今がチャンス!個別株と株式オプションの成功戦略
オプションは小難しい理論に加えて、数字や記号も多く、多くの一般投資家に敬遠したいと思わせるような要素があるのは事実です。また、オプションは極めて投機的でリスクが高いと感じている投資家も多くいることでしょう。
私が今回お話するオプションはそのような類のものではありません。オプションには“オプション”という名の金融商品だけが備えている特異な性質があります。その特異な性質を“優位性”と呼ぶことができます。そして、それをうまく利用することができます。
ここでいう“うまく利用する”とは、“極めて投機的でリスクが高い金融商品”としてではなく、“保守的でリスクが比較的低い投資”としての利用法です。
それについて日本の株式と株式オプションの例をあげてお話しする予定です。
増田丞美(ますだ・すけみ)
現在、オプション専門のヘッジファンド(外国籍投資パートナーシップ)
の運用に従事。WBP,LLC及びWBP(BVI),INCの社長兼CEO。一方で、「オプション倶楽部」を主宰。
米コロンビア大卒。投資銀行、CTA等を経て現職。オプション取引の一般投資家への啓蒙活動など幅広く活躍し、日本におけるオプション取引における第一人者。自身のオプショントレードの経験は、1980年代後半のロンドン在住時代から長く、多くの実績を残している。オプションに関しては株式、株価指数、ETF、債券、通貨、商品と幅広く多くの市場で取引している。著著に『最新版オプション売買入門』や『最新版オプション売買の実践』(いずれもパンローリング刊)等がある。
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