『投資参謀マンガー』
――世界一の投資家バフェットを陰で支えた男
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定価 本体 2,800円+税
四六判 ソフトカバー 500頁
ISBN4-939103-43-9 C2033
2001年10月発売
著 者 ジャネット・ロウ
訳 者 増沢和美/小川卓二/新美美葉/小山直美/松井生子/石井 章
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マンガーとは何者か?―――
投資の教祖ウォーレン・バフェットのパートナーであり、ブレーンである。しかし、この人物について書かれた文章は、これまであまりに少なかった――この本が出版されるまでは……
実業家であり、弁護士、そしてバフェットのジョークには欠かせない相棒兼引き立て役である。また、一代で億万長者に上り詰めたチャーリー・マンガーはマルチな才能を誇る天才でもある。実際バフェットは、自分に優れたフランチャイズの価値や定性分析の長所を教えてくれたのはマンガーであると、彼に最大の賛辞を贈る。だが、投資界における最も謎に包まれた、そして有名になることを拒み続けた彼に初めて深く切り込んだ本書を読めば、チャーリー・マンガーが世界一の投資家バフェットの単なる陰の男と言うにはほど遠い存在であることが分かる。
マンガーは非凡なる戦術家であり、企業経営の魔術師であるのだ! そして忘れてはならないのが、ウォーレン・バフェットのプロジェクトへの惜しみない協力だ。素晴らしい才能を持つ2人の男の幸運なる出会いによって、その能力が2倍でなく、4倍にも8倍にもなったことを証明している。その成果が、世界一の投資会社バークシャー・ハサウェイの成功である。
原書:『DAMN RIGHT!』
ウォーレン・バフェットが寄せる序文
ちょっとしたエピソード
当時のマンガーが知るすべもないが、1929年のオマハでは、彼の人生を左右する出来事が起きていた。ウォーレン・バフェットはそれについて次のように話す―――。
私は1929年がとても好きです。なぜなら私のすべてが始まった年なのですから。
私の父は当時株の営業マンでした。その年の秋に暴落が起きたとき、父は大損をした人に電話をするのが恐ろしくて、午後はずっと家にいたそうです。当時はテレビなんてありません。そんなわけで、1929年の11月30日あたりに私が宿ったというわけです。ですから私は、大恐慌にはなにやら温かいものを感じるのです。
――『投資参謀マンガー』第3章より
――目次――
第1章 人格のたぐいまれなる組み合わせ
第2章 湖――それはマンガーを映す鏡
第3章 ネブラスカの人々
第4章 戦争を乗り越えて
第5章 人生の再スタート
第6章 マンガーが築いた最初の富
第7章 偉大なる二つの頭脳の融合
第8章 公平の精神――法律事務所の最高峰
第9章 作業部屋のような事務所でホイーラー・マンガー社を経営する
第10章 ブルーチップ・スタンプス社
第11章 シーズ・キャンディーの教訓
第12章 べラス医師事件
第13章 バッファロー・イブニング・ニューズ
第14章 チャーリー・マンガーの貯蓄貸付組合業界との闘い
第15章 バークシャー・ハサウェーの飛躍
第16章 1990年代のバークシャー――パワーの構築
第17章 ソロモン・ブラザーズ
第18章 ささやかなメディア帝国――デイリー・ジャーナル・コーポレーション
第19章 グッド・サマリタン病院を通じた社会貢献
第20章 投資界の良識ある重鎮
第21章 収穫のとき
付録
賢明なる投資家 |
賢明なる投資家 【財務諸表編】 |
バフェットからの手紙[第3版] |
最高経営責任者バフェット |
麗しのバフェット銘柄 |
【関連情報】
マンガ―のヨット会社
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