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バフェットからの手紙 [第4版]

バフェットからの手紙 [第4版]
世界一の投資家が見たこれから伸びる会社、滅びる会社

バフェットからの手紙
第8版
オーディオ
ブック

2016年8月発売/四六判 590頁
ISBN978-4-7759-7208-3 C2033
定価 本体2,000円+税

著 者 ローレンス・A・カニンガム
監修者 長尾慎太郎
訳 者 増沢浩一、藤原康史、井田京子


目次日本の読者の皆様へ読者の声バークシャー年次報告書第5版はこちら

ウォーレン・バフェット本の決定版!
この1冊でバフェットのすべてがわかる!

●本書への賛辞

「カニンガムは私たちの哲学を体系化するという素晴らしい仕事を成し遂げてくれた」――ウォーレン・バフェット
「とても実用的な書だ」――チャーリー・マンガー
「バリュー投資の古典であり、バフェットを知るための究極の1冊」――フィナンシャル・タイムズ
「このバフェットに関する書は素晴らしい」――フォーブス
「凄い――知恵とユーモアとコモンセンスに満ちている」――マネー
「今年最も優れた書のひとつ。最高だ!」――CNNファイナンス
「真剣な投資の講義にエンターテインメントの要素を加えたものだ」――インベスターズ・クロニクル
「必読のビジネス書だ」――JPモルガン・プライベートバンキング
「企業経営の書でもあり個人金融の書でもある」――パブリッシャーズ・ウィークリー
「あらゆる時代を通じて投資に関する最高の書物のひとつだ」――モトリーフール


著者紹介

ローレンス・A・カニンガム(Lawrence A. Cunningham)
ジョージワシントン大学ロースクールのヘンリー・セント・ジョージ・タッカー三世リサーチ教授。著書として、ハンク・グリーンバーグ氏との共著『ジ・AIGストーリー(The AIG Story)』『コントラクト・イン・ザ・リアルワールド(Contracts in the Real World : Stories of Popular Contracts and Why They Matter)』がある。コロンビア、コーネル、ハーバード、ミシガン、UCLA、バンダービルトなど、多くの主要大学の学報に研究論文を掲載。ボルチモア・サン、フィナンシャル・タイムズ、ニューヨーク・デイリー・ニュース、ニューヨーク・タイムズなどに社説を寄稿。アマゾンではビジネス・投資の部門で上位100人の著者として挙げられている。

日本の読者の皆様へ

 日本の投資家はビジネス界で長期的視野を持ち、資産運用でも忍耐強いことでよく知られています。これはバークシャー・ハサウェイ社の最高経営責任者である投資家ウォーレン・バフェットが敬愛する価値観なのです。尊敬されるこの米国人についての執筆を日本の皆さんと共有できるのは喜びです。前作『バフェットからの手紙』をお読みいただいた読者の皆さんに感謝しています。皆さんは第3版についても評価してくれることでしょう。

 バフェット会長が株主にあてて書いた手紙を読んだことのある経験豊かな皆さんは、投資についてきわめて有益な知見を得たことでしょう。形式ばらないシンプルな言葉で語られた手紙には、堅実なビジネスを実践するうえでの基本的な原則がすべて詰まっています。投資対象や運用者を選ぶとき、企業や業界を評価するとき、利益をもたらす財務情報を活用するとき、本書は広い範囲で豊かな英知を与えてくれると思います。

 このような投資について意義のあるエッセイをまとめることで、ビジネス全般や投資哲学など多くの要素を網羅しながらも、幅広い一般読者を対象とした1冊の本になりました。前作のビジネス評価やコーポレートガバナンス(企業統治)のような基本的な原則を土台にして、第3版では現代の諸問題である、世界金融危機や技術革新、リスクを乗り越えて、バフェットの原則が通用するかを描いています。

 グローバル化が進む時代、日本や米国、またその他の国の投資家にとってアイデアや知識を交換することは重要です。バークシャー社が成長し続けているように、日本やアジア全体への投資を加速しながら世界はよりグローバル化し続けるでしょう。日本や世界のどこでもそうですが、富が積み重なると、投資家は海外市場に関心を向け始めます。興味をもった投資家にとって、企業国家アメリカの美徳と悪習の双方を学ぶのに『バフェットからの手紙【第3版】』に勝る知恵の宝庫はないでしょう。本書でバフェットは、美徳を重んじ、悪行を批判して暴露しているのです。

ローレンス・カニンガム教授


目次

監修者まえがき
まえがき
序文 ローレンス・A・カニンガム

プロローグ――株主に関する企業原則

■第1章 コーポレートガバナンス(企業統治)
 A.完全で公正な開示
 B.取締役会と経営者
 C.工場閉鎖の苦悩
 D.社会契約
 E.株主主体で行う企業の慈善事業
 F.経営者報酬の正しい決め方
 G.リスク、風評、監督
 H.企業文化

■第2章 ファイナンスと投資
 A.農場と不動産と株
 B.ミスターマーケット
 C.裁定取引
 D.標準教義の正体を暴く
 E.バリュー投資―冗長性
 F.賢明な投資
 G.「しけモク」と「組織由来の旧習」
 H.人生と借財

■第3章 投資の選択肢
 A.投資分野の調査
 B.ジャンクボンドと短剣の命題
 C.ゼロクーポン債券と目出し帽
 D.優先株
 E.金融派生商品
 F.外国為替と株式
 G.持ち家政策―実践と方針

■第4章 普通株
 A.売買に関する問題点―取引コスト
 B.正しい種類の投資家を引きつける
 C.配当政策と自社株買い
 D.株式分割と見えざる足
 E.株主戦略
 F.バークシャーの資本構成の改変
 G.バークシャーの配当方針

■第5章 合併・買収
 A.ひどい動機と高値
 B.「思慮深い自社株買い」対「グリーンメール」
 C.LBO
 D.健全な買収政策
 E.自分の企業を売るにあたって
 F.最適な買い手

■第6章 評価と会計
 A.イソップと非効率な藪の理論
 B.内在価値、帳簿価格、市場価格
 C.ルックスルー利益
 D.経済的なのれんと会計上ののれん
 E.株主利益とキャッシュフローの詭弁
 F.オプション評価

■第7章 会計上のごまかし
 A.風刺
 B.基準の設定
 C.ストックオプション
 D.「リストラ」費用
 E.年金の評価と退職者給付金
 F.実現イベント

■第8章 税務
 A.法人税負担の分配について
 B.税制と投資哲学

■第9章 バークシャー五〇周年とその後
 A.複合企業と継続性
 B.マンガーが語る「バークシャーシステム」
 C.メトセラの境地

用語集


監修者まえがき

 本書は、ジョージワシントン大学のローレンス・カニンガム教授の著した“The Essays of Warren Buffett : Lessons for Corporate America, Fourth Edition”の邦訳である。カニンガム教授は、バークシャー・ハサウェイの年次報告書に記載された株主宛ての手紙から、経営学の観点で重要と思われるものを抜粋・整理することで、バフェットの理念や哲学を一般の読者に分かりやすく伝えたのである。さて、『バフェットからの手紙』の邦訳が最初に出版されたのは実に一七年近く前になる。その当時から私は本書の翻訳に参加しているが、今だから正直に言うと、恥ずかしながら昔はその良さがよく理解できなかった。バフェットが人とは違うゲームをしていることは分かったが、果たしてそれがどれだけの威力があるのかを認識するだけの裏づけが私のなかに存在せず、若いころのバフェットと同じく、企業組織はおおむね合理的に運営されているはずだと思い込んでいたからだ。本書の真価に気づき目が開かれたのは、依然として「組織由来の旧習」に縛られ非合理な経営を行う企業の数々を身をもって体験したあとのことである。

 ところで、バフェットの経営術はベンジャミン・グレアムやフィリップ・フィッシャーに学んだ投資家としての立場から構築されたものである。バークシャーのコングロマリット構造とマンガーの言うところの「バークシャーシステム」はそれを十分に生かすために必要なエコシステムである。それを踏まえれば、本書を経営学の教科書としてだけではなく、投資指南書としてとらえることも可能である。だが、投資書籍として読んだ場合にも、読者は大学などで説かれている通常の学説とのあまりの違いに驚くことになるだろう。しかし、マーケットは少数派が勝ち、多数派が負けるところである。多数派の行う経済学の教科書に書いてある投資方法と、他人と違う道を行くバフェットで、どちらが正しいのかは、結果が示すとおり自明である。本書が多くの経営者および投資家の目に留まり、組織経営や投資のあり方をより良いものに変えていくきっかけになれば、関係者一同、望外の幸せである。

 翻訳にあたっては、井田京子氏はじめ歴代の本書の翻訳者の方々と編集者の阿部達郎氏に感謝の意を申し上げたい。また、改訂された本書が和訳される機会を得たのは、パンローリング社の後藤康徳社長のおかげである。

 2016年7月

長尾慎太郎


著者まえがき

 二〇一五年は、ウォーレン・バフェットがバークシャー・ハサウェイの経営を担うようになって五〇周年の節目を迎える記念すべき年である。五〇年間というのは、CEO(最高経営責任者)の在任期間の長さのみならず、価値を創造し続け、それについて詳細に説明し続けてきた期間としても記録的な長さである。ちなみに、『バフェットからの手紙』の第四版は、初版から二〇周年を迎える。本書は、バフェット自身が執筆した文章を独自にまとめたものであり、これが長い間、人気を誇ってきたことは、さまざまな人が彼の包括的でユニークで分かりやすい思考を知りたいと思っている証拠と言ってよいだろう。

 本書の初版は、二〇年前にサミュエル&ロニー・ハイマン・センター・オン・コーポレート・ガバナンスの主催によってカルドゾ・ロースクールで行われたシンポジウムで最大の話題となったものである。このシンポジウムでは、数百人の学生が一堂に会し、さまざまな着想について二日間にわたる検討が行われた。約三〇人の著名な大学教授、投資家、経営者の活気ある議論が交わされ、ウォーレン・バフェットとチャーリー・マンガーも最前列に陣取ってすべての議論に加わった。

 初版から二〇年、本書は広く知られるようになった。私は四つの大学において、講義やセミナーで本書を教科書として何度も使ってきた。他校でも、多くの教授が投資、財務、会計などの講義で採用している。一部の投資会社では、研修過程のなかで本書を専門職の社員や顧客に配布してきた。ありがたいことに、こうした学生や教師、ほかの利用者からは好意的な反響が寄せられており、本書に掲載された教訓が広く学ばれていることをうれしく感じている。

 前版同様、本書でも初版の構成と哲学を維持するが、最近の「会長からの手紙」の抜粋を、五〇周年の回顧を含めて、追加している。すべての言葉は一つの織物として紡ぎあげられ、健全な企業と投資哲学についての完全で首尾一貫した物語として読まれるものである。すべての読者にとって役立つように、また、旧版の読者に今回の版で新たに加えられた部分が分かるように、巻末の構成表に本書の各部分が毎年の手紙のどの個所から抜粋されたものであるかを示している。本文中の脚注では手紙に抜粋された年次報告書の年を示している。また、本書では話の流れをさえぎらないため、抜粋した文章のなかで割愛した部分について省略記号やその他の記号によって示すことはしていない。

 新たな版が必要となったのは、バフェットの健全なる企業運営と投資哲学の基本的な部分が変わったためではなく、バフェットの哲学を常に現代の出来事や企業運営環境に照らして明確に表現するためである。したがって、これを通用するものとして維持するための改訂は正当な作業なのである。

 旧版の編集に際しては多くの人々の手を借りた。こうした人々への感謝は旧版でも述べてきたが、今一度、感謝を申し上げたい。特にバフェットには感謝する。彼の寛大な対応によってシンポジウムの開催が可能となっただけではなく、参加していただいたことで一層多様なものとなった。「会長からの手紙」の再構成と再出版を快く私に託していただけたことは大きな名誉である。また彼のパートナーであるチャーリー・マンガーにも改めて感謝する。マンガーは、一九九六年のシンポジウムに最前列の席で出席してくれただけではなく、パネリストの一人として参加するという急な依頼も快諾してくれた。そのうえ、彼の株主への手紙や五〇周年の回顧録を本書に掲載することも許可してくれた。

 バークシャーの二〇一一年株主総会でマンガーと話をしたとき、彼はシンポジウムから一五年でバークシャーがどれほど変わったか、それでいてどれほど変わっていないかということを熱心に語っていた。かつてのバークシャーは投資信託に近い存在であり、資産の八〇%は少数株主として所有する普通株で、完全所有している会社は二〇%にすぎなかった。しかし今日、その割合は逆転しており、バークシャーはコングロマリットのようになっている。ただ、形態は変わっても、バークシャーと傘下の企業は当時も今も、共通の価値観で結ばれている。その価値観とは、バフェットが設定した気風であり、それが彼の株主への手紙に命を吹き込んでいる。初版発行から二〇年間、『バフェットからの手紙』を支持してくれた数多くの熱烈なファン、フォロワー、友人たちに感謝するとともに、これからの展開も楽しみにしている。

 2015年11月1日

ローレンス・A・カニンガム(ニューヨーク)



フォーブス世界長者番付 2018年

バフェットは3位にランクイン
順位氏名資産高業種
1位ジェフ・ベゾス1120億ドルアマゾンドットコム(米国)
2位ビル・ゲイツ900億ドルマイクロソフト(米国)
3位ウォーレン・バフェット840億ドルバークシャー・ハサウェイ(米国)
4位ベルナール・アルノー一族720億ドルLVMH(フランス)
5位マーク・ザッカーバーグ710億ドルフェイスブック(米国)
6位アマンシオ・オルテガ700億ドルZara(スペイン)
7位カルロス・スリム・ヘル一族671億ドル通信業(メキシコ)
8位チャールズ・コーク600億ドルコーク・インダストリーズ(米国)
9位デビッド・コーク600億ドルコーク・インダストリーズ(米国)
39位孫正義227億ドルソフトバンク(日本)
52位ジェームズ・シモンズ200億ドルヘッジファンド(米国)
67位レイ・ダリオ177億ドルヘッジファンド(米国)
73位カール・アイカーン168億ドル投資家(米国)
102位スティーブ・コーエン140億ドルヘッジファンド(米国)

(米フォーブス誌 The Richest People On The Planet 2014 より)



バークシャーとS&P500の比較

バフェット率いる
バークシャー・ハサウェイ社とは?

バフェットには2つの顔が存在すると言われます。 世界でもっとも成功した株式投資家、そして、投資会社バークシャー・ハサウェイを率いる最高経営責任者としての顔です。

バフェットは優れた企業に投資し、それまでの経営者や企業文化を尊重しながら、バークシャー傘下におさめてきました。 その業種は保険業から鉄道、食品、メディアまでを含み、米国でもっとも成功した巨大コングロマリットといえるでしょう。



バークシャー社50年の社史がわかるポスター


バフェットが繊維会社だったバークシャー社を買収した1964年から2014年までで、 株価は18,262倍、年利21%以上に成長しています。 その社史と同社に成長にもたらした要素がわかるポスターが市販されていました。

幅1メートルほどのチャートを眺めていると、S&P500(水色のライン)やバフェット銘柄との株価比較、 過去の買収劇、時代ごとにバフェットがどのセクターに投資したかなどが、 見て取れます。

株価に比べてなだらかな黄緑色のラインは、CPI(消費者物価指数)。米国では過去50年で平均4%台で推移してきました。 インフレ経済では、株や実物資産の価値が、物価と連動して上がっていく様子がわかります。 逆に、現金のまま保有していては価値が目減りしてしまう恐れがあるのです。

バークシャー・ハザウェイ年次報告書 2007年版
アニュアルレポート
公式サイトでは、1995年以降のアニュアルレポート(年次報告書)が公開されています。

バークシャー・ハサウェイ
1株あたりの簿価
S&P 500
(配当含む)
1965〜2020年
年平均利回り
20.0%10.2%
1964〜2020年
累積利回り
2,810,526%23,454%


バフェットが投資する企業例(2019年12月末時点)

アメリカン・エクスプレス (American Express)金融
アップル (Apple Inc.)IT
バンク・オブ・アメリカ (The Bank of America)銀行
バンク・オブ・ニューヨーク・メロン
 (The Bank of New York Mellon Corporation)
銀行
チャーター・コミュニケーションズ
(Charter Communications, Inc)
通信
コカ・コーラ (The Coca-Cola)食品
デルタ航空 (Delta Airlines)航空
ゴールドマンサックス
(Goldman Sachs Group)
金融
JPモルガン・チェース
(JPMorgan Chase & Co.)
銀行
ムーディーズ (Moody's)金融
サウスウェスト航空 (Southwest Airlines Co.)航空
ユナイテッド航空(United Continental Holdings Inc.)航空
USバンコープ (U.S. Bancorp)銀行
ビザ(Visa Inc.)金融
ウェルズ・ファーゴ (Wells Fargo)銀行
(2019年年次報告書より抜粋)


バフェットとのチャリティーランチ、史上最高の4.5億円

歴代のチャリティランチ落札者
落札額落札者業種・国
2000$25,000Pete BudlongIT起業家(米国)
2001$18,000匿名
2002$25,000匿名
2003$250,100デビッド・アインホーン
Greenlight Capital
投資家(投資家)
黒の株券』の著者
2004$202,100Jason Choo宝石製造販売(タイ)
2005$351,100匿名
2006$620,100Yongping Duan起業家(米国)
2007$650,100モニッシュ・パブライ
Harina Kapoor
ガイ・スピア
投資家、『ダンドー』著者
パブライの妻
投資家、『勘違いエリートが真のバリュー投資家になるまでの物語』著者
2008$2,110,100Zhao Danyang投資家(中国)
2009$1,680,300Salida Capital資産運用会社(カナダ)
2010$2,626,311テッド・ウェシュラー投資家(米国)
のちにバークシャーへ入社
2011$2,626,411テッド・ウェシュラー
2012$3,456,789匿名
2013$1,000,700匿名
2014$2,166,766Andy Chua美容産業(シンガポール)
2015$2,345,678Zhu Ye
Dalian Zeus Entertainment
ゲーム企業(中国)
2016$3,456,789匿名
2017$2,679,001匿名
2018$3,300,100匿名
2019$4,567,888Justin Sun仮想通貨起業家(中国)

著名投資家バフェットと昼食できる権利をかけたチャリティオークションが 2000年から毎年おこなわれています。 2004年に他界した元妻スージーさんが発案したもので、落札額はすべて貧困支援のためグライド基金に寄付されています。

バフェットの熱心なファンが集うこのオークションの落札額は年々高騰し、ついには eBay のチャリティ史上最高額 345ドル(約3.6億円)にまで達しました。 落札者は7人まで同行でき、世界でもっとも成功した株式投資家と昼食を楽しむことができます。

2003年、文字どおり桁違いで落札したのが、バリュー系ヘッジファンドを率いるデビッド・アインホーン氏。100万ドルで立ち上げたファンドを年25%で運用し、不正企業の空売りから得た収益を慈善団体に寄付しています。また、ポーカー世界大会で入賞するほどの腕前で、ポーカーと株式投資の共通点を述べています。


インド出身のモニッシュ・パブライ氏は、5回もの競売参加でようやく2007年に落札した一人。バフェット信者を自認し、その投資哲学から多大な影響を受けて自身が運用するファンドは7年半で年率リターン28.6%の好成績をあげています。


また、パブライ家族とともに昼食会を落札したガイ・スピア氏の著書『勘違いエリートが真のバリュー投資家になるまでの物語』では、人生哲学までもバフェットから影響を受けて開眼するさまが描かれています。


ちなみに昼食会場によく使われるスミス&ウォレンスキー NY店は、アメリカの典型的なステーキハウス。映画「プラダを着た悪魔」が撮影されたこともあるそうです。



■掲載されました

2018年4月9日発売の『米国会社四季報 2018春夏号』(東洋経済新報社)にて、『バフェットからの手紙』と『オニールの成長株発掘法』が紹介されました。

巻頭特集1 波乱相場で学ぶ賢人の「虎の巻」

『証券アナリストジャーナル Vol.53』(日本証券アナリスト協会刊、2015年1月発行)に農林中金バリューインベストメンツ株式会社 奥野様による書評を掲載いただきました。

本書は、1979年から2011年までのChairman's Letterの重要部分を抜粋し、テーマ別に再構成したものである。その意味でバフェット氏本人による言葉で構成された唯一の書物であると言える。


『証券アナリストジャーナル Vol.52』(日本証券アナリスト協会刊、2014年10月発行)の新刊紹介に『バフェットからの手紙 第3弾』を掲載いただきました。

『フォーブス ジャパン 2014年10月号』の特集「投資は哲学だ!バフェットと伝説の投資家たち」のなかで、株式会社オプトCEO鉢嶺様の愛読書として『バフェットからの手紙』を挙げていただきました。

日経ビジネス09年1月5日号に、「バフェット氏が語る2009年の世界経済『回復待ちで好機を逃すな』」でインタビュー記事が掲載されました。

日経ヴェリタス(2008年8月27日号)の『賢者に学ぶ株式投資』で、バフェットついて記載されています。
※同企画の第1回目の記事は、ベンジャミン・グレアムと彼の著書『証券分析』についてです。

←クリックいただくと、記事がご覧いただけます。

お金と富の哲学 世界の名著50』(日本実業出版社、2009年11月刊)に本書が掲載されました。
PanReport No.2563(2009.9.11)「バフェットが日本にやってくる」 (PanReportとは)

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原書
『The Essayas of Warren Buffett :
Lessons for Corporate America』

改訂版
『The Essays of Warren Buffett :
Lessons for Investors and Managers』

ドイツ語版
『Die Essays von Warren Buffett』

シンガポール版

中国版
『巴菲特寫給股東的信』

スペイン版

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