そう。「浮気」です。
でも、ちょっと待ってください。そもそも浮気とは、なんでしょうか? セックスをすること? キス? では、一緒に食事をすることはどうですか?
結局、何をもって浮気とするかは人それぞれ。 二人の間でどういう共通認識があるか(ないか)によります。 ですから本書では、浮気・不倫の定義や賛否についてはっきりとは言いません。 とにかく、問題が起きて仲が壊れそうなカップルへ向けて、
●二人はもう一度やり直せるのか ●どうすればまたお互いを愛し合えるのか
を解説していきます。
著者は35年ものあいだ、悩める夫婦の問題解決に取り組んできたカウンセラー。その経験から、二人が協力さえすれば、浮気や不倫でさえも「必ず乗り切れる」と言います。 愛は、不満→すれ違い→愛情の再燃→絆の強化というサイクルを繰り返すもの。 これを理解していないと、悪いサイクルのときは「ずっと悪いままだ」と思い込み、不倫に逃げ込んだりすることになります。逆にお互いがこの流れを理解していれば、どんな局面が訪れても二人で乗り越えていけるでしょう。
浮気や不倫は、一見単純な出来事のように見えますが、実はその背景にさまざまな原因が隠れています。本書では実際に浮気が起きたカップルのケースを中心に話をしていきますが、浮気という形ではなくても何か問題の起きているふたりが読めば、きっと、あなたの経験に似たケース・共通する悩みが見つかり、解決のヒントが得られるでしょう。
・不倫(浮気)発覚! でもまたやり直したい ・相手が浮気してるかも? 相手の不倫を防ぎたい! ・不倫問題が原因で、夫・妻や恋人と別れてしまった… ・不倫願望があるけれど、実行前になんとか思いとどまりたい ・相手に不満があるけれど、言い出せない… ・最近、倦怠期かも? お互いの気持ちが分からない ・ケンカ続きで破局間近!? 仲直りするにはどうすればいいの?
そんなあなたのための本です。
※本書は1998年出版の『不倫は別れる理由にならない』(アスペクト)を、カップルにとって特に有益と思われる部分に焦点を当てて抄訳・改訂し、新たに「インターネット時代の不倫」の章を加えました。
ステップ1 不倫発覚! ――苦しんでいるのは、あなた一人じゃない
1 傷ついたパートナーの心理(不倫された側の気持ち) 2 不実なパートナーの心理(不倫した側の気持ち)
ステップ2 別れる? やり直す? ――感情に流されない賢い決断のために
3 恋愛は錯覚し、結婚は誤解する 4 決断――迷いと不安を消しさる
ステップ3 やり直しに向けて――責任を分かち合い、再出発する
5 不倫問題の背景にあるものは何? ――トラウマ、ストレス、思い込み 6 信頼関係を回復する――「要望リスト」をつくってみよう 7 心の通うコミュニケーションの方法――思い込みをとりのぞき、実りある話し合いを 8 ふたりで再開する、充実した性生活――二人の希望を実現するプロセス 9 許し――パートナーと自分を許す 10 インターネット時代の不倫――オンラインセックスという新たな火種
エピローグ まだ不倫を明かしていないあなたへ――告白のメリット、デメリット
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原書
原書:After the Affair