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浅川夏樹
グローバル化時代の資産運用 ハッピーリタイアメントを目指して

銀座クラブホステス、会社経営者の顔を持つ個人投資家。多彩な経験を活かし「フジサンケイ ビジネスアイ 日曜版」「日経BPオンライン」「Futures Japan」に投資コラムを連載中。著書に『ETF 世界を舞台にした金融商品で資産運用』、『グローバル化時代の資産運用』(パンローリング)、『夜の銀座の資本論』(中公新書ラクレ)、『円が元に呑み込まれる日』(実業之日本社)などがある。

News お茶屋Bar 楓 オープンしました。
主催サイト グローバル化時代の資産運用
Outlook for Tomorrow
コラムロイター“攻めの不動産投資”

浅川夏樹の「海外の気になる金融ニュース」

FT: Grim truths Obama should have told Hu

11月18日
FT: Grim truths Obama should have told Hu
オバマ大統領と胡錦涛首席が二人乗りの自転車に乗って坂道を走っているイラストです。
これまでのように米国の消費があてにできない状況から、新興国は中国の消費に期待するしかないようです。新興国通貨は対ドルでかなり上昇しており、中国のRMBは実質米ドルにペックしている状態ですので、RMBに対しても自国の通貨が上昇してしまっている状態。このままですと、新興国の輸出は打撃を受けてしまいます。


The Economic Times : High capital flow may destabilise currency, asset prices: IMF
国際通貨基金(IMF)のストラスカーン専務理事は、新興国への資金流入が急速に拡大していることで、こうした諸国の通貨や資産価格が不安定化する可能性があると指摘しています。

「「通常では資金流入は利益をもたらす一方で、急速かつ潜在的に通貨と資産価格を不安定に陥れる危険性がある。アジアの複数の国を含むエマージング(新興)諸国に資金が急速に再流入していることは、各国金融当局には対応すべき課題となっている」

「エマージング諸国にとっては資金の再流入は、今後の経済見通しに支援材料となる一方で、金融事情が通常の状態に戻ることで高リスク資産への嗜好が高まる危険性を含んでいる」

<MEMO>
新興国通貨へ投資するETF
Morgan Stanley Emerging Markets Debt (MSD)は、年初来で+52.3%、直近1年で +94.6% そろそろEXITのタイミング?


Market Watch: More bullish than any time since early 1990s
米ミューチュアルファンドのキャッシュ比率が歴史的な低水準にあります。

「米投資信託協会(ICI)の最新データによれば、9月末時点での米国内株式ファンドの現金比率(運用資産に占めるキャッシュの割合)は3.6%で、1984年から現在までの年平均の半分をわずかに下回る水準にある。現在の水準を割り込んでいたのは、過去25年間をみても一度だけだ。これは、1987年の史上最悪といわれる大暴落の前に、3.5%まで落ち込んだケースのみ」

<MEMO>
今年の8月には米MMFは3兆5500億ドルの資金が待機されていました。米株式が上昇するにつれベンチマークを下回らないためにファンドが株式を購入しているように思えます。このニュースは歴史的な下落相場が終息したという見方もできますが、ドルキャリーによる新しいバブルが形成されつつあるという解釈をします。


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JESSE'S CAFÉ AMÉRICAIN:Gold is in a bull market 金の強気相場

11月16日
JESSE'S CAFÉ AMÉRICAIN:Gold is in a bull market 金の強気相場
ドルキャリーが続く限り、金価格は上昇しそうです。目先のターゲットは1300ぐらいになるのでしょうか・・



































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CNBC: Warren Buffett Beats Bill Gross As Best Investor - Bloomberg Poll 投資家の人気ランキング バフェット氏がグロス氏を上回る/ 米ミューチュアルファンドの動向

11月14日
CNBC: Warren Buffett Beats Bill Gross As Best Investor - Bloomberg Poll 投資家の人気ランキング バフェット氏がグロス氏を上回る
世論調査によれば、バークシャハザウェイのウォーレン・バフェット氏がパシフィック・インベストメント・マネージメント(PIMCO)のビル・グロス氏を上回ったことがBloombergが実施した世論調査で明らかになった。しかしながら、回答を国別で分けた場合は、米国では「ビル・グロス氏はバフェット氏よりも高く評価」されており、バフェット氏はおもに米国以外で支持を受けているとした。ランキングは、次いでジョージ・ソロス氏、ノリエール・ルービニ氏となっている。

バフェット氏関連記事
Highlight of the Week : バフェット氏の米バーリントン買収 鉄道株は買いか?

Investment News Fidelity funds see outflows for the first time in six months
米ミューチュアルファンドの動向ですが、米大手ではキャピタルのアメリカン・ファンズが年初来で210億ドルの資金流出となっています(推定)。一方、PIMCOには10月には105億3000万ドルの資金流入、バンガードは73億ドル、JPモルガン・ファンズは37億3000万ドル、フランクリン・テンプルトンは30億7000万ドルの資金流入。

フィディリティは、年初来では171億ドルの資金流入がありますが、10月は1900万ドルの出超。最も流出が大きかったのは、旗艦ファンドであるマゼランで3億8000万ドル。


REUTERS:Hedge fund billionaire Paulson reports new Citi stake
米ヘッジファンド大手、ポールソンは、シティグループの株式を大量保有する一方、バンク・オブ・アメリカ(BOA)とゴールドマン・サックス株の保有を引き下げた。証券取引委員会(SEC)への提出書簡で明らかになった。9月末時点の保有情報を報告するSECへの書簡では、ポールソンのシティ保有は3億株となっている。第3・四半期末時点でのBOA株式は1億6000万株以下で、6月末の1億6800万株から減少している。同ファンドのゴールドマン保有株は、ゼロとなっている。3カ月前までは200万株を保有していた。ステート・ストリートも70万株保有していたが、9月末時点ではゼロになった。

<MEMO>

BOAは今年の2月20日には2.53ドル、直近の高値は19.1ドル(10/15)現在は15.98ドル。
米証券取引委員会(SEC)への提出書類によれば、米ルネッサンス・テクノロジーもBOAの株式保有を下げており、シティ株を追加しています。(BOAの保有は第2四半期には402万株から9月末時点40万4485株)

ルネッサンス・テクロジー:James Simons が率いるヘッジファンド。旗艦ファンドのメダリオンは1988年のローンチ以来、年間30%以上のリターンをコンスタントに挙げているコンビューターモデルの運用(クオンツ運用)の代表ファンドです。

相場を牽引してきた金融セクターですが、株式が下落する時は銀行株は売られるので、わたしもBOAの株は売却しよう・・

iShares Dow Jones US Broker-Dealers(IAI)も、そろそろ勢いがなくなってきたかも・・


一昨日、オークラホテルのOrchard Barに行ったら、いつもよりも人が少ない。このバーは財界人が多く、銀座のクラブ時代のお客様によく会う。理由を尋ねてみたらオバマ大統領が来日するので厳重体制とのこと。以前、もし来日中に米大統領に何かあれば、岩国、青森の基地から数分で東京に戦闘機がくると聞いたことがあるのでやや緊張しながら飲んでしまった。。。
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Bloomberg: Soros Says ‘Bloodletting’ Yet to Come for LBOs ソロス氏 LBOと商業不動産

11月09日
Bloomberg: Soros Says ‘Bloodletting’ Yet to Come for LBOs

著名な投資家、ジョージ・ソロス氏は、過去70年で最悪のリセッション(景気後退)に見舞われるなかで、レバレッジド・バイアウト(LBO)や商業用不動産市場では今後「悲惨な状態」が訪れるとの見通しを示した。

同氏は自身が生まれたブタペストでの講演で、「商業用不動産市場とレバレッジ・バイアウトでは、今後、悲惨な状況に見舞われることになる。現状の不安定要因が米国経済を引き続き圧迫し、世界経済の牽引役であった米国の消費者は、今後はその役割を果たすことはできない」と述べた。

世界の金融機関は、2007年のクレジット危機発生以来、1兆6600億ドルの不良債権を償却している。欧米経済の回復の足取りが重いなかで、ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、第4・四半期の世界の投機的格付けを持つ企業の倒産率が12.5%にまで上昇するとの見通しを示している。この倒産率は、第3・四半期に12%にまで上昇、前年の同時期は2.8%だった。

<MEMO>

社債市場はそろそろ注意が必要かもしれません。

投資適格(BBB以上)のグローバル企業の社債へ投資される
iShares iBoxx $ Invest Grade Corp Bond LQD 利回り5.37% 年初来 +8.86% / 1年 +22.9% の上昇。昨年の12月と今年の1月に購入しましたが、これから購入するにはリスクを考慮するとそろそろ利回りに魅力がなくなってきたかもしれません。

今後は、カナダドルが本格的に下落すれば商品市場も下がる傾向があるので動向に注目
CurrencyShares Canadian Dollar Trust(FXC) 1ヶ月 -1.52% /年初来 +12.69%

カナダ企業の社債 カナダドル建て カナダの銀行はサブプライムローンの損失が比較的少ないので保有中ですがカナダドルの下落が懸念材料なのでそろそろ売却かな・・
iShares CDN Corporate Bond (XCB) 年初来 +14.93% / 1年 +16.87%

株式下落でドル上昇? 株式が下落するのなら、また銀行セクターと不動産関連セクターではないだろうか・・

米不動産関連企業のショートETF
ProShares UltraShort Real Estate (SRS)年初来-79.89% / 1年 -92.3%
米金融セクターのショートETF
ProShares Short Financial(SEF)年初来-39.59% / 1年 -44.34%
欧州銀行セクターのショートETF
DJ STOXX® 600 BANKS SHORT DAILY ETF 1年 -33.09%

株式を購入するのなら、配当利回りが6%〜7%、PERは6倍程度。現在の株式の配当利回りは3%未満。
SPDR S&P500 は配当利回り 2.17%。そろそろ金価格にリンクするS&P500 ETFが登場してもいいような気がする。

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all Africa.com:Foreign Financial Services 'Eyeing SA' 元マンCEO スタンレー・フィンク氏の投資判断

11月07日

all Africa.com:Foreign Financial Services 'Eyeing SA'
インターナショナル・スタンダード・アセット・マネジメント(ISAM)の責任者、スタンレー・フィンク氏は、国外金融機関がアウトソーシングを進める傾向が強まることで、南アフリカはメリットを享受する可能性が多いにあるとの見方を示した。

フィンク氏は、世界経済フォーラムによる最新の2009-10年世界競争力調査での銀行システム部門で24位にランクされていた南アフリカが5位まで躍進した事実は、多くの諸国で信用が失墜しているなかで、同国への信頼感が高まっていることを示しているとした。

*スタンレー・フィンク氏は小規模なヘッジファンド運用会社に過ぎなかったマン・グループを運用資産790億ドルを超えるFTSE100指数採用銘柄にまで育て上げ、現在は
International Standard Asset Management の責任者。


Fink sees investment opportunities in gold
インターナショナル・スタンダード・アセット・マネジメント(ISAM)の責任者、スタンレー・フィンク氏は、金(ゴールド)やコモディティ(商品)には短期的な投資機会があるとし、長期的にはグリーン・エネルギーに魅力があるとの見方を示した。

マン・グループのCEO(最高経営責任者)を努めていた同氏は、金について「地球が生み出した究極の通貨」だと表現している。フィンク氏は、「世界の準備通貨として、金は価値が上がると考えている」と述べた。

*ISAMは、コモディティや金融先物、さらには外国為替で運用しているが、12月には金ファンドを再導入する予定。


元フィンク氏の古巣であるマン・グループ(傘下にヘッジファンド大手のマン・インベストメント社がある)は、年初来から投資家の償還で資金流出の打撃を受けたものの(2008年6月時点では、795億ドルの運用資産が2009年10月末には440億ドルまで減少)中東とアジア(主に日本だと思います)からの資金流入マイナス効果は相殺。旗艦ファンドのAHL Diversified Futures は年初来で-13%。(今年はボラティリティに負けていると思います)

最高経営責任者(CEO)のピーター・クラーク氏は、「見通しは、大きく改善している。(運用資産の)前期比の拡大ペースを予測することはできないが、今後数四半期にわたり運用資産が大きく成長すると強く確信している」と述べた。

*上半期のマンの管理手数料は、前年同期から57%減少、パフォーマンス手数料は同71%減の4700万ドル

クラーク氏は、欧州全体でヘッジファンド監視規制強化の動きについて、マンがこうした環境変化によりメリット受けるだけの体制を整えており、市場でのボラティリティにも対応可能だとした。一方で、市場が調整安局面に再び入る「リスクが極めて高い」としている。
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Millward Brown : 2009 BRANDS Top 100 Ranking ブランドランキング

11月03日

Millward Brown : 2009 BRANDS Top 100 Ranking

世界的なマーケティングで知られる
WPPグループのMillward Brown社のブランド力・ランキングです。金融セクターは大きく後退し、携帯、テクロジー関連企業が伸びています。1位はGoogleです。
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