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ウィザードブックシリーズ Vol.220

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バリュー投資アイデアマニュアル バリュー投資アイデアマニュアル
得意分野を見極めるための戦略の宝庫

2014年8月発売/A5判 ハードカバー 382頁
ISBN978-4-7759-7188-8 C2033
定価 本体2,800円+税

著 者 ジョン・ミハルジェビック
監修者 長尾慎太郎
訳 者 井田京子


目次 | まえがき | 序章

「あなたの性格に合ったバリュー投資法」を探せ!
プチバフェットになるための金鉱を掘り当てる!

著者が編集長を務めるニュースレターの「ザ・マニュアル・オブ・アイデア」は、世界の一流投資会社やマネーマネジャーにとって最先端のリサーチとアイデアを得るために欠かせない情報源であり、購読者のリストはさながら金融業界の紳士録である。このニュースレターは、トップマネーマネジャーのアイデアを凝縮した「アイデアのじょうご」であり、一流バリュー投資家が大きな利益につながるアイデアを生み出すときの頭の中をのぞかせてくれる。

本書は、この素晴らしいニュースレターをすべての投資家が体験できる機会であり、バリュー投資の最高のアイデアを探し、分析し、導入するための実績ある枠組みを提供している。100人以上のトップファンドマネジャーのインタビューに基づいた本書は、知恵の宝庫であり、ウォーレン・バフェット、グレン・グリーンバーグ、ジョエル・グリーンブラットといったスーパーバリュー投資家の思考の過程も垣間見ることができる。

本書の内容とは……。

本書のテーマである素晴らしいアイデアは、投資の活力の元である。これを読んで、利益につながる新しい独自のバリュー投資のアイデアを生み出す方法を学んでほしい。


著者紹介

ジョン・ミハルジェビック(John Mihaljevic)
CFA(公認証券アナリスト)。ニュースレター「ザ・マニュアル・オブ・アイデア」(バリュー投資家向けのアイデアを紹介するリサーチ系の月刊ニュースレター)の編集長で、バリューカンファレンス(バリュー投資家向けのオンライン投資会議)のマネジングディレクター。2005年からはミハルジェビック・キャピタル・マネジメントLLCのマネジングパートナーも務めている。また、トップマネーマネジャーのみが入会できるバリュー・インベスター・クラブのメンバーで、同クラブの最高の投資アイデアに贈られる賞も受賞している。エール大学CFO(最高財務責任者)のデビッド・スゥエンセンの下で資本配分を学び、ノーベル経済学賞受賞者のジェームズ・トービンのリサーチアシスタントを務めたこともある。エール大学経済学部を優秀な成績で卒業し、CFA(公認証券アナリスト)の資格を取得している。スイスのチューリッヒに、妻と二男一女と在住。


■本書への賛辞

「賢い投資家は本書を注意深く読み、みんながこれを読まないように願うことだろう」――ブライアン・ローレンス(オークリフ・キャピタル創設者)

「私は、著者が発行するニュースレターが投資の世界で最も優れていると思っている。これは、ニュースレターというよりも、頻繁に更新される投資マニュアルと呼んだほうがよいものだ。そして、本書には、バリュー投資を最もよく知る著者が厳選した最高の投資の知恵が詰め込まれている。これを読めば、だれでも投資結果が改善するだろう。バリュー投資の世界に素晴らしい貢献をしてくれてありがとう」――モニッシュ・パブライ(『ダンドー』[パンローリング]の著者、パブライ・インベストメント・ファンドのマネジング・パートナー)

「素人にとってもプロにとっても投資の知恵がたくさん詰まった素晴らしい本。著者は、幅広い内容を簡潔にまとめ、投資家にとっての宝物を作り出した」――アラン・ミーカム(アーリントン・バリュー・キャピタル創設者)

「有益かつ素晴らしい読み物。投資家にとって、どのようなポートフォリオにも活用できる具体的かつ頼りになるアイデアを提供してくれる」――デーブ・セザー(セザー・ファイナンシャル・グループ・インク社長)

「本書は総合的な投資本で、複雑なグローバル投資の指針となるさまざまな方法が分かりやすく紹介している。ここには、優れた投資家になるための、素晴らしい洞察と具体的なツールと戦略と手法が示されている。また、世界的な投資家がアイデアを生み出したり、ビジネスモデルや経営陣を評価したりするときに用いる方法も紹介されている。投資で成功するためには、柔軟性と独自性が必要だが、それはリスクの評価と管理をしたうえで、規律ある分析的手法に基づいたものでなければならない。初心者から経験豊富な人まで、すべての投資家に本書を強く勧めたい」――ポール・ルーンツェス(ルーンツェス・アセット・マネジメント社長)

「本書を読めば、著者が世界有数の投資家との数多くのインタビューで得た知識と、著者自身の経験と洞察に基づいた投資のアイデアを見つけるための強力なツールを手に入れることができる。本書はバリュー投資のさまざまな手法を効率的に紹介するだけでなく、優れた実例も示している。本書の効果的なツールと教えは、高リターンにつながるだろう」――ジェーソン・ダン(CFA、ホワイト・ビソン・キャピタル創設者兼ポートフォリオマネジャー)


目次

監修者まえがき
まえがき
序章

第1章 極めて個人的な取り組み――何を保有したいのか
資金をウォーレン・バフェットに預けるか、それとも自分で運用するか
自分で資本配分をしてみる
オーナーとしての考え方
銘柄選びの枠組み
本章のポイント

第2章 グレアム流ディープバリュー(割安株)投資――優雅ではないが利益は上がるしけモク投資戦略
その方法はなぜうまくいくのか
グレアム流投資――利用と誤用
グレアム流割安株を探すためのスクリーニング
スクリーニングのあとに――ディープバリューの投資候補を絞り込んでいく
グレアム流割安株を見極めるために正しい質問をする
本章のまとめ

第3章 サム・オブ・ザ・パーツの価値――追加的な資産や隠れ資産がある会社への投資
その方法はなぜうまくいくのか
見過ごされがちな資産を持つ会社への投資――利用と誤用
複数の資産を持つ会社のスクリーニング
スクリーニングのあとに――隠れ資産を探すための実績ある方法
隠れ資産を持つ会社に正しい質問をする
本章のまとめ

第4章 グリーンブラットの安くて良い株を見つける魔法の公式
その方法はなぜうまくいくのか
安くて良い会社への投資――利用と誤用
安くて良い会社を探すスクリーニング
スクリーニングのあとに――どこまで改善していくのか
グリーンブラット式の割安な会社に関して正しい質問をする
本章のまとめ

第5章 ジョッキー株――素晴らしい経営陣とともに利益を上げる
その方法はなぜうまくいくのか
ジョッキー株への投資――利用と誤用
ジョッキー株のスクリーニング
スクリーニングのあとに――素晴らしい経営者のリストを作る
経営者に関して正しい質問をする
本章のまとめ

第6章 リーダーに続け――スーパー投資家のポートフォリオからチャンスを見つける
スーパー投資家がスーパーなのには理由がある
スーパー投資家のまねをする――利用と誤用
スーパー投資家が所有している会社のスクリーニング
バフェット村のスーパー投資家
スクリーニングのあとに――スーパー投資家はその会社のどこに魅力を感じたのか
本章のまとめ

第7章 小型株は大きなリターンにつながるか――あまり注目されていない小型株と超小型株で儲ける
その方法はなぜうまくいくのか
小型株への投資――利用と誤用
有望な小型株や超小型株のスクリーニング
スクリーニングのあとに――それ以外の魅力ある小型株や超小型株を探す方法
小型株の見通しに関して正しい質問をする
本章のまとめ

第8章 スペシャルシチュエーション戦略――イベント型の投資チャンスを探す
なぜその方法はうまくいくのか
スペシャルシチュエーション投資――利用と誤用
ロボット的な分析の危険性
スペシャルシチュエーションを探し出す
スペシャルシチュエーションに関して正しい質問をする
本章のまとめ

第9章 スタブ株――レバレッジが高い会社への投資(または投機)
その方法はなぜうまくいくのか
スタブ株への投資――利用と誤用
スタブ株のスクリーニング
スクリーニングのあとに――悪徳弁護士もどきの手法
スタブ株に関して正しい質問をする
本章のまとめ

第10章 国際的なバリュー投資――自国以外で価値を探す
その方法はなぜうまくいくのか
外国の株への投資――利用と誤用
外国株のスクリーニング
スクリーニングのあとに――地域の専門家に便乗する
外国の株に関して正しい質問をする
本章のまとめ

参考文献


■まえがき

 著者に本書のまえがきを頼まれたとき、私はうれしく光栄に感じ、その場で快諾した。私は彼の仕事を尊敬しているし、彼との知的交流を高く評価しているし、彼が執筆しているニュースレター「マニュアル・オブ・アイデア」からは長年にわたって大いに学んでいるからだ。

 ミハルジェビックの仕事は探究心にあふれ、より良い投資家になるために常に知識と理解を追及している。しかも、それを自分だけの経験にとどめない寛大さがある。彼は知的で熱心な投資家から学ぶ姿を自ら示し、それに関する考察まで紹介しているのである。

 彼が学ぶ姿を見ることで、私たちはどうすればさらによく学ぶことができるのかも知ることができる。

 本書には、著者自らのエピソードや、どのようにして現在の地位を得たかについても書いている。そのセクションを読めば、学びと知識と創造性を追及する姿勢がその人を表す(あるいは、そうあるべき)ということが分かるだろう。

 また、彼には謙虚さがある。投資にはさまざまな考え方があり、会社の価値を理解し、それが将来どう変わるのかを予想するのにもさまざまな手法があることを理解している。そして、その答えが環境や投資額によって変わることもよく分かっている。

 私は、投資家として最も価値ある行動は読書だと思っている。私は小さいころから読書が好きで、そのように育ててくれた両親に感謝している。チャーリー・マンガーも、最高の投資のひとつは本を買うことだと書いている。ほんの何ドルかで、著者があなたのためにその本を書くに至った何年もの経験を手に入れることができるからだという。まったく同感だ。

 私が本書を勧めるのは、投資という技能について体系的に考えるための洞察とモデルと手法を与えてくれるからである。みんな良いバリュー投資家になりたいと思っているが、ツールや手法は人によって違う。しかし、私たちは常に学び、新しいことを取り入れながら向上していくことができるし、そうすべきだろう。

 本書は、まさにその手助けをしてくれる。各章には、成功した投資家の取り組みが具体的な例を用いて紹介されている。投資で成功することは、厳しくて孤独な作業でもある。また、判断の基となる証拠や書類は過去のものだが、リターンは将来得るものだ。そして、将来は過去とは逆になることもあれば、まったく違うこともある。

 投資家は、そこを見極めていかなければならない。そしてそのときに、本書で紹介する概念を読み、学び、考えることが助けになる。

 この難問に、楽しみながら挑んでほしい。

 

トーマス・S・ゲイナー(マーケル・コーポレーション社長、最高投資責任者)


■序章

 バリュー投資は時には孤独な試みだが、その一方でたくさんの友情と、そこから得た新しい経験が私の人生を豊かにしてくれた。バリュー投資の世界は多様で、活気があり、世界中に広がっている。私は、チューリッヒとクロスタースで開催されるバリューx(毎年開催されるバリュー投資家の集い)や、バリューカンファレンス(バリュー投資家がアイデアを交換するためのオンライン会議)や、「マニュアル・オブ・アイデア」(バリュー投資のアイデアを紹介する月刊のリサーチ系ニュースレター)に深くかかわっていることをうれしく思っている。

 ウォーレン・バフェットの驚くべき成功をもたらした投資哲学を信奉する人たちは、世界中のどの国にもいる。彼らの多くは、それぞれの才能と、文化的な感覚と、それぞれの環境を使って、それぞれのバリュー投資の手法で成功を収めている。アメリカのモニッシュ・パブライ(『ダンドー』[パンローリング]の著者)、カナダのプレム・ワスタ、イギリスのマッシモ・ファゲッタ、スイスのガイ・スピア、フランスのフランソワ・バデロン、スペインのフランシスコ・ガルシア・パラメス、イタリアのチッチョ・アゾリーニ、ロシアのヨハン・ワームス、インドのラフール・サラオギ、ニュージーランドのクリストファー・スワスブルック、日本の阿部修平などはそのほんの一部である。

 私たちは、本書の執筆に当たって世界で活躍する100人以上のファンドマネジャーにインタビューを行い、アイデアを生み出す方法について知恵を集めた。本書では、私が「ザ・マニュアル・オブ・アイデア」の編集長として学んだことと、現代の最も成功している投資家がアイデアを生み出すために用いている方法の一端を紹介していく。インタビューに応じてくれた投資家のなかには、チャック・アクリ、チャールス・ドゥ・ボウ、ジャンマリー・エビヤー、トム・ゲイナー、ジョエル・グリーンブラット(『グリーンブラット投資法』『株デビューする前に知っておくべき「魔法の公式」』[いずれもパンローリング]の著者)、ハワード・マークス、モニッシュ・パブライ、トム・ルッソ、ガイ・スピアなどそうそうたる人たちも含まれている。また、次世代のスーパー投資家候補である有望なファンドマネジャーからもさまざまな洞察を得た。深く掘り下げたインタビューの内容は、YouTubeで無料で公開している。manualofideas や valueconferences のチャンネルで検索してみてほしい。

 第1章は、バリュー投資家の考え方に注目する。普通のマーケット参加者は、株価を画面上のただのくねくねした線だとしか見ておらず、ケインズの美人投票的な見方から抜け出すことができないが、バリュー投資家はそれとは異なる考えを持っている。第2章〜第10章は、バリュー投資のアイデアが生まれる過程を、9つの分野に分けて細かく見ていく。.哀譽▲猯のディープバリュー、▲哀蝓璽鵐屮薀奪箸遼睨,慮式、小型株のバリュー投資、ぅ汽爛ブザパーツまたは隠れた価値、ゥ后璽僉偲蟷餡箸買っている株、Ε献腑奪ー株、Д好撻轡礇襦Ε轡船絅─璽轡腑鵝↓┘好織岾堯↓外国でのバリュー投資――などである。これらの分野には重複する部分もあるが、投資のアイデアを探す方法は、少しずつ違っている。各章では、アイデアを生み出すための正しい方法と誤った方法を検証し、スクリーニングのための洞察を示し、定量的なスクリーニングのあとにすべきことを紹介し、正しい質問をするためのキーポイントを明らかにしていく。そうすれば、アイデアを生み出すための指針に基づき、本質的なバリュー投資の原則に沿って検討することができるようになる。

 私の投資に関する考え方に影響を及ぼした人すべてに言及することはとてもできない。ただ、特別大きな影響を与えてくれたメンターが何人かいる。まずは、ノーベル経済学賞受賞者の故ジェームズ・トービン教授である。私はエール大学で彼のリサーチアシスタントを務めていたとき、幸運にもリスクと資産配分に関する教授の思考を学ぶ機会に恵まれた。また、エール大学のCFO(最高投資責任者)であるデビッド・スウェンセンが主催するゼミ(生徒とファンドマネジャーが一緒に学ぶ独自のゼミ)は、私がバリュー投資の道を歩む後押しをしてくれた。アクアマリン・キャピタルのCEO(最高経営責任者)であるガイ・スピアは、投資と人生にかかわるたくさんの知恵を与えてくれた。それ以外にも、私が手本とするウォーレン・バフェット、チャーリー・マンガー、ジョエル・グリーンブラット、トム・ゲイナー、モニッシュ・パブライからは、彼らの執筆したものに加えて、ザ・マニュアル・オブ・アイデアやバリューカンファレンスなどでの交流を通じて大いに学ぶ機会を得た。彼らはバリュー投資の世界に最も大きな影響を及ぼした人たちであり、その英知を公開してくれたことに大いに感謝している。

 個人的には、私の兄弟で、ザ・マニュアル・オブ・アイデアのパートナーでもあるオリバー・ミハルジェビックにも感謝したい。彼は、自身も優れた投資家だが、金融教育におけるバリュー投資の重要性を喚起するために独自の取り組みを行っている。彼は投資を極めるために常に新たな洞察を探究しており、私も大いにその恩恵を受けている。私の妻、ブランカは、本書の執筆期間を通して完成の妨げになりそうなもろもろを軽減することで、大いに支えてくれた。そして、3人の子供たち、マークとミアとマテオは、私が執筆を続ける動機であるだけでなく、私が大いに必要としていた(時には必要以上の)気分転換を与えてくれた。  本書を楽しんでほしい。

                 

ジョン・ミハルジェビック

■監修者まえがき

 本書は、ニュースレター「ザ・マニュアル・オブ・アイデア」の編集長であるジョン・ミハルジェビックが著した“The Manual of Ideas : The Proven Framework for Finding the Best Value Investments”の邦訳である。経済学のバックグラウンドを持ち、バリュー投資研究の専門家である著者は、投資カンファレンスを運営するとともに、100人を超える世界の名だたる投資家にインタビューを行ってきた。そうした活動から得られた知見をまとめ、一般投資家が資産運用の世界のスーパースターたちと同様の投資手法を実践するための手引きを記したのが本書である。

 もちろん、ここで参照されている投資手法は、すべて実際のヘッジファンドや企業などで実践されているものばかりであるから、もし読者が相当の資産家であれば、該当する投資ビークルに投資することによって、優れたバリュー投資のイクスポージャーを容易にとることができる。しかし、現実には大半の投資家にとって、そうした投資における必要最小投資単位は敷居が高く簡単ではない。したがって、現実には私たちが信じるに足るバリュー投資を行いたければ、自分の手で行うよりほかに道はない。

 ところで、本書の第4章でエージェンシー・スラックの話が出てくる。多くの資産運用者(エージェント)は顧客(プリンシパル)のために動くのではなく、自分の利益を優先するという指摘である。ここで、プロフェッショナルの資産運用者の名誉のために書いておくと、日本ではそのような問題はまず発生しないと考えてよいと思う。私の知るかぎり、私たちの国の資産運用関係者の職業的倫理観や職務に対する責任感は非常に高く、彼らは受益者の依頼を忠実に履行するべく力を尽くす。だが一方で、多くの一般投資家は他者が自分の資産を運用することに潜在的に強い不安を覚えるせいか、エージェントに裁量を与えることを嫌う傾向がある。結果として、国内のファンドの仕様は極めて硬直的になり、利益の最大化ではなくリスクの最小化を志向することになる。このため、本書にあるようなバリュー投資手法で運用されるファンドが設定されることは将来も望めそうにない。

 しかし、それは同時に、このスタイルの投資の世界においては、私たちにとって競合相手となる機関投資家がほとんど存在しないことをも意味している。さらに日本の読者にとっての朗報は、本文中にもあるように、日本の株式にはバリュー投資に向いた銘柄が欧米の株式市場と比べて豊富にある可能性があることである。こうしてみると、私たちは米国の原書の読者よりもはるかに有利な位置に立っていると言ってもよいのではないか。本書の読者から多くの成功者が生まれる公算は非常に高い。

 翻訳にあたっては以下の方々に心から感謝の意を表したい。井田京子氏は丁寧な翻訳を行っていただいた。そして阿部達郎氏にはいつもながら丁寧な編集・校正を行っていただいた。また、本書が発行される機会を得たのは、パンローリング社の後藤康徳社長のおかげである。

 2014年7月

長尾慎太郎

参考文献


バフェットからの手紙
[第3版]

証券分析

グリーンブラット投資法

株デビューする前に知っておくべき「魔法の公式」

ダンドー

ウォール街で勝つ法則

バフェット合衆国

麗しのバフェット銘柄


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