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浅川夏樹
グローバル化時代の資産運用 ハッピーリタイアメントを目指して

銀座クラブホステス、会社経営者の顔を持つ個人投資家。多彩な経験を活かし「フジサンケイ ビジネスアイ 日曜版」「日経BPオンライン」「Futures Japan」に投資コラムを連載中。著書に『ETF 世界を舞台にした金融商品で資産運用』、『グローバル化時代の資産運用』(パンローリング)、『夜の銀座の資本論』(中公新書ラクレ)、『円が元に呑み込まれる日』(実業之日本社)などがある。

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浅川夏樹の「海外の気になる金融ニュース」

セカンド・ワインの魅力 FT: Opinion: Look beyond first growths

06月18日
FT: Opinion: Look beyond first growthsive

数多くある投資戦略の基本ルールの一つに、同じ籠に全ての生卵を一緒に入れるべきではないというものがさる。過去の統計によれば、プレミアム・ワイン価格には、大きく上昇する局面が時々に訪れる。しかし、もっとも着実なパフォーマンスは、別のグループのワインから得られる。

これまでワイン業界に30年従事してきた経験から言えることは、ワイン価格を常に動かす要因の一つは、継続的な需要に対して供給が限定的なことにある。

プレミアム・ワインだけでなく、クライアントにはセカンドワイン、サード、フォース、そしてフィフス・ワインにも注目するよう推奨している。なぜなら、こうしたワインには旧来からの投資家の資金が集っている。

全文の翻訳 PREMIUM WINE Blog



セカンド以下のパーカーポイントが高いワインは昨年よりも高くリリース







<MEMO>
記事には、結論としては、現時点で200ポンド(約2万6000円)のワインは、5年後に400ポンド(約10万円)にまで上昇すると見込まれている。

一方で、現時点で3000ポンド(約39万円)するワインは、5年後には倍の6000ポンドとなると想定される。将来、どこかの時点ではワイン1本に6000ドル支払うことが当たり前になるであろうが、着実な投資リターンを求めるのであれば、現在200ポンド程度で入手可能で、400ポンドを超えたら売却するのはいかがだろうか



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ワインのご購入・ご相談




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高級ワイン VS 株式 金 リターン比較 guadian : China's bordeaux lovers heat up France's wine industry

06月14日
guadian : China's bordeaux lovers heat up France's wine industry

昨年の投資商品のなかでは、優良ワインは、金(ゴールド)や原油、英FTSE100株式指数を上回るパフォーマンスを残している。

フランスのポイヤック地方で製造される高級ワイン、シャトー・ラトゥールのワイナリー(ぶどう畑)では、14世紀のように馬を使い畑を耕している。5大シャトーの一角であるラトゥールで、このような伝統的な手法に戻ることは、商業的な目的もある。

中国をはじめアジア勢の膨れ上がる需要に支えられ、優良ワイン価格は、大きく上昇している。一方で、生産量を拡大することはできず、ぶどう畑は限られており、しかも1年に一度しか収穫できないため、ボルドーは品質にこだわっている。

ぶどうは手摘みで、人が選別し、醸造には多くの技術が使われている。ラトゥールのワイナリーでも18カ月前に馬を再び活用するようになったのは、品質を上げるための方法の一つだ。馬を使うことで、適格に畑を耕すことが可能となり、トラクターを使うよりも土壌へのダメージが遥かに少なく、一部では100年以上も栽培されているぶどうの木に悪影響を与えることも少ないためだ。

飽くなきアジア勢の需要をバックに、世界経済が低迷しているなかでも、ワイン市場は好調だ。

2008年のリーマン・ショックで価格は大きく低下したが、優良ワインは、すぐに値を回復した。2010年のボルドー有名シャトーのワインは、株式市場だけでなく、金や原油も上回る成績を残している。

Liv-exのファイン・ワイン50指数は、2010年に57%上昇、金の35%、原油の20%、FTSE100指数の11%を超えている。中国勢は、ボトルやケース買いを仕掛けているだけでなく、ワイナリーそのものにも手を出している。今年初めには、中国国営の農業コングロマリットでグレート・ウォールのワインブランドを持つCOFCOは、ラランド・ド・ポムロールにシャトー・ド・ヴィオーのワイナリーを手に入れた。このような中国人によるワイナリー自体の購入は、今後も想定されている。

<MEMO>

S&P 500 年初来 +1.87% / 1年 +19.1% / 5年 +2.45%

TOPIX 年初来 -7.78% / 1年 -2.28% / 5年 -9.9%

SPDR Gold Trust(GLD)年初来 +7.58% / 1年 +25.44% / 5年 +19.81%

ファイン・ワインのリターン

Liv-ex Fine Wine 50 年初来 +9.4% / 1年 +31.4% / 5年 +240.6%
Liv-ex Fine Wine100 年初来 +6.7% / 1年 +21.2% / 5年 +153.8%
Liv-ex Claret Chips 年初来 +7.2% / 1年 +25.0% / 5年 +199.4%



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イスラム金融ブームの永続性 REUTERS UK : High oil prices to hand Islamic finance a temporary lifeline

06月1日
REUTERS UK : High oil prices to hand Islamic finance a temporary lifeline

原油価格が好調で推移することは、イスラム金融への興味をあらためて高めることにつながるが、通常の金融機関が提供する金融商品や競争性が高い価格設定により、現在1兆ドル規模にある同市場が長期的には幅広い支持を集める可能性は低いと見られている。

バレルあたり100ドルを超える状態が続いていることで、湾岸諸国ではオイルマネーのメリットへを享受すると見込まれている。2008年のオイルブームの波に乗り、中東地域に限定であったイスラム金融が世界的に注目されることになった。

このイスラム金融ブームの折には、信用危機やリーマンショックなども発生、シティグループやバンク・オブ・アメリカ救済など金融危機もあったことから、フランスから韓国に至るまで多くの非イスラム諸国でも、イスラム金融の可能性を探るきっかけとなった。

しかし危機的な状況を脱し、信用市場でも取引が通常化するとイスラム金融への興味は薄れて行った。各国議会では、シャリア銀行法の承認をせず、スクーク(イスラム金融法に基づく債券)発行計画が延期されることになった。

複数の銀行筋は、今回の原油価格の上昇からのイスラム金融ブーム再燃が前回のような一時的なものとなる可能性を危惧している。イスラム金融商品への注目は、イスラム教圏外では、長続きする可能性は少ないという。

ドバイ最大の銀行、エミレーツNBDのアジア太平洋地域担当責任者、ブライアン・シェガー氏は、「イスラム金融は、世界の金融を成す要素の一つではあるが、香港や韓国、あるいは日本といった地域では、成長に向けた重要な要素ではない」と説明している。

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HSBC 株式市場のセンチメント調査 asiaone business: Fund managers less upbeat on stocks: poll

06月9日
asiaone business: Fund managers less upbeat on stocks: poll

HSBCが有力運用機関13社のファンドマネージャーを対象に実施した聞き取り調査によれば、今四半期の株式市場について楽観的な見方を薄めている。

第2・四半期の株式市場について「オーバーウェート」から「ニュートラル」に引き下げたのは44%、「アンダーウェート」にまで下方修正している運用担当者は11%となっている。

前四半期には、全員が「オーバーウェート」としていた。

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マーク・モビウス氏が見る危機再来の可能性 FCCJ : Mobius says another financial crisis around the corner

05月31日
FCCJ : Mobius says another financial crisis around the corner

テンプルトン・アセット・マネジメントのマーク・モビウス氏は、金融危機が再発する可能性があるとの見方を示した。その理由は、前回の金融危機の原因が解決されていないためという。

同氏は有楽町の外国人特派員協会での講演で、「前回の危機の根本的な問題を何も解決していないため、あらたな金融危機が間近に迫っていることは確実だ。デリバティブ(金融派生商品)の規制は、どうなったのか。未だに何も出来ていない。デリバティブ市場は、いまだに拡大しているのか。まさに、成長している」と述べた。
全文を読む

<MEMO>
モビウス氏によれば、世界のデリバティブ想定元本は、世界の国内総生産合計の10倍にも相当しており、デリバティブに投下される資金が、さまざまな方向で運用されているため、ボラティリティは高くなり、株式市場が混乱することになるという。

ボラティリティリスクを分散しながらリターンを狙うのには積立投資が有効な投資戦略に思えます。

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ワイン投資 Money Observer : Surging Asian demand for tangible assets

05月27日
Money Observer : Surging Asian demand for tangible assets Vintage wine

投資適格クラスのワインへの需要は極めて高水準を維持している。Liv-exファイン・ワイン投資適格指数は、2010年に約20%上昇、今年も好調で3月単月でも3.1%上げている。

1998年に導入されいて以降、同指数は約4倍となり、ここ10年間で毎年約7%の年間リターンを挙げている。


一部の専門家は、こうした長期にわたる高いリターンは、シャトー・ラフィットに負う部分が大きいと説明している。ラフィット価格は、特に昨年、アジア勢の買いに大きく上昇していたが、今は落ち着きを取り戻している。

一方、ラフィットの落ち着きとは逆に、オーブリオンやムートン・ロートシールドなどは、今年1月単月で9%も上昇している。

オークション市場は、こうした優良ワインの動向を適格に反映している。世界最大のワイン・オークション会社、Acker Merrall & Condit は、香港での落札額がニューヨークを上回ったとしている。

中国勢の需要は、2008年から活発化した。この年、香港では、輸入酒税が撤廃されている。人民元が、米ドルや英ポンドに対して上昇していることも、ワイン需要を支える一因になっている。


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英マン決算と AHL の日本人投資家 The Telegraph : Man shares up despite profits fall

05月27日
The Telegraph : Man shares up despite profits fall

英マン・グループは、昨会計年度に3億2400万ドルの税引き前利益を上げ、前年度の5億4100万ドルから約40%の減益となったと発表した。運用資産は、昨年末の394億ドルから710億ドルに増加している。

減益のおおきな要因の一つは、AHLのパフォーマンス低迷で、日本の東北沖地震で市場が大きく変動したことも影響しており、中東諸国での政情不安にも左右された。AHLは、特に金融ツナミの影響を大きく受けており、回復した現在でもハイウォーターマークを12%下回っている。

一方で、低迷するパフォーマンスから目をそらす策も打ち出しており、日本の投資家向けに20億ドル相当のAHL販売された。


<MEMO>
低迷するパフォーマンスで海外の投資家は購入しないけれど、日本の投資家は購入していると皮肉にもとれる内容かもしれません。


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