Bart
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埼玉県在住の会社員。2001年より現物株のみの株式投資をはじめ、年間平均利回り約10%超のパフォーマンスで株式資産を増やしている。投資哲学は確実に、コンスタントに利益を得ること。景気予測から始めるトップダウンアプローチと呼ばれる投資法と、個別割安株を探すことから始めるボトムアップアプローチと呼ばれる投資法を駆使して奮闘中!
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Bartの「サラリーマンでもできるハイテク株投資日記」
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衆院選後の日本株動向はいかに 08月26日
衆院選では民主党が圧倒的に有利との新聞報道があった。
識者の中には政権交代後の期待で日本株が上昇するとの見方がある。
いろいろ見方はあるだろうが、日本株は結局のところ景気敏感株に
過ぎない。政治への期待はトレンドの角度に差をつけるスパイスに
とどまってしまうのだろう。
では、景気はどうなるのであろうか。
経済指標の一部である在庫循環をみてみると現在のところ上昇基調
にある。とはいっても特にハイテク製品の過去のトレンド上昇期間
は半年〜約1年。そろそろ終わりそうな気配が感じられなくもない
在庫循環の観点から見ると今ひとつ盛り上がりに欠ける相場展開
になるかもしれない。
かといって暗い話ばかりではない。もうひとつの指標である設備投資
の動向をみると光が見えてきそうな感がある。
数ヶ月前の経済誌に掲載されていた、ある工作機械メーカートップの
インタビューによると、今年秋頃に底打ちするのではないかとのこと
数日前の日経に航空機関連の工作機械受注が回復しつつあるとの
記事が掲載されていたので、希望的観測混じりではあるが、ありえる
話になってきたのかもしれない。
最近の株価動向は個人消費、住宅が話題となりがちだが、伏兵として
設備投資動向が鍵となるかもしれない。
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「ハイテク株は買い時か」 08月01日
先日、6月の鉱工業生産速報が経産省から発表された。
私がハイテク株投資に用いる「電子デバイス・工業」の
在庫循環は見事に上向きトレンドが継続していた。
では、この在庫循環、シリコンサイクルに基づくハイテク株
投資においては買い時なのか。
結論から言うと止めたほうがいいと思う。
たとえ今買ったとしても、あまり儲からないのではないか。
理由は簡単で上昇期間がもうすぐ終わりに近いとおもえる
からだ。通常、上記の在庫循環、すなわちシリコンサイクルの
上昇期間は約一年。そのトレンドの終焉が近くなっている。
しかも10月あたりには新しいWindowsがリリースされて、
過去の経験から言えばDRAM価格下落のきっかけとなる。
ある昔の大富豪がこう言っていたという。
「相場が上昇し始めて20%以上騰がったら買ってはいけない」
今のシリコンサイクルは最初の20%をとうに越えていて、むしろ
終焉まで20%のほうがぴったりかもしれない。
上昇相場、報道にほだされて買うのはご用心といったところか。
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