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慶応大学投資クラブ「SPEC」が贈る
ぼくらの株式投資奮闘日記
著者 慶応大学投資クラブ SPEC
四六版 ソフトカバー 260頁
定価 本体1,500円+税
2006年05月11日発売
ISBN4-7759-9032-2 C0033
→お求めはトレーダーズショップからどうぞ!!
「同じ状況なら、自分もきっと同じことをしただろうな」。そう思えることが他人の経験にはあるものです。良いことであれば、それを自分の投資に取り入れればいいでしょうし、悪いことであれば「自分の代わりに失敗してくれてありがとう」と感謝しつつ、それを避ければ良いだけの話なのです。他人の体験を知ることでも、十分、学びは得られるのです。
今回の慶応大学投資クラブ「SPEC」メンバーの投資日記は、2005年8月〜11月までの売買を紹介したものです。郵政民営化もあれば、ヘラクレスの気配値一本化もあり、ジャスダック&東証のシステム障害もあれば、日経平均の急上昇もあった激動の4ヶ月を細かに書き記したものです。
彼らの経験を読みながら、その一方で「自分だったらどうしたか」を想像しながら読んでください。そして、参考にできるところがあれば、ぜひ、今後の投資戦略に取り入れてみてください。彼らの体験を「あなたの体験(=疑似体験)」として役立ててください。
目次
序章第1部 試験があったとしたら出るかもしれないファンダメンタルズ分析
第1章 ファンダメンタルズ分析とは何か
概要/何がわかるのか第2章 財務分析について
概要/財務分析に必要な資料とは/情報の入手先は?/連結or単独第3章 財務諸表の種類
第4章 財務諸表の見方
第1節 貸借対照表
概要/固定資産・流動資産で安全性を見る/流動比率で企業の安全度を測る/自己資本と他人資本でさらに安全性を見る/企業の「ふところ具合」を有利子負債で見る第2節 損益計算書について
概要/「売上高」でどれだけのお金が入ってきたかを見る/「営業利益」を見てどれだけの費用がかかっていたのかを知る/「営業外利益&営業外費用」で本業以外の収支を見る/特別損益を見て、当期純利益に影響を与えていないかを知る/当期純利益で最終的にどれだけの利益が残ったのかを知る/利益率を見ることで効率的な経営が為されているかを知る/原価率を見ることでどれだけのコストを掛けているのか知る/販管費を見ることで企業の効率化をさらに調べる/増収・増益率を見ることで成長性を知る第3節 キャッシュフロー計算書
概要/営業キャッシュフロー/投資キャッシュフロー/財務キャッシュフロー第5章 株価指標について
第1節 PERについて
PERの概要/PERの求め方/PERの使い方
第2節 PBRについて
PBRの概要/PBRの求め方/PBRの使い方/
第3節 ROEについて
ROEの概要/ROEの使い方=数値が高いほど優秀
第4節 ROAについて
ROAの概要/ROAの使い方
第5節 配当性向・配当利回り
配当性向・配当利回りの概要/配当性向・配当利回りの使い方=キャピタルゲインを狙うか、インカムゲインを狙うか第2部 試験があったとしたら出るかもしれないテクニカル分析
第1章 テクニカル分析について
第2章 テクニカル指標とは
概要/テクニカル指標は完全ではない第3章 代表的なテクニカル指標について
第1節 移動平均線
概要/使い方/注意点
第2節 MACD
概要/使い方/注意点
第3節 RSI(相対力指数)
概要/使い方/注意点
第4節 ストキャスティクス
概要/使い方/注意点
第5節 一目均衝表
概要/使い方
第6節 ボリンジャーバンド
概要/使い方/注意点
第7節 出来高
概要/使い方/注意点第3部 郵政民営化あり、ヘラクレスの気配値一本化あり、 ジャスダックのシステム障害あり、東証のシステム障害もあり……。 波乱の4ヶ月を闘った、慶応大学投資クラブSPECメンバーの投資日記
慶応大学投資クラブSPEC所属
現役女子大生☆芳川諒子☆の超初級☆投資日記慶応大学投資クラブSPEC二期副代表
森光伸による投資日記慶応大学投資クラブSPEC出版チームリーダー
合田の投資日記慶応大学投資クラブSPEC三期代表
春尾の短期売買日記株式投資日記番外編
これだけはやってはいけない天野の投資日記第4部 投資日記をつけて学んだ“教訓”紹介
第1章 教訓8箇条【概要】
第2章 教訓8箇条についての詳細
教訓1 投資理由はちゃんと考えてから投資する
教訓2 いくら財務内容を重視しても買い時売り時は必ずチャートを見て判断する
教訓3 自身の持つリスク許容度を超えて損が出たら売却する
教訓4 アップデートされた最新の情報を集める
教訓5 うわさで買い(売り)、確かな情報が出たら売る(買う)
教訓6 投資はロマンであるという気概を持って臨む
教訓7 大きな流れに沿っていく
教訓8 日記(売買記録)をつける付録
番外編 市場を読もう
金利関係/海外情勢/需給関係/経済指標/天候特別寄稿 (株)FISCOアセットマネジメント岡崎氏コラム
投資研究会SPECに所属する個人個人はそれぞれやりたいこと、進みたい道があります。しかし、道は違っても、将来「あいつが何かやるらしい。助けよう!」と言い合えるような関係を築きたいという強い共通の思いを皆が持っています。歴代の著名な方々を見ても、学生時代に価値観を共有したとか、何かしらの共同作業をしたという友人たちとの関係は信頼感で結ばれているようですし。
何か大きなことをするときには、この信頼関係がもっとも大事になると思います。また、信頼感だけでなく緊張感を持った関係でいたいとも思っています。ただ仲が良いだけで、惰性で時間を過ごしているような間柄ではなく、それぞれが得た新しい知識や経験などを話し合って刺激を与え合い、さらに成長していけるような、そんな切磋琢磨し合える人間関係が築けたらと思うのです。
株式投資は、お金がかかっているからこそ現実的かつ真剣になれるし、“机上の論理だけではない経済の実態を知る”という大きな目的達成の過程で、きっと何か強い絆のようなものが得られると確信しています。
バブル以降、株式投資に対して悪いイメージがついたことは皆さんもご存知のとおりです。個人投資家の数や出来高がそれ以降激減したことは紛れもない事実で、物心つくかつかないかという時期に“バブル崩壊”を目の当たりにした我々学生の世代は、特に「株」「債券」「外貨」などの金融リスク商品を、無意識のうちに敬遠するようになっていました。「信用取引で大損して自殺した人がいるらしい」「株は危ないから貯金するに限る」など、保守的な風潮が若い世代を覆っていたことは、実際、私たちが肌で感じていた現実でもありました。
しかし、やはり「投資の盛り上がりなしには経済の興隆もない」と教えられてきたことも事実でした。「日本は他国に比べて貯蓄率が異常に高く、株や債券などでの資産保有が極端に少ない。多額の個人資産が眠ったままの状態にある。仮に、その資産が市場に流れ出れば、どれほどの経済効果が望めるだろう」というシンプルな考えが常に頭の中をめぐっていたのです。
だからこそ、学生という立場の私たちが、額は小さくとも先頭に立って株式投資を行い、投資の重要性やその魅力を少しでも伝えられたらと思ったのです。特に、私たちを含めた多くの学生投資クラブの設立を近くで見ている学生たちは、この動きを肌で感じ取って、いち早く反応し、参入できる環境にあります。彼らは将来的に大きな資産を保有し、それらを運用することになる「投資家予備軍」です。まずは、彼らが私たちの活動から将来の資産形成への第一歩を踏み出してくれればと思います。それがほかの若者たちへ、そして一般の家庭にも伝播し、さらなる株式投資の興隆を生むきっかけのひとつとなることを願っています。
現在の経済状況を考えると、個人にとっての投資の重要性が鮮明に浮かび上がってきます。騒がれている今後の年金問題、財政難による消費税引き上げ等を考えると、投資をしなければ生き抜けない時代になってきていることは、おぼろげながら皆さんが感じていることだと思います。資産を守り増やしていくためには分散しておくことが大切です。貯金はもちろんですが、それだけに資産を置いておくのはリスクでもあるのです。 日本経済は長い間の低迷期をぬけて回復基調に入ったことがさまざま指標からも確認できています。過去のデータから言えば、景気が回復すれば株価は上昇していきます。投資を始めるに当たって「今」がとても適した環境にあると私たちは考えています。
2005年11月末現在、デイトレードや外国人機関投資家の増加で45億株という出来高が実現するほどの盛り上がりを見せている株式市場。この出来高のうちの0.00001%は、私たちが投資クラブを設立したことによるものかもしれない。そんなことを考えながら私たちは日々活動しています。まだ大学生である私たちの熱気あふれる奮闘ぶりを、ぜひ最後までお読みになってください。
8月1日
今日から株式投資日記を書き始めます! 投資日記の記念すべき第1回の購入銘柄は大学生ならおなじみの企業、スクウェア・エニックスです! 購入理由は以下の通り。【購入理由】
【分析(スクウェア・エニックス)】
- ファイナルファンタジー12の発売が近々発表されること、さらに来年3月の発売になる可能性が高いこと、またキングダムハーツやその他有力タイトルが今年ラインナップされていることなどから今期売上大幅アップを見越した買いが入ると考えたため
- また、8月8日に控える郵政民営化の審議がどうであれ(可決でも否決でも)、特に株価に影響を与えない銘柄のひとつであるという読みから
成長性★★★☆☆☆
安全性★★★★★★
収益性★★★★★☆
効率性★★☆☆☆☆
割安感★★☆☆☆☆◎スクウェア・エニックスを3230円で100株購入
8月3日
スクウェア・エニックスを継続して保有する一方、今日は新たな取引を行った! 購入した銘柄は東証二部の川崎近海汽船です。いわゆる船屋です。アナリストの方に教わったのですが、会社というのはひとことで何をやっているのか表すことができないと評価が下がってしまうことがあるそうです。確かにIT系企業は実態がいまいちつかめませんから、「何屋さん」なのかわかりにくいですよね。そうなると会社の評価は難しくなりますね。なお、購入理由は以下の通りです。フェリーに乗って旅をしたくなりました。【購入理由】
【分析(川崎近海汽船)】
- 「PERが海運平均PERの9倍に比べて7倍」と割安感が感じられたこと
- 前月からの主力海運株(商船三井や川崎汽船など)の急騰により、川崎汽船の子会社であるこの会社も恩恵を受けるのではないかと考えたこと
- 今日発表の第一四半期決算の内容が良好であったこと
- 出来高が前日の5倍ほど増加していること
成長性★★☆☆☆☆
安全性★★★★☆☆
収益性★★★★★☆
効率性★★★★☆☆
割安感★★★★★★◎川崎近海汽船を451円で1000株購入
8月4日
保有中の川崎近海汽船が大暴落を引き起こした! 郵政審議に対する不安感からなのか、株式市場では取引も少ない……。◎保有株:スクウェア・エニックス、川崎近海汽船
8月5日
今日も日経平均は続落、それに伴い川崎近海汽船も続落中。政治動向が経済に与えるインパクトの大きさを身をもって体感しています。◎保有株:スクウェア・エニックス、川崎近海汽船
8月8日
8月8日、郵政審議の日がやってきました。案の定、株価も日経平均も否決が濃厚になるとともに順調に下げていきましたが、否決の瞬間から一気に株価は上昇。 郵政否決⇒解散総選挙⇒自民圧勝⇒景気回復というシナリオが否決の時点で株価に織り込まれていたのでしょうか? いわゆる「悪材料が出尽くした」という状況でしたね、多分。 ところが今日で損切りしようと思っていたのに、2銘柄とも長い下ひげに加え陽線になったため思いとどまり、予定を変更して、もう少し様子を見ることに。◎保有株:スクウェア・エニックス、川崎近海汽船
8月11日
スクウェア・エニックスが5日移動平均線を下回りました。これは超短期で見ると下降トレンドに入ったことを示すんですね。100%示すわけではないのですが、傾向としてよくそうなるらしいです。郵政議案否決さえなければ順調に推移してたのでは?と思うのですが……。“たられば”を言っても仕方がない。完全に下降トレンドに入ったみたいですね。郵便局とゲーム会社に相関関係があるとは思えないんですけど、おそらく投売りされてるんでしょうね。◎保有株:スクウェア・エニックス、川崎近海汽船
8月17日
川崎近海汽船が2日連続で陽線、下ひげが出現。出来高は非常に少ないですが、新しいトレンドを形成するのでは?と判断。◎保有株:スクウェア・エニックス、川崎近海汽船
8月18日
連日続く原油高による燃料コストの予想以上の高騰にびびって(笑)、買値を初めて更新したこの日に売却しました。今回は、郵政民営化法案の否決や政治的経済的重要事項(原油高など)が重なり、タイミング的に難しい取引でした。おそまつながら、今回学んだことは以下の通りです。【今回学んだこと】
◎川崎近海汽船を454円で1000株売却
- 郵政民営化により、金融や物流サービスの向上が期待できること
- エネルギー相場の上昇→資産価格上昇の恩恵を受ける商社株などの期待が高まること
資産+3000円
◎保有株:スクウェア・エニックス8月22日
スクウェア・エニックスはタイトーを完全子会社化するため、23日から9月21日までの期間でタイトー株の公開買付(TOB)を実施すると発表したらしい。値段がいくらになるのか気になりますが、今回の買収は友好的買収だと思われます。M&Aは時間を買う手法のひとつであると以前教えてもらったことがありますが、タイトーと手を結んで得られるものと言えばアミューズメント施設とかかな。スクウェアの資源と組み合わさるとシナジー効果が意外とあるかもしれませんね。異なる会社同士の資源が組み合わさってより良いものに昇華されていく過程が見えるから、M&Aは興味深く今後も注目です。◎保有株:スクウェア・エニックス
8月23日
原油高が止まりません。解散総選挙も自民優勢の声がちらほら聞こえ始めました。この流れで総選挙で自民党が大勝すれば、石油関連銘柄は景気回復期待と併せてポジティブサプライズが起きそうな気が……。株価が動くかもしれません。今日は東レを購入。理由は以下の通りです。◎東レを524円1000株購入
【購入理由】
【分析】
- 指標的には割高感があったが、四季報などの来期予想が燃料高にもかかわらずかなり好調だったため
- 繊維最大手で体力のある東レなら商品を値上げし利益を維持できると判断したため
成長性★★★★☆☆
安全性★★★★☆☆
収益性★★★☆☆☆
効率性★★★★☆☆
割安感★★★☆☆☆ちなみに、今日は昨日のニュースが影響し、スクウェア・エニックスの出来高が前日の4倍以上に。結局、株価も200円以上上昇。この株はもう少しホールドし続けることにしよう。
8月25日
東レは動かず。保有継続で。スクウェア・エニックスは続落し、5日移動平均線を切ってしまいました。これに関しては、(TOBが)全株なら670億円かかることが発表されました。短期的に見るとスクウェアにとっては非常に重荷となる金額です。さらにタイトーを子会社することで得られる相乗効果が不透明。以上2点を市場が嫌い、一時的に下げたのではないかと……。
タイトーのアミューズメント施設を狙ってスクウェアは買収を仕掛けたと報じられています。コナミなどはスポーツクラブを全国区に持ち、それが収益源となっていることは事実ですが、タイトーの保有するアミューズメント施設は旧態依然としたボーリング場や、いわゆるゲームセンター、デパートのお子様用ゲーム施設くらいのもの。スクウェアはやっぱ売りかな?◎保有株:東レ、スクウェア・エニックス
9月12日
今回の選挙はまれに見る面白い選挙だったのではないでしょうか。小泉さん率いる自民党は単独で過半数の議席を取り、民主党は大幅に議席数を減らす結果となりました。小泉さんへの期待度はこれでかなり高まったと言えるでしょう。日経平均も自民圧勝に伴い、東証では大商いが始まりました。シナリオ通りに事が運んでいる気もしますが、今は絶好の買い場なので、保有中の東レを売却することに。東レは今回1000株532円で実質6000円位の利益でした。思ったほど値動きはなかったですね。予想以上の原油高にメーカーが対応できなくなった感もありますが、とにかく早くこの株を売って景気敏感株にポジションを移したいところです。これから間違いなく大相場がやってくるはず。自民党は最高のシナリオ通り圧勝、GDPも上方修正、地価の上昇、本格的な景気回復が見込まれるなど、株価市場において、悪材料はもはやひとつもありません。今後に期待です。 この日の前場の東京証券取引所は大盛況。昨日の衆議院選挙で小泉自民党が圧勝したことや、4〜6月期のGDP改定値が上方修正されたことを背景に大手銀行を中心に買いが先行し、日経平均株価は一時前週末比234円高の1万2926円と取引時間中の年初来高値を更新。
そしてこの日、自分は三菱商事を購入しました。理由は以下の通りです。【購入理由】
【分析】
- 景気回復に期待感を抱き、原油価格高騰の兆しと合わせて、その恩恵を享受できること
- 丸紅とどちらを買おうか最後まで悩んだが、出来高の圧倒的な多さと、グループ企業全体の底上げを商事が牽引して、グループ全体が増益となるのでは、との期待感から
成長性★★★☆☆☆
安全性★★☆☆☆☆
収益性★★★★☆☆
効率性★★★★★★
割安感★★★★☆☆【今回学んだこと】
◎東レを532円で1000株売却 資産+8000円
- 予想以上の原油高は値上げチャンスを無効にすること
◎三菱商事を1893円で200株購入
◎保有株:スクウェア・エニックス
9月13日
原油高の影響が確実に表れています。さらに景気の不透明感も払拭されました。9月20日
本日最高値3270円でスクウェア・エニックスを100株売却。やっとこの因縁深い株から解放されることになりました。株式投資日記初戦は波乱万丈な経過を経ながらも、結局4000円の利益を生み出してくれました。郵政否決後の高騰から1ヶ月以上たち、タイトーのTOBや東京ゲームショーの成功など、スクウェア・エニックスにとって追い風となる良いニュースが株価に影響を与えたようです。一発でうまく最高値で売り抜くことができましたが、このタイミングで売らなければ確実に赤字となっていたでしょう。 また、この日は、日経平均株価が久しく更新していなかった13000円台を遂に突破するという記念すべき日となりました。この日相場を見ていた人々は歓喜の喜びに浸ったことでしょう。しかし、保有株「三菱商事」の板は不穏な動きを……。日経平均が上がり続ける中、三菱商事だけは昼前にどんどん下がりだしたのです。それを見て、年初来高値の2000円を超えずに利益確定売りが出ていると判断。今の時点で2万円弱の利益が出ていたため、売りを断行しました。約定金額は200株で1991円。まずまずのトレードでした。しかし、です。その日の三菱商事の高値は2030円を記録、年初来高値を軽く突破していました。原油高騰が現実化し、止まらない原油高を追い風としてその後も三菱商事の株価は高騰を続けていくことになるのです。【今回学んだこと】
◎スクウェア・エニックスを3270円100株売却
- 政治と株価は密接に関連しているが、政治動向が市場に与える影響を先読みしなければいけないこと
- 損切りはちゃんとしないと、次の株が買えなくなること
- ニュースにすばやく反応しなければならないこと
- 原油価格が株式市場に与えるインパクトは非常に大きいこと
- 自信がある銘柄の利益確定は少し余裕をもってみてもいいということ
- 年初来高値は壮大な上昇トレンドの前では無意味だったということ
資産+4000円
◎三菱商事を1991円で200株売却 資産+1万9600円9月29日
今回購入したのは双日株式会社。PERはマイナスの値をとり評価が下せず。ROA、ROEの両者もマイナス。購入理由は以下の通りです。【購入理由】
【分析】
- 「V字回復が顕著になった」こと
- 経営のスリムアップ化を図っている(2004年から大規模なリストラ・ 不採算事業からの早期撤退・含み損を抱える不動産の売却)こと
- 連日の商社株の好況
成長性★★★☆☆☆
安全性☆☆☆☆☆☆
収益性☆☆☆☆☆☆
効率性★★★★★★
割安感☆☆☆☆☆☆◎双日を656円で500株購入