戦略コンサルタント&ベトナム株道先案内人 福森哲也
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株式会社STIサポート代表取締役/コーポレイトディレクション(アジアビジネスユニット)シニアアドバイザー/アサヒ衛陶(東証2部)常務取締役他。
日欧の戦略コンサルティング会社にて、“第2の創業支援”プロジェクト(上場前後のベンチャー企業/中堅・準大手企業/地方有力企業)や M&Aプロジェクトに数多く従事。その後、上場ITベンチャーの執行役員や大手家電グループ企業の経営会議メンバーを経て、独立。現在は、企業内部に入り込む形での上場・未上場企業の“第2の創業支援”と、ベトナムを中心としたアセアンでの“事業&人材開発”支援に注力している。
ベトナムとベトナムビジネスの入門書『ベトナムのことがマンガで3時間でわかる本』(明日香出版)は、2012年に出したミャンマー・カンボジア・ラオス版と共に、アジア事業担当者・駐在員に幅広く活用されている。また、日本にベトナム株投資を最初に紹介した『日本人が知らなかったベトナム株』(翔泳社)などもある。
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福森哲也のベトナム株投資
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高級リゾート物件と中所得層向け住宅が熱いベトナム 07月16日
ベトナムの経済の中心であるホーチミン市では、非常に激しいスコールと強風が毎日続いています。直りにくい風邪をこじらせている人もかなり多いようです。観光客や在住外国人が激減しているため、日曜の中心街は今まで見たことのないほどガランとしています。日本人の駐在員もここ半年で大幅に減少しましたが、在住韓国人は6万人が3万人まで減ったという話も出ています。当然ながら、観光客、外国人向けのビジネス(デパート、お土産物関係、高級レストラン、高級オフィス、サービスアパートメント、ホテル、観光ツアー関連、ナイトクラブ、カラオケラウンジ等)にはかなり厳しい状況が続いています。郊外のベトナム人向けレジャー施設などは、夏休みを楽しむ家族連れや小中学生のサマースクールで賑わっていましたが(写真:郊外のテーマパーク内の動物園。ホワイトタイガーやホワイトライオンなど結構充実しています)。
投資の分野でも元気なベトナム人は沢山いるようで、1億円単位の高級リゾート物件が売れています。数年前まではベトナム人投資家にとって未知の投資領域でしたが、ここ2〜3年かなり定着してきています。周辺の国々に比べても価格設定の高い高級リゾート物件には、外国人投資家ではなくベトナム人投資家が食指を動かしています。ベトナムネットの記事によれば、ダナン市にある高級リゾート&スパの2009年5月の販売価格は、なんと18万ドルから89万ドルだったようです。しかも2階建ての物件は120万ドルから160万ドルという価格設定です。このような価格設定でも、既に半分の物件が売却済みだそうです。ニュチャン市にある別の高級リゾートプロジェクトも販売開始後数ヶ月で90%の物件が売却済みになっています。
このような状況もあり、美しい海を堪能できる中部には18件、常夏の南部では17件、北部でも6件の高級リゾートの開発プロジェクトが進行しています。ベトナムの著名な不動産管理調査会社CBREの社長は、「観光地に空港ができ、飛行機で飛んでこられるようになったら、この市場はもっとホットになる。そうなったら物件価格はもっと高くなるはずだ」とベトナムネットの記事でコメントしています。バブルの匂いもプンプンしますが、ベトナム人の成功やお金に関する貪欲さにはいつも驚かされます。
一方で、ここ数年無視されてきた低・中所得者向けの物件の開発も盛んです。政府主導で低所得者向け住宅プロジェクトが進展していますし、今までは高級オフィスビルや億ションの開発が主だった地元のディベロッパーも競って中所得者向けの物件を開発しています。大都市郊外での開発が殆どなので、現時点で見れば少し不便さを感じる立地が多いですが、道路の整備、地下鉄、モノレール、車の一段の普及などが始まれば、飛躍的に利便性も高まり物件価格も高騰する可能性を皆感じています。日系の投資会社などもこの分野には食指を動かしており、外国人投資家も巻き込んで今後中所得者向けの物件開発、販売競争が熱くなりそうです。
ヘンカップライ
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ホーチミンから都議選を見守る 07月13日
1ヶ月半ぶりにベトナムに来ています。日曜のサイゴンの目抜き通りは観光客も少なく、閑散としていました。夜にはそれなりに人出がありましたが、ベトナム人中心で観光客の姿は少なめで。高級住宅街のフーミーフンの夜は、裕福なベトナム人や韓国人の家族連れが楽しそうに食事し、超高級戸建て群にも明かりが漏れ、ライトアップされた建物が綺麗で、その周囲をバイクに乗ったカップルが周回しており。。。。ちょっとベトナムとは思えない風景でした。
そんなベトナムでも現地の日本人の方々の話題は、都議選と大相撲。私も先週に三軒茶屋で不在者投票をしてからベトナムに来ました。「今回どれぐらいの差で民主党が勝つのかね?」という話題を肴にヒエヒエの生ビールで喉を潤しました。ちょうどテレビで大相撲中継。優勝候補は個性豊かなモンゴル人力士3人。「日本は政治家も力士も、伸びそうで伸びない人ばかりだね。。」とベトナム在住20年近い大先輩の嘆く声を聞きながら、もう1杯ヒエヒエの生ビール。。。
夜のレタントン通りも静かな感じで、なんか勝手にビリヤードに盛り上がっているカラオケラウンジの女の子達を横目にまたヒエヒエの生ビール。。。カラオケラウンジの女の子に大金をつぎ込んで行方不明になっている元三洋電機ベトナム子会社のCFOの話は皆結構しているようで
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090615/crm0906152019033-n1.htm
取りとめのない話@サイゴン
ヘンカップライ
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