徳山秀樹
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約12年間のサラリーマン生活を経て、2001年に専業トレーダーとして独立。
約20年の株式投資経験とサラリーマン時代に培った管理手法をもとに
、株式投資の不確実性を極力排除して年間1000万円以上の収益を安定して上げ続けている。
現在はこのデイトレード理論を、自動売買システムにして運用中。
著書に『電子書籍 徳山秀樹のデイトレード運用法』がある。
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徳山秀樹の個別株自動売買システム運用記
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17000目前で足踏み 2007年09月28日
昨日は大幅高となってNYも堅調であったが、週末でもあり17000が壁になる展開を想定してみた。売り・買いのバランスは良好であったものの、仕掛け量は週末としてはかなり少なめとなった。全体の出足はほぼ想定通りなので慌てることなく買い玉から売り玉へと順次手仕舞っていった。大きく成績を伸ばせる銘柄には恵まれなかったが手堅くまとまって、好調だったスイング決済益とあわせて無難な成績で週末を迎えることになりそう。
先週、今週と4日立会いが続いて体力的には楽であったが、来週は5日立会いに戻って再び三連休となる。当面の課題を整理して、休みも有効に使ってさらなる向上を目指して努力したい。(11:00記)
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あて外れ 2007年09月27日
NY株は堅調に引けて今朝は高く始まることが見込まれた。だが最近の展開からあまり強気にはなれなかったのだが、寄り前の外国人投資家動向が大幅な買い越しとなっていることを知り、何か変化があるかもしれないと考えた。
そこで仕掛け候補の中からいくつかの売り建てを外すことで意識的に買い偏重のポジションをつくってみた。だが先物はギャップアップで寄ってからは同水準でもみ合っており、ややアテが外れた。こうなると緩めの条件で仕掛けている買い玉はさっさと見切りをつけて決済していく必要があり、渋々決済していった。
それでも売り玉で利益が伸ばせる展開でもなく、やはり買い玉からの利益の方が多かったのだがトータル利益は伸びず、乗り切れなかった印象。10時半頃からようやく動き、後場はさらに動いてくるのかもしれないが、個人的には9時台の動きがないとデイトレはやりにくい。(11:00記)
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平凡なトレード 2007年09月26日
昨日は後場に持ち越したデイトレからも利益を伸ばす銘柄に恵まれて、終わってみれば1日トータルで最高水準の利益に達した。だが内容は、スイングの利益に加えて約30銘柄手掛けたデイトレでマイナスなしという極めてラッキーな要素が強いトレードであった。これでは「楽な戦い」と感じたのも当然であり、これを続けられるとは思えない。
実際、本日はスイング決済も平凡で、デイトレに関してもそこそこの仕掛け量はあったものの利益を伸ばす銘柄には恵まれず、逆に損切りもそこそこあって低調な成績となりそう。全体の方向感も乏しかったが、こうした状態でいかに利益を伸ばすかよく考えていきたい。(11:00記)
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連休明け好調 2007年09月25日
最近は後場はリラックスして過ごしており、普段の週末でも実質2日半という感じなので、それが三連休でプラス1日となると相当長く感じる。
NYは週末の上げと週明けの下げで相殺というところだが、CMEが高水準ということもあって高く寄ってきた。9月末決算銘柄の権利落ちなので安く始まりそうなものだが、新総裁決定のご祝儀なのだろうか?いろいろ考えながらも売りがやや多めのバランスで仕掛けられた。
全体はやはり寄り天ぽい展開であり、買い玉を先に手仕舞って利益を伸ばせるポジションとした。あとは順次決済を進めて安定した戦いぶりであった。上述の状況から持ち越しのスイング決済も好調で、先週までのいい流れを引き継いで連休明けのスタートをきることが出来た。(11:00記)
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権利付最終日 2007年09月21日
本日は9月末決算銘柄の権利付最終日。これをとるためなのか、監視銘柄にも普段より大きな寄り注文が入っているものが散見され、まるでSQ前のようだった。真相は定かでないが、昨日感じた個別株のバラバラの動きもこれが少し関係していたのかもしれない。そういう自分も少しばかり参戦しており、その分デイトレは控えめになった。
NY株は小幅安だったものの、円高進行の影響かCMEはかなり安い水準で今朝は突っ込んで始まった。上述の動きから高いものは売り、安いものは買いで基本通りに対処したが、昨日に比べると逆張りはうまく機能してくれた。方向性がつかみきれずに早めに決済していったが、スイングの利益とあわせてまずまずの利益を確保した。三連休が続き立会い日が少ない中で、無駄な損失を抑えて健闘したと考えている。(11:00記)
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大幅高翌日のやり難さ 2007年09月20日
先週金曜日のメジャーSQ以降、デイトレはうまく流れに乗って利益を伸ばしてきたのだが、今日は完全に歯車が狂っていた。
NY続伸から高く始まるものの、昨日の大幅上げから上値は重いだろうという想定は指数に関してはバッチリだったのだが、肝心の個別株がバラバラの動きをみせてしまった。
安く始まるものは昨日の反動から安く推移し、高く始まるものは高止まりの傾向が目立ち、主力の逆張りがなかなか通用しなかった。諦めて早めに逃げていったが、こうした局面ではやむを得ない。ただ結果的にはもう少し我慢すればもっと成績は良くなったようだ。
スイングの利益で一息ついた格好だが、こちらも昨日は大幅高の銘柄が目立つ中で相当仕込みに苦労した結果、持ち越し量は控えめだったため残念な気持ちであり、ちょっとすっきりしない1日に。(11:00記)
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FRBが0.5%利下げ 2007年09月19日
FOMCでの0.5%利下げが0.25%の予想以上で、NYが大幅高で返ってきた。材料出尽くしで下げる予測もあったので、警戒感からスイング持ち越しが殆どなく、これを享受できなかった。
やむなくデイトレに注力することとしたが、安易に売ると踏まれかねないと考え、まず初動の出遅れ買いに集中した。なんとかある程度の数が揃ったので、今度は引き付けての売りも狙ったが、その時点で寄り天となりそうにない動きだったので、無理せずに抑えた。
これらの建て玉を順次決済していったが、目標利食い指値にヒットする銘柄がある一方で、
損切りは少ない金額に抑え込むことが出来て、昨日までのようにはいかないものの短時間のトレードで利益をきっちり確保することができた。後場はいまさらのスイング追撃が可能なのか、先物と個別の動きを見ながら考えたい。(11:00記)
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連休明け軟調 2007年09月18日
三連休だとかなり休んだ気がするが、今週末も三連休であり、専業トレーダーにとっては立会い日数の減少が痛い。(今月は立会い日数18日)
週末のNYは小高かったものの、週明けは安く差し引きでもマイナス。先週末は強かったので連休明けはどうかと思っていたら、結構安く寄ってきた。だがエントリーは売り建てが結構多い。
ちょっと身構えて様子をみていたが、寄り後もズルズルと指数は下げている。これは好ポジションだと判断して、買い玉を先に決済して売り玉を残した。その後は着々と利食いを進めていって楽な戦いとなった。先行きは相変わらず不透明だが、柔軟な対応を心掛けたい。(11:00記)
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「株システムトレードで儲ける奥義書」を読んで 2007年09月16日
本書「株システムトレードで儲ける奥義書」はマネックス証券が提供する「マネックストレーダープロα」というオンラントレーディングツールに装備された以下の機能を紹介することによって、個人投資家が手軽にシステムトレードや自動売買が可能になることを解説しています。
(1) テクニカル検索・抽出機能
(2) バックテスト機能(過去データで検証)
(3) 自動売買機能
マネックストレーダープロαで実際にプログラムを作成する方法は、売買の元となるアイデアをエディタ機能によってプログラム化していくやり方です。そこにはバックテストモードとリアルモードがあり、まずバックテストモードでさまざまな検証を行ない、実際に使えそうな戦略を見つけ出していきます。それを自動売買によって運用するには、リアルモードを利用することになります。
作成したプログラムの基本動作はチャートウィンドウ上に表示されたチャート一つ一つに対して実行されるとのことです。リアルモードで最新の価格で条件を満たせばシグナルが発生して自動発注がかかります。その際にメール設定をしておけばシグナル発生のタイミングでメールを送信する機能もあるので外出先でリアルタイムに発注を確認することも可能です。チャートは日足だけでなく分足も利用できるようなので、デイトレードのような短期売買にも対応できそうです。ただバックテスト機能にデータ量が膨大になる分足での検証が長期間できるとは思えないので、過去の日足で検証した戦略を分足で適用するプロセスになるのでしょう。その点については本書から読み取ることは出来ませんでした。
本書ではマネックストレーダーで用いるYesLanguageというプログラミング言語の文法・関数の解説とともに、実際によく使われるテクニカル指標をプログラム化した実例が豊富に掲載されています。本書をざっと読むだけでもさまざまな具体的イメージが湧いてくるのではないでしょうか。
BASIC等の簡単なプログラミングの経験があれば容易に理解できる文法だと思いますが、まったくプログラミングの経験がない人にはやはりとっつきにくい部分はあるかもしれません。それでも私がしたように同様の機能を独力で最初から作っていくことに比べればはるかに少ない労力で済むと思います。
このマネックストレーダーを利用するには、マネックス証券で口座を開設してログイン後の「投資情報」→「プレミアムウェブ」から申込手続きをすることになります。以下のURLにてマネックス証券が提供する投資情報(プレミアム情報)一覧を確認することが出来ます。旧マネックス証券と日興ビーンズ証券が合併した影響なのでしょうか、随分多いなという印象です。
http://www.monex.co.jp/ServiceInformation/00000000/guest/G100/srv/srv15.htm
この中にマネックストレーダープロαもありますが、利用料金は1ヶ月4800円(税込)と決して安くはなく、取引状況に応じた割引制度などもないようです。私自身は旧セゾン証券にて開設した口座が引き継がれているはずなのですが、信用口座も開設しておらず、現時点では利用する計画は持っていません。
■株システムトレードで儲ける奥義書(\1365)
高橋謙吾【著】、パンローリング
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メジャーSQを通過 2007年09月14日
NY高もあって高くスタート。メジャーSQ特有の株価のバラつきから手動も自動も全開で、大量のエントリーとなった。いつもは10時前後に大半の決済を終えるが、今日は後場への持ち越しもそこそこあってまだ気が抜けない。
不利な銘柄の処理は済ませているので成績が悪化することはないはずだが、まだどの程度になるか集計しておらずに分からないのですっきりしない。大きく伸ばす銘柄は限られていたが、仕込み量に応じて利益は伸びるはずなので、高水準に達するものと期待している。
今週末は三連休となるが、週央の成績低迷を脱して多少はすっきりして過ごすことができそう。(11:00記)
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先行き不安 2007年09月13日
昨日は首相辞意表明後のプロセスをリアルタイムで見ていたが、なんだか先行きが不安になってしまった。もともと短期トレード派なので構わないのだが、当面はデイトレ中心に動きについていくしかないと感じた。
NYは小安かったがCMEが高く、これに合わせるように高く寄ったがすぐに失速。仕掛けはまずまずの量を確保したが、新ロジックの強引な買い建てが裏目に出て損切りの連続となった。なんとか一段落して売り建ての利を伸ばして挽回しようと思ったら、今度は全体反転。あわてて売り玉も手仕舞っていくこととなり、まったく動きに乗れなかった。
午後はまた通院であるが、こうした環境なので持ち越しのスイング仕込みは無理せずに抑えて明日のメジャーSQに備えたい。(11:00記)
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攻めきれず 2007年09月12日
NYが力強く上げてきたが、スイング持ち越しは抑え目だったのであまり享受できなかった。やむなくデイトレでしっかりとろうと考えた。CMEの位置的に16000での抵抗が予想されたので売り建てにも安心感があったはずなのだが、何故か躊躇していくつか外したので結果的に買い建てが多いバランスとなった。
だがこれらの買い玉は相当甘い条件で仕掛けているので、全体がよほど力強く上げない限りは利が伸びてこない。今日もそういった感じで薄利で決済せざるを得ない銘柄が多く、仕掛け量が少なかったこともあって利益は伸び悩んでしまった。好条件で売り建て可能な銘柄が決して多くなかった点もあるが、慎重になりすぎて攻めきれなかったことは反省しなければならない。(11:00記)
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魔の火曜日 2007年09月11日
以前から週明け月曜日の成績が比較的良好なのに対して、翌火曜日の成績が落ち込むことが目立つ。火曜日は週明けのNY動向を見極めたいので前日の持ち越しを抑えてしまうのが一因だが、そのNYが小動きで返ってくると当日のデイトレ仕掛けまでもが不振で打つ手なしというのが典型的な成績低迷パターンとなっている。今日もそうした気配が濃厚となった。
仕掛けは思ったより良かった。自動仕掛けがうまく機能して売り・買いバランスもとれているので先物の動きを見守っていたが、出足は弱含み。そこで買い玉を素早く決済していき、売り玉を持続して利を伸ばす先日をとった。だが昨日すでにかなり下げているせいか、簡単には下げてこない。こうした状態で先物が反発に転じれば一気に上げてくることも懸念されるので、薄利は承知のうえで10:00前までに殆どの銘柄を決済してしまった。当然利益は伸びないが、ここは無理は禁物と考え明日以降の動きをジタバタせずに待ちたい。(11:00記)
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無難に週明けスタート 2007年09月10日
週末のNYはまた大幅安であったが、このレベルの下げ幅にも慣れてきた感じで、ニュースで大きく報じられることもなく緊張感のない週末を過ごした。
今朝の225先物寄りはCME以上に突っ込んだ後にリバウンド気味の展開。そこで個別株のデイトレは、冒頭のカラ売りとその後の突っ込み買いがうまく決まって双方とも着実に利食いを進めることが出来た。
売り・買いのバランスを重視して慎重になったことで仕掛け量が伸び悩んでしまったのが残念だが、週明けとして無難にスタート出来たと考えたい。(11:00記)
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「自動売買ロボット作成マニュアル」を読んで 2007年09月08日
前週に続き、夏休み期間に読んだ自動売買・システム売買に関する書籍の感想を週末を利用して紹介します。今回は『自動売買ロボット作成マニュアル』です。
この本は前回紹介した『自動売買ロボット作成マニュアル初級編』に先駆けてちょうど1年ほど前に出版されたものです。当時私も早速読んで各章の概要と全体の感想を自身のブログにアップしているので、そちらも参考にして下さい。
当時は気づかなかったのですが、「初級編」を読んでから改めて読むと、紹介されているVBAマクロプログラムの内容が初級者にはややハイレベルな内容のようです。その意味でエクセルの基本機能の紹介とマクロについての紹介にページ数を割いた「初級編」が出版されたのだと納得できました。
逆にここで紹介されているVBAマクロプログラムは、株価時系列データの取得法から、移動平均、MACD、RSI、ストキャスティクスなどの代表的なテクニカル指標の算出法などきわめて実践的な内容となっており、「初級編」をしっかりマスターしてから読めば一気に高いレベルに達することも可能です。
さらに後半部分では考案した売買シグナルをプログラム化して、それを過去データで検証する方法が解説されており、最後にデイトレードに活用する方法まで紹介されています。これらの2冊によって、個人投資家でもエクセルを活用することでここまでレベルの高い作業が独自にできるということがお分かりいただけると思います。本格的なデイトレードに必要な分足の取得・分析や、完全自動売買を実現するためのプログラムについてはあまり触れられていないが、それにはさらにもう1冊必要なボリュームがあり、これを実践している自分も随分マニアックな世界に身をおいているものだと改めて実感しました。
■自動売買ロボット作成マニュアル(\2940)
■自動売買ロボット作成マニュアル初級編(\2100)
いずれも森田佳佑【著】、パンローリング
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台風通過 2007年09月07日
長時間の暴風雨をもたらした台風がようやく通過していったが、まだ強風が吹き荒れている。NY株は反発して返ってきたのだが、東京市場はぱっとしない出足。デイトレは若干買い建てが多くなったが、相変わらず反発が鈍く特に状況は変わっていない様子。買い玉の決済に苦労する一方で売り玉で利益を積み上げるトレードだったが、全体が徐々に反発する中で利益を思うように伸ばすことは出来なかった。
NY株以上に弱く、高く始まっても続かないというのが今週の実感であるが、それが来週にかけても続くのかどうか?悩ましいが後場はある程度のスイング仕込みは実施してメジャーSQを控えた来週のトレードに備えたい。(11:00記)
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萎縮 2007年09月06日
昨日の下げ方に不安を感じてスイング持ち越しを休止した。NYも下げたが、今日の東京市場はそれ以上に下げて始まって目立った反発もなくズルズル下げている。完全に需給バランスが崩れてしまっている様子だが、金利上げでも織り込みにいっているのだろうか?
デイトレは冒頭のカラ売りが殆ど決まらないので萎縮してしまい、バランス面から買いも抑制せざるを得なかった。昨日あれだけ下げたのに今朝の売り候補が乏しいこと事態ちょっと異様である。少ないエントリー銘柄は着実に決済することができたが、30分程度で片付いてしまう暇な状態で、利益は当然伸びない。それでも今日の展開では無理はできず、明日以降のチャンスを待ちたい。
これだけ一方的に下げればリバウンドがどこかで入ることになろうが、それがデイトレの時間帯(前場)になるとは限らない。したがって怖いが今日の後場からは突っ込んだ銘柄のスイング仕込みを少量でも実施していくようにしたい。(10:30記)
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指数反発したが 2007年09月05日
連休明けのNYは続伸であった。昨日書いたように警戒感から持ち越し量はかなり抑え込んだので、決済利益は出たものの伸びなかった点は仕方がない。
気を取り直してデイトレで頑張ろうということだが、仕掛けは買い中心にかなりの量を確保した。一瞬目を疑ったのだが、日経平均はギャップアップで始まっているので、これはいいポジションだと喜んだ。
だが指数はプラスにもかかわらず、これらの買い玉はマイナスのまま一向に反発してこない。指数もジリジリと押してきているので、不条理な展開を嘆きつつ投げていくこととなった。売り圧力が強いのか、買いが細っているのかは分からないが、これほど指数と個別の乖離を感じたことはちょっと記憶にない。いつもと違う光景にかなり戸惑いながらのトレードに先行きの不安を感じる1日となった。(11:00記)
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さっぱり 2007年09月04日
昨日は好調な月初スタートとなったのだが、今日はまったくうまくいかなかった。全体弱含みなので買い玉を返済して売り玉の利を伸ばす作戦だったのだが、なかなか株価が下げずイライラしているうちに全体が持ち直してきてしまってギブアップという、うまくいかないときの典型的なパターンに。火曜日で仕掛け量が少ないうえに全般に小粒で早々に大半の決済を終えてしまい、午前中から手持ち無沙汰であった。これでは成績は伸びない。
こうなると連休明けのNY市場に期待してスイング持ち越しで挽回しようかという考えになってくるが、感覚的には大きく上げるよりも大きく下げる確率のほうが高い気がしている。よって「休み明けのNY市場は様子見から」というマイルールに沿って控えめになるだろう。(11:00記)
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好スタート 2007年09月03日
先週金曜日の後場はサブプライム問題の対策が打ち出されるとの情報が広く流れ、それを先取りして上伸する展開となった。スイング仕込みはこれに乗る形で含み益が膨らんだ。
そして週末のNY株はとりあえずプラスで引けたことで、週末は気分よく過ごすことが出来た。9月に入って秋の気配を感じ、さわやかな空気のもとでゆっくり休むとともに、事前に計画していた作業も着実にこなして、当面のトレード環境改善のための方向性がみえてきた。
週明けの株式市場はこの先取り上げのせいか安くスタートする展開となったが、週明けということでデイトレのエントリー数はかなり多い。休みボケ気味の頭には少々きつかったが、必死に先物の動きをみながら決済を進めていった。同様の展開ながらまったく冴えなかった先週金曜日に比べれば、だいぶ成績は改善したと思われる。
月が替わると前月のツキが落ちてしまうことがしばしばあって結構ナーバスになるのだが、今月はいい感じでスタートすることが出来た。来週末のメジャーSQを控えており、気が抜けない展開が続くことが予想されるので、慎重に対処していきたい。(11:00記)
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「自動売買ロボット作成マニュアル初級編」を読んで 2007年09月01日
昨日書いたように、夏休み期間に読んだ自動売買・システム売買に関する書籍の感想を週末を利用して紹介していきます。初回は『自動売買ロボット作成マニュアル初級編』です。
本書は昨年出版された『自動売買ロボット作成マニュアル』を、より初級者向けに解説したもので、サブタイトル「エクセルでシステムトレードの第一歩」にある通り、マイクロソフト社の表計算ソフトMicrosoft Excel(エクセル)の基本的な操作方法や簡単なマクロプログラム作成の紹介を通じて、前著『自動売買ロボット作成マニュアル』のより高度な内容につながっていきます。
したがって本書は、オンライントレードに関心があって、特にシステムトレードやプログラム売買・自動売買といった分野に興味があるものの、そのために欠かせない重要な表計算ソフトについてはまだよく分からないといった方に特におすすめできると思います。
エクセルについての一通りのな知識をお持ちの方は前著から読んでいただいてもいいのですが、そうした方の中でも「マクロ」に関する知識をお持ちの方は意外と少ないようです。本書では、第1部でのエクセルの基本機能の紹介に続いて、第2部でそのマクロについての紹介にページ数を割いています。ここを乗り越えられるかどうかがキーポイントと思われ、さらに第3部でそれらの知識をもとに株価データを取得する、最も基本かつ重要な機能の作成方法が解説されているので、前著を読んだものの理解が不十分だったと感じる方にも本書はおすすめできると思います。
私はエクセルを使い始めたのはサラリーマン時代ですが、それ以前の表計算ソフトの時代(1990年代前半)にマクロに出会いました。表計算ソフトによる事務処理には、決められた定型的な作業というものが多いもので、そうした作業を同じキー操作をするだけでプログラム化して再現してくれるマクロ機能には感心して、独学で習得して業務の効率化に貢献したものです。事務系サラリーマンの私でも十分理解できるもので、現在の自動売買プログラムを開発する基礎を学ぶことができました。
エクセルのマクロはVBA(Visual Basic for Applications)というプログラミング言語によるVBAマクロとして大幅にパワーアップしています。これにより単なるエクセルの操作再現という域を超えた高度な処理が可能になっているのです。これも独学で学んでいったのですが、少年時代に初めて買ってもらったパソコンで学んだBASIC言語に近い記述であることが理解の助けになってくれました。
こうして学んだエクセルとマクロの知識を株式投資に活用するようになったのは1990年代後半のことでした。それはインターネット経由で取り込んだ株価データを集計・管理・分析すると
いう使い方でした。それをさらに進めてオンライン証券からの自動発注の領域に踏み出したのは2003年のことで、すでにサラリーマンを辞めて専業トレーダーになっていました。
この自動売買システムを実践するようになって徐々に反響が広まっていったのですが、あいにく独学・自己流で学んでいった典型的な実践派で、そうした知識・ノウハウを体系的に理論付けて解説する術を持っていませんでした。その意味で森田氏の2冊の著作によって自動売買の理論が体系的に紹介されることは、多くの個人投資家に堅実な機械的トレード法を紹介するよい契機になっていると思います。
■自動売買ロボット作成マニュアル初級編(\2100)
■自動売買ロボット作成マニュアル(\2940)
いずれも森田佳佑【著】、パンローリング
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