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原油相場 石油投資を始める前に読む本

原油相場
石油投資を始める前に読む本

著者 高橋大樹
定価 本体2,800円+税
A5判 ソフトカバー 336頁
2009年6月13日発売
ISBN 978-4-7759-9085-8 C2033



著者紹介 | 目次 | 担当編集者より | 関連書籍 ・ 第1章1.商品先物と原油(PDFファイル1.46 MB) ・ 第1章2.世界の原油市場(PDFファイル568 KB)

■ようこそ原油の世界へ

原油は、世界エネルギー需要の4割を担う重要な資源である。いま突然、原油が なくなれば、世界中のほとんどの工場は停止し、自動車はただの鉄の塊になって しまう。また、プラスチックやナイロンなど、私たちの生活に密着した「商品」 の原料でもある。原油はまさに、世界経済の栄養源なのだ。

だからこそ、原油価格の動きに私たちは敏感に反応する。「世界指標」の「米国 産(WTI)原油」価格は、1980年代後半から90年代末にかけて、長期にわたって 1バレル20ドルほどで推移していた。しかし、2000年代に上昇基調に入り、08年 7月には一時147ドルにまで吹き上げたのである。底値から実に7倍以上になっ たのだ。

この事象には、いくつもの疑問がある。「なぜ、WTI価格はこれほどまでに暴騰 したのだろうか?」「このような上昇相場が将来にもあるのだろうか?」「そも そも、米国の石油消費の数パーセントにすぎず、日本には一滴も輸入されていな い“希少”種のWTI原油に、なぜ世界が注目するのだろうか?」「なぜ、先物が あるのだろうか?」

また投資家であれば、こう思う人もいるかもしれない。「この動きに乗ったら、 どれだけの利益が出るのだろうか?」

事実、「先物」運用を専門とするファンドマネジャーに、この上昇で目覚ましい 成績を上げた者がいる。また、WTI原油は147ドルをピークに、同年中に40ドルを 割れるまで急落した。しかし、こうした下降でも「売り」でさらに収益を上げた マネジャーがいるのである。

本書は原油ならびに石油製品(ガソリン、灯油など)の取引に関心のある投資家 (特に初心者)向けに書かれた「相場案内書」である。原油相場の「勘どころ」 が網羅されており、読み終えたときには、上記の疑問は解消され、全体像がつか めているはずだ。

原油への投資機会は、先物だけでなく、ETF(上場投信)やCFD(差金決済)取引 など、広がりをみせている。本書から原油市場の立体構造をつかみ、投資手段を 発展させるヒントを見つけ出してほしい。

■商品先物関連サイト

・ニューヨーク・マーカンタイル取引所(WTI原油ページ)
 http://www.nymex.com/lsco_fut_cso.aspx

・東京工業品取引所
 http://www.tocom.or.jp/jp/index.html

・東京工業品取引所(中東産原油価格)
 http://www.tocom.or.jp/jp/souba/crude_oil/index.html?chart=on



■著者紹介

高橋大樹(たかはし・ひろき)
著述家。大学卒業後、米国留学、セミナー会社等を経て、経済系新聞社「商品市 況研究所」の記者に。現場での取材だけでなく投資専門紙の編集や執筆にも従事 する。エネルギー・為替関連のマーケットアドバイザーとしてラジオNIKKEI 「マーケットトレンド」に出演。

著者ウェブサイト ⇒ http://hirokitakahashi.com/



■目次

はじめに

第1章 先物と原油の基礎知識

1.商品先物と原油

  3つの取引方法
  先物は公正な市場
  リスクヘッジの仕組み
  日本の先物取引所
  証拠金とレバレッジ
  海外のイメージ
  先物の取引単位と損益計算
  限月制とは
  限月は分析ポイントのひとつ
  追証と損切り
  差金決済と清算機構
  出来高と取組高
  注文方法
  現金決済先物


2.世界の原油市場

  原油の種類
  アジアの原油先物市場
  アジアの原油現物市場
  DD価格
  米国の原油先物市場
  なぜ米国の原油先物が世界指標なのか
  米国の原油現物市場
  欧州の原油先物市場
  欧州の現物市場


3.石油製品

  それぞれの石油製品の特徴
  石油元売
  物流と販売



第2章 原油価格の決定要因

1.需給要因

  枯渇問題
  原油相場のファンダメンタルズ


2.米国

  米国の在庫量
  季節性
  石油製品の連動性
  ハリケーンの影響
  米石油メジャー


3.中国

  中国の問題点
  中国メジャーの在庫統計
  価格統制


4.OPEC

  減産の順守率
  地政学的リスク
  OPECバスケット価格


5.ロシア

  パイプライン外交
  資源ナショナリズム
  エネルギー市場に関係した情報



第3章 使えるテクニカル分析

1.流れを読む

  トレンドとは
  支持と抵抗
  トレンドライン
  トレンド継続の保ち合いパターン
  天底のパターン
  ローソク足
  ローソク足の形状と暗示
  波動分析の例


2.テクニカル指標

  移動平均線
  グランビルの法則
  RSI
  ストキャスティックス
  ボリンジャーバンド


3.内部要因と外部要因

  出来高
  取組高
  CFTCの建玉明細
  為替との相関性

第4章 相場観を養う

1.相場観

  地合い
  市場の視点
  為替動向
  米国市場の変動


2.歴史に学ぶ

  .屮奪轡綢臈領就任
  9・11テロ
  イラク戦争
  ぅ魯螢院璽鵝屮トリーナ」
  ゥ哀襯献∧響
  Ε蝓璽泪鵐轡腑奪
  Дバマ大統領当選
  ┘ザ空爆
  ガソリン暫定税率
  四川大地震
  <ミニコラム>CFD(差金決済)取引とは



第5章 石油相場の応用取引

1.スプレッド取引

  スプレッドとは
  裁定取引とは
  クラックスプレッド
  そのほかのスプレッド取引


2.ローリングヘッジ

  ローリングヘッジの注意点
  商品指数とETF


3.オプション取引

  プレミアム
  オプション取引のメリットと特徴
  オプションを活用した原油先物のヘッジ
  オプション取引から市場の思惑をみる
  オプション取引が原油市場に与える影響


4.EFP

  米国のEFP
  EFPのメリット

さいごに




付録A 世界の原油生産国の概況

  ナイジェリア
  ベトナム
  マレーシア
  イラク
  イラン
  カスピ海周辺国
  トルコ
  ベネズエラ
  ブラジル
  エクアドル
  コロンビア
  メキシコ
  カナダ
  北海周辺国


付録B 代替エネルギーと排出量取引

  地球温暖化と代替エネルギー
  排出量取引とCDM
  排出量取引所
  排出量と原油の相関性


付録C 東京工業品取引所の取引システム

  売買仕法
  注文方法
  約定条件
  サーキットブレーカー
  建玉情報

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■担当編集者より

本書は、原油ならびに石油製品(ガソリン、灯油など)に関心のある投資家、ト レーダー向けに書かれた「原油投資」の本です。

具体的には、原油先物市場の機能と構造に焦点をおいたうえで、石油製品、現物 市場、世界の取引所、超重要ファンダメンタルズ(需給要因)、原理的テクニカ ル分析、市場参加者、応用手法(スプレッド、オプション、EFP)……など、多 岐にわたる紹介を試みています。また長期的な変動要因として、新興産油国、代 替エネルギー、排出量取引についても補足しました。

このように多角的に紹介していくことで、投資家の方に原油市場に対する理解を 深めていただき、いくつもの「視点」を提供できるきっかけとなればと期待して います。

また最近では、先物だけでなく、ETF(上場投信)やCFD(差金決済)取引で海外 市場のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油やブレント原油 にも投資、トレードをする機会が広がっています。本書はそうしたときの資料と しても役立つでしょう。少なくとも、本誌フューチャーズジャパンや日本経済新 聞の関連記事を見るのが楽しくなっていただければ幸いです。

世界金融危機の“影”に隠れた感もありますが、2008年は原油相場にとって未曾 有(みぞう)の年となりました。1980年代後半から1バレル20ドル水準で低迷し ていたWTI原油先物が、99年以降には上昇トレンドに転じ、08年7月には高値 147ドルにまで吹き上げたのです。しかも同年後半には、40ドルを割れるまでに 暴落しました。

長期にわたる底練り、三段ロケットのような相場上昇と一般大衆のパニック、そ してその後のバブル崩壊と投資家のショックは、まるで相場の教科書を見ている ような展開です。株式にしろ為替にしろ不動産にしろ、バブルは爐世譴發忘れ たとき瓩鉾生し、爐世譴發気が付いたとき瓩肪討韻襪箸いい泙后その構造 を理解するうえでも、原油は興味深い市場です。

ただ、こうした“08年の活況”の影に隠れてしまった感(良くも悪くも)のある のが「東京市場」です。

東京工業品取引所(TOCOM)には、中東産原油、ガソリン、灯油の先物が上場し ています。しかし、多くの日本人はもちろん、産油国さえ国際指標として注目し ているのは、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)に上場するWTI原油 先物です。

WTI原油先物の受渡標準品となる米南部産出の軽質油は、日本に輸入されていま せん。日本の原油輸入の約9割は、中東からです。

それでも「みんな」が参加して形成する米国市場の先物価格が、国際標準となっ ています。「みんな」が参加すると、立場によっては狹垤腓悪い瓩箸もある でしょう。パニックやショックといった副作用もあります。しかし、「みんな」 が参加しやすく、公明正大で、適正な審判が下され、手数料の安い市場が、結果 的に「みんな」の支持を得ているのです。

WTI原油先物市場の発展は、70年代の石油危機でOPEC(石油輸出国機構)に奪取 された価格決定の主導権を米国が取り戻した一因となりました。

ただし、WTI原油の王座がいつまで続くかは分かりません。英国産ブレント原油 を上場するインターコンチネンタル取引所(ICE)が「みんな」の参加しやすい 環境を提供しており、NYMEXを猛追しています。一方、NYMEXはシカゴ・マーカン タイル取引所(CME)グループの傘下となり、迎え撃つ体制です。また、国内出 来高を急速に伸ばしている中国やインドの商品取引所が「すでに視野に入れてい る国際化」を行動に移したとき、市場に大きな地殻変動が起こるかもしれませ ん。

TOCOMでは、こうした世界の流れに対応するため、今年5月に国際標準の新しい 電子取引システムを導入しました。しかし、まだ始まったばかりで、予断を許さ ない現状です。「本書がTOCOM石油市場の活性化と社会認知の一助となれば」と いうのもテーマのひとつとなっています。

『Futures Japan』6月号寄稿

年間購読ならコチラ ⇒ http://www.tradersshop.com/bin/showprod?c=85&loc


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