定価 本体5,800円+税/A5判 上製本 484頁
ISBN4-7759-7039-9 C2033/2004年8月末発売
著者 ロバート・D・エドワーズ、ジョン・マギー、W・H・C・バセッティ
監修 長尾慎太郎
訳者 関本博英
初版刊行から50年以上たってもまだ版を重ねている本書は、チャートによる株式市場のテクニカル分析に関する書物の最高峰という輝きを依然として失っていない。本書の初版以降に出版されたテクニカル分析に関するほぼすべての書物は、本書から派生したものといっても過言ではない。長い時の試練にさらされてもまったく色あせない本書の愛読者は数百万人を超える。大幅に刷新されたこの第8版は、マーケットがどのような局面にあろうとも、株式のチャートパターンから利益を上げる方法をしっかりと教えてくれる。これはまさに株式投資のタイミングを見極める「バイブル」の最新版とも言えるだろう。
本書のなかに詳述されているエドワーズによるダウ理論の実践的なアプローチをはじめ、反転・保ち合いパターン、トレンドラインおよび支持・抵抗圏の利用法は、個人投資家にとって非常に価値ある売買ツールである。一方、マギーが自らの実践をもって立証した株式売買の戦略と戦術は、真の売買シグナルを決定する最も有効な基礎となるものである。
○第8版の校正に協力したトレーダーたちの書籍
マーケットの魔術師
大損失編
マクミランの
ボラティリティー完全攻略
マクミランの
オプション売買入門
マクミランの
戦略の落とし穴
DVD ポーザーの
エリオット波動
トレードを始めたい人には、私がトレーディングのバイブルだと考える4冊の本を勧めている。 まずはエドウィン・ルフェーブルによるジェシー・リアモアの自伝風小説である『欲望と幻想の市場』(東洋経済新報社)。 次はマギーとエドワーズの共著である『マーケットのテクニカル百科 入門編・実践編』(パンローリング)で、20世紀前半に書かれたこの本の教えは今でも有効だ。 3冊目のロバート・プレクターとA・J・フロスト著『エリオット波動入門』(パンローリング)は古典と言える1冊である。 最後のジャック・シュワッガー著『マーケットの魔術師』(パンローリング)は優れたトレーダーのインタビュー集となっている。 『欲望と幻想の市場』はトレーディングと株価テープを読むときの感情の起伏を描き出した非常に面白い読み物になっている。『マーケットのテクニカル百科』と『エリオット波動入門』は優れたリスク・リワード比率のトレードを仕掛けるための具体的かつ体系的な方法を紹介した本で、すべてのトレードを適切で思慮深く執行するための指針となってくれる。 最後に『マーケットの魔術師』は素晴らしい読み物で、この本に登場するほぼすべてのトレーダーが述べているとおり、大金を儲けるためにはまず間違ったときに失う金額を少なくするべきだという教えを学んでほしい。 |
マーケットの魔術師 |
マーケットのテクニカル百科 入門編 |
マーケットのテクニカル百科 実践編 |
エリオット波動入門 |
「初版刊行から53年たっても、まだ改訂版が出版されているという事実がすべてを物語っている。つまり、本書に述べられた投資理論と売買手法は現代のマーケットにおいても完全に通用するということだ。マーケットで取引される企業名が変わっても、マーケットのパターンはまったく変わっていない。この第8版には平均株価の売買法をはじめ、オプション、リスクマネジメント、テクニカル分析に対する新しいテクノロジーの影響、新しい投資分野の拡大などの内容が新しく盛り込まれた。チャート分析の研究者と実践者にとって、本書はさらに充実した内容となった」
――『マーケットの魔術師』3部作、『シュワッガーのテクニカル分析』(いずれもパンローリング刊)などの著者、ジャック・シュワッガー氏「エドワーズとマギーの不朽の名著は、この第8版によって生まれ変わった。チャールズ・バセッティ新編集長が、現代のマーケットと投資理論に関する新しい内容を個人投資家にもよく分かるように盛り込んでくれたからである。これによって株式市場のテクニカル分析に関する古典的な名著はさらに輝きを増した」
――パラダイム・トレーディング・システムズ社のマーク・ウェィンライト社長「本書は株式チャート分析の必読書である。大幅に内容が刷新された第8版は、すべてのテクニカル分析研究者とトレーダーにとって不可欠のバイブルである」
――ヘンリー・プルーデン・ゴールデンゲート大学教授「マーケットの動きを知りたかったら、まずはこの本を開いてみることだ。マーケットのテクニカル分析に関するこの先駆的な書物は、長い時の流れに耐えて今でも読み継がれている。マーケットのパターンとそこにおける人間の心理と行動が変わらないかぎり、本書はこれからも投資家の間で読み続けられるだろう」
――『エリオット波動入門』エリオット・ウエーブ・インターナショナル社のロバート・プレクター社長「本書は株式市場のテクニカル分析の原点である」
――プルデンシャル証券チーフ・テクニカルアナリストのラルフ・アカンポーラ氏「これまでに著されたチャートパターンに関する書物の最高峰に位置する不朽の名著だ」
――トレーダーズ・プレス社のエドワード・ドブソン氏
「私が一番多くを学んだ本は、エドワードとマギーのこの本だ。」※共著者のジョン・マギーは、1978年に全米テクニカルアナリスト協会の「マン・オブ・ザ・イヤー」に選出されています。
――ブライアン・ゲルバー 『マーケットの魔術師』より「伝統的なチャート手法が完全に網羅されている。私はこの書物こそあらゆるトレーダーの教育の初期段階に活用すべきであると思う。」
――ラリー・ウィリアムズ 『相場で儲ける法』より「分析の原則を理解し、それを賢明に株式投資に応用すれば、平均的な投資家にとっては既存の売買手法よりもはるかに大きな利益が得られるし、またかなり安全なアプローチでもある。」
――ロバート・D・エドワーズ 本書前書きより「フロイトが人間心理を深く探っていたように、エドワーズとマギーは株式市場に反映された人間の心と心理を深く深く分析し ている。」
――W・H・C・バセッティ 第8版序文より
本書140ページに掲載のチャートより |
第2部 トレード戦術※第1部は入門編になります。第18章 トレード戦術の問題
第18.1章 長期投資家のための戦略と戦術
第19章 極めて重要な細かいこと
第20章 われわれが求める株式――投機家の見方
第20.1章 われわれが求める株式――長期投資家の見方
第21章 チャートをつける株式の選択
第22章 チャートをつける株式の選択(続き)
第23章 ハイリスク株の選択と売買
第24章 株式の予想される動き
第25章 2つの厄介な質問
第26章 単元株と端株の取引(各トレードの規模)
第27章 ストップオーダー
第28章 底とは何か――天井とは何か
第29章 トレンドラインの実践
第30章 支持と抵抗圏の使い方
第31章 ひとつの籠にすべての卵を盛るな
第32章 テクニカルなパターンによる値幅の測定
第33章 戦術的な観点からのチャートパターンの再検討
第34章 トレード戦術の要約
第35章 テクニカルな売買が株価の動きに及ぼす影響
第36章 自動化されたトレンドライン――移動平均
第37章 「よくあるパターン」
第38章 バランスと分散化
第39章 試行錯誤
第40章 投資資金
第41章 投資の実践
第42章 ポートフォリオリスク・マネジメント
第43章 自分のルールを順守せよ 付録
用語解説
参考文献
訳者あとがき
原書『Technical Analysis of Stock Trends, 8th Edition』 by Robert D. Edwards, John Magee, W. H. C. Bassetti
本書は、初版から60年経った現在まで版を重ねています。 | 第5版 | 第6版 | 第7版 |
※本書は世界中で読まれています。
ドイツ版 | 中国語版(上) | 中国語版(下) |
ジョン・マギー(John Magee)
マサチューセッツ工科大学を卒業し、同名の著名な投資アドバイザリー会社を設立。科学的な観点から株式市場を分析した先駆者であり、「テクニカル分析の父」と呼ばれている。マーケットに対するその実践的でテクニカルなアプローチは、すべてのテクニカルアナリストに大きな影響を与えている。マギーはすでに没していたが、全米テクニカルアナリスト協会は1978年にマギーを「マン・オブ・ザ・イヤー」に選んだ。
W・H・C・バセッティ(W. H. C. Bassetti)
ハーバード大学の優等卒業生で第8版の編集者兼共著者であるバセッティは、1960年代にジョン・マギーの生徒としてテクニカル分析の研究を始め、今では電子マーケットを含む最新のマーケット研究の第一人者のひとりである。カリフォルニア州では最初の公認商品取引アドバイザー、ブレア・ハルのオプションズ・リサーチ社のCEO、マーケットメーカーのマネジングパートナー、オプションによるサヤ取りトレーディング会社社長などのキャリアを経たあと、現在ではカリフォルニア州サンフランシスコのゴールデンゲート大学非常勤教授(ファイナンス・経済学)として株式市場のテクニカル分析の講義を行っている。
監修者/長尾慎太郎(ながお・しんたろう)
東京大学工学部原子力工学科卒。日米の銀行、投資顧問会社などを経て、現在は運用プログラムの開発を手掛ける。クオンツアプローチによるシステムトレードを専門とする。訳書に『魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門』『タートルズの秘密』『新マーケットの魔術師』『マーケットの魔術師【株式編】』『デマークのチャート分析テクニック』(いずれもパンローリング刊、共訳)、監修に『ワイルダーのテクニカル分析入門』『ゲイリー・スミスの短期売買入門』『ロスフックトレーディング』『間違いだらけの投資法選び』『私は株で200万ドル儲けた』『バーンスタインのデイトレード入門』『究極のトレーディングガイド』『投資苑2』『投資苑2 Q&A』『ワイルダーのアダムセオリー』『マーケットのテクニカル秘録』(いずれもパンローリング刊)など、多数。
訳者/関本博英(せきもと・ひろひで)
上智大学外国語学部英語学科を卒業。時事通信社・外国経済部を経て翻訳業に入る。国際労働機関(ILO)など国連関連の翻訳をはじめ、労働、経済、証券など多分野の翻訳に従事。訳書に、『賢明なる投資家【財務諸表編】』『証券分析』『究極のトレーディングガイド』『コーポレート・リストラクチャリングによる企業価値の創出』『プロの銘柄選択法を盗め!』『アナリストデータの裏を読め!』(いずれもパンローリング刊)など。
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