NT倍率に応じた個別銘柄の投資戦略
【日経225先物とTopix先物の裁定取引 市川武史】
裁定取引とは似通った動きをする2銘柄の一方を買い、一方を売ります。
このため常にリスクをヘッジしながらトレードを行うことになり、
大きなドローダウン(投資額の落ち込み)が起こりにくいというメリットがあります。
ここでは日経225先物とTOPIX先物のどちらかの一方を“買い”、もう一方を“売る”両建て取引を紹介します。
東証と大証の統合により、日経225先物とTOPIX先物の両建ては、
証拠金が大幅に軽減されたことも今後注目が集まっている取引です。
【講師コメント】
裁定取引は機関投資家の中では広く行われていますが、個人投資家にはあまり馴染みのない手法です。
一般的な裁定取引を個人投資家が行うためには解決しなければならない課題がいつくかあるために、現実的ではないとされてきました。
今回のセミナーでは、日経225先物とTOPIX先物の両銘柄を同時に取引する【NTスプレット取引】についてお話させていただきます。
私自身も実践しているこの方法は、個人投資家でも行うことが出来る数少ない裁定取引の一つです。
裁定取引を行う上での基本的な考え方や、実践するための具体的な手法にいたるまで、参加者の皆さんに理解を深めていただけるようお話したいと思います。
【目次(予定)】