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ウィザードブックシリーズ Vol.137



株価指数先物必勝システム
――ノイズとチャンスを見極め、優位性のあるバイアスを取り込め

マーケットの魔術師
【システムトレーダー編】


オーディオブック版
マーケットの魔術師
【大損失編】


オーディオブック版

定価本体5,800円+税
2008年4月10日発売/A5判 上製本 262頁
ISBN 978-4-7759-7104-8 C2033

著 者 アート・コリンズ
監修者 長尾慎太郎
訳 者 関本博英



目次 | 著者紹介 | 関連書籍  | 読者のご意見  

◆立ち読みコーナー 監修者まえがき ・ 第45章 ・ 第46章 ・ 第47章(本テキストは再校時のものです)<>/p


著者

アート・コリンズ

原書

『Beating the
Financial
Futures Market』

ストレスの多い裁量トレーダーにさようなら

変化の激しい今日の金融先物市場において、トレーダーは不確実で矛盾に満ち、しかもほとんどランダムともいえるマーケットのノイズに直面している。そして、そうしたノイズのなかから有望なバイアスを選別し、それをトレーディングシステムに取り込もうとしているトレーダーの90%以上がその試みに失敗し、大きな損失を余儀なくされている。一方、こうした複雑なマーケットでその試みに成功した数少ないトレーダーはとてつもない報酬を手にしている。そうした有効なトレーディングシステムを開発し、金融先物市場で飯を食っていけるわずか5〜10%の成功するトレーダーとなるには何をすればよいのだろうか。

本書にはマーケットのそうしたノイズとチャンスを見極めながら、有望なバイアスだけをトレーディングシステムに取り込んで利益につなげるため、ヒストリカルなデータで検証されたいろいろなトレーディングアイデアが提示されている。ベテラントレーダー兼システム開発者、講演者兼著述家として多方面で活躍しているアート・コリンズは、本書のなかで次のようなテーマについて論じている。

金融先物市場には、有望でありながらその複雑なマーケットの前に力尽きた多くのトレーダーの死臭が漂っている。本書にはそうしたトレーダーにならないためのサバイバル戦略、すなわちメカニカルなトレードを100%実行できるようなシンプルで有効なトレーディングルールが数多く提示されている。本書で検証し尽くされたことと規律あるスタンスでメカニカルトレードを淡々と実行していけば、トレーディングでのいろいろな難しい問題は解消し、勝率が飛躍的に高まり、読者を勝ち組に導いてくれるであろう! 【本書の結論】

本書への賛辞

「ベテランのプロトレーダーであり、リサーチャーであり、システム開発者であるコリンズはこの本のなかで、自らのトレーディングロジックを開発し完成させた方法とその成果を余すところなく公開している。彼はそうした豊富な経験と大きな成功を手にした今でも、まだマーケットの真実を追究する努力を怠らない」
――ウェイン・グリフィス(著名な商品先物トレーディングシステムである「アンティシペーション」の開発者で、『マーケットの魔術師【システムトレーダー編】』にも取り上げられた)



「豊富なリサーチで裏付けられた本書はとても面白い。コリンズはこのなかで、マーケットのいろいろなバイアスを堅牢で信頼できるトレーディングシステムに取り込み、それをロジカルな形で提示している。多くのトレーダーに読んでほしいと思う」
――リンダ・ブラッドフォード・ラシュキ(『魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門』著者兼LBRグループ代表)



「コリンズは本書のなかで、科学的なトレードというものを追究している。従来のマーケットの魔術師のトレード手法を少し離れて、彼のトレーディングアプローチに目を向けるのも悪くはないだろう」
――マイケル・コベル(『トレンドフォロー入門』の著者)



「システムトレーダーだけでなく、あらゆるトレーダーにとっても本書は必読書だ。 メカニカルなトレードのメリットと注意点、その正しい実行法など、メカニカルトレードに関する役立つ情報が満載されている」
――ローレンス・マクミラン(『マクミラン・オン・オプションズ』などの著者兼マクミラン・アナリシス社社長)

「本書は金融先物トレードで利益を上げるためのテクニカルなツールブックである」
――ウィリアム・ダン(ダン・キャピタル・マネジメント社創設者兼会長)



著者/アート・コリンズ(Art Collins)

1986年から数多くのメカニカルトレーディングシステムの開発を手掛け、またプロトレーダーとしても大きな成功を収めている。1975年にノースウエスタン大学を卒業し、1989年からシカゴ商品取引所(CBOT)の会員、また講演者・著述家でもある。著書には13人の著名なシステムトレーダーにインタビューした『マーケットの魔術師【システムトレーダー編】』や『マーケットの魔術師【大損失編】』などがある。フューチャーズ誌に定期寄稿するほか、その他の投資刊行物にも数多く執筆している。



目次

監修者まえがき
まえがき
序文
謝辞
本書のトレーディングシステムとスタディについて

第1章 裁量トレードの問題点
第2章 賭博というゲームを理解する
第3章 なぜ裁量トレードはうまくいかないのか
第4章 小さなバイアスに目を向けよう
第5章 n日間移動平均に基づくトレード
第6章 適正な最適化に向けた4つの原則
第7章 2日移動平均と5日移動平均に基づく逆張りトレード
第8章 過去50日間の最安値(最高値)日のあとの逆張りトレード
第9章 3つのルールの統合
第10章 過去n日間の平均レンジに基づくトレード
第11章 過去15日間の高値・安値の平均値に基づくトレード
第12章 5つのルールの統合
第13章 5つのルールのいろいろな組み合わせ
第14章 前日と過去2日間の陰陽線に基づく逆張りトレード
第15章 カップとキャップ
第16章 3日間のレンジの20%という支持線・抵抗線に基づくトレード
第17章 8つのルールの統合
第18章 ストップ注文による仕掛け
第19章 指値注文による仕掛け
第20章 損切り注文について
第21章 利益目標――2回目の新高値や新安値で手仕舞う

第22章 2回の高値や安値で手仕舞う
第23章 最適化、マーケットの変動、処女データについて
第24章 いろいろな変数の最適化
第25章 特定セクターのトレード
第26章 株価指数のTDWバイアス
第27章 株価指数のTDMバイアス
第28章 株価指数の月バイアス
第29章 株価指数のバイアス――TDWとTDMと8つのルールの統合
第30章 S&P500とダウ平均の関係を利用したトレード
第31章 30分・60分・135分足トレード
第32章 20日間のレンジに基づく大豆のトレード
第33章 株価指数のブレイクアウト手法
第34章 12:30に仕掛ける5分足トレード
第35章 株価指数の5分足トレード
第36章 行きすぎの反動――5日順行後の逆張りトレード
第37章 3日目の逆張りトレード
第38章 過去n日のブレイクアウト手法
第39章 よく知られたトレード指標1――RSI
第40章 よく知られたトレード指標2――リバーサルデイ
第41章 いろいろなトレード手法
第42章 6番目のルールとそれらの統合
第43章 5本の日足によるトレードルールの統合
第44章 6つのルールと5本の日足による統合
第45章 何がメカニカルなトレードなのだろうか
第46章 メカニカルなトレードを100%実行しなさい
第47章 最後に

付録 トレードステーションの参考コード

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監修者まえがき

 本書は、アート・コリンズが金融先物のシステムトレードについて著した“Beating the Financial Futures Market”の邦訳である。コリンズといえば『マーケットの魔術師【システムトレーダー編】』『マーケットの魔術師【大損失編】』の著者兼インタビュアーとしても知られており、同時にシステムトレードに関して深い造詣を持ち、また自分自身でも多彩なトレードシステムを稼動させてきた実践家でもある。

 さて、一般的にシステムとは「もともとはバラバラであった多くの要素が、効果的に統合され互いに関連を持ちながら、全体として共通の目的を達成するための集合」と定義される。一方、メカニカルトレードとは「個々のトレードの意思決定や執行にトレーダーの裁量を入れず、事前に定められたルールやアルゴリズムに従って機械的に行われる一連のトレード」を指す。そして「システムトレード」とは、一般にこれら二者の概念を組み合わせたものを指すとみてよいだろう。

 だが、一般投資家の方にとっては、後者である「裁量を入れないメカニカルなトレード」という部分に魅力を感じることが多いのか、本来トレードシステムの一部品である「トレードルール」に関心が集中しているようだ。しかし、トレードシステムにおいて、それを旧来のトレード手法と分けているのは、まさにシステム的な構成要件に存在するのである。つまり、ここにおいても、要素の吟味、階層構造の構築、確率モデルの選定、シミュレーションの実施、最適化手法の選択、クリティカルパスの見極めといった一般的にシステム工学で必要とされる概念・行為が不可欠であり。それによって、複雑でランダム見えるマーケットの変化のなかで、多くの説明変数を効率的に使って収益の獲得を図っているのである。

 もちろん、トレードシステムの構築に必要な、システム工学的な知識や技術といったものについては、すでに日本人や外国人が書いたものを問わず良書が多く出ているし、インターネットからも有益な情報を入手することができる。その意味では、システムトレードを試みようとする投資家に必要なのは、こうしたシステム工学的な観点を背景に持った「トレードルールやアルゴリズム」の解説書だということになろう。本書にはほかでは得られない新規なアイデアを含め、実践家の著者ならではの、無駄のないしっかりとした「トレードルールやアルゴリズム」が数多く記載されている。読者におかれては一つ一つの章をよく吟味し各々のトレードに役立てていただきたい。

 最後に、本書の出版に当たっては、訳者の関本博英氏、編集者の阿部達郎氏、パンローリング社の社長である後藤康徳氏に感謝の意を表したい。本書は金融先物を中心に据えたトレードシステムの解説がなされているが、それに限らずさまざまなマーケットにおいて、ここに記されているアイデアが役に立つはずである。本書が読者の成功の一助になることができれば、また望外の幸せと言えよう。

 2008年3月

長尾慎太郎





第45章 何がメカニカルなトレードなのだろうか

1.終値が20日間移動平均よりも高いときは、翌日の始値+前日レンジの75%の水準 にストップ注文を置いて買う(売りはこの逆)。損切り注文と利益目標は置かずに、 この売買シグナルに従ってドテンしていく――これはメカニカルなトレードである。

2.過去25日間の最高値を買い、最安値を売るという25日ブレイクアウト手法を実行 していたが、FRB(連邦準備制度理事会)が金利政策を発表するというこの2日間はポ ジションを手仕舞い、トレードを中止していた。FRBの決定が自分のトレーディングシ ステムにどのような影響を及ぼすのかは分からないが、こうした不確実な状況のとき はトレードしないのが賢明だと判断した――メカニカルなトレードシステムを持って いるが、今はメカニカルトレードをしていない。

3.上記と同じ状況の下で、今度はFRBが金利政策を発表するときはトレードしないこ とをトレーディングルールとして取り入れた。FRBによる金利政策発表日は事前に分か っているからである。このルールによって運用成績は13%低下したが、パフォーマン スの足を引っ張っていた2つの異常値を除去できたし、引き続き満足すべきパフォー マンスを維持している――FRBの金利政策発表日にはトレードしないというフィルター はひとつのトレーディングルールであり、メカニカルなトレードが崩れる条件とはな らない。2と3の違いは、FRBの金利政策発表日にはトレードしないことをルール化す るかどうかである。2ではその判断が完全に裁量的であるのに対し、3ではひとつの トレーディングルールとなっている。

4.メカニカルトレードの支持線・抵抗線のルールに従って、大豆の買いポジション を7.23 1/2ドルで手仕舞って利益を確定した。その直後に仲間のトレーダーが、「利 益目標に届かないその価格で利益を確定したのは賢明じゃなかったね」と言った。確 かに彼の言うとおりで、もう少し頑張っていれば利益目標は達成できたのにと思えて くる――これはまったくメカニカルなトレードではない。そんなことをしていれば、 それはトレーディングルールに新しいフィルターを加えたのと同じである。それはヒ ストリカルなデータで検証済みの信頼できるフィルターなのか。メカニカルなトレー ドではトレードのたびごとにその場かぎりのルールを加えてはならず、長期のデータ に照らしてその有効性を確認したうえで採用の有無を決定すべきである。

5.母がそわそわして電話をかけてきた。彼女は私が多額の株式を買ったことを知っ ており、テレビでテロ事件について報道していたからである――母の心配に耳を傾け るようではメカニカルなトレードとはけっして言えない。マーケットが開いていると きはそうした電話に出てはならない。

 メカニカルなトレードと裁量トレードのどちらがよいのかは一概には言えない。し かし、シビアなメカニカルトレードを中途半端な気持ちで実行できないことだけはは っきりしている。あなたがそうした人間のひとりであるならば、メカニカルなトレー ドはしないことである。




第46章 メカニカルなトレードを100%実行しなさい

 私はこれまでメカニカルなトレードを100%実行しなさいと繰り返し強調してきた。 換言すれば、これはメカニカルトレードのルールに違反しないということである。とりわけ大きな損益に対する恐怖心から1回でもこのルールの順守を怠れば、取り返しのつかないほどの損失を被るだろう。それを防ぐには実際のトレードに臨む前の冷静 なときに、想定されるあらゆる事態をトレーディングシステムのルールとして取り入 れるべきだ。こうした周到な準備をしておかないと、砲弾が飛び交う実際のマーケッ トではただ狼狽するばかりである。

 私は1987年10月のブラックマンデーのさなかにトレーディングシステムを閉じた。すでに空売りで2万ドルという1日では最大級の利益を手にしており、このツキが去っていく前に利益を確定したのである。しかし、結果的にはさらに5万ドルの儲けを取り損なった。一方、2002年に私とトレードパートナーは大きな含み損を抱えていたS&P500の買いポジションを裁量的な判断で手仕舞った。それ以降に相場は大きく反転し、含み損の4分の3を取り戻す水準まで回復した。トレーダーはだれでもこうした経験を何度も味わっているはずだ。取り損なった利益は実際の損失よりも悔しいものである。この2回の経験も私にとっては本当に悔しい思い出である。最初のとき(ブラックマンデー)に私は嫌いな仕事に就いており、あの5万ドルを手にしていたらこの嫌な仕事から解放され、1年間は遊んで暮らせたはずだ。二回目の2002年の失敗は私とパートナーを仲違いさせてしまった。それ以降もわれわれの関係は修復されていない。

 メカニカルなトレードの大きなメリットは、規律のあるトレーダーであれば自分の すべきことがはっきりしていることである。客観的で議論の余地のない行動プランは 目の前にある。私はこうしたメカニカルなアプローチの重要性を繰り返し訴えてきた が、真面目に耳を傾けてくれる人はほとんどいなかった。多くのトレーダーは、メカ ニカルトレードのひとつの足掛かりとなる本書についても、おそらく私の望むように は解釈・利用してはくれないだろう。本書には私が個人的に開発・検証してきたト レーディングアイデアがたくさん盛り込まれているが、それでも皆さんはそれらをた だ受け入れれるのではなく、自分流にうまく活用してほしい。また、専門家の意見を うのみにすることなく、自分のトレーディングアプローチを一歩ずつ構築していって いただきたい。

 メカニカルなトレードでも十分な当初資金は絶対条件である。ほかのビジネスと同 じように、トレーディングでも資金不足は失敗の最大原因となる。当初資金が少ない と最大ドローダウンによってトレードそのものができなくなってしまう。メカニカル なトレードはそのときの感情ではなく、ヒストリカルなデータに基づくべきであり、 「これ以上損失が膨らまないように、ここでトレードをやめてしまおう」などという ことはあり得ない。こんなことは当たり前のことであるが、メカニカルトレードのコ ンセプトを知り尽くしているはずのトレーダー(私の友人や私自身も含めて)でも、 しょっちゅう心が動揺している。メカニカルトレードの道は本当に厳しく、また孤独 なものである。トレーディングシステムのシグナルに完全に従って3回以上のトレー ドができるトレーダーはほんの数えるほどしかおらず、またシステムの前にジッと座 ってその売買シグナルを100%実行できるトレーダーに至ってはいくらもいない。実生 活でも自分のエゴ、恐怖心、欲望などをうまくコントロールして規律ある生活を送る のは至難の業である。私はときどき人間というものが本当に分からなくなる。

 トレーディングシステムが指示する指値では注文が通らないときもある。帳入値が なかなか決まらないこともそれほど珍しいことではなく、理論と現実の違いは毎日経 験しているだろう。2000年のナスダック株バブルの崩壊はわれわれに大きな警告を発 した。ヒストリカルデータや有効な売買シグナルといったものをよく理解し、トレー ディングシステムを適正に最適化しなければならない(しかし、過剰最適化はダメ だ)。これがうまくできれば、賢明にシステムを使いこなせるだろう。そしてトレー ディングの基本原則は何回も見直すべきだ。生活に必要な資金でトレードしてはなら ず、トレードで十分な利益を上げ続けることができなければ、今の仕事をやめてはな らない。忍耐力がなければこのマネーゲームの世界では生き残れないが、トレーディ ングシステムがもたらす合理的な利益を享受できるようになれば、もう一段のハイレ ベルに進めるだろう。

 トレーディングで飯が食えるようになれば、優れたメカニカルトレーダーが生き残 っている方法も分かるようになるはずだ。仕掛けや手仕舞いのルールと同じように、 それを自分のトータルなトレーディングアプローチに取り込むべきである。彼らはい ろいろなシステムをどのように利用するのかを熟知しており、期待利益も合理的な確 率の基準に照らしてかなり保守的に見込んでいる。また、分散投資対象としてときに ユニークな銘柄(乾繭先物やバルチック海運指数など)にも目を向けている。一見す るとまったく相関性のないシステムが予想以上の補完性があるというケースもよく見 られ、『マーケットの魔術師【システムトレーダー編】』に登場するトレーダーの多 くもそうしたメリットを利用していた。

 実際のメカニカルなトレードは決まったルールに基づいており、それほど難しいも のではない。それを難しくしているのはわれわれ人間の心理である。したがって第二 の天性のようにメカニカルなトレードができるようになれば、楽しいゴルフのコース に自然と足が向くのと同じようにマーケットに臨めるようになるだろう。成功できる トレーディングシステムの開発とわれわれの心理が最終的にそれを受け入れられるか どうかの大きなハードルは、まさにここにある。このハードルを乗り越えることがで きれば、メカニカルなトレードもそれほど苦にならなくなるだろう。





第47章 最後に

  1. メカニカルなトレードを100%実行しなければ、平均的なトレーダーがトレーディングで成功することはできない。われわれのほとんどはマーケットが語っていることを聞くことはできないが、それは実際にはマーケットは何も語りかけてはくれないからである。
  2. 人間の心理とトレーディングの成功に必要とされるものはかなりかけ離れている。
  3. マーケットは多くのノイズと少ないトレンドで構成されている。メカニカルトレーダーはその少ないトレンドをとらえようとしているが、それは1回の試みでは不可能である。数字のゲームというトレーディングの世界では、何回もトレードしてやっと利益につながる優位性が見つかる。
  4. 裁量のトレーダーにはマーケットのノイズしか目に入らない。そうしたトレーダーがレベルアップするのは難しく、その具体的な方法も分からない。
  5. ごくまれに例外的なトレーダーも存在する。彼・彼女らは生まれつきトレーディングの才能があり、この世界に足を踏み入れた途端にその才能を発揮する。もしもあなたが何カ月も損ばかりしているならば、自分はそうした人間ではないと悟るべきだ。
  6. メカニカルトレードと裁量トレードの両方を採用すれば、双方の悪いところが増幅されて最悪の結果となる。
  7. シンプルがベスト。
  8. 小さな基本が積み上がって大きな全体となる。
  9. デイトレードをやるなとは言わないが、ほかのトレード手法とは違う内在的な問題がある。そのひとつは取引コストに比べて利益がかなり限定されることである。
  10. トレーディングアイデアの有効性を確認するには、広範なマーケットといろいろな相場環境で十分に検証しなければならない。
  11. トレードしているときに興奮しているようではまだまだ半人前だ。優れたトレードとは退屈なものである。
  12. 自分がよく理解できないことを実行してはならない。リサーチのすべてのステップと領域を完全に理解すべきだ。
  13. 魔法の情報源などありはしない。最も成功しているトレーダーでさえも、半分は間違ったトレードをしている。だれも当てにしてはならないし、耳寄り情報をうのみにしてはならない。
  14. トレードしているときに神頼みしてはダメだ。神はトレーディングシステムの違反者を罰するからである。
  15. 感情的にトレードして良いことは何もない。
  16. 「トレーディングシステムの指示することは正しいが、今回だけは間違っている」と考えるならば、それはあなたが間違っている証拠だ。
 以上のポイントを何回も読み直し、絶対に忘れないようにしてください。もう一度繰り返すが、「もしもトレーディングシステムに100%従わないとすれば、あなたはメカニカルトレーダーではない」。

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参考書籍


FXの小鬼たち

マーケットの魔術師【システムトレーダー編】
オーディオブック版

マーケットの魔術師【大損失編】
オーディオブック版

アルゴリズムトレーディング入門

究極のトレーディングガイド

トレーディングシステム入門

売買システム入門

フルタイムトレーダー完全マニュアル

魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門



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