Nicholas Goold
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ニックはシドニー、ロンドン、ニューヨークそして東京で20年以上のトレーディング経験を持つプロトレーダーです。投資銀行や自己勘定取引をする会社、そして自己資金と幅広くトレーダーとして活躍してました。
ブログ:Turn Trading
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現役プロトレーダー ニックのブログ
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金融マーケットはなぜ動く 01月11日
長期にわたってトレードで利益をだすには金融マーケットがなぜ動くのかを理解しなくてはいけません。
なぜ金融マーケットが動くのかを理解できれば金融商品の価格がどう動いていくのか予測できるようになります。
チャートのインディケーターも助けに成りますが、これだけに頼っていると利益を生む貴重なチャンスを逃します。
基本的にマーケットは売りと買いの量の変化で動きます。言い換えれば需要と供給の差です。
買い注文が売り注文より多ければ上がるし、売り注文が買い注文より多ければ下がります。
トレーダーはマーケットの売りと買いの注文量の変化を起こした要因を探れば売るべきか買うべきかを判断できます。
マーケットの価格を動かす要因は色々と沢山あり金融商品マーケットごとにも異なります。
金融商品マーケットごとに異なる要因が価格を突き動かすのでトレーダーは一つか二つ三つのマーケットに絞ってそのマーケットのエクスパートとしてトレードするのが良いです。
マーケットのエクスパートになればマーケットの変化に反応できるようになってトレードのタイミングを見切れるようになります。
例としてドル/円の価格を動かす 要因をあげます
ー日本の金利
ーUSの金利
ー日本経済予測
ーUS経済予測
新しいニュースが配信されると各々のトレーダーのドル/円を動かす要因の考え方に変化が起きて結果としてマーケットに売り買いの新規注文がはいってきます。
例えばUS経済が以前に比べて強くなれば買い注文が増えてドル/円は上昇します。
テクニカル分析だけで価格が動く事はありませんが、沢山のトレーダーがチャートパターンを信じていると、それはマーケットを動かします。
例えば沢山のトレーダーが10日移動平均線の上に価格があれば上昇し続けると信じていたら、買い注文が増えて結果として価格は10日移動平均線の上で上昇し続けると予測できます。
これは10日移動平均線がマーケット上昇の要因と考えるのではなく、10日移動平均線の上にある事が買い注文を増やして結果として価格を押し上げるので重要であると理解するのが正しいです。
このように売買注文量を増やす要因を理解する事がマーケットの予測につながります。
売り手と買い手のどちらに勢いがあるのかも、どのくらい上がるのか下がるのかの判断材料になります。このように他のトレーダーがニュースやチャートパターンにどのように反応するのかを理解することはトレーディング上達の秘訣です。
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何をいつトレードするかを選ぶ方法 01月11日
金融市場にある沢山のマーケットから何をトレードするかを選ぶ事はとても難しいことです。成功したトレーダーになるには取引するマーケットを絞り込んでそのマーケットの専門家にならなくてはいけません。
トレーディングで重要な事はトレード中は100%トレードに集中 する事です。損失の主な原因はトレード戦略の善し悪しよりも、そ の実行の未熟さにあります。まずは毎日同じ時間にトレードし てマーケットの動きを理解し、動きの中に潜 む一貫したパターンを見つけ出す訓練をします。マーケットの学び始 めは30分から1時間のトレーディングで十分で、スキルがついて きたらトレード時間を延ばして行きます。
まず最初にすることは誰にも邪魔されずにトレーディングに集中できる時間を 見つけることです。仕事からも家族からも自由になってトレーディングに集中できる時間を見つけます。
一旦トレードできる時間を見つけたら次はトレードするマ ーケットを選びます。異なる マーケットのボラティリティを比べてそのマーケットの動きから十 分利益を得られるかを検討します。異なるマーケットの30分の動きを比べてみると日本時間の朝方は日経225,ドル/円そして NY金が良くて、ユーロ/ドルは日本時間の夕方が良く、日本時間 の夜にはNY金とユーロ/ドルそれにドル/円が良く動きます。 その他のトレードに適したマーケットにはダウ先物、 S&P500先物そしてWTI先物などもあります。
トレードすべきマーケットを見つけたら次は儲ける事のできる戦略を 見つけます。戦略を見つける一番良い方法は過去のデータから学び、リアルタイム で動くマーケットを観察することです。マーケットにはレンジ相場と トレンド相場の二つの状態があります 。マーケットの状態が分かればトレーディングで成功する確率も高 くなります。
トレードするのにベストな時間を見つける為に一日のマーケット の状態を分析したレポートを毎日発行しています。そのレポートを 使って60%以上の確率で起こるマーケットパターン を探します。 下にあるレポートはトレードする日の一日分の分析結果を示してい ます。レポートを分析して100% 集中してトレードすべき時間を見つけます。
一旦 トレーディングする時間が決まってきたら次は色々とトレーディング戦略を試してうまくいく戦略を見つけます。それにはトレード記録をつけて戦略の良かった点、悪かった点を振り返り、改善点を見つけて戦略を改良し続けられるようにします。
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