浜口準之助
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約15年にわたり機関投資家のファンドマネージャーとして株式運用に従事。信託銀行などで主に年金資金の日本株運用を行う。その後約14年にわたり投信運用会社にて投資環境のセミナー講師に携わる傍ら個人投資家として株式運用を行い、「億り人」の仲間入りを果たす。「浜口流コア・サテライト戦略」を提唱し自らも実践している。「醍醐味に満ちたライフワークとして、株式投資に勝るものなし」との基本観から、個人投資家に実践的な株式投資手法の研究を続けている。 社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。主な著書に『黄金サイクルと農耕民族型投資戦略』(パンローリング刊)、ブログ 浜口準之助のテツ・ホテル・グルメ・株式運用 をほぼ毎日更新中、こちらでは旅の話もしている。
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浜口流コア・サテライト株式運用戦略の実践
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第49回 参入障壁が低い銘柄には投資する気になれない/ PBR1倍割れ撲滅運動、大相場に発展も 03月14日
浜口です。まずは今回も2週間ごとの定点観測を。前回の当ブログのアップ日(2023年1月16日)以降の「浜口流コア・サテライト戦略」銘柄について、上は株価が2月17日時点、下はその2週間後、株価が3月10日時点のデータです。この二週間の断面で見れば、商社株、金融そして日本製鉄も上昇しています。週末の3月10日こそ、おそらくは相場の過熱感から急落してはいますが、それでも趨勢的には、「浜口銘柄」は、絶好調と認識しています。
2月17日時点
3月10日時点
ここ2週間で私が行った売買ですが、特筆すべきことはありません。日々、三菱商事・三井住友FG・みずほFGなどでデイトレを行い、今年に入り、負けなしです。
ご参考まで、これは一昨日のデイトレ結果です。
日本株の相場観については、今回も基本、変化なしです。日本は、景気後退になる可能性は低く、米国のインフレ懸念は日本に脱デフレをもたらし、加えて海外観光客の増加等、経済再活動につながり、今年年前半にかけ、日本株はここで紹介している高配当バリュー株を中心とした、堅調な相場展開を予測しています。
さて、以下は8316三井住友FGの過去6か月の推移、株価は3月10日時点の日足です。趨勢的に上昇トレンドが続いていることがわかります。株価については中期的(2年程度)に、10,000円になることをイメージしています。その理由については、これは前回と同様ですが、以下のブログ、後は後述する「日本株復活、きっかけは東証の本気というが」をご覧ください。
三井住友フィナンシャルグループ
さや取りについては、今回は特筆すべきものはないので、割愛させていただきます。というより、デイトレがあまりにも儲かるので、さや取り用の信用枠まで使っているというのが実際のところです。
さて、ここからは今回のテーマ、「株式、参入障壁が低い銘柄に投資する気になれない/ PBR1倍割れ撲滅運動、大相場に発展も」について、考えていきます。
参入障壁が低い銘柄に投資する気になれないのは、せっかく良い商品を作っても、他の企業にマネされたら、シェアを奪われてしまうからです。例えばYahooは、検索サイト大手という点で1999年のITの大相場でダントツのトップ企業になりましたが、現在その地位にあるのGoogleです。参入障壁が低いことが背景にあると思います。
一方で、浜口銘柄として紹介している三菱商事・三井物産など総合商社株や、三井住友FG、みずほFGなどメガバンク株、あと日本製鉄などは、現在、新規参入しようと言う企業は出てこないですよね。従ってこれら銘柄は圧倒的なシェアを誇り、日本製鉄は異なりますが、多くが累進配当制度を取り入れているため、株価は趨勢的に上昇していくと考えます。
でも紹介しているPBR一倍割れ銘柄撲滅運動。これは前回も紹介していますが、「東証はどうやら本気らしい」と、株式市場で思われ出したようです。そしてこれは国策であり、「国策に売りなし」の格言通りなんだろうなと考えます。となると、参入障壁が低い銘柄でPBR一倍割れある銘柄は買いであり、ここで紹介している浜口銘柄はまさにそれに該当するんだと思います。
株式投資においては、火中の栗を拾う必要は無い。そう考えます。以上から私は中小型株には全く関心がありません。現在大相場を形成中の先導株、浜口銘柄がまさにそれに該当しますので、、それを長期保有していくつもりです。
以上です。なお皆さんの株式運用は、くれぐれも自己責任でお願いします。ここは再強調させていただきます。以上です。今回はこの辺で。みなさんの株式運用の参考になれば幸いです。
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