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ウィザードブックシリーズ Vol.179

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オニールの成長株発掘法【第4版】
良い時も悪い時も儲かる銘柄選択をするために




オニールの
成長株発掘法→

『オニールの
相場師養成講座』

『オニールの
空売り練習帖』

2011年4月発売/A5判 上製本 630頁
ISBN 978-4-7759-7146-8 C2033
定価 本体3,800円+税

著者 ウィリアム・J・オニール
監修者 長尾慎太郎
訳者 スペンサー倫亜


トレーダーズショップから送料無料でお届け 著者紹介 | 目次 | CAN-SLIMとは? | まえがき ・ 第1章

2000年のITバブル崩壊や2008年のリーマンショックのような
大暴落をいち早く見分ける方法

 ベストセラー『マーケットの魔術師』(パンローリング)で紹介されたアメリカ屈指の投資家であるウィリアム・J・オニールがやさしく解説した大化け銘柄発掘法!

 株式投資では、ファンダメンタルズ情報を基礎に投資する銘柄を決定する場合、大きく分けて2種類のタイプがある。世界一の投資家であり、資産家であるウォーレン・バフェットが実践する「バリュー投資」と、このオニールの「成長株投資」だ。  オニールの投資法とは、比較的小さな会社のうちから、成長の速そうな株を探し出し、短期間うちに利益を上げていく方法である。市況が良い(強気相場)、悪い(弱気相場)に関係なく、オニールが独自に開発したエレガントで芸術的な銘柄選択法である「CAN-SLIM」法を学べば、大化けしそうな成長銘柄を簡単に見分けることができる。

 第4版の本書では大化け銘柄の発掘法とともに、2000年と2008年のような暴落から身を守る方法も明らかにされている。また、1880〜2009年に大化けした銘柄の詳しい解説付きのチャートを100枚掲載し、初心者にもひと目で分かるような工夫が施されている。



■本書への賛辞

 「私は2004年版『ストック・トレーダーズ・アルマナック』をウィリアム・オニールに捧げた――氏の先見の明、革新性、そして規律を持った株式市場への切り口は、今後何世代もの投資家に大きな影響を与え続けるだろう」
――エール・ハーシュ(『ストック・トレーダーズ・アルマナック』の編集者兼『レッツ・チェンジ・ザ・ワールド・インク』著者)

「『インベスターズ・ビジネス・デイリー』紙は、素晴らしい金融情報と投資戦略を四半世紀にもわたって提供してきた」
――デビッド・キャラウエー(マーケット・ウオッチ編集長)

「本書は傑作だ。マーケットで儲けようと真剣に取り組む投資家の必読書である」
――ラリー・クドロー(CNBC『ザ・クドロー・リポート』司会者)

「株式市場に関して過去数年間に刊行された中で最も役立つ本である」(マネジメント・アカウンティング)

「オニール氏によれば、株式は車やゴルフ用クラブと同様に価値を買うものという。勝利の手法がここにある」(パーソナル・インベスター)

「著者の投資戦略とオニール主義を平易な文章で説いた素晴らしい本である」(サンフランシスコ・ビジネス)

「著者の良質の助言が3つの常識と1つの技術的見地から構成されている」(アメリカン・スペクテーター)



■原書『How to Make Money in Stocks: A Winning System in Good Times and Bad, Fourth Edition』

■著者 ウィリアム・J・オニール(William J. O'Neil)

オニールはベストセラー『マーケットの魔術師』(パンローリング)で紹介されたアメリカの投資業界で最も成功した人物。証券投資で得た利益によって30歳でニューヨーク証券取引所の会員権を取得し、投資調査会社ウィリアム・オニール・アンド・カンパニー(本社ロサンゼルス)を設立。同社の現在の顧客には世界の大手機関投資家で資金運用を担当する600人が名を連ねる。氏は、保有資産が2億ドルを超えるニュー・USA・ミューチュアルファンドを創設したほか、『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙を全米で急速に追い上げるライバル紙『インベスターズ・ビジネス・デイリー』の創立者でもある。

 自由の国で成功を手に入れるのは簡単である。
 仕事を見つけ、教育を受け、賢明な貯蓄・投資の術を身につけるのである。

 これはだれにでもできる。あなたにもできる。 
     (ウィリアム・J・オニール)


■目次

監修者まえがき

第1部 勝つシステム――CAN−SLIM

 まえがき
 第1章 銘柄選択の極意
 第2章 プロのチャート読解術を身につけ、銘柄選択と売買タイミングを改善する
 第3章 C(Current Quarterly Earnings=当期四半期EPSと売り上げ)
 第4章 A(Annual Earnings Increases=年間の収益増加)――大きく成長している銘柄を探す
 第5章 N(Newer Companies, New Products, New Management, New Highs Off Properly Formed Bases=
       新興企業、新製品、新経営陣、正しいベースを抜けて新高値)
 第6章 S(Supply and Demand=株式の需要と供給)――重要ポイントで株式需要が高いこと
 第7章 L(Leader or Laggard=主導銘柄か、停滞銘柄か)――あなたの株は?
 第8章 I(Institutional Sponsorship=機関投資家による保有)
 第9章 M(Market Direction=株式市場の方向)――見極め方


第2部――最初から賢くあれ

 第10章 絶対に売って損切りをしなければならないとき
 第11章 いつ売って利益を確定するか
 第12章 資金管理――分散投資、長期投資、信用取引、空売り、オプション取引、新規株式公開、
      節税目的の投資、ナスダック銘柄、外国銘柄、債券、そのほかの資産について
 第13章 投資家に共通する二一の誤り


第3部――投資のプロになる

 第14章 素晴らしい成功銘柄の事例
 第15章 最高の業界、業種、川下業種を選ぶ
 第16章 マーケットを観察してニュースに素早く反応する
 第17章 投資信託で百万長者になる方法
 第18章 年金と機関投資家のポートフォリオ管理を改善する
 第19章 覚えるべきルールと指針


謝辞

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■監修者まえがき

 本書はウイリアム・J・オニールの著した“How to Make Money in Stocks”の第四版の邦訳である。本書の初版は1988年に出版されており、以来改定を重ねながら部数を伸ばし、ベストセラーとなった。著者のオニールはジャック・シュワッガーの手による
『マーケットの魔術師』(パンローリング)にも取り上げられた伝説的なトレーダーであり、株式市場の投資家であれば彼の名を知らない者はいないであろう。

 さて、よく知られているようにオニールはCANSLIMと呼ばれる銘柄スクリーニング法を考案し提唱している。それは長期にわたって継続して上昇する可能性が高い企業を機械的に選び出す手法である。この手法が素晴らしいのは、一つには時を経てもその有効性が保たれていること、そしてもともとルールが考案された米国株式市場のみならず世界各国の株式市場で同じように通用することである。

 さらに、CANSLIMの大きな特徴として挙げられるのは、それが個人投資家向きの投資手法であるということである。逆に言えば大規模な資金を運用する機関投資家向きではないということだ。それらの違いは前者が絶対リターンを追及するのに対し、後者はベンチマークに対する相対リターンを追及し、また、前者は投資タイミングを計り資金の出し入れが許容されるのに対し、後者は原則的にフルインベストメントであるという点にある。

 そして、CANSLIMは特異的な銘柄のスクリーニング法であると同時にタイミングモデルでもある。このために機関投資家が用いるファクターモデルで有効とされるファクターとも無縁である。むしろ、そうした機関投資家の選択せざるを得ない投資行動によるバイアスを利用するという性格も併せ持っているのである。その性質は結果としてCANSLIMの有効性を非常に堅牢なものにしている。

 本書には2008年の金融危機を含む最新のマーケットにおいてもオニールの投資手法が立派に結果を出したことが示されている。株式市場が存在する限り、CANSLIMによる銘柄選択は、それを忠実に実行する投資家に対して大きなチャンスを提供し続けるだろう。ぜひ皆さんも本書を熟読して来るべきチャンスに備えていただきたい。

 翻訳に当たっては以下の方々に心から感謝の意を表したい。翻訳者のスペンサー倫亜氏は丁寧な翻訳を実現してくださった。そして阿部達郎氏にはいつもながら丁寧な編集・校正を行っていただいた。また本書が発行される機会を得たのはパンローリング社社長の後藤康徳氏のおかげである。

 2011年3月

 

長尾慎太郎



■まえがき――100年間でアメリカが生んだ超成長株から学び利益を得る

 2000年と2008年に市場が暴落して以来、ほとんどの投資家は、苦労して稼いだ財産を貯蓄したり投資したりするならば、もっと自ら率先してその方法を学ぶ必要があることに気がついた。ところが、多くの投資家たちはどこに行けばいいのか、だれを信用すればいいのか、今より格段に投資成績を向上させるには何をやめなければいけないのか、ということを知らないのだ。

 バーナード・マドフ(ナスダック元会長で詐欺罪により服役中)にお金を渡せと言っているのではない――彼は人の財産を取るだけ取って、それを何に投資しているのかを教えてくれないだろう。そうではなく、優れた投資本を何冊か読んだり、投資セミナーに参加したり、投資クラブに加わることを強くお勧めする。そうすることで、しっかりと自信を持って投資する方法を学ぶことができるからだ。少なくとも、しっかりした原理や実績のある法則や方法などをよく理解するべきであり、それがあなたの投資ポートフォリオを長期にわたり守り育てることになる。アメリカ国民の半数が貯蓄や投資をしている。今こそ、必要な知識を身につけ、賢明にそれを行う方法を学ぶときなのだ。

 筆者が投資を始めたときも、おそらくあなたと同じような間違いを犯してきた。だが、だがそこから学んだことがある。  

 これらの極めて重要な行動は、すべて人間の本来の行動から完全に反している。現実には、株式市場は人間の本質や群集心理を日々表しているものであり、さらに長年の需要供給の法則も影響している。これらの要因が長期間変わらなかったからこそ、今日のチャートパターンが50年前、あるいは100年前とまったく同じであるというのが、驚きの真実なのである。これを心得ている、あるいは理解している投資家は数少ない。知っていれば、驚くほど優位に利用できる。

 本書では、冒頭の第1章で、アメリカの超成長株100種類を注釈付きのカラーチャートで収録している。1880年代から2008年末まで、つまり1885年のリッチモンド・アンド・ダンビル鉄道や、株価が1週間で115ドルから700ドルまで急上昇したという有名な株買い占め事件が起きた1901年のノーザン・パシフィック鉄道などの時代から、21世紀のアップルやグーグルなどの時代まで、10年ごとに詳細に歴史をたどっていく。

 これらの素晴らしい例を研究することで、多くを学ぶことができる。大きな成功を生み出すチャート基本パターンというものが、毎年のように繰り返し現れていることが分かるだろう。100銘柄のチャートのなかで、横から見た取っ手付きカップの形をした典型的なパターンが105例も見つかった。小さい形もあれば大きいものもあり、またその中間のものもある。  取っ手付きカップ以外にも、それぞれに特色のある非常に成功している基本パターンを八種類も発見した。これらは定期的に現れているのだ。1915年のベスレヘム・スチールは、われわれが最初に見つけた強力な高くピンと張ったフラッグの例であり、あとから現れたシンテックス、ロリンズ、シモンズ・プレシジョン、ヤフー、およびテーザーなどの高くピンと張ったフラッグの完璧な歴史的前提となった。これらすべての銘柄に、大きな価格の動きがあった。

 チャートを使えば、より良い銘柄や市場がどれなのか、そして絶対に手を引いて避けたるべき弱い銘柄や危険な市場などを知ることができる。だからこそ、第1章にチャート例を数多く収録し、注釈をチャートに書き込んだのだ。それを学ぶことで、人生をがらりと変えるような技術を身につけて、より豊かで賢い人生が送れるように。

 百聞は一見にしかずである。良質で明確なこれら100のチャートは、皆さんがこれまで見過ごしてきた一例のほんの一握りにすぎない。われわれは、過去100年間の株式市場において、1000種類以上もの超成功株の例を見つけている。そのような株をたった一つか二つでも持っているだけで、あなたの一年、ひいてはあなたの未来が明るくなるのだ。だがそれには、真剣になって学び、そして投資をするときにはきちんとした理論に基づいて行うことが必要となる。本気で望むなら、あなたにもできるのだ。

 おそらく、これまでこんな視点からアメリカとその株式市場を見たことはないと感じることだろう。鉄道から自動車や航空、またラジオやテレビからIT、またジェット旅客機から宇宙探査、巨大安売り店から半導体やインターネット――このように、アメリカという国は絶え間ない急成長をしてきた。アメリカ国民の大多数の生活水準は、100年前や50年前と比べて、いやたった30年前と比べてもかなり改善されている。

 確かに、常に何かしらの問題はあるし、人々の批判がなくなることはないかもしれない。しかし、アメリカが生む革新者、起業家、発明家たちが、この国の未曾有の成長を支えた立役者となっている。彼らは新たな業界や、技術や、製品や、サービスや雇用の大半を作り出し、国民全員がその恩恵に授かってきたのだ。  アメリカの絶え間ない成長の可能性は、この国の自由の精神によって開かれ、そして起業家たちが景気循環ごとに国民全員に提示し続けているものである。これを賢く利用する方法を学ぶかどうかは、あなた次第だ。  本書では、株式市場で超成長銘柄を選ぶ方法、およびそこから生み出される利益を確定する方法を学んでいく。さらに、失敗や損失を大きく減らす方法も学ぶ。

 株をかじったことのある人の多くは、知識不足のために大した成績を出せなかったか、あるいは損失を出したている。だが、だれも損失を出し続ける必要などない。必ず賢く投資する方法を学べるからだ。本書には、もっと成功できる投資家になるために必要な、投資に対する理解力、技術、そして手法が詰め込まれている。

 アメリカをはじめとする自由主義の国に暮らす人々は、年齢、職業、学歴、経歴、経済状態などにかかわらず、貯蓄方法と普通株に投資する方法を学ぶべきだと、著者は考えている。本書はエリート向けではなく、経済的にもっと豊かになる機会を望んでいるどこにでもいるごく普通の人々に向けて書かれたものである。賢い投資を始めるのに、老いも若きも関係ない。

投資は少額から始めることができる

一般的な労働者や投資初心者でも、少ない投資資金で始められる。まずは500〜1000ドルから始めて、所得や貯蓄が増えればそれに合わせて投資額を上乗せしていけばよい。私は社会人になりたてのわずか21歳のときに、プロクター・アンド・ギャンブルを5株ばかり買って投資を始めた。

 わが社のマネジャーのひとりであるマイク・ウエブスターも少額で始めた。というよりも彼は自分の音楽CDコレクションなどの所持品を売って、投資に使うための現金を集めた。わが社で資金管理を始める前、かなり異常な動きをした1999年に、個人口座を1000%以上にも膨らませた。

 同じくわが社のマネジャーであるスティーブ・バーチも、早いうちから資金管理を始めた。1990年代後半の大きな強気市場をうまく利用して利益を生み、その後の弱気市場ではそのほとんどを現金化して、自分の利益の大半を守った。1998〜2003年の間に、1300%以上の利益を出している。ウエブスターもバーチも、難しい年を経験したが、だれもが同じように犯す数ある過ちから二人は学び、それを足がかりにして素晴らしい成績を残すまでに至った。

 われわれが生きる現代は、無限な機会に恵まれた素晴らしい時代であり、同時に卓越した新しい発想や新興産業、そして先端技術の時代である。しかし、こうした特別な状況を認識し、そして生かす方法を学ぶには、本書を最後まで読まなければならない。
 チャンスは万人に開かれている。われわれは今、日々移り変わり進化を遂げ続ける新時代のアメリカを目の当たりにしているのである。アメリカは、ハイテク、インターネット、高度医療、ソフトウエア、軍事力、および革新的な新興企業などの分野において世界を先導している。共産主義や社会主義制度および中央集権化された指令経済は、今や歴史の灰塵と帰した。そのような制度は機能しなかったのだ。自由とチャンスに満ちたアメリカの体制が、世界中の多くの国ににとって最大の成功モデルとなっている。

 現代では、単に働いて給料をもらうだけでは十分とは言えない。やりたいことをやり、行きたいところへ行き、欲しいものを手に入れるには、賢く貯蓄と投資をすることが絶対に不可欠なのである。投資からの収入とあなたが生み出す利益によって、目標を達成することができ、また真の安全を手に入れることになるのだ。本書によってあなたは人生を変えることができる。あなたさえ望めば、だれもそれを止めることはできない

投資の秘訣

株式市場で成長銘柄を見分ける方法を学ぶには、まずこれからお見せするような過去の先導株を分析し、成長銘柄に共通する特徴を知ることにある。このように観察していくと、これらの銘柄が劇的な株価上昇をする直前に、どのような株価パターンを形成したかを見極めることができるようになる。

 またそれ以外にも、これらの企業に関する当時の四半期決算報告書、過去3年間の年間収益の推移状況、出来高、株価が大きく上昇する前のレラティブストレングスの程度、各企業の総資本に占める発行済みの普通株式数、など、大事な要素を発見することになるだろう。また、成長銘柄の多くは、重要な新製品や新たな経営陣の存在が背景要因にあったり、産業全体で起こった大きな変化が原因で産業全体が強い流れに動かされていた、という事実も学ぶであろう。

 この種の実用的で常識的な分析を、過去に好成績を収めた先導銘柄のすべてに対して行うことは容易である。事実、私はそのような包括的な研究をすでにやり終えている。われわれは過去125年間をさかのぼって時系列分析を行い、その年の株価上昇率を基準にして、株式市場で最も好成績を上げた銘柄を年ごとに選んでいった。

 われわれはこの研究を「最大成長銘柄の記録」と呼んでいる。近年さらに期間を伸ばし、1880年代にまでさかのぼって株式市場を調べたものだ。これにより、現代の株式市場の歴史における超成長銘柄1000社以上を詳細に分析していることになる。それには以下のような銘柄がある。

 ホーム・デポやマイクロソフトは両社とも、1980〜1990年代の間に、株価が20倍以上も上昇した。ホーム・デポは前代未聞の好成績を上げた企業の一つで、1981年9月の株式公開から2年足らずで20倍に大きく上昇し、さらに1988年から1992年にもまた10倍上昇した。これらの企業に共通しているのは、刺激的な新製品や構想を生み出してきたことである。アメリカの革新的で大きな成功を冷めた企業を網羅したこの「最大成長銘柄の記録」は、合わせて十巻にもなる。

 過去の株式市場における主導銘柄のすべてを徹底的に研究して発見した、これらの銘柄に共通する特徴と成功の規則に興味がおありだろう。それらすべてを、われわれがCAN−SLIMと名付けた、簡潔で覚えやすい体系を使って、次章から数章にわたって伝授していこう。株主と国(企業もその社員も税金を払い、国の生活水準を引き上げるのに一役買っている)に巨額の利益をもたらす直前の、価格上昇の初期段階にあるこれらの最強の成長銘柄が共通して持つ七つの主な特徴を、CAN−SLIMの七文字のアルファベットは表している。

 CAN−SLIMがいつの時代でも機能し続けるのには理由がある。それは、われわれの意見やウォール街を含む他人の意見ではなく、株式市場が実際にどのように動いているかという現実だけを基に作られているからである。それに、人間が市場に与える影響というものが変わらないということもある。だから、CAN−SLIMには、流行やファッションや景気循環のような流行りすたりで古くなることはない。いつだって、大きなうぬぼれや人の意見などよりも、頼りになる存在であり続けるだろう。

 株式市場で勝利銘柄を見つける方法を学び、世界中にある最高の企業を部分的に所有することは、どちらも十分に可能である。だから、すぐに取りかかろうではないか。CAN−SLIMの意味を簡単に説明しておこう。

Current Quarterly Earnings
当期四半期EPSと売上
Annual Earnings Increases
年間の収益増加、大きく成長している銘柄を探す
Newer Companies, New Products, New Management, New Highs Off Properly Formed Bases
新興企業、新製品、新経営陣、正しいベースを抜けて新高値
Supply and Demand
株式の需要と供給、重要ポイントで株式需要が高いこと
Leader or Laggard
主導銘柄か、停滞銘柄か(あなたの株は?)
Institutional Sponsorship
機関投資家による保有
Market Direction
株式市場の方向・見極め方

 では、早速第1章から読み進めてみよう。がんばってほしい。あなたにならきっとできる。


■第1章 銘柄選択の極意

 本書では、まず初めに1880〜2008年までの超成長株100銘柄のチャートを収録した。これらをよく研究してほしい。これらの企業の株価がどのような段階を経て目を見張るような上昇をしたのか、その極意を発見することだろう。

 投資はまだ初心者で、チャートを見ても意味が分からない――そんな読者も安心してほしい。どんなに成功している投資家だって、だれもが初めは初心者だったのだ。そこで本書では、重要な買い銘柄と売りの決定的な合図を、チャートから見つけだす方法を伝授している。成功するためには、歴史によって実証された信頼性のある買いと売りの規則性を学ぶ必要があるのだ。

 これらのチャートを詳しく見ていくと、1900年だろうと2000年だろうと、時代にかかわらず幾度も繰り返される特定のチャートパターンがあることに気がつくだろう。これらのチャートパターンを認識できるようになれば、機関投資家による買い集めの対象になっている銘柄を見極めることができるので、大きな強みになる。

 売り上げ、収益率、ROE(株主資本利益率)のそれぞれが大幅に増加している銘柄を見つけること、そして機関投資家による買い集めを示している強いチャートパターンを見つけること――この両方ができれば、読者諸君の銘柄選択および売買タイミングが大幅に改善されることにつながるのだ。

 あなたもこの貴重な投資法を学ぶことができる。

 本書は、アメリカの成長とともに、あなたの成長方法を探るものである。意欲と願望を持ち、自分自身とアメリカという国に対する希望を捨てなければ、アメリカンドリームを手に入れることも夢ではない。

◎デュポン・ドゥヌムール(1925年) 週足チャート(P.30)
◎テキサス・インスツルメンツ(1958年) 週足チャート(P.46)
◎ゼロックス(1963年) 週足チャート(P.54)
◎プライス・カンパニー(1982年) 週足チャート(P.78)

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『オニールの成長株発掘法【第4版】』が紹介されました

2016年1月27日付の日本経済新聞「マネーこの一冊」に、本書が取り上げられました。

1880年代までさかのぼって米株式市場を調べ、株価が大幅上昇する銘柄は7つの特徴があると指摘する。


伝説の名投資家12人に学ぶ儲けの鉄則』 小泉秀希(著) ダイヤモンド社(刊)

”第5章 成長株投資の神がたどり着いた「CAN-SLIM」という方法 ウィリアム・オニールに学ぶ「急成長大化け株」はチャートと業績で狙え!”にオニール流投資術が紹介されています。



第7章 独特の銘柄選びを提案する『オニールの成長株発掘法』P.165

参考書籍


スーパーストック発掘法

オニールの相場師養成講座

オニールの空売り練習帖

DVDブック 大化けする成長株を発掘する方法

マンガ オニール流グロース株投資入門の入門

マーケットの魔術師

マーケットの魔術師 株式編《増補版》

成長株投資の公理

黄金の掟


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