ISBN 978-4-7759-9115-2 C2033



著者紹介 | 目次 | はじめに | 関連書籍 | 読者のご意見(初版本)

日本国債は“安全”なのか?
マーケットの生き字引が語るJGBのすべて

NHKスペシャル「日本国債」で放映されました
2012年12月23日(日)放送の「NHKスペシャル 日本国債」番組内で『日本国債先物入門』が放映されました。
債券とは、不特定多数の投資家からまとまった資金を調達するために発行される、いわば「借用証書」である。日本政府が発行する債券を日本国債(JGB=Japanese Government Bond)という。

債券は株式や通貨、商品と並ぶ取引市場のひとつだ。ところが、個人トレーダーの運用対象として考えると、株式には現物株や日経225などの株価指数先物、通貨にはFX(外国為替証拠金取引)、商品には原油や金などの先物があるのに、債券には“ない”。

いや、けっしてないのではない。東京証券取引所には日本初の金融先物として1985年に上場された長期国債先物――通称「JGB先物」――があるのだ。

JGB先物は金融市場のプロからは指標として重視され、内外の機関投資家にはヘッジ・運用市場として活発に利用されている。しかし、日経225やFXに比べて、マイナーな印象があるのも否めない。

その理由のひとつは、売買単位の大きさだろう。JGB先物は単価100円・利率6%・期間10年の“仮想”国債を1億円単位で取引する。価格が1銭動くと、1単位当たり1万円の損益が発生する計算だ。1日で1円以上動くこともあるので、多くの個人トレーダーにとっては、かなりハイリスク・ハイリターンな投資対象となるわけだ。

また、JGB先物を個人向けに取り扱う証券会社がほとんどないのも、地味な印象をもたらす理由のひとつであろう。

しかし、著しく増加する債務残高と一向に改善されない財政赤字を反映して「日本国債の価値下落」が、より強く懸念されている。最近ではミニ先物や差金決済取引(CFD)など、個人トレーダーに手が届きやすい金融商品も登場してきた。“目の前にある機会”に参加する環境が整いつつあるのだ。

本書の執筆者は、草創期から14年以上にわたってJGB先物ディーラーとして活躍し、今も最前線で情報を配信する債券アナリスト。いわばJGB先物の「生き字引」である。

トレーダーの視点から債券・国債・JGB先物の仕組みと市場構造について分かりやすく解説してもらうだけなく、経験者だからこそ語れるトレードで生き残るためのコツとJGB先物の激動の歴史を惜しみなく紹介してもらった。

この市場でのトレードに必要とされる知識やノウハウが網羅された本書から、JGB先物の魅力と可能性を知ってもらいたい。

なお、改訂版では東京証券取引所の取引システム変更にあわせて、変動値幅の仕組み について解説をした。また、ギリシャ危機、日本銀行の包括緩和策、東日本大震災、 欧州債務危機で、JGB先物がどのように変動したかについて補充をした。



著者 久保田博幸(くぼた・ひろゆき)

慶応義塾大学法学部卒業後、国内の証券会社に入社。1986年から14年間以上にわた り、債券現物・先物のディーリングを担当する。債券市場のホームページの草分け 「債券ディーリングルーム」を開設。また、幸田真音著『日本国債』(講談社)の登 場人物のモデルとなる。専門は日本の債券市場の分析。特に日本国債の動向や日銀の 金融政策に詳しい。現在、金融アナリストとしてQUICKなどにコラムやレポートを配 信している。また「牛さん熊さんの本日の債券」というメルマガを配信中。日本アナ リスト協会検定会員。主な著書に『日本国債は危なくない』(文春新書)、『ネット で調べる経済指標』(毎日コミュニケーションズ)、『国債の基本とカラクリがよー くわかる本』(秀和システム)、『債券と国債のしくみがわかる本』(技術評論社) など多数。

  ◎著者HP「債券ディーリングルーム」 http://fp.st23.arena.ne.jp/

  ◎財務省「国債金利情報」 http://www.mof.go.jp/jouhou/kokusai/kinri/index.htm

  ◎東京証券取引所「日報」 http://www.tse.or.jp/market/data/daily/index.html
 



■目次

はじめに

第1章 JGB先物の魅力

  知られざる巨大市場
  JGB先物は日本債券市場の指標
  日本の鏡
  簡単な損益計算例
  データの入手
  JGB先物を理解するために

第2章 債券の基礎知識

2-1 債券とは
  債券理解の基本3要素
  債券価格の単位
  債券価格と利回り
  利回りは債券の尺度
  単利と複利
  現在価値
  デュレーション
  修正デュレーション
  イールドカーブ
  イールドカーブの利用法
  利回りを決める仮説
  市場分断仮説

2-2 債券市場と短期金融市場
  発行市場
  流通市場
  債券市場参加者
  短期金融市場
  日本の債券レポ市場
  債券現先市場

2-3 債券価格の変動要因
  なぜ債券価格は動くのか
  景気と物価
  原則と現実
  株価と長期金利
  日本銀行の金融政策

第3章 国債の基礎知識

3-1 国債の発行
  発行目的による分類
  期間別の種類
  国債の入札
  入札の仕組み
  コンベンショナル方式

3-2 現物市場
  現物市場の参加者
  店頭市場
  日本国債の安全性
  プライマリーバランス

第4章 JGB先物の仕組み

4-1 JGB先物とは
  JGB先物の受渡日
  JGB先物の価格と売買単位
  JGB先物の標準物
  ヘッジ取引
  ミニJGB先物

4-2 取引所取引
  価格形成
  立会時間
  制限値幅

4-3 決済と証拠金
  損益計算例
  SPAN証拠金
  追加証拠金
  最終売買日まで契約を維持した場合
  チーペスト銘柄

4-4 JGB先物プレーヤー
  ヘッジファンド
  CTA
  証券会社と銀行
  裁定取引
  リーマンショックの影響

第5章 JGB先物市場を知る

5-1 ディーラーの1日
  朝の確認事項
  前場の確認事項
  後場の確認事項
  大引け後の確認事項

5-2 JGB先物のデイトレード
  基礎知識を取り込む
  デイトレーダーは順張りで臨む
  必要なのは勝率
  得意なパターンを見つける
  パターン分析
  テクニカル分析
  パターン分析の例
  感性の必要
  パニック
  波
  固定観念
  冷静沈着
  ロスカットルール
  スランプ脱出法
  視点
  情報が命
  天才ディーラーの共通点
  巨額損失事件にみる悪いディーラー例
  金融危機への対応

5-3 JGB先物市場の歴史
  戦後初の国債発行
  シンジケート団と売却自粛
  JGB先物上場へ
  プラザ合意
  黒電話の時代
  債券ディーリング全盛時代
  バブル崩壊
  一進一退の展開に
  3年ぶりの金融緩和
  運用部ショック
  ゼロ金利政策の解除
  量的緩和政策
  レンジ内での一進一退続く
  10年国債で初めての札割れ
  債券のミニバブル
  量的緩和政策とゼロ金利政策の解除
  サブプライム問題
  2008年の金融経済危機

さいごに

付録A JGB先物オプション
  オプション取引とは
  損益パターン
  プレミアムの価値

付録B 海外の債券先物
  世界の取引所の変遷
  米国の国債制度
  ドイツの国債制度
  米国債の先物市場
  独国債の先物市場

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■はじめに

日本で初めての金融先物取引である長期国債先物取引(JGB先物取引)が東京証券取引所に上場されることを知ったのは、取引が開始される1年前の1984年ごろであったろうか。当時、私は証券会社に勤務しており、地方支店の営業から債券部に異動したばかりであった。

まずは債券の基礎から学ぶ必要があり債券募集業務を担当した。しかし、JGB先物取引が開始されることを知り、なぜか債券先物取引という世界に非常に興味を持ち、数少ない参考図書を揃え、関連のセミナーに、休暇を取ってまで参加した覚えがある。

JGB先物への私の関心が会社にも伝わったのか、JGB先物が上場されてから1年後の1986年10月に債券売買業務を担当することとなり、現物債とともにJGB先物を売買する債券ディーラーとなった。それから14年以上にわたり債券ディーラーを続けることとなった。その間には、債券のディーリングが全盛期を迎え、売買が活況となった時代があった。しかし、それは長く続かず、次第にディーラーは減っていった。

それでも14年の長きにわたってディーラーを続け、その後もJGB先物に絡んだ仕事を続けているのも、私のJGB先物に対する情熱といったものが衰えなかったためではないかと思う。いつかはJGB先物の本を書きたいと思っていたところ、パンローリングさんから執筆依頼があった。喜んで受けさせていただき、完成したのがこの本である。

私のJGB先物への思いが少しでもこの本から伝わってくれれば幸いである。


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