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片岡俊博

1995年に 株式投資を始め、1997年に商品先物を始める。ラリー・ウィリアムズなどを世に出したリアルマネー選手権であるロビンスカップの日本版、オンライン商品先物競技会にシュンくん☆のハンドルネームにて、第3回大会では初参加で285%のパフォーマンスを出し三位入賞、第4回大会では543%で2位入賞。
トレードが出来る時間は、朝と夜の勤務 時間外と、昼休みに限られるので、その時間に注文出来る技法のみでのトレードを続け、現在に至る。

片岡俊博の「シュンくん☆日記」

フルタイムトレーダー完全マニュアル感想3

2007年07月21日
amazonの感想へは上手くアップロードできないので、こちらにアップします。
今まで、これ程までにティックについて書かれた本が有ったのだろうか。それ程までに、衝撃でした。ティックには、様々な情報が含まれており、内部要因も組み込まれていると言っても過言では有りません。
今後、内部要因が非公開になりつつある状況の中、その内部要因を読み取る唯一の方法が、この本に書かれているティックが良いと言えます。
この本の素晴らしい所は、そのティックについて事細かくシステム化出来る所まで書かれており、これは大きなヒントとなり得ます。そのティックには、相場参加者の心理的要因、内部要因が要約されており、楽天証券やマネックス証券のDDEを使い解析する価値は、十分有ると言えます。
前回は、どのパソコンが必要かと言う事に触れましたが、売買手法についても、かなり詳しく書かれているので、お勧めです。

「フルタイムトレーダー完全マニュアル」の購入はこちらです。

ブログを書いていらっしゃる凄腕トレーダー

2007年07月18日
ウェブに情報を書いている方の凄腕の方の複数人数に聞いたのですが、その方々の共通して言っている事は、「核の部分は言わないが、言っていいと思っている部分を公開している。」と言うのが共通部分です。情報を与えることによって、情報が返ってきて得る事が大きいと言っていました。また、その方々の共通点は、安定して儲けていると言う点です。逆に核の部分を言えば、マーケットは完全に狂ってしまうので、注意が必要だと痛感しています。

また、社会的繋がりは、人間にとって、凄く大事だと思います。私は、営業経験なども無く人との付き合い方も未熟なので、社会的接点を沢山持ち、経験を積み経験を得る事、そして、そのコミュニケーションによって得る物は、与えた以上に大きなものを得るのは沢山有ります。これが、社会と接する事を辞め、黙々と本とウェブと閃きだけの情報だけで生活する生活は、私には耐え切れません。人脈を広げれば、何か新たなビジネス展開になり、大きな物を得る可能性もあります。

私自身、エクセルのスキルは、PANのセミナーやディーラー時代に培った事によって得た部分も大きいです。だから、私は、元ディーラー時代同僚であるシステムトレーダーには、大変感謝しています。

ディーラーvs個人投資家

2007年07月05日
日本の取引ルールは、225先物OPではマーケットメイカー優位に作られ、商品先物では現物筋及びヘッジャー優位に作られています。つまり、個人投資家が、圧倒的不利な市場です。

その理由をお話しますと、225オプション取引は1ティック5円であり、デルタ0.2の所で売買すると1ティック25円みたいな感じです。極端な話、10円のプレミアムと15円のプレミアムでは全然違います。50%の差です。

さて、ここで問題になってくるのが、マーケットメイカーの優位性です。

その優位性の違いの一つに、「建て玉に必要なお金」が違います。委託者は建玉する前にお金が必要だが、建玉するまで、お金を必要としないのがディーラーです。つまり、注文やり放題なのが、ディーラーの特徴です。危ないと思えば、取り消したらいいだけです。それ以外に、ディーラーは手数料が極端に安い為、15円ヤリ、10円買いの板の時、15円で売ったのは良いが、プレミアムが上がりそうと思えば、再び15円で仕切り注文すれば、簡単に逃げれます。つまり、先に指値の順番を取れさえすれば、彼らの優位性は揺るがなくなります。

だから、1ティックが大きければ大きい程、ディーラーが優位で、大衆は勝てなくなる市場になります。

海外は、1ティックが狭くディーラーと個人投資家は真っ向勝負している所があるが、日本の225オプションにおいてはディーラー優位にする傾向が見られます。

しかし、1ティック1円の価格帯を引き上げる事を検討している噂も聞いた事があります。そうすれば、不利な個人投資家が、少しは緩和されますね。

別に、ティック幅が狭まっても、機関投資家が個人投資家より不利になる事はないのです。差が縮まるだけなのです。どうなっても、圧倒的に機関投資家が有利なのです。

良い例としては、あの東京工業品取引所の流動性が無くなった理由をお話します。この理由としては、おそらく、成行が見えるディーラーと、成行が見えない個人投資家との差があります。この条件で、成行注文が3000枚くらい溜まっているにも関わらず、特別気配で値段を止めたら、当然成行が見えて注文執行速度が速いディーラーが優位です。そのような市場では、個人投資家がバカバカしくなって、トレードしなくなり、225ミニに移ったのが理由だと思います。

当然、個人投資家がいなくなれば、ディーラー同士の潰し合いになります。今まで少し勝てていたディーラーが、凄腕ディーラーに食われ始め、勝てていたディーラーが勝てなくなります。その結果、食えないディーラー去り、ますます流動性が無くなります。その流動性が無くなれば、今までヒイキしていた機関投資家も、やり難くなり今まで稼いでいた金額も取れなくなります。そして、20分の1の流動性になったのが、今の東京ガソリンだと思います。

つまり、ヒイキしていたつもりであった行動が、実は自分で自分の首を絞める結果になったのです。

ブローカーの中には、世界中売買出来るインターラクティブブローカー等があるので、このまま行けば、日本でトレードするのがバカバカしくなって、他のトレードしやすい国の金融商品に移行すると思います。

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