塩坂洋一
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ロビンスカップの日本版オンライン商品先物競技会にMystery Tigerのハンドルネームにて、第1回大会では297%の運用成績で4位、第2回大会では30%で8位、第3回大会では499,84%(半年で元本は六倍、同期間の日経平均はマイナス19.3%)の収益率で優勝するなど、素晴らしい運用成績を収めた真の実力者。株式先物・商品先物トレードの傍ら、業界紙への寄稿やラジオでもマーケットコメンテーターとして活躍。豊富な実践ノウハウを有しており、現在ではポピュラーとなったシーズナル分析、限月別アノマリー分析の先駆者として有名。日本テクニカルアナリスト協会検定会員。
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『投機術・覚書』
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イメージの問題 06月25日
財務相や元行革相の先物取引会社からの政治献金問題が取り沙汰されている。
確かに財務相も元行革相の先代も業界と深い繋がりのある通産相として先物行政には
強い影響力を持った政治家である。
従って、業界サイドの有力オーナーが政治的に支援するのは不思議なことではない。
財務相は記者会見で「業界やその会社に何か便宜を図ったことは一切ない。おかしいと
言われるようなことはない。」と述べたとのことだが、その通りと想う。
もし、便宜を図っていたら、取引員廃業が相次ぐような現在の状況、日本の商品先物業界が
ここまで厳しいことにはなっていなかっただろうし、当該企業に対して過去の行政処分やら
経営交代などもなかっただろう。
政治的な「先物会社からの献金」がさも悪であるかのように報道するマスコミにより、
また先物業界のイメージが傷つけられることの方が問題だ。
多くの一般国民はイメージだけで善悪を判断するからである。
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GOLD 06月10日
世界的な大投資家のジム・ロジャーズ氏の運用動向を肌で感じる意味も合って
R1C1ファンド(確保型)を持って久しいが、取得ベースではプラスなものの
評価為替の豪ドルベースの分がマイナスとなっており、昨年のちょうど今頃、
パフォーマンスがピーク時(+70%くらいあったか?)を思えば雲泥の差である。
パフォーマンスを回復させるのは簡単なことではあるまい。
しかし、常に長期を見据えてのポジションをとっていく彼の最新の相場観によれば、
株式市場は弱気相場の中での一時的な上昇である認識を示す一方、米国経済状況に
ついては相当のインフレを伴う痛みが続くという見方のようである。
彼のように長期投資を考えた場合、我々が何かにターゲットを絞るとすれば、
インフレに強い商品群の中で投機資金の流入状況を掴みやすいゴールドが一番だ。
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修正 06月04日
このブログを見た友人から「あれ、いつもと違うんじゃないの?」と連絡を受けた。
前回貼り付けたNo327<投機眼>の>・・・「この合計値洗いが3分の1になったら全体手仕舞というような
資金管理方式を採用するのもよいアイデアだ。」のところである。
彼は「あれは、合計値洗いが3分の2になったら」あるいは「合計値洗いが3分の1減少したら」では?と。
さすがに長い付き合いだけあって、私の意図するところをよく知ってる。
実際のところ、その通りで端折って書いて気がつかなかったようだ。
もっとも、全体買いのポジション維持を「より深め」に考えておるならば、3分の1表記のままでも
別に支障はないのだが、今回の意図は上述の通りなので、ここで修正しておく。
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たまには・・・ 06月03日
直近のレポートでも貼り付けてみる。
そこそこである。
そこそこでよいのである。
Mystery Tiger コモデティーレポート 2009/06/02 No.327号
<投機眼>
現在、本欄売買指針で取り上げている東京ゴム、東京白金、東京コーン、東京金はそれぞれ買いポジションが建っており、値洗いプラスになっている。
トレイリングストップとなる各銘柄毎のストップオーダーは指針の中で個別に示しているが、別法としてこれらを一つのファンドとして見立て、6月1日夜間までの基準で各1枚ポジションとした場合、399,500円の値洗いプラスになっていることから、この合計値洗いが3分の1になったら全体手仕舞というような資金管理方式を採用するのもよいアイデアだ。
<個別銘柄売買指針> 2009/06/02〜
【東京ゴム】
6月1日11月限セツルメント171円90銭、夜間取引171円50銭。
東京株式市場が高値更新、GM経営破綻のニュースは「噂で売って事実で買い」の相場格言を地で行く値動きであり、ゴム市況には買い材料。上海・シンガポールなど海外ゴム市場も堅調。
No.325号<投機眼>及び売買指針ポジショントレード、11月限新甫投資法により、26日は11月限新甫発会をマーケットオーダーにて買い、結果は26日9時、11月限164円にて買い成立。
ストップロスは156円30銭で買い維持となっている。既に7円以上の値洗となったので、ストップオーダーを11月限一代足安値である160円00銭に引き上げて買い持続。
【東京白金】
6月1日4月限セツルメント3,731円。夜間取引3,776円。
ゴム市場同様に「噂で売って事実で買い」、GM経営破綻のニュースにも関わらず東京株式市場は高値更新、白金にも強材料。予定通り上放れてきた。
No.324 指針にて22日の夜間取引で4月限3,490円買いが成立している。
同指針で「4月28日安値3,365円と5月18日3,368円が昨年末からの4ヶ月上昇に対する一ヶ月調整局面における中段二点底の意味合いを持ってきている。」と指摘したように、トレンド判断は買いのままで変わらず。
値洗いが200円以上になったので、ストップオーダーを3,607円に引き上げて買い維持。
【東京コーン】
6月1日大引、5月限24,120円。
No.325号指針により、5月27日寄付にて5月限23,440円にて買い成立。
23,000円をストップロスに買玉持続となっている。
前号で『シカゴが底堅く、進捗率や天候要因の強気作用に加え、東京市場も値を保ちながら、徐々にではあるが売買エネルギーの源泉となる取組が増加している。』・・・
No.325号で『GW明け7日以降の先限高安は高値23,390円・安値22,140円、相場はこのレンジで推移している。海外市場の400セントは岩盤の相を呈しており、22,140円下抜けしても、20,000円割れは考え難いが23,390円上抜けすれば25,500円以上に吹き上がる素地はある。』とした
想定パターンに入ってきている。買玉持続。
ストップオーダーは23,000円のまま変更なし、25,500円以上に吹き上がった場合は一端利食い。
【東京金】
6月1日セツルメント4月限3,023円。夜間取引3,035円。
No.321号指針により、本欄では14日〜15日に2,850円で買建している。
投機資金の流入を示す指標NY金の取組増加、金ETF残高増加などの支援材料はこれまで述べて来た通り。海外金に弱材料となるドル高でも下げ圧力が働かず、強材料のドル安には素直に反応、東京金は円安による買い気とドル安時に投機資金のヘッジ先としての金買い両方の恩恵を受け、東京金は3ヶ月ぶりの3,000円大台乗せと堅調な足取りを見せている。
『NY金は1,000ドルのコールオプション取組が不気味に積みあがっており、これが燃え草となる環境がいつ訪れてもおかしくはない。』も現実化しつつある。
勿論ここは買い持続だが「売られた場合の分割買い指示値は2,820円前後として、2,762円(4月20日安値)下抜けを全ての玉のロスカットポイントにする。」については、150円以上の値洗が入ってきたので、ストップオーダーを2,911円に引き上げる。
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序でに一ヶ月前のレポートも。
小豆以外はそこそこである。
いつもシナリオそこそこに行ってくれればよいんだ。(笑)
Mystery Tiger コモデティーレポート 2009/05/01 No.319号
<投機眼>
No.317号に金相場の参入の仕方を記したが、28日安値2,767円まであり、分割買い余力がない人にとっては千載一遇一の仕掛けチャンスであった。『分割買い余力がなければ、2,800円前後を買い、2,762円(20日安値)下抜けをロスカットポイントにするというのも一法となる』
・・・つまり、損小利大の法則に照らし合わせてみたときのリスクの低さである。
<個別銘柄売買指針> 2009/05/01〜
【東京ゴム】
4月30日大引10月限164円30銭。
No.309号より【完全に買い方針に方針転換】し、No.310号指針と併せ、9月限で3月26日発会149円から3月31日寄付150円40銭まで買い成立、No.314号からリスクマネジメントとして設定した166円50銭のトレイリングストップ注文が発動した4月20日における利食い幅+16円10銭〜+17円50銭、これを担保として次の仕掛けが戦術として存在するので、その後のトレードもうまくいっている。No.317号(4月24日)の新甫10月限デイトレ指値155円30銭買い、153円70銭買い、終値158円に続き、前号No.318 号指針では『陰線2本取となる28日はオーバナイト・デイトレいずれでも、155円30銭指値買い、152円ロスカットで良い。』としたが、28日寄付154円50銭で買い成立、安値154円10銭でロスカットにかかることなく30日大引164円30銭まで上昇している。
ストップロスは30日安値一文切の158円70銭として買い維持だ。
【東京白金】
4月30日大引2月限3,501円、4月限3,503円。
東京ゴム同様に強気を張った白金の方は気崩れの様相で28日に急落、2月限21日寄付3,653円での買い、21日に買えなかった向きが24日に新規買いは3,700円以下を待つという指針は完全にあてが外れ、3,495円に設定したストップロスにあっさり引っ掛かってしまった。
前号で『ドル安と豚インフルエンザ問題で、商品市場全般の売りマインドの流れから白金も大幅安になった訳だが、こういう突発ごとがあるのが相場であり、その為に幅をとったストップ設定である。
これまでに述べてきた通り、No.298号指針からのトータル利幅+637円(+318,500円)を担保に攻める意味も繋がっている。新規参入はその点がリスクとなる。』としたが、ゴムと違ってこちらは158円〜205円のドローダウンを食った。
また、28日4月限寄付3,517円でのデイトレも高値3,548円で+31円高に止まり、前号の『本日4月限寄付から3,530円以下は+50円幅デイトレを狙える。』には及ばなかった。
こちらも3,495円でロスカット併せると22円だから、21日以降のトレードは180円〜227円のドローダウンを食ったことになり、担保の利幅+637円の約3分の1を削る結果になった。
ここは連休の谷間でもあり、一回休んで仕切り直しである。実践面ではロスカットとなり、小勢波動二段下げとなってはいるが、相場自体が上昇トレンドを終焉したかといえばそうは思わない。先限繋ぎ足で上昇幅1,756円に対して、直近の下げが667円、0.380の下げであり、これはほぼフィボナッチパラメータに合致する。
直近安値の3,365円を意識しつつ、押目買い指針の旗はまだ降ろさない。
【東京コーン】
30日、5月限20,870円。
前号では『降って涌いた豚インフルエンザ問題で穀物市場が売られたことで、相場が当初の参戦レベルに降りて来た。先限5月限を19,990円〜19,540円の箱指し注文で買い。ストップロス19,530円。』とした。指値はタッチの差(20,020円)で空振りとなったが、天候相場による買い目安としてはOKだろう。
【東京小豆】
30日大引9月限8,730円、10月限8,740円。
本欄指針では4月20日前場3節9月限8,730円で買い持ち状態。
『先限8,000円割れはない(決め打ち)から、7,990円がストップロスとして、持ってれば、これからの天候相場のどこかで利食える』というスタンスを継続中。
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