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ウィザードブックシリーズ Vol.243

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金融版 悪魔の辞典 金融版 悪魔の辞典

2016年11月発売/A5判 278頁
ISBN978-4-7759-7212-0 C2033
定価 本体2,000円+税

著 者 ジェイソン・ツバイク
監修者 長尾慎太郎
訳 者 井田京子


ウォール街という魑魅魍魎がうごめく世界を生き抜くためのガイドブック
投資業界の本音

 本書は、破綻すると分かっている住宅ローンや、恐ろしいほど高いリスクや、つぶすには大きすぎる銀行を私たちに押し付けてきた金権主義者や官僚を痛烈に皮肉り、批判し、揶揄している。本書は、複雑で、不条理で、尊大なウォール街から、単純な真実と、分かりやすい警告を導き出してくれている。

 また本書は、敵に囲まれた荒野のような今日の金融市場で生き残っていくための必須のサバイバルガイドであり、サソリの毒を含んだ実践的な洞察でもある。ウォール街の気まぐれやごまかしを跳ねのけて、高揚感と絶望のはざまにいる投資家には、安全な道を切り開いてくれるに違いない。

 本書を読んで、煉獄(小罪を犯した死者が罪を清めるための天国でも地獄でもない場所)から距離を置くことがこれほど有意義だったとは、改めて分かったことだろう!

■本書で取り上げられた用語の例

うわさ【rumor】(名詞)ウォール街では事実と同義語。
当局【regulator】(名詞)羽のはたきを振り回して暴れる巨象を威嚇しようとする官僚。
データ【data】(名詞)ウォール街でマーケティングのためにねじ曲げた解釈をねつ造するための原材料。
公正価格【fair-value pricing】(名詞)当て推量のこと。
経営陣【management】(名詞)自信過剰で、報酬をもらいすぎているが、自分は正当に評価されていないと感じている人たち。
価格【price】(名詞)たいていは思い込みで、ほぼ必ず混乱を招く数字。
エコノミスト【economist】(名詞)現実の世界を象牙の塔の高みから研究し、人とモノとお金の混沌とした相互作用が自らの理論と合致していると結論付ける学者。

著者紹介

ジェイソン・ツバイク(Jason Zweig)
2008年にウォール・ストリート・ジャーナルの投資コラムニストに就任。以前はマネー誌のシニアライター、タイムやCNN.comのゲストコラムニストなども務めた。著書の『あなたのお金と投資脳の秘密』(日本経済新聞出版社)は、投資と神経科学の関係を解き明かした最初の本のひとつ。また、ベンジャミン・グレアムの『賢明なる投資家』の改訂版『新 賢明なる投資家』(パンローリング)の編著者でもある。ツバイクは、1995年にマネー誌に入る前は、フォーブスの編集者として投資信託部門を担当していた。また長年、アメリカ金融博物館やスミソニアン協会の理事を務めており、ファイナンシャル・ヒストリーやジャーナル・オブ・ビヘイビラル・ファイナンスの編集委員にもなっている。

■本書への賛辞

「楽しくて、興味深くて、不遜で、博識なジェイソン・ツバイクがまたやってくれた。笑って唸って……友人にも贈りたくなるだろう」――チャールズ・D・エリス(グリニッチ・アソシエーツ創業者、『敗者のゲーム』[日本経済新聞出版社]の著者)

「幅広い経験と、歴史への深い理解と、並外れた洞察力と、ユーモアと皮肉こそ、投資の世界を理解するために知っておくべきことであり、本書にはそれが書いてある」――ハワード・マークス(オークツリー・キャピタル・マネジメント・LP共同会長、『投資で一番大切な20の教え――賢い投資家になるための隠れた常識』[日本経済新聞出版社]の著者)

「痛快なユーモアに満ちた金融市場の不遜なアンブローズ・ビアス。ウォール街の常識を風刺し、批判した本書は、真剣な投資家の本棚に必ず備えておくべき1冊」――バートン・G・マルキール(プリンストン大学名誉教授[金融学]、『ウォール街のランダム・ウォーカー』[日本経済新聞出版社]の著者)

「ジェイソン・ツバイクは、投資家への賢い助言で知られたジャーナリストだ。彼には抜群のウイットがあり、本書にはそれがいかんなく発揮されている。まじめすぎる人でなければ、大いに楽しめる読み物」――マイケル・J・モーブッシン(クレディ・スイスのグローバル・ファイナンシャル・ストラテジース責任者、『偶然と必然の方程式』[日経BP社]、『まさか!?』[ダイヤモンド社]の著者)

「絶対に気に入るだろう。ツバイクは金融界の偽善をかき分けて、ウォール街の嘲笑的な本質を暴露するという挑戦を、愉快にやってのけた。そのうえ、投資に関するとびきりのヒントも載っている。私のお気に入りの悪魔的定義のひとつがブローカーの定義。『ブローカーと呼ばれる人たちが当てずっぽうを言うはずがないと勘違いしている人たちに、株や債券や投資信託やそのほかの資産を売買する連中』」――ジェーン・ブライアント・クイン(『メーキング・ザ・モースト・オブ・ユア・マネー・ナウ』[Making the Most of Your money Now]の著者)

「これまで見たなかで最も愉快な金融原則の紹介」――ロバート・J・シラー(エール大学教授、ノーベル経済学賞受賞者、『投機バブル――根拠なき熱狂』[ダイヤモンド社]の著者)

「金融制度を不正に操作して法外な利益を得ている連中が野放しになっている2回目の金ぴか時代に、ウォール街に蔓延するウソと作り話を暴くため、だれかが書かなければならなかった短くてパンチのある本。読者(賢い人も、無知な人も、すでに被害に遭った人も)には幸運なことに、ジャーナリストのジェイソン・ツバイクがこの挑戦に挑み、タッチダウンで勝負を決めてくれた。笑って、泣いて、学びながら、この傑出した本を楽しんでほしい」――ジョン・C・ボーグル(バンガード・グループの創業者、『インデックスファンドの時代』[東洋経済新報社]の著者)

「この素晴らしい本はどこから読んでもよい。ただ、笑いをこらえようとしても無駄だろう」――ジェームス・グラント(グラント金利オブザーバー)

「ジェイソン・ツバイクの何とも見事な本。最高のユーモアと、学術的な語源と、素晴らしいアドバイスが組み合わさっている。お金を投資している人は、ぜひ読むべきだが、そうでない人も、純粋な楽しみとして読むべし」――ウィリアム・F・シャープ(スタンフォード大学名誉教授[金融学]、ノーベル経済学賞受賞者)

「機智に飛んでいて賢いなかに、胸のすくような皮肉を交えた本書は、ウォール街とメーンストリートのすべての人が持つべき本」――ジョン・スティール・ゴードン(『アン・エンパイヤ・オブ・ウエルス』[An Empire of Wealth]『ザ・ビジネス・オブ・アメリカ』[The Business of America]の著者)

「円熟の域に達したジェイソン・ツバイクの作品。面白くて、真実にあふれ、ウォール街の実情が明かされている。デイトレーダーの定義がすべてを言い表している。ウイットと洞察とウォール街の金融関係者の愚行を伝える本書を読まない投資家も愚か者だ」――コンスエロ・マック(コンスエロ・マック・ウエルストラックのキャスター兼制作責任者)

「ジェイソン・ツバイクは、長年、卓越した金融ジャーナリストとして活躍してきた。彼の話をきちんと聞いた人は、高くて役に立たない助言をしてくる連中から、資産を守ってきた。本書では、彼のウイットと洞察を駆使して、多くのプロが投資家を意図的にだますために使う金融用語を理解する、という防御策を提供してくれた」――マックス・H・ベイザーマン(ハーバード大学ケネディ行政大学院、センター・フォア・パブリック・リーダーシップ共同所長、『ハーバード流「気づく」技術』[KADOKAWA]の著者)

「金融ジャーナリズムで真実を伝えてきた偉大な書き手のひとりであるジェイソン・ツバイクは、アメリカの偉大な風刺作家であるアンブローズ・ビアスの精神を受け継ぎ、鋭いウイットとともに重要な真実を暴いている」――ゲーリー・ベルスキー(『お金で失敗しない人たちの賢い習慣と考え方』[日本経済新聞出版社]の共著者)

「ウォール街ではよく、顧客に真実を教えないために、複雑な用語が使われている。だからこそ、本書を読むとすっきりするのだろう。金融一筋で取材を重ねてきたツバイクは、鋭いウイットと、歴史的な視点と、懐疑的な目で、ウォール街の用語を暴露した」――タダス・ビスカンタ(ブログのアブノーマル・リターンズ[Abnormal Returns]の創始者兼編集長)

「悪魔の金融辞典(名詞) 金融界の業界用語の一覧で、読者の発作的な爆笑を繰り返し誘う。ただ、ブローカーや投資顧問やマネーマネジャーは、致命的なエピソードを読んで認知的不協和を起こすことでも知られており、読むときには注意が必要。一方、一般読者は金融界の常識を深め、財布をふくらまし、気に入った定義をだれかに教えたい衝動が抑えられなくなる」――ウィリアム・バーンスタイン(『投資4つの黄金則』[ソフトバンククリエイティブ]、『華麗なる交易――貿易は世界をどう変えたか』[日本経済新聞出版社]の著者)

「もし金融が漫談ならば、ジェイソン・ツバイクは真剣な顔をして刺激的なユーモアを繰り出すグルーチョ・マックスのような存在だ。例えば、犬の定義は『ダウン(伏せ)以外の命令を聞かない株』。これ以上の説明は不要だろう」――ローレンス・B・シーゲル(CFAインスティチュート・リサーチ・ファンデーションのリサーチ・ディレクター)

「辞典の紹介に、ウイットや楽しいという形容詞が使われることはこれまでなかったかもしれないが、本書には当てはまる。ただ、これは単なる冗談ではない。この気の利いた小さな本には学ぶことがたくさん詰まっている」――リチャード・H・セイラー(シカゴ大学ブース経営大学院教授[行動経済学]、『実践 行動経済学』[日経BP社]の著者)

「皮肉と並外れたウイットで、金融界の暗部に光を当てた本。たくさん笑ったあとは、現実に対する歪んだ見方が少し減った気がする」――シェーン・パリッシュ(ファ―ナム・ストリート・メディアCEO)

「ついに、だれでも分かる言葉で、傲慢なウォール街を蹴散らす本が現れた。『投資信託』の定義は何回も読み返すべき」――グレゴリー・バーンズ(エモリー大学の著名な教授[神経経済学]、『アイコノクラスト』[Iconoclast]『犬の気持ちを科学する』[シンコーミュージック]の著者)

「ジェイソン・ツバイクを超えるウイットの効いた定義を書こうとしたが、できなかった。そこで、本書を読んで、あるときは笑い、あるときはくすっと笑い、あるときは大笑いした。きっとあなたもそうだろう」――メア・スタットマン(サンタクララ大学教授[金融学]、『ワット・インベスター・レアリー・ウォント』[What Investors Really Want]の著者)


監修者まえがき

 本書は金融ジャーナリストのジェイソン・ツバイクによる“The Devil's Financial Dictionary”の邦訳である。オリジナルの『悪魔の辞典』は100年以上も前にアンブローズ・ビアスによって書かれ、その痛烈な皮肉やブラックユーモアが好評を博してきた。だが、オリジナルがあくまでパロディとして楽しく読めるのに対し、本書の読後にシリアスな覚めた感覚が残るのは、本書の内容が、遠い昔のはるか彼方の銀河系で起こったことなどではなく、私たちの社会で現在起こっている笑えない事実だからである。

 ここに書かれてあることのほとんどは真実だが、関係者がそれを公の場で口にすることはできない。仮にもし話すことができるとしても、本来あるべき姿と並列で述べるのがせいぜいである。実際には、金融業界内部でさえ本当のことを言うことはタブーとされている。投資のエコシステムはフェイル・セーフにもフール・プルーフにもなっていないが、表向きは問題などまったく発生せず、すべては理想どおりにうまくいっているという前提で物事が進められている。それゆえ、思いもよらぬ(?)事象・事件が起こると、ほとんどの人は驚く(ふりをする)が、しばらくすると彼らは現実からは目を背け、したがっていつまでも根本的な解決が図られることはない。

 一般に、制度や仕組みはしばらくすると、当初それらを作った人たちの思惑とは離れて機能するようになる。なぜなら、人間の意志が絡む現実世界では理想どおりにことが運ぶことなど何もないからだ。投資にかかわる制度を整備した人たちは、整然とした仕組みさえあれば、それに参加する人々も当然それに従うはずだと善意に考えたのかもしれないが、残念ながらそれはあまりにも人間の本質を無視したナイーブなモノの見方であった。

 もっとも、ダークサイドに堕ちた人たちのすべてが最初から悪意を持った知能犯だったわけではなく、見たところ彼らはむしろ少数派である。私たちが投資の世界で目にするウソつきや詐欺師のほとんどは、単に知的に不誠実な人間か、もしくはリテラシー不足から彼ら自身が疑似科学に洗脳されているかのどちらかである。だから彼らの虚言を見破るのはそれほど難しいことではない。私たち自身が正しい知識とインテリジェンスを身に付ければよいのである。ウィザードブックシリーズ(WBS)は本書で243作目になるが、これらが少しでも読者の方々の役に立っているのなら大変うれしい。英雄など酒場に行けばいくらでもいるが、歯医者の治療台には一人もいない……と言われるが、本当のことが書いてある書籍を誠実に発行し続けることだって実はかなり勇気がいることなのである。WBSにかかわる人々の努力が投資の世界に与える影響はごくわずかでしかないかもしれないが、たとえそうであったとしても、永遠ならざる平和のために、これからも微力を尽くすつもりである。

 翻訳にあたっては以下の方々に心から感謝の意を表したい。翻訳者の井田京子氏は丁寧な翻訳を実現してくださった。そして阿部達郎氏にはいつもながら丁寧な編集・校正をしていただいた。また本書が発行される機会を得たのはパンローリング社社長の後藤康徳氏のおかげである。

 2016年10月

長尾慎太郎

■はじめに――これは悪魔の仕業なのか

 私たちは、現代の金ぴか時代に生きている。しかし、ぴかぴかしているもののほとんどは、見せかけにすぎない。

 2008年に株式市場や債券市場が暴落し、何百万人もの普通の投資家が、何兆円ものお金を失った。その大きな理由は、世界の大銀行や証券会社やそのほかの金融会社が無謀なリスクを貪ったからだ。モンティ・パイソンの映画『人生協奏曲』に出てくる食べすぎて体が破裂してしまったクレオソート氏と同じで、ウォール街は「もうたくさんである」ことを認めようとはしない。彼らは、安全だと偽って危険な住宅ローンをインチキな価格で抱え込み、顧客にたっぷり買わせた。そして、住宅価格が暴落すると、世界中でたくさんの大銀行が破綻した。

 その間、無責任な方針とずさんな見通しで破綻を後押しした金融会社の幹部は、何十億ドルものボーナスやストックオプションやそれ以外の報奨金のたぐいを手に入れ、今でもそれを失ってはいない。彼らの多くは今も優雅な生活を送り、罪悪感のかけらすら見えない。

 19世紀初めの最初の金ぴか時代に、アメリカの偉大な風刺作家であるアンブローズ・ビアスが『悪魔の辞典』という傑作を執筆した。ビアスは1842年に生まれ、独学で学び、南北戦争ではシャイローの戦いやチカマウガの戦いなどの戦場で、悪魔に直面した。彼は湾曲表現や偽善、混乱した考えを敵視していた。彼の辞典は、何十年かの間に断続的に雑誌に掲載されたもので、1906年に本として出版され、この豪勢な時代のほぼすべての社会や体裁のメッキをはぎとってしまった。

 1987年から金融ジャーナリストとして働いている私は、ウォール街が悪だとは考えていない。本書では、「ウォール街」という言葉を、物理的な場所ではなく、金融業界という意味で使っている。この業界の一部の連中が、意図的に一般の人たちをだましていることは間違いない。しかし、実際には不注意や、自己満足、自信過剰などのほうが、詐欺行為よりもはるかに大きな危機を招いているのである。私は長年の間に、銀行や投資や金融にかかわる何千人もの人たちに出会ってきたが、そのなかのほとんどの人たちは誠実で、勤勉で、まともで、親切で、知的な人たちだった。それでも、もし彼らが運良くこの本を目にすれば、わが身を笑い飛ばすことができるだろう。

 ただ、どんな人にも言えることだが、金融業界の人たちも正当に振る舞うよりも自分を正当化するほうが得意だ。自分の利益を優先するときは、危ない橋を渡りながら、すべての行動を天命だと正当化するのである。正しいことをしているのだと、自分自身をごまかしてしまえば、他人をだますのはずっと楽になる。物理学者のリチャード・ファインマンが警告したように、「一番だましやすいのは自分自身」なのである。

 もし投資家がカモではなくパートナーならば、情報を明かすのではなく、隠すためにあるウォール街の用語を使いこなせるようになる必要がある。プロはみんな、素人を裏切るのだ。専門用語(ジャーゴン)はどれも仲間で人たちを混乱させ、排除するためにある。言葉を逆にして反対の意味で使うのは、ウォール街に限ったことではない。ジョージ・オーウェルの小説『1984年』の真理省でも実践されているように、これは多くのところで見られる一般的な特徴なのである。

 つまり、言葉がよく理解できないために危険にさらされることは多い。もし、ウォール街で訳の分からないことを聞かされて間違ったことをしてしまったら、豊かな引退生活という夢は露と消えることになりかねないのだ。

 本書の目的は、ウォール街で使われている複雑で難解で尊大な用語を選び出して、だれでもが理解できるような簡潔な言葉に書き直すことである。つまり、この本は金融市場という厳しい荒野を生き抜くためのサバイバルガイドでもある。ちなみに、この荒野で勝率を理解しないで投資しようとしている人に対しては、シエラレオネのタクシーの後部に書かれていた文法的におかしな色鮮やかな標語こそ完璧な警告となる――「天は自ら助くる者を助く(God Help Those Who Help Themselves)」。投資家も、銀行や証券会社やファイナンシャルアドバイザーがよく使うたわ言や難解な用語の最低限の基礎知識がなければ、「自らを助けることはできない」のである。

 本書に掲載した定義は、ビジネスや金融の知識から、会計、コーポレートファイナンス、行動経済学、投資管理、テクニカル分析に至るまで、知的な投資家やビジネス情報を必要とする人たちが知りたいと思うことを幅広くカバーしている。

 本書の多くの項目には、共通するテーマがいくつかある。

 アンブローズ・ビアスの『悪魔の辞典』には、妙な名前の架空の登場人物――マンフリー・マペル、ハッサン・ブルバディ、アプレイウス・M・ゴクール、ジャムラック・ホロボム博士、多くの作品を残したイエズス会の詩人として描かれているガサラスカ・ジェイプ神父――による韻文や格言や逸話が散りばめられている。

 本書もその精神を受け継いで、空想を膨らませた部分には★が付けてある。これらの登場人物は、すべて私の空想の産物であり、実在していない。

 ビアスの定義と同様、本書で示した定義を文字どおり解釈するべきでは――あまり――ない。ただ、ほとんどの定義はかなり真実に近いものになっているはずだ。ウォール街にどれほど疑問を持っている人でも、まだまだ甘い。悪魔は金融界のことをよく知っている。それは、悪魔自身がときどき命令を下しているからだ。


参考文献


新賢明なる投資家

アメリカ市場創世記

バフェットからの手紙

株式投資が富への道を導く

稼げる投資家になるための投資の正しい考え方


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