好評発売中!! 『FXの小鬼たち』 |
ついに刊行!! 『ザFX』 |
2007年5月10日発売
ISBN 9784-7759-7084-3 C2033
定価本体3,800円+税
A5判 334頁
著 者 キャシー・リーエン
訳 者 古河みつる
キャシー・リーエン |
●為替相場の変動要因 長期および短期の相場に影響を与える要因を解明
●各通貨の取引にとって最適なタイミング 主要通貨ペアの取引状況の説明を通じて、どの時間帯に各ペアが最も魅力的であるかを教授
●市場状況に応じた取引パラメータ 相場環境の見極め方法とその相場環境で使用すべき指標を伝授
●テクニカル戦略 「ダブルゼロで逆張り」から「インサイドデイ・ブレイクアウト」まで、デイトレーダーやスイングトレーダー向きの最強の取引戦略の紹介
●ファンダメンタル戦略 コモディティ価格、債券、オプションのボラティリティ、介入などを利用した取引方法やヘッジファンドが使用している“おいしい”戦略を公開
●主要通貨の要点 価格の変動要因からどの経済指標が重要であるかまで、各主要通貨の特徴を説明
深遠な考察とエキスパートによるアドバイスが満載されている本書は、この激烈な市場に自信をもって入り、利益を持って出てくるためにはどうしたらよいかを教えてくれる!
「キャシー・リーエンは本書でこのエキサイティングな市場における取引に関してユニークで、考え抜かれた、儲けるためのヒントをトレーダーに伝授している。本書は、FXの初心者でも、ベテランのプロでも、あらゆるトレーダーが読むべき本だ」
――コリー・ジャンセン・インベストペディア・ドット・コム共同創立者「これまでのFX取引に関する書籍とは一線を画する数段格上の素晴らしい本だ。JPモ ルガンのトレーダーであり、アナリスト兼オンライントレーダーに対する教育者とし てのリーエンの経験から得られた実用的なヒントが満載されている。初心者にとって もベテラントレーダーにとっても必読書だ。本書を読んでおけば実際のトレーディン グでかなりの授業料を節約できるだろう」
――ドルー・ニブ・フォレックス・キャピタル・マーケッツCEO「FXに関する本の中で最高の部類だと思った。本書は外為市場の新人トレーダーにと ってだけでなく、熟練のプロにとっても必読書だ。いつでも参照できるように手の届 くところに常備しておくつもりだ。また、本書は読みやすく、教えられることが多 い。わたしがFXを始めたときにこのリーエンの本があったなら、というのが正直な気 持ちだ。退屈な本を何冊も読まずにすんだし、痛い目に遭いながら学ぶ時間も省くこ とができたはずだ。リーエンがまた本を書いてくれることを楽しみにしている」
――ファルーク・ムザマールREFCOヨーロッパ外為責任者「このリーエンの本は、プロも新人も関係なく、FXトレーダーにとって必須のツール だ。FX取引に関する理解を深めてくれるだけでなく、数々のファンダメンタル戦略と テクニカル戦略が披露されている……このリーエンの本は今後多くのトレーダーの座 右の書になるものと思われる」
――エディー・クォン・トレーディングマーケッツ・ ドット・コム・エグゼクティブVP兼編集長「通貨取引には、株式、オプション、先物などとは異なる側面が存在する。キャ シー・リーエンは本書で通貨市場のすべてのメカニズムを深部から説き明かしてくれ ている。どんな通貨トレーダーでも本書を読めば取引にもっと自信を持てるようにな るだろう」
――ジャヤンチ・ゴパラクリシュナン・ストック・アンド・コモディテ ィーズ誌編集者「リーエンは本書で素晴らしい仕事をしてくれた。彼女はトレーダーに直接語りか け、FXトレーダーとしてのパフォーマンスを改善するためのガイダンスを与えてい る。わたし自身もわたしのビジネスにとってきわめて有用ないくつかの情報とアイデ アを本書からもらった」
――フランシス・リベオラ・フォレックスストリートCEO
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FXのスワップ金利とスイングトレード!はやぶさ流外国為替証拠金取引
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はやぶさ流 FXスワップ金利運用日記
FXのテクニカルに関する本と思って書店で手にしたところ通貨ペアの相関や、通貨と金・原油との関係なども扱っていたので面白そうだと思ったのが購入のきっかけ。
2000年以前の為替の歴史(重要イベント)がまとめられていたり為替の長期と短期それぞれの変動要因についてファンダメンタル分析とテクニカル分析、また統計指標の使い方が紹介されていたりと FXトレーダーにとって、さまざまな知識を幅広く身につけることができる。 (つづき→)
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別著『FXの小鬼たち』(パンローリング)は、「STOCK TRADER'S ALMANAC 2009」のYEAR'S TOP INVESTMENT BOOKSの一冊として選ばれた。現在は、GFTで通貨リサーチのダイレクターとして、調査レポート、マーケット解説、投資戦略を執筆。さらに「オンラインサイトFX360」で、きわめて広範なリサーチとニュースを提供している。
訳者まえがき 序文 謝意 第1章 外国為替――当世無比の急成長市場 株式と債券に対する為替の影響 EUR/USDと企業収益 日経平均と米ドル ジョージ・ソロス 中国元の切り上げと債券 外為市場と先物・株式の比較 外為と株式 外為と先物 外為市場の参加者 集中化された市場 分散化された市場における参加者の階層 第2章 外為史上の重要イベント ブレトンウッズ――ドルを世界通貨に選定(1944年) ブレトンウッズ体制の終焉――金融資本市場の自由化(1971年) プラザ合意――米ドル高の是正(1985年) ジョージ・ソロス――イングランド銀行を叩き潰した男 英国が為替相場メカニズム(ERM)に参加 ソロス、英国のERM離脱に玉を張る アジア通貨危機(1997年〜1998年) バブル 膨張する経常赤字と不良債権 通貨危機 ユーロの発足(1999年) 第3章 為替の長期的な変動要因 ファンダメンタル分析 資金フローと貿易フロー 資金フロー――売買された通貨量 貿易フロー―――輸出と輸入の差 トレードのヒント――経済的なサプライズをチャート化する テクニカル分析 テクニカル分析とファンダメンタル分析のどちらが優れているか 為替の予測――学究派やエコノミストが利用しているモデル 国際収支理論 購買力平価理論 金利平価理論 マネタリーモデル 実質金利差モデル 資産市場モデル 通貨代替モデル 第4章 為替の短期的な変動要因 統計指標の相対的な重要性は時とともに変化 GDP――重要性が低下 経済指標を利用して儲ける方法 参考資料 外為市場をさらに深く考察する 第5章 各通貨ペアにとって最適な取引タイム アジアタイム(東京)――19〜04EST(08〜17JST) 米国タイム(ニューヨーク)――08〜17EST(21〜06JST) 欧州タイム(ロンドン)――02〜12EST(16〜02JST) 米国と欧州の重複タイム――08〜12EST(21〜01JST) 欧州とアジアの重複タイム――02〜04EST(15〜17JST) 第6章 通貨間の相関性とその利用法 正の相関と負の相関――その意味と利用法 相関は変化する 相関の計算方法 第7章 市況に応じた取引パラメータ 取引日誌をつける 通貨ペア・チェックリスト 狙いを付けているトレード 仕掛け中のトレードと手仕舞い済みのトレード 相場環境に応じて手法を使い分ける ステップ1――相場環境を見極める レンジ相場の見極め基準 トレンド相場の見極め基準 ステップ2――取引の時間枠を決定する デイレンジ取引 中期レンジ取引 中期トレンド取引 中期ブレイクアウト取引 リスク管理 リスク・リワード・レシオ 逆指値注文 心の管理 感情を排除する 休み時を知る |
第8章 テクニカル戦略 マルチタイムフレーム(複数時間枠)分析 ダブルゼロで逆張り 戦略ルール 相場環境 勝率を高めるには 例 真の値動きを待つ 戦略ルール 例 インサイドデイブレイクアウト 戦略ルール 勝率を高めるには 例 ダマシのブレイクアウトで逆張り 戦略ルール 勝率を高めるには 例 ダマシのブレイクアウトを回避する 戦略ルール 例 チャネル戦略 例 パーフェクトオーダー 例 第9章 ファンダメンタル戦略 最強のペアを選択する レバレッジド・キャリートレード キャリートレードの仕組み キャリートレードが機能する理由 キャリートレードにとって最適な状況 キャリートレードに適さない状況 リスク回避性向の重要性 キャリートレードで考慮すべきその他の事項 ファンダメンタル投資戦略――マクロ経済的に重要なイベントを把握する 2003年9月ドバイG7会議 政治情勢の不透明性――2004年米国大統領選挙 戦争――米国によるイラク戦争 先行指標としてのコモディティ価格 相関 取引機会 利回り格差を外為の先行指標として利用する 金利差――先行指標、一致指標、それとも遅行指標? 金利差の計算と通貨ペアのトレンドのフォロー ファンダメンタル投資戦略――リスクリバーサル リスクリバーサル表の構成 リスクリバーサルの利用方法 例 オプションボラティリティで相場変動を見極める ルール これらルールが機能する理由 これらルールで儲けられるのは誰か? ボラティリティの追跡方法 ファンダメンタル投資戦略――市場介入 日本 ユーロ圏 第10章 主要通貨の要点と特徴 米ドル(USD) 米国経済の概要 米国の金融財政政策当局――連銀 USDの主な特徴 米国の主要経済指標 ユーロ(EUR) ユーロ圏経済の概要 ユーロ圏の金融財政政策当局――欧州中央銀行 EURの主な特徴 ユーロ圏の重要な指標 英国ポンド(GBP) 英国経済の概要 英国の金融財政政策当局――イングランド銀行 GBPの主な特徴 英国の主要経済指標 スイスフラン(CHF) スイス経済の概要 スイスの金融財政政策当局――スイス国立銀行 CHFの主な特徴 スイスの主要経済指標 日本円(JPY) 日本経済の概要 日本のバブル崩壊 日本の金融財政政策当局――日本銀行 JPYの主な特徴 日本の主要経済指標 オーストラリアドル(AUD) オーストラリア経済の概要 オーストラリアの金融財政政策当局――オーストラリア準備銀行 AUDの主な特徴 オーストラリアの主要経済指標 ニュージーランドドル(NZD) ニュージーランド経済の概要 ニュージーランドの金融財政政策当局――ニュージーランド準備銀行 NZDの主な特徴 ニュージーランドの主要経済指標 カナダドル(CAD) カナダ経済の概要 カナダの金融財政政策当局――カナダ銀行 CADの主な特徴 カナダの主要経済指標 |
本書は、読者を惑わすような甘い言葉とは無縁の、外為取引を「知的」に行ううえで心得ておくべき事項、目配りすべきイベントと指標がしっかりと網羅されている「正しい」入門書であり、ユニークなトレードアイデアとアイデアの種となる情報や視点が満載されている「使える」実践書です。
原題は『DAY TRADING the CURRENCY MARKET』ですが、デイトレードに限定される部分はほとんどありません。
本書が外為というきわめて大きく魅力的な市場への良きガイダンスとなり、皆様のパフォーマンス向上に貢献できれば幸甚です。
古河みつる
本書では、そのご要望におこたえすべく、外為取引に関するテクニカル戦略とファンダメンタル戦略にとどまることなく、為替市場の仕組みについても詳しくまとめられています。初心者にもベテランのトレーダーにも満足していただけるものと自負しています。どんなタイプの読者でも、なにがしかの収穫が得られるものと思います。
本書では大きな目標を2つ設定しました。あらゆるトレーダー、とりわけデイトレーダーが知っておくべき、主要な外為市場に関する基本的な知識と各通貨の特徴について触れること。そして、あなたの投資戦略のいくつかのベースとして実際に使える戦略を提供することです。本書ではほかの外為取引に関する書籍では一切取り上げられていないトピックスまでをカバーし、「米ドル相場に最も影響力のある指標は何か」「通貨相関とは何で、取引にどう利用するか」など、興味深いトピックスについても深く掘り下げています。
ご参考までに、本書でカバーしているトピックスに関する簡単なロードマップを以下に示します。
この章では、ブレトンウッズ、ブレトンウッズ体制の終焉、プラザ合意、ジョージ・ソロス、ソロスが有名になったきっかけ、アジア通貨危機、ユーロの登場、ハイテクバブルの崩壊について説明します。
この章では、為替相場に影響を与えるマクロ的・長期的ないくつかの要因を説明します。この章を設けた理由は、トレーダーに大局を見失って欲しくないこと。そして、たとえ短期的な変動はあっても、テクニカルにも、ファンダメンタルにも、長期的な要因が相場を本来の軌道に戻すのが常であることを理解してもらうためです。
また、数理的なファンダメンタル派トレーダーが、独自の為替変動予測の手法を開発するために役立つ、為替レートの予測に関するさまざまな評価モデルについて検討します。
このセクションでは、重要度に応じて米国統計を格づけするだけでなく、無条件反射的なおきまりの反応をピップス値で示したり、当日中に余波が残るか否かについても説明します。
このセクションでは、さまざまな時間帯における主要な通貨ペアの一般的な取引量を概観し、最も変動が大きい時間帯を明らかにします。
あなたのポートフォリオ内の各通貨ペアがどの程度緊密に相関しているかを知ることは、エクスポージャーとリスクを判断する良い方法です。多くのトレーダーは、さまざまな通貨ペアに投資することによってポートフォリオを分散化していると考えがちですが、歴史的に多くのペアが実際には同方向もしくは逆方向に動く傾向があることを認識していません。ペア間の相関には強弱があり、数週間、数カ月、ときには数年間も継続することがあるため、相関データの使用法と計算方法を学ぶことはきわめて重要です。
効果的に取引するには、ゲームプランを持つことが必要です。この章では、ゲームプランをシステマティックに分解し、取引状況を分析し、その取引状況に適した指標を見極める方法を説明します。
これら戦略は、レンジ、トレンド、ブレイクアウトなど、あらゆるタイプのトレーダーに適しています。
このセクションでは、コモディティ価格、債券、オプションのボラティリティ、リスクリバーサルを利用した取引方法を説明します。また、市場介入トレード、マクロ・イベント・トレード、そして2002年から2004年の間にヘッジファンドによってひそかに使用されていた利殖戦略であるレバレッジド・キャリートレードについても説明します。
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