西原宏一
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青山学院大学卒業後、1985年大手米系銀行のシティバンク東京支店入行。
1996年まで同行為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任し、現在、株式会社CKキャピタル 代表取締役・CEO。
ロンドン、シンガポールのファンドとの交流が深い。
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西原宏一の「シンプルFXトレード日記」
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〜米国の景気回復期待で、ドル円は上昇基調に〜 01月10日
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
1月19日(水)にサイバーエイジェントFXさんで、オンラインセミナーを開催します。
http://www.cyberagentfx.jp/gaikaex/event/detail.php?id=103
ご都合があえば、ぜひご参加ください。
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①シンガポール経済は絶好調
先日シンガポールのトレーダーの友人達と今年の相場についてミーティングしたのですが、彼らは2011年のビジネスプランについて熱く語ってくれました。
昨年のシンガポール経済は、アジア最速の成長を遂げたとのことで、GDP(国内総生産)は前年度の1.3%減から一転して14.7%という大幅な上昇を記録しています。
そのためシンガポールのビジネスは急速に拡大しているようで、彼らの弁舌もさわやかといったところ。
2011年の日本も彼らに負けないぐらいに景気が回復してほしいですね。
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②2011年のアメリカ経済の回復期待とドル円の上昇
さて、シンガポールの友人達との会話で、最初に話題に上がったのが2011年のアメリカ経済。
昨年末、多くのエコノミストが、2011年のアメリカの成長率を大幅に上方修正しました。
今年の為替相場は、彼らの予測しているように、アメリカ経済がどの程度のスピードで回復をみせるかどうかに注目が集まっています。
そして、前述のシンガポールの友人が、新年初日にとった為替のポジションも、アメリカ経済回復シナリオに従ったドルロング。
通貨ペアはドル円。
昨年のクリスマス開けの海外市場では、季節的要因から駆け込み的なドル売り需要があったようで、年末にドル円は急落。
そのため今年のドル円のオープニングは81.34円とドル安値圏でスタートしたため、友人はドル円という通貨ペアを選択したとのこと。
2011年の為替市場のスタートは大方のシナリオどおりに、「アメリカ経済回復=ドル金利上昇=ドル円堅調」という流れでスタートしています。
ドル指数も、心理的節目である80を再び突破し、81.27まで上昇中で、ドルは全面高。
83円台後半には、本邦輸出企業のドル売り注文が並んでいるため、
消化するのに時間がかかりそうですが、ドル円はじわじわと86円方向に上昇していく可能性が濃厚になってきました。
では、本年もよろしくお願いします。
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